ロドリゲスvsバトラー!! この試合に注目しないとは何たることぞw 激闘必至の好カードちゃいます?【予想・展望】

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ロンドンイメージ
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2018年5月5日(日本時間6日)、英・ロンドンで行われるIBF世界バンタム級王座決定戦。同級3位エマヌエル・ロドリゲスと4位ポール・バトラーの一戦である。
 
この試合は当初ロドリゲスが前王者ライアン・バーネットに挑戦する予定だったが、バーネットが王座を返上。空位となったタイトルを4位のポール・バトラーと争うことになったもの。
 
現在17戦全勝12KOのロドリゲスはその強さから対戦を避けられることが多く、バーネットもロドリゲスの強打を警戒したとも言われている。
 
「ラッセルとかいう年1の風物詩。今回はジョセフ・ディアスとのお戯れですかww フェザー級最強の試合枯れマン」
 
その中で、果敢に2度目の王座戴冠に挑むポール・バトラー。
かつてゾラニ・テテのアッパーに沈んだものの、そこからしぶとく浮上。ついに王座獲得のチャンスを手に入れた実力者である。
 
「エマヌエル・ロドリゲスなかなかいいっすね!! ポール・バトラーを寄せつけず。井上尚弥vsペッチバンボーンだったな」
 

全然話題にもなってないけど、この試合はいいですよ。ライアン・バーネットは王座返上サンキューくらいのレベルで(言い過ぎか?)

エマヌエル・ロドリゲスvsポール・バトラー。
 
5月5日のロンドン開催。
デビッド・ヘイvsトニー・ベリュー戦の興行に組み込まれた一戦である。
 
 
ただ、ほとんどと言っていいほど注目されておらず、むしろライアン・バーネットの王座返上に話題を持っていかれているくらい。
恐らくバーネットが井上尚弥の標的と見られているせいだと思うが、もう少しこの試合にも注目が集まってもいいのにという気もする。
 
「ウシクvsガシエフ予想。WBSSクルーザー級決勝がサウジアラビアで開催。井上尚弥も次回バンタム級で出場するとか」
 
というか、このマッチメークは結構面白いと思う。
 
ポール・バトラーはゾラニ・テテに負けたとはいえ、めちゃくちゃいい選手。先日もスチュワート・ホールとの再戦を制し、そこからさらに2連勝を飾っている。
対するエマヌエル・ロドリゲスも期待の若手ということで、確かに対戦を避けられるのもわかるかな? というほど強い。
 
「井上また圧勝。ボワイヨダメだわ。アレじゃ勝てないんですよ。S・フライ級ラストマッチも楽勝。でも「物足りない」ってさ」
 
今回はどちらかと言えばロドリゲスが戴冠するための試合という位置づけらしいが、とんでもない。普通にポール・バトラーにも勝機があるのではないか。
 
カネロvsゴロフキンの再戦が消滅した今、最注目すべきはこの試合と言っても過言ではない(過言か?)。
 

アングルと距離のポール・バトラーvs左ジャブとフィジカルのロドリゲス。この組み合わせは興味深いですよ

まず以前にも申し上げたように、ポール・バトラーはアングルと距離の選手。
2017年9月のスチュワート・ホール戦でもわかるように、距離を測りつつサイドに回り込んでの連打を得意とする。
 
1発目の左に同時打ちのタイミングでカウンターを被せ、間髪入れずにサイドに回る。
そして、ガードの外から連打を浴びせ、相手の反撃姿勢が整う前にパッと離れる。
 
英国の選手で言うとリッキー・バーンズやリー・セルビー、ジェイミー・マクドネルなどと同じタイプである。
 
「リー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントン! 名勝負の予感がしますよコレは。フランプトンvsドネアなんか比じゃないほどに」
 
一方のエマヌエル・ロドリゲスについてだが、この選手はとにかく左のジャブが強い。そして前に出るフィジカルがすばらしい。
 
鉄槌のようなジャブで相手を中間距離に釘づけにし、ガードを上げてガンガン前に出る。
相手にロープを背負わせ、ボディ、右ストレートでねじ伏せるスタイル。
 
「比嘉大吾が9RTKO負け。体重超過で王座剥奪、連続KOも途切れる。てか、新王者ロサレスすげえいい選手」
 
その反面動きがやや直線的で、サイドへ回りこまれた際に置いてきぼりを食う傾向がある。
また、中間距離ではパワフルさを見せるが、そこから1歩内側に入られるとちょっと厳しい。自分のリーチを使い切れず、窮屈そうな動きを見せる。
 
