サンダースvsレミュー予想。実は〇〇じゃないサンダース。間違ってWOWOWで生中継されないかな【予想・展望】

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岩塩イメージ
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2017年12月16日(日本時間17日)、カナダ・モントリオールで行われるWBO世界ミドル級タイトルマッチ。同級王者ビリー・ジョー・サンダースがデビッド・レミューの挑戦を受ける一戦である。
 
「挑発大好きサンダース君がレミューをヒラヒラかわして大差判定勝利。さすがサンダースww 予想以上にいい選手」
 
今年9月にウィリー・モンローJr.を下し、2度目の防衛を果たしたサンダースが、今回は敵地に乗り込む。
 
挑戦者のデビッド・レミューは元IBF王者で、90%近いKO率を誇る強打のファイター。
2015年にゲンナジー・ゴロフキンに敗れて王座を失ったものの、再起後はカーティス・スティーブンスやマルコス・レイジェスなどの強豪に勝利し、再びトップ戦線に浮上している。
 
 
いまだ無敗を継続中の技巧派サウスポー、サンダースか、剛腕の倒し屋レミューか。
日本の村田諒太の動向にも影響する一戦に注目である。
 
なお、この試合の勝者は次戦で前王者のダニエル・ジェイコブスとの対戦が計画されているとのこと。
 
「ベテルビエフvsコーリン感想。攻略法が見えたような見えないような…。ベテルビエフの剛腕フィジカルにコーリンが撃沈。パワーの違いが…」
 

勝敗予想はサンダースの僅差判定勝利。そして、実はビリー・ジョー・サンダースは塩じゃないということを強調しておくww

では、最初に勝敗予想から。
サンダースの僅差判定勝利。
今回はこれでいきたい。
 
まず申し上げておかなくてはならないのだが、ここ最近の僕はビリー・ジョー・サンダースのことがお気に入りであるww
前回、僕の大好きなウィリー・モンローJr.さんに完勝して以来、僕の中で軽くサンダースブーム()が起きている。
 
「トラメイン・ウィリアムズvsアレクセイ・コラド。ウィリアムズの2017年ラスト。超絶見切りのテクニシャンが登場するぞ」
 
ミドル級の大男2人が36分間お見合いをしていただけの誰得タイトルマッチ。
しかも、カネロvsゴロフキンの大一番と同日という舐め腐った日取り。
どこまで傷口に塩を塗り込めばええねん的なツッコミにもめげず、しっかりと勝ちきったサンダースを僕はかなり気に入ってしまったww
 
「ゴロフキンvsカネロ・アルバレス感想。カネロは初めてゴロフキンの突進を真正面から受け止めて負けなかった選手。まあ再戦だね」
 
それ以来、サンダースの過去の試合をせっせと漁っているのだが、その過程で一つの重大な事実に行き着いた。
対オーソドックスのサンダースは塩じゃない。
 
我ながら天変地異が起きそうなほどの大胆発言だが、これは動かしようのない事実であるww
 
 
サンダースのキャリアを見直すとわかるのだが、直近の4試合はすべてサウスポー相手である。しかもタイトルマッチの相手はアンディ・リー、アルツール・アカボフ、ウィリー・モンローJr.と、いずれも手数の少ないカウンター狙いの選手ばかり。
さらに、その前の相手はクリス・ユーバンクJr.。お互いがお互いのカウンターを警戒し合ってこう着が続いた安定のクソ試合である。
 
要は、注目度の高い試合が手数の少ない相手とのカウンター合戦ばかりだったせいで、サンダース=退屈な塩野郎という認識が定着しているのだと思う。
 
だが、ファン歴1か月半のサンダースマニアである僕はあえて言いたいww
「それは違うぞ。サンダースは手がよく出る選手だぞ」
 
右回りで動きながら絶え間なく右のリードを出し、ガードの外側から鋭角的な左を打ち込むサウスポー。
ユーバンクJr.戦以前の試合を観る限り、これが対オーソドックスのビリー・ジョー・サンダースの姿である。
 
「この試合をわからないヤツはニワカだ!! エリスランディ・ララvsガウシャのハイレベルな駆け引きの末に生まれた芸術的ボクシング」
 
アグレッシブなサンダースなんて、どこの世界の話だよって思うだろ?
でも、残念ながらそれが現実なのだよww
 
「エジディウス・カバロウスカスとかいうウェルター級の井上尚弥。リトアニアの井上キタコレww こんなに似てる選手は初めて」
 

トンデモ腕力と圧力で相手を圧倒するレミュー。真正面過ぎてちょっと微妙なところも?

対するデビッド・レミューについてだが、この選手の魅力は何と言っても凄まじい腕力。
特にアッサン・エンダムやカーティス・スティーブンスをダウンさせた左フックは、この選手の得意パンチの1つである。
 
ど真ん中の右ストレートでガードの上を叩き、外側から左フックを打ち抜く必勝パターン。これがハマれば、どんな選手でもマットに沈めるほどの破壊力を秘めている。
 
 
だが、若干気になるのがこの選手のジャブの少なさ。
 
「レイ・バルガスvsオスカル・ネグレテ予想。瀬戸際の試合ですね。レイ・バルガスが微妙な才能マンか、マジの階級No.1か」
 
確かに腕力は強いし身体全体の馬力もある。
 
ただ、それはあくまでロープを背負わせた状況で発揮されるもので、そこに至るまでの間合いの詰め方はちょっと正直過ぎる。
 
基本的にガードを上げてまっすぐ近づくだけで、あまり位置取りへの意識は感じられない。
 
「レミュー左フック一閃!! スティーブンスがスヤッスヤ。マザーの胸で安らかに眠れ。ひげ面の勇者が担架の上で十字を切る」
 
動き出しの間も大きく、2015年のゲンナジー・ゴロフキン戦ではその瞬間をことごとく狙われ、まともに近づくことすらできずにKO負けを喫している。
 
また、今回は右回りが得意でリードがよく出るサウスポー相手ということで、恐らく得意の左フックも機能しにくい。どれだけコーナーにくぎ付けにして連打に巻き込む状況を作れるかだが、なかなか難しいのではないか。
 
「井上尚弥がヨアン・ボワイヨと年末ファイト。余裕? の勝利でいけるのか? 2月の米国参戦も視野」
 

前半をしのげばサンダースのペースになると予想。最後はフラッフラでサンダースが判定で逃げ切るんじゃないの?

