シュートボクシングのイベントに観客への配慮を感じる。リングアナのコール省略、パンフレットに時間の記載、チケット購入時の座席指定。団体としての懐の深さ、器の大きさがあるよね【2025.4.12感想】

シュートボクシングのイベントに観客への配慮を感じる。リングアナのコール省略、パンフレットに時間の記載、チケット購入時の座席指定。団体としての懐の深さ、器の大きさがあるよね【2025.4.12感想】

2025年4月12日の「SHOOT BOXING 2025 act.2」(東京・後楽園ホール)を現地観戦してきたのは下記の通り。
 
笠原弘希vsジャック・ラーチャーノン、樋沼朝光vs伊藤要、風間大輝vs竜也、長谷川平蔵vs久留拓磨。外れなしのSHOOT BOXING 2025 act.2現地観戦。熱戦だらけで楽しかった
 
印象に残った試合の感想をあれこれ言ったわけだが、今回は興行全体について。
個人的に思ったことを申し上げていく。
 
ちなみに前回(2024年12月)の「-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024」でも似たようなことを思ったので、それを含めての感想である。
 

全試合ハズレなしのエキサイティングさ、テンポのよさ。リングアナのコール省略はなるほどですね

まず結論から言うとめちゃくちゃ楽しかった
 
全試合ハズレなし(僕の中では)のエキサイティングさはもちろん、イベント自体のテンポのよさがgood。
3分3Rルールは確かにサクサク進むのだが、それを差し置いても。
 
なぜダレる時間がないのかと疑問に思っていたところ……。
 
あ、そうか。
リングアナのコールがないんだ!! と。
 
格闘技イベント(主にボクシング)では「リングアナのコールで選手入場→リング上で戦績紹介→試合開始」がお決まりの流れだ(と思う)が、今大会ではそれがない。
入場時の呼び出しコールは場内放送のみ、両選手のリングインが終わるとすぐに試合開始となる。
 
リングアナが登場するのはタイトルマッチ(メインイベント)のみ。

おかげで22:00前終了という長時間イベントでも間延びした印象を受けなかった。
 
 
リングアナのコールをタイトルマッチ(やそれに準ずる試合)のみに限定、それ以外はバッサリ省略する。
申し上げたように観客にとってはイベントがサクサク進んで間延び感がない、選手側はメイン級と前座で棲み分けができる。
 
応援している選手の盛り上がりポイントが失われるマイナス面はあるものの、これはこれでアリだと思った。
 
クマンドーイ応援でRISE現地観戦。YURAの強さに戦慄。野性的な宇佐美秀メイソン。会心の勝利で希望を見せた那須川龍心。直後にトリンダーデに絶望する
 

パフレットに時間の記載。終了時間の目安があるとないとでは気分が全然違う

またパンフレットに時間の記載があるのもいい。

ラウンド数と入場時間をもとにだいたいの時間を載せているのだと思うが、終了時間が読めると気分が全然違ってくる。
 
パンフレットによると今回のメインは21:06開始。
タイトルマッチに出場した川上叶選手も下記の告知をしている。


上述の通り実際の終了時間は22:00少し前(15分くらい前)と若干押したわけだが、それでも目安としては十分。
イベント自体のテンポのよさも相まって最後までダラけず観戦できたことをお伝えする(長かったけど笑)。
 


 

チケット購入時の座席指定。他競技では当たり前だけど格闘技関連では珍しい?

そして、もっとも大きなプラス要素としてはチケット購入の際に座席指定ができたこと。
 
野球、サッカー、バスケ、ラグビー、ハンドボール、アイスホッケーなどなど。他競技では当たり前となっている座席指定だが、格闘技関連ではあまり目にしたことがない(たぶんプロモーションによる)。
 
その中でシュートボクシングは当然のように実施されているおかげで前回、今回と快適に観戦することができた。
 
笠原弘希vsジャック・ジャックムエタイ、吉成名高vsバックチョー・シックンナ、海人vsゲリック・ビレット。シーザー会長の健康が?
 