フィジカル重視のパワフルなファイターというか、イメージとしてはミドル級のジャーマル・チャーロとちょっと似ている(気がする)。
 
「チャーロvsセンテノ予想。センテノに圧勝すればミドル級のチャーロ兄の疑いが晴れるかな? そしてゴロフキン戦の実現を…」
 

勝敗予想はロドリゲスの12RKO勝利。ロドリゲスにとって、バトラーは相性的には決してよくない。サイドに回られて置いていかれる可能性が高い

今回の勝敗予想だが、ロドリゲスの12RKO勝利でいきたい。
 
そして、恐らく判定になった場合はポール・バトラーの勝利。もしくは、ロドリゲスが勝つにしてもギリギリの僅差になると予想している。
 
まあ「予想している」などと偉そうに言っているが、要するに自信がない。たったの3行でこれだけの予防線を張っている時点でバレバレなのだがww
 
「おおお…ハードがララに勝ちやがった! いい試合だったな。両方がんばった。ちょっとロマvsリゴ戦ぽくもあったかな」
 
とりあえず言えるのは、ロドリゲスにとってポール・バトラーは決して相性のいい相手ではないということ。
 
ジャブは強烈だが単発気味で、なおかつ動きがやや直線的なロドリゲス。
 
「ドグボエすげえな。マグダレノに圧勝やんけ。強フィジカルのカウンターでKO勝利。井上尚弥のラスボス交代か?」
 
これに対し、バトラーは1発目のリードにカウンターを被せ、連打を出しながらサイドに回り込むスタイル。得意の距離感で安全圏をキープし、なるべく相手のパンチが届かない位置からヒットを重ねる選手である。
 
「田中恒成ええじゃないですか! バルドナドを9RTKOで下し、フライ級初戦を飾る。木村翔戦は…全然わからん」
 
試合の流れとしては、エロール・スペンスvsケル・ブルック戦やジャーマル・チャーロvsジュリアン・ウィリアムス戦などと同じ。
ブルックやウィリアムスが相手のリードに同時打ちのカウンターを被せて手を出しにくくさせ、ガードの外から軽いヒットを浴びせ、ペースを握った試合。
何となくだが、ああいう感じになるのではないかと予想している。
 
そして、強烈なリードを得意とするフィジカルモンスターの攻略法としては、最適な作戦に思える。
 
「スペンスがピーターソンを圧倒してギブアップ防衛。ボコボコやねピーターソン。スペンスは階級アップした方がよくね?」
 

でも、ロドリゲスが勝つ気がするよ。結局スピード&パワーでねじ伏せちゃうんじゃないの? バトラーに勝ってほしいけど

ただ何度も言うように、このスタイルは疲れる。めちゃくちゃ疲れる。
 
パワー不足のジュリアン・ウィリアムスは中盤でチャーロの圧力に屈していたし、ウェルター級屈指のフィジカルを持つケル・ブルックでさえ、エロール・スペンスを抑え込むことができずにKO負けを喫した。
 
「小原佳太2RKO負けでWBO-AP王座陥落。ラガンベイとダブルノックダウンで立ち上がれず。でも「まさか」ではないかな」
 
またスチュワート・ホール戦でのポール・バトラーも終盤は明らかな疲れが見え、ホールの前進を持て余すシーンが目立っていた。
 
「ポール・バトラーがスチュアート・ホールを当て逃げで下す。そうそう、井上尚弥相手にこれをできるヤツを探してんのよ」
 
そう考えると、やはり最後はエマヌエル・ロドリゲスが勝つのではないか。
 
1Rから全力で動き続けなくてはならないバトラーに対し、ロドリゲスはフィジカルの優位性、1発の威力などをチラつかせて追いかけるだけ。
体力の消耗には雲泥の差があり、バトラーは中盤〜終盤で必ず失速するはず。
 
「ドネアvsフランプトンやっとオワタ(^▽^)/ 退屈過ぎて観てるのがしんどかった試合。いろいろキツい」
 
そこにロドリゲスのパンチがヒットすれば間違いなく効く。疲労が一気に噴き出し、そのままKO負けというパターンも普通にあり得る気がする。
 
そして、
「やっぱりスピード&パワーは至上だよね」
「フィジカルの優位性はすべてに勝るよね」
などと、お決まりのセリフを(僕が)吐く結末である。
 
「ジョシュアがパーカーを子ども扱い。パーカーはがんばったけどやっぱり2m無双。結局こうなっちゃうんだよな」
 
とはいえ、本音を言うと今回はポール・バトラーに勝ってもらいたい
間違いなく厳しい試合になるし、仮にバトラーが勝つにしても判定は確実。試合後はボロボロの状態だと思う。
それでもフィジカルモンスターを相手に、このタイプが当て逃げで完走する姿を観てみたい。
 
「ブローナーvsバルガスが熱かった。まさかブローナーの試合でこんなにテンションが上がるとはw 会場が殺伐としたんだって」
 
なぜなら打倒井上尚弥の最善策がこれだと思っているから。
バンタム級で苦戦する井上尚弥を観てみたいから。
 
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