序盤はレミューが持ち前の馬力を活かして圧力をかけ、サンダースを追い込む。
コーナーを背負わせ、左右フックとストレートを打ち込む得意のパターンでグイグイ攻め、試合のペースを掴む。
 
だが、絶え間なく出すサンダースの右が再三レミューの顔面を捉え、徐々に突進力に陰りが見え始める。
そして、中盤でレミューの出足が完全に鈍り、サンダースの左がレミューの顔面を跳ね上げるシーンが増える。
 
「ジェイコブス大健闘!! ゴロフキンのKO記録をストップ!! でもがんばった止まりかな。倒し方は見えたけど誰ができんの?」
 
レミューもラウンド開始直後はギアを全開にして襲いかかるものの、すぐにサンダースの右で出鼻を挫かれ失速。細かい被弾を繰り返し、ペースを引き戻すことができない。
 
「田口負ける? ミラン・メリンドとの統一戦で2017年大トリ。ヤバいな田口。パワーでどこまで圧倒できるか」
 
ラスト2R。
さすがに失速を見せるサンダース。
レミューが何とか盛り返すものの、追い足がなく決め手を欠く。
両者疲労困憊のまま試合終了のゴングが鳴り、結果は2-1の僅差でサンダースの勝利。
 
「エストラーダvsシーサケット予想。全っ然わからんw わずかにエストラーダ有利? シーサケットのKOも十分ある?」
 
僕の願望がふんだんに込められてはいるが、流れとしてはだいたいこんな感じだろうか。イメージ的には、ゴロフキンvsジェイコブス戦の逆バージョンみたいな。
 
前半のレミューの突進にいかにサンダースが耐えられるか。レミューの左フックをかいくぐって右回りを徹底できるか。
要するに、レミューのフィジカルにサンダースがどの程度対抗できるかが勝負の分かれ目になるとは思うが、何とかがんばってもらいたい。
ド正面から近づくレミューと、サンダースの右リードの連打は相性がいい(希望)はずなので。
 
「アンカハスvsコンランが楽しみ。こんなロックな兄貴を観たことがないww そして、有村藍里が好きな俺もロックだろ?」
 

クッソ楽しみなサンダースvsレミュー戦。間違ってWOWOWが中継しないかな。絶対しないと思うけど

ファン歴1か月半のサンダースマニア()の僕から言わせれば、今回はサンダースにとって、絶対に勝たなくてはならない試合である。
 
次戦でダニエル・ジェイコブスの挑戦を受けることになるのか、日本の村田諒太が絡むのかはわからない。だが、最終目標がゴロフキンとの一騎打ちというのなら、レミューごときに手間取っている場合ではない。
 
「アンカハスがコンラン兄をダウンさせまくって圧勝。さすがww 微妙なジャッジをものともせずに防衛成功。SUPERFLY2参戦あるか?」
 
さっさと敵地で勝利し、自国にこもって再びホームタウンの加護を盛大に受けなければ、今後の道が拓けることはないww
次戦以降を見据える意味でも、大きな分岐点であることは間違いなさそうである。
 
「村田再戦で勝利!! 絶不調のエンダム(ヌジカム)にTKO勝ちでミドル級戴冠。疑惑の判定から因縁に終止符を打つ」
 
いやしかし。
楽しみすぐるぞサンダースvsレミューww
 
ルイス・ネリのドーピング問題や井岡一翔の王座返上など、ゴタゴタ続きでウンザリしていたところに、この癒し感満載の平和マッチはたまらないww
 
「山中がネリと再戦? やめた方がよくね? 勝てそうに見えないんだが。というより、ホントにこの試合やっちゃうんすか?」
 
そうそう。
僕はこういうのを待ってたんですよww
 
前回のウィリー・モンローJr.戦のときも申し上げたが、こういうオアシスのような試合こそが、世界平和のためには欠かせないのであるww
 
「サンダースvsウィリー・モンローJr.とかいうアラサー大男2人のお見合いが36分間続く地獄。俺がリゴンドーを嫌いな理由がコレですよww」
 
WOWOWエキサイトマッチでロマチェンコvsリゴンドー戦、尾川堅一vsテビン・ファーマー戦を中継すると聞いたが、勢い余ってこの試合もやってくれないだろうか。
 
「あれ? 気づいたら2週連続で生中継しちゃったけど、まあ、いいか」みたいな。
絶対にないとは思うけど。
 
「ロマチェンコvsリゴンドー予想。利害の一致だろ? 先行きが見えない同士の消去法マッチ。ってゴメン、ちょっと楽しみにしてるw」
 
てか、仮にサンダースが勝ったとして、次の試合がダニエル・ジェイコブスって地獄だな。
どう考えてもユーバンクJr.戦の焼き増しにしかならんと思うのだが。
せっかくこの試合で「あれ? サンダースって塩じゃないじゃん」と思わせても、結局元の木阿弥じゃねえかww
 
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