力石政法vsエドゥアルド・ヌニェス。ヌニェスが連打と圧力で力石を圧倒。効かされてもすぐに持ち直す。もう少し消耗戦になると思ったけど。インターバル中の表情が“普通”すぎて…【2025.5.28現地観戦感想】

力石政法vsエドゥアルド・ヌニェス。ヌニェスが連打と圧力で力石を圧倒。効かされてもすぐに持ち直す。もう少し消耗戦になると思ったけど。インターバル中の表情が“普通”すぎて…【2025.5.28現地観戦感想】

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先日申し上げた通り2025年5月28日に神奈川県・横浜BUNTAIで開催された「NTTドコモ Presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」を現地観戦してきたわけだが。
 
前回の武居由樹vsユッタポン・トンデイ戦に続いて今回はセミファイナルのIBF世界S・フェザー級王座決定戦、力石政法vsエドゥアルド・ヌニェス戦について。
 
武居由樹vsユッタポン・トンデイ。あっという間に終わったのでユッタポンの強さがわからないw 武居は右がまだ本調子じゃないかもしれないね。そしてLeminoの熱量の低さよ
 
世界戦を組むことすら難しいと言われる階級で力石政法が28勝28KOのヌニェスと対戦する。
しかも日本開催ということで、これは現地観戦せなアカン!! と。
個人的にメインの武居vsユッタポン以上にこの試合を楽しみにしていたことをお伝えする。
 
そして結果は3-0(115-113、116-112、117-111)の判定でヌニェスが勝利。空位の王座戴冠に成功している。


 

初めて見るリングアナ。妙にハイテンション&早口でONE Championshipのドミニク・ラウっぽくもあり

まずこの試合(とメイン)でリングアナを務めたのは初めて見る人。

妙にテンションが高く早口。
ちょっとONE Championshipのドミニク・ラウっぽさもありつつ。
 
今回もジミー・レノンの「ニホンノボクシングファンノミナサマ、コンバンハ」だと思っていたのでこれはちょっと意外だった。
 
なお、僕はああいうハイテンションは嫌いじゃない笑
 

大所帯でゾロゾロ入場するアレが超ダサい。曲が流れてすぐ姿を見せたヌニェスを見て気持ちがそっちに

最初に青コーナーの力石政法が入場。

 
と思ったらゾロゾロと取り巻きがついてきやがった。

 
力石本人はとっくにリングインしているのにちっとも終わらねえ笑

 
この大名行列は大橋興行では恒例? だが、はっきり言ってダサい
以前はラウンドが始まるごとに「〇〇ラウーンド!!」と声を揃えて叫んだりもしていた。
 
僕はもともと身内連中が同じTシャツを着ているだけでも「うわぁ……」と思ってしまう人間なので、こういう大所帯の部活ノリは見るに絶えないレベルでキツかった。
 
亀田和毅vsアンジェロ・レオ。和毅は肉薄したけど最後の一歩がデカい。元祖亀田家スタイル(親父のボクシング)がフェザー級王者にも通用したのは感動したよ
 
続いて赤コーナー、エドゥアルド・ヌニェスの入場。

こちらは曲が流れてすぐに姿を現した上に人数も最小限。
この時点で僕の気持ちはヌニェス応援に傾いたことをお伝えする笑
 
エディ・ハーンは生でもやっぱりデカいw

 


ちなみにメインでもゾロゾロ出てきたのだが、こちらは1RKOで終わってしまったためにユッタポンを応援する暇がなかった笑

 

ヌニェスが強かった。マイケル・マグネッシ戦と似た展開を予想してたけど

試合の感想だが、いや〜、ヌニェスが強かったっすね。
 
この試合は2024年3月のマイケル・マグネッシ戦のような消耗戦になる、途中から打ち合いに突入すると予想していたが、実際は打ち合いというより力石が追い回される展開。
消耗戦には違いないものの、両者の力の差は大きかった。
 
