パナソニックインパルスvs富士通フロンティアーズ現地観戦。まさか富士通が負けるとは…。Xリーグがまたレベルアップした? 助っ人のゴリ押し戦術はもう通用しない【2025.1.3RICE BOWL感想】

パナソニックインパルスvs富士通フロンティアーズ現地観戦。まさか富士通が負けるとは…。Xリーグがまたレベルアップした? 助っ人のゴリ押し戦術はもう通用しない【2025.1.3RICE BOWL感想】

2025年1月3日に東京ドームで開催されたアメリカンフットボール日本選手権ライスボウル、パナソニックインパルスvs富士通フロンティアーズ戦を現地観戦してきました。

 
結果は34-27でパナソニックが勝利。4年連続同じ顔合わせ、3連敗中だった富士通を撃破したパナソニックが悲願の日本一を達成しております。


毎年正月に現地観戦しているライスボウル。
ですが、去年はタイミングが合わずに足を運べませんでした。
今年は必ず行こうと心に決めており(笑)、早い段階からチケットを購入した次第です。
 
 
なお年末年始はスポーツ観戦を詰め込みまくったせいでめちゃくちゃ忙しかったです笑
12.26にシュートボクシング、12.29にアイスホッケー、12.30にノックアウト、12.31にボクシング、1.1にプロレス。で、1.3にアメフト。
その間に飲み会が入ったりと目が回るスケジュール。さすがに後悔しました笑
 
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去年のGWも似たようなことをやって「こんなことは2度とやらない」と心に誓ったのですが……。
よさげなイベントを漁っているうちにとんでもないことになっておりました笑
 
とにかく風邪をひかないように、体調を崩さないように。
電車の中でヤバい咳をしている人がたくさんいてピリピリしましたね。
 
のんびりするはずの年末年始なのになぜこんなに気を張ってるんだと。
我ながら意味不明でございます。
 

ギリギリの到着だったためにすぐに選手入場が…

この日は割とギリギリの到着だったために着席後すぐに選手入場が始まりました。


 
両チームのリーダー陣? がグランド中央で向き合います。

 
パナソニック側のチアリーダーさんたちのキレッキレのダンス(パナソニック側に座った)。

 
(僕が)バタバタして落ち着かない中での試合開始となりました。
 

まさか富士通が負けるとは…。何だかんだで王者の強さを見せつけると思ってました

上述の通り試合は34-27でパナソニックインパルスが勝利。
3Qまでに10点差をつけられたパナソニックが4Qにタッチダウン3本、21点を挙げて逆転しています。
4Qの11分すぎに14点差がついた時点でパナソニックの勝利は固いと思いましたが、いや〜、すごい試合でしたね。まさか富士通が負けるとは。
 
毎年接戦になる両チームですが、何だかんだで富士通が負ける姿は想像がつかず。
今年も結局富士通が底力を見せると勝手に予想していたのですが……。
 
実力伯仲同士なのでどちらが勝っても不思議ではないはずが、富士通の敗戦になぜか「おおう、マジか」となっております笑
 
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日本のアメフトがまたレベルアップしたかな。助っ人選手に引っ張られてリーグ全体が底上げされる

試合を観て思ったのが、またさらにレベルが上がったなと。
 
各チームが強力な海外選手を加入させることでチーム力アップを図り、学生との対戦が意味をなさなくなった。
同時にXリーグの日本人選手の実力も底上げされ、2024年1月のドリームジャパンボウルでは史上初めて? アイビーリーグ選抜に勝利しています。
 
助っ人選手たちに引っ張られてリーグ全体がレベルアップするというのはよくある現象ですが、Xリーグに関してはそれがちょうどいい塩梅でした。
 
あまりに実力がかけ離れていると勝負にならないどころか壊される危険すら伴う。
要は「今のままでは敵わないけどがんばればどうにかなる」という匙加減が重要。そのレベルの助っ人が多数加入したことで数年かけてリーグ全体が底上げされたと想像します。
 
