苦戦続きのラグビー日本代表。今の「超速ラグビー」をあと3年弱で成熟させる? 若手を見出す期間? 散々連呼してた「にわかファン」は置いてきぼりっすか?笑
ラグビー日本代表が11月9日(日本時間10日)にフランス代表と対戦、12-52で敗戦を喫している。
ラグビー日本代表 フランス代表とのテストマッチに完敗https://t.co/81Zr8X714z #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 10, 2024
これで2024年の戦績は9戦3勝6敗。次は日本時間16日のウルグアイ戦となる。
苦戦続きのラグビー日本代表。試合内容もあまりいいとは思えないけど…
ラグビー日本代表の苦戦が続いているわけだが。
特に直近2試合、ニュージーランドとフランスには大敗を喫しており、一部からは早くもエディー・ジョーンズ解任論が出始めている。
ただ、今の日本代表は世代交代の真っ最中でエディー本人も2027年W杯に向けた若手の発掘を明言している。
この時期に負けが込むのはある程度は仕方ない。
だが試合内容はあまりいいとは思えず。パス回しとラン、スピード重視の“超速ラグビー”を掲げてはいるが、うまくいっている感じはない。
どの試合も超速が機能するのは前半20~25分まで。
それ以降は軒並み足が止まり、流れながらパスを回す単調な攻撃に。攻撃面の疲労がディフェンスにも影響して集散や出足の遅れにつながっている。
前回のフランス戦などは走距離、パス数で上回りながらもトライ数はわずか2本。
おまけに立川理道、テビタ・タタフと中心選手に負傷者を出している。
「必死に走ってパスを回しまくって敵陣深く攻め込む→イージーミスで相手にボールを奪われる→大きく陣地を回復される」の繰り返し。
攻撃の非効率さ、成熟度の低さが目立つ試合運びである。
NZ戦の準備をするのにもう40分しかない。前半はそれができていなかった
今日の試合でのミスの中には、次のNZ戦ではもっと高くつくミスもある
これでオールブラックスに勝てるのか。日本戦後、フランス代表チーム内部の声(福本美由紀)https://t.co/r7PW1gjqA4@JRFUMedia @FranceRugby#フランス #日本代表 #rugby #ジャスラグ #JustRUGBY #ラグビー
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要はフランスにとって日本戦はニュージーランド戦に向けた準備でしかない。
ここまで舐められてるのはどうなのよ? と。
エディー・ジョーンズ再起用には反対だった。2024年の戦績も両極端だよね
そして、実を言うとこの苦戦は想定内だったりする(僕の中では)。
下記の通り僕はもともとエディー・ジョーンズの再起用には反対だった。
エディー・ジョーンズ再び日本代表HCに? エディーのラグビーは古い。世界の主流はディフェンス重視のロースコア。トレンドに即した人選をだな…
この人のスタイルは基本的にラン中心の展開ラグビー。
グランドを広く使う、スピーディなパス回し、外側のプレイヤーを走らせる等の自由度の高さが特徴である。
だが、このやり方は格下には強いが格上には通用しにくい。
2022年12月にエディーを解任したイングランドはそれ以降「別チームか?」というくらいにプレースタイルが変わり、W杯3位に食い込んだ。
また2024年の日本代表もイングランド、イタリア、フィジー、ニュージーランド、フランスにはボロ負け、カナダ、アメリカ、サモアにはボロ勝ちとめちゃくちゃ両極端。
上記の記事で「エディー・ジョーンズの点取りラグビーは古い」と申し上げているが、2024年はちらかと言えば点の取り合いがトレンドになっている。
エディーのラグビーが古いというより1周回って追い抜かれた印象である。
なお残念だったのはジョージアに23-25で競り負けたこと。ここを勝ち切っていれば流れが変わっていたかもしれない。
1試合“超速”を継続するなど不可能。あと3年で成熟するの?