王者クラスがプロモーション間を自由に行き来する。来るもの拒まずの懐の深さ、器の大きさ

シュートボクシングは他団体、他競技への出場、転向に寛容で、RENAや海人、笠原兄弟、奥山貴大といった王者クラスがプロモーション間を頻繁に行き来している。
 
奥山貴大vs海飛。奥山の開始直後の右で大絶叫。でも海飛の対策がよかった。MMAファイター奥山貴大たまらん
 
また試合が立て続けに流れて宙ぶらりんだった庄司啓馬選手に声をかけるなど、選手の受け皿としても機能している(らしい)。


要するにこういう懐の深さ、器の大きさが上記の観客への配慮、利便性の向上にも繋がっているのだろうと。
 
てか、昨年末の「-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024」なんてRIZINを遥かに凌駕するごった煮イベントでしたからね笑
本筋のシュートボクシングの他に普通のグローブ、OFG、肘あり、肘なし、MMA、ムエタイ、RISEルール、KnockOutルールと尋常じゃない節操のなさw
 
この“来るもの拒まず”のスタンスはプロレス団体「GLEAT」と少し似ている(気がする)。
 
 
下記を読むとシーザー会長は早い段階から競合との差別化を意識していたっぽい。
 
「名付け親は初代タイガーマスク シーザー武志がシュートボクシング立ち上げ秘話語る」
 

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シーザータイムでONEの悪態をたっぷりとw でも、和解できてよかったね

シーザータイムキター♪───O(≧∇≦)O────♪

 
選手がいかに過酷な減量を経てリングに立っているか。
その選手を公の場で愚弄した某団体の代表は許し難い。
全面的な謝罪を受けて和解したのでこの辺にしておくが。
 
散々悪態をつきまくってから最後にちょろっとだけフォローしててワロタw
やはり一連のゴタゴタには相当頭にきていたようで。
 
なるほど。
シーザー氏の言う通りONE側から全面的な謝罪があったと。


僕はあそこまで拗れたらとことん争うか永遠にバイバイするかの二択しかないと思っていたので、両団体が和解に至ったことはちょっと意外である。


もしかしたらあの騒動で「ONEはやべえぞ」「計量がだいぶテキトー」「その割に態度だけはデカい」みたいな噂が立ったのかもしれませんね。
 
 
相変わらずリングの上り下りがキツそう。

 
ちなみに勝利した選手が試合後にシーザー氏に話を聞きに行くのは恒例なんでしょうか。

こっち側(南側)からはケツしか見えなくて割と微妙でございます笑
 

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海人の次戦発表。GLORY王者を目指しながらグレゴリアンとの対戦も視野に入れる

海人キター♪───O(≧∇≦)O────♪

 
次戦は6月22日、GLORYライト級1位エンリコ・ケールと対戦するとのこと。
今後はGLORY王者ティジャニ・ベスタティとの再戦に向けて歩みを進める意向であると。
 
ただ、将来的にはマラット・グレゴリアンとの対戦も考えている、解決方法はリング上での完全決着しかないとも発言していた。
ということは、どこかのタイミングで再びONE参戦もあるのかもしれない。
 
吉成名高vsラック、KANAvsペッディージャー、野杁正明vsタワンチャイ。全身凶器の吉成さん、“ONE仕様”に作り上げたKANAと野杁。タワンチャイにKO勝ちは本当にすげえ
 
相変わらず冗談みたいなスケスケ衣装のラウンドガール様。


以前、ボクシングの井岡一翔の試合でラウンドガールの衣装が過激すぎると話題になっていたが、なーにをほざいてやがる。
 
一回シュートボクシングを現地観戦してみろ。
目ん玉飛び出すぞ。
色々な意味で。
 
まあ、これも団体としての懐の深さなのかな? とも思うが。
 

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