 
僕が観始めたころのライスボウルはQBとWRに助っ人を配置しひたすら外を走らせるゲーム。正確なパスと走力でぶち抜く戦術が中心でした。
なのでオフェンス側はQBとWR、ディフェンス側は前線のDLにゴツい助っ人を連れてくるのが通例となっていました。
 
そこから1、2年が経過するとリーグ全体がWRのランに対応し始めます。
ロングパスを出しているだけではタッチダウンが取れなくなり、今度はRBの縦突進と外のランの使い分けによる組み立てが主流になります。
僕が観た前々回、2023年1月のライスボウルがまさにそんな感じでした。
 
ライスボウル2023が最高だった件。富士通がパナソニックに逆転勝利。第3Qのパスに感動した。へえ〜、今はRB無双が主流なんだね
 
ところが年明け1月のドリームジャパンボウルではその戦術を読まれてRBの突進をことごとく止められたことを覚えています。
 

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RBの縦突進も機能しない。日本一を取るにはより高度な戦術が必要になるのかも?

で、今回のライスボウルではRBの縦突進がいまいち機能しなくなっていました。
2年前の富士通は敵陣に入ると攻撃権4回のうち最初の2回はRBの縦突進のゴリ押し、3回目でようやく外勝負、もしくは再度縦突進の二択という戦術でした。
 
ですが、今年のライスボウルではこの縦突進でゲインできないケースが目立ちます。
もちろんパナソニックも同様で、敵陣に入ってもなかなか決め手を作れません。
 
その証拠に2Qから3Qにかけて両チーム合わせて4本のフィールドゴールが決まっています。
 
リーグ下位との差はまだまだ大きいのだと思いますが、ライスボウルに関してはまったく別。日本の頂点を決める試合に勝つにはより高度な戦術が必要になるのかもしれません。
 
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今後はフィールドゴールの重要性が増しそう。容易にタッチダウンができない中で4回目の攻撃をどうするか

僕の勝手な印象ですが、今後のXリーグではフィールドゴールやタッチダウン後のゴールが重要になりそう。
 
申し上げたようにリーグ全体のレベルが上がったことで助っ人選手のゴリ押しだけでは勝つのが難しくなりました。
レギュラーシーズンでは大丈夫でもベスト4以上になると厳しいのではないか。
 
なので、今後はある程度得点を刻む必要に迫られる(はず)。
簡単にタッチダウンが取れない中で4回目の攻撃をどうするか。
精度の高いフィールドゴールを蹴れるチームが優位に立つと予想します。
 
 
おもしろいっすよね。
直近4年のライスボウルの結果を見ると、
 
2022年1月はフィールドゴール2本(1Q最初と4Q最後)。
2023年1月はフィールドゴール1本。
2024年1月はフィールドゴール2本。
2025年1月はフィールドゴール4本。
 
年々フィールドゴールの重要性が高まっている感じ。
 
去年などは16-10とロースコアの接戦で、パナソニックがどこかでフィールドゴールを決めていれば試合の流れが変わっていたかもしれません。
 


 

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今年もライスボウル楽しかった。やっぱりアメフトはおもしろい

勝利監督インタビュー。

 
MVPに選ばれたパナソニックのQB荒木優也選手。

 
表彰式でございます。

 
両チームともチアリーダーのお姉さんはキレッキレでした。


極論、選手よりも運動量あるんじゃねえか? とすら(毎回言ってる)。
 
 
ハーフタイムショーではアイナ・ジ・エンドなる人が登場しました。


すみません。
僕はこの人を知らなかったんですが、歌うまいの?
音程がまあまあ怪しかった気がするんですが……。
 
 
 
うん、今年も楽しかったですね。
試合としてよかっただけでなくリーグ全体の成長を感じられたのもgood。
 
やっぱりアメフトはおもしろいっす(ライスボウルばっかり観てるけど笑)。
 

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