そもそも論として、前半20分までのペースを1試合継続するなど不可能である。
どこかでペースを落とす、(いい意味で)サボる時間帯は絶対に必要。
ところが現状は“超速”を意識するあまり大事な局面でのポロポロ&ディフェンスの出足、集散が鈍るなど負の面ばかりが出ている。
逆にニュージーランドやフランスは試合の中でのメリハリ、ペース配分がめちゃくちゃうまい。
スピード&ランの点取りラグビーが刷り込まれている強豪国と付け焼刃の日本が同じ土俵で勝負して勝てないのは当然である。
“超速”ラグビーの成熟に時間がかかるのはその通りだが、じゃあ残り3年弱でアイツらに追いつけるの? と。
だからブリン・ガットランドはいいって言っただろw コベルコ神戸スティーラーズ2023-24シーズン振り返り。もうオフェンスに振り切る方向でええんちゃう?
SO(10番)とFB(15番)の人材不足。海外のスター選手によって日本人選手の台頭が遅れる
各所で言われるSO(10番)とFB(15番)の人材不足だが、これはもう仕方がない。
リーグワンには毎年各国のスター選手が移籍してくるが、それによって日本人選手が出番を奪われるというのは以前から言われていた。
特にSOはチームの中心的存在で、手っ取り早くチームを強くする&話題を集めるにはここにスター選手を据えるのが近道。
似たような理由でFBも育ちにくい(パスのうまさ、キック力、判断の早さ等、求められる能力がSOと似ている)のだと想像する。
当たり前だが、“助っ人”を獲得する目的は日本人選手には難しい役割を任せるため。
ラグビーで言えば器用さとキック力が必要なSO、SH、上背と身体の強さを要求されるLO等がそれに当たる。
下記の通りリーグワン2023-24年シーズンの得点ランキングは海外選手が中心。
上背とジャンプ力が必要なラインアウトのランキングに日本人選手はほぼ見当たらない。
余談だが、オフロードパスのランキングもトップは海外勢ばかり。これは日本人選手が“超速”に慣れていない証拠と言えるのではないか。
他競技も似たような状況。“これ”と思う選手と心中するしかないんじゃない?
他競技でも似たようなことが起こっている。
バスケのBリーグでは2023-24シーズンの得点ランキング1位が助っ人、
リバウンドに至ってはトップ10を海外勢に独占されている。
代表チームのセンターがニック・ファジーカスやジョシュ・ホーキンソンに頼り切りなのも“そういうこと”なのだろうと。
その他、サッカーのJリーグでも得点ランキングの1、2位は海外選手。
シュート総数は1~3位までを海外選手が独占している。
バレーボールでも2023-24シーズンの総得点ランキングは10位にようやく日本人選手が入る状況。
アタック数もほぼ同じ結果となっている。
繰り返しになるが、重要なポジションで日本人選手の台頭が遅れる→代表の人材不足が起きるのは仕方ない。
各チームの目標が国内リーグ戦の優勝である限りどうしても目先の勝利が優先される。
そう考えると、代表チームを強化するには“これ”と決めた選手と心中するしかない気がする。
2015年の五郎丸歩や2019年の松田力也のように。
そして、今がまさにその見極めをしている段階である。
と言いつつSO立川理道、FBマロ・ツイタマと「おや?」と思う起用が続いているが笑
苦戦続きでラグビー人気は大丈夫? 散々連呼してた「にわかファン」は置いてきぼりなの?
表題の通りだが、このまま苦戦続きでラグビー人気は大丈夫なのだろうか。
SNSや掲示板等では「今は我慢のとき」「本番は3年後のW杯」という意見も見られる。
ただ、世間はそんな気長には待ってくれない。
2015年、2019年のW杯は日本チームの大健闘で盛り上がり、2023年もそれなりにがんばった。
あの勢いを持続するにはやはり「代表の勝利」が必須だと思うのだが。
“若手を見出す”などと眠たいことを言っているとあっという間にそっぽを向かれてしまう。
それこそ先日のニュージーランド戦などは結果を最優先するべき試合だったはず。
てか、2019年W杯のときは散々「にわかファン」を連呼しとったじゃないっすか笑
「今の日本は強い」マニアもニワカもそうでない人も一緒に。日本がスコットランドを下し初のベスト8
その「にわかファン」を定着させる努力はせんのかいとw
今になって「あと3年は育成期間だからおとなしく待ってろ」なんて都合よすぎませんかねOK?
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エディー戦記<だからラグビーは面白い>
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