OZAWAは丸藤正道の身体能力と鈴木みのるのメンタルを兼ね備える男。NOAHのダークヒーロー誕生の瞬間。清宮海斗がブーイングを浴びる逆転現象【2025.1.1現地観戦感想】

OZAWAは丸藤正道の身体能力と鈴木みのるのメンタルを兼ね備える男。NOAHのダークヒーロー誕生の瞬間。清宮海斗がブーイングを浴びる逆転現象【2025.1.1現地観戦感想】

2025年1月1日に東京・日本武道館で開催された「ABEMA presents NOAH “THE NEW YEAR” 2025」を現地観戦してきました。

 
お目当てはセミファイナル(ダブルメインイベント①)の佐々木憂流迦vs中邑真輔戦
2023年元旦のグレート・ムタvs中邑真輔戦を観てプロレスへの思いを強くした佐々木憂流迦が2年後にその中邑と対峙する。
作られた筋書きとはいえ、ドラマチックな展開に「おお!!」となりました。
 
と言いつつ現地観戦をかなり迷ったのも事実。
実は2024年1月2日の飯伏幸太vs丸藤正道戦の悪夢をいまだに引きずっていて、大物を呼んで話題を作るNOAHのやり方が正しいとは思えずにいまいた。
 
最低だった丸藤正道vs飯伏幸太。最高だった拳王vs征矢学。最初からおかしかった飯伏。カミゴェのトロさに哀しくなった。NOAH “THE NEW YEAR” 2024現地観戦感想
 
ただ、中邑真輔はWWEでも大成功している選手。
7月に現地観戦したWWE日本公演はとんでもなく素晴らしかった。
 
WWE日本公演現地観戦。中邑真輔、AJスタイルズ、コーディ・ローデスの三大スター揃い踏み。でもスポーツイベントとしては微妙。過剰な交通規制の意味あった?
 
そう考えると、さすがに飯伏の地獄を繰り返すとは思えない……。
 
などとモヤモヤしている最中に下記を見つけ、

うん、これは行くしかない笑
 
サンキュー、ライガー。
がんばれ憂流迦。
 
我ながらチョロいヤツだなと思いながらもチケットを購入した次第です。
 

元旦NOAH最高だった。見どころ満載の試合ばかりでめちゃくちゃ楽しい

結論から申し上げると最高でした
 
プロレス最高。
NOAH最高。
 
もう、たまらんすね。
期待通りというか期待以上。
 
最初から最後までご機嫌で過ごせたことをお伝えします。
 
 
まあまあいい年齢なのに(いい意味で)三下感が抜けないタダスケ。

 
ダンプ松本キタ〜♪───O(≧∇≦)O────♪

 
同じくいい歳こいて三下感たっぷりのYO-HEY。

 
潮崎豪は調子が悪そうでしたね。

身体つきもどことなくボテっとして。
 
 
全日本プロレス退団後も各所でバイプレイヤーとして活躍する石川修司。

実は僕はこの人が好きです。
 
 
最初で最後? の兄弟シングルマッチ。

 
拳王の想い人はKENTAでした。

 
KENTA以外では中嶋勝彦かも? とも言われており、僕も勝彦のNOAH再上陸を期待していたことをお伝えします。
 
あ、でも試合はめちゃくちゃおもしろかったです。


 
Eitavsダガの癖強マッチ。

 
征矢学vsマサ北宮は予想通りというか、誰もが期待した通りの肉弾戦となりました。

 
「史上最大のX」ことモリス。

確かに凄まじい迫力で一挙手一投足に「おお〜」となるんですが、ちょっと使いどころが難しいですよね。
周りと体格差がありすぎて「デカい」以外の見せ場を作りにくい
 
いつまでNOAHに参戦するのかは不明ですが、対戦する側も工夫を要しそうな選手です。
 

佐々木憂流迦vs中邑真輔戦はクッソ微妙。この試合がメインだったらシャレになってなかった

そしていよいよお待ちかねのセミファイナル、佐々木憂流迦vs中邑真輔戦でございます。
 
感想としてはクッソ微妙でした
 
仮にこの試合がメインだったらシャレになっていない。
去年の悪夢の再現とまでは言いませんが、決して成功ではない。
後日「マッチメイクが安直すぎた」「結局大物で耳目を集めるやり方はダメだね」と後ろ向きの意見が噴出したと想像します。
 
GLEATはイベントが長すぎる。ド平日の22:00終了はキツいって。ベストバウトの石川修司vs愛鷹力、GLEAT所属発表の石田凱士、田村ハヤトの防衛成功
 
理由はやはり実力差が大きかったかなと。
序盤から中邑真輔のバッチバチの攻撃に憂流迦は押されっぱなしでなかなか見せ場を作れません。
髪が長い&sいちいち下を向いてしまうせいでやられている最中にの表情すらわからない。


 
背中に組みついたりコーナーからのジャンプをドロップキックで撃墜したりと「お!!」というシーンもありましたが、全体を通して見れば完敗、何もできずに終わったとしか言いようがない。
 
何となくですが、2024年3月の中嶋勝彦vs安斉勇馬戦を思い出しました。
 
全日本プロレス現地観戦。中嶋勝彦が九分九厘優勢ながらも安齊勇馬に敗北。これで全日離脱かな? AEW移籍もありだと思う
 
あの試合はまさかの安斉勝利で“キョトン”となりましたが、今回は順当に中邑真輔が勝っただけまだよかったですね笑
 
 
憂流迦本人も「何も通用しなかった」と言っているように早すぎる対戦だったのかもしれません。


てか、入場時からちょっと嫌な予感はしてたんですよ。
「マスク+和風」という丸かぶりっぷりに「あ、これはおかしいぞ?」と笑


後から入場する中邑真輔が多少気を利かせてもよかったかもしれませんね(知らんけど)。
 

丸藤正道の身体能力と鈴木みのるのメンタルを兼ね備えたOZAWA。PVの時点で「こいつは違うぞ」と

ラストはメインイベントのGHCヘビー級タイトルマッチ、清宮海斗vsOZAWA戦です。
 
この試合はすごかった。
マジですごかった。
 
各所で言われているようにNOAHのダークヒーローが誕生したかもしれません。
表題の通りですが、僕の中でのOZAWAは丸藤正道の身体能力と鈴木みのるのメンタルを兼ね備えた男です。
 
 
入場から雰囲気がヤヴァいw

 
「こいつはやるんじゃねえか?」感がビンビン伝わってきます。

 
対する王者清宮海斗はいつも通り。

 
コーナーに登って「おりゃー」もいつも通り。

 
おお、ゾロゾロおる笑

 
不敵すぎるだろw

 
何というか、PVの時点で期待感が高まりましたよね。
清宮海斗の掲げた所信表明? を「小学生が3秒で考えたような」とこき下ろしたのを