力石政法vsエドアルド・ヌニェス。明らかにサウスポーが得意そうなヌニェスとど根性でマグネッシにKO勝ちした力石。また消耗戦になりそうだけど
 
ただ、序盤3Rまでは力石がうまく立ちまわっていたのも確か。
エドゥアルド・ヌニェスはマグネッシと同じ連打型のファイターだが、実は横の動きが得意ではない。
力石がサイドに逃げても“カクッ”と方向転換して追いかけてきたマグネッシに対してヌニェスはやや反応が遅れる。
勢い余ってロープに寄りかかったり、大きく空振りしたりと持て余す傾向が見られた。
 
絶えずサイドに動いて正面を外す。
ヌニェスの空振りを誘ってカウンターをヒット→すぐに離れる。
試合としてはつまらないが、勝ちに徹するという意味ではアリだったのではないか。
 


 

序盤のアウトボクシングをキープできる雰囲気はなく。4Rに捕まって以降は追い回される流れに

だが、力石があのまま最後までさばき切る雰囲気はまったくなく。
 
ヌニェスは横の動きに苦労しつつも左ボディを引っ掛けたりジャブをガードの間から通したりと力石の足を止めるためのアクションを繰り返す。


 
それが功を奏したか、4Rに入ると両者の距離が詰まる。
そして、徐々に逃げ切れなくなった力石が足を止めて打ち合うシーンが目立ち始める。
 
開始直後は比較的高い位置で構えていた力石だが、中盤からは頭を下げて足を踏ん張る姿勢を強いられる。
ヌニェスの上下の打ち分けと圧力をしのぎ切れずにあっさりと危険地帯に入られてしまう。
 
その局面でもジャブで突き放す、入り際にアッパーを狙う等ができればよかったのだが、連打と圧力に耐えるので精いっぱいで攻撃まで手が回らなかった印象である。
 
 
左右のボディ、顔面にも左右のパンチが満遍なく飛んでくる。


 
時おり力石が効かせるシーンもあったが、ヌニェスはすぐに回復して再び前に出てくる。


 
マグネッシ戦では打たれながらも的確な1発を返して終盤の大逆転につなげたが、今回は逆転が起きる気配はほぼなし。僕は希望ありきで力石の11RKOと予想したが、11Rの力石はむしろペースダウンしていた。
 
力石政法vsマイケル・マグネッシ。すっげえ二番底。あそこで出力が上がるのはとんでもない。途中までは完全に負け試合だったのに
 
正直、4Rに正面を捉えられた時点で7、8割詰みだったのかもしれない。
 

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力の差がありましたね。インターバル中の“普通”すぎる表情が憎たらしい笑

相手を逃さないポジション取り、上下の打ち分け、それを12R継続できるスタミナ。
力石はここぞの局面で発揮する底力が持ち味だが、今回はそれも通用せず。
 
インターバル中、セコンドの指示を聞くヌニェスが憎たらしいくらいに普通の顔をしていたのが印象的。ヌニェスの表情がスクリーンで抜かれるたびに「なんつー余裕の顔しとんねん」とツッコミを入れていたことをお伝えする笑
 
逆に力石は終盤にいくにつれてしんどそうで、10Rなどは「手を出さないと止められるぞ」と思ったほど。
 
 
 
判定を聞いて喜びを爆発させるヌニェス。

 
やっぱりデカいエディ・ハーン。

 
うん、ナイスファイト。
マジで強かったしファイトスタイルもおもしろい。
入場のカッコよさを含めて僕はこの選手が気に入った笑

「自分は日本が大好き。また日本に戻ってきて試合がしたい」

「【ボクシング】力石政法破ったヌニェス「夢」母国で待つ婚約者に捧げる悲願の世界ベルトに笑顔」
 
おう、また日本に来ようぜ笑
尾川堅一との防衛戦とかどうよ?(適当)
 
尾川堅一がメルチョール・ロダに5R終了TKO勝ち。足を止めて重心を下げる意識だって。WBOのトップ戦線(ナバレッテ、スアレス、マグサヨ)に絡めるといいね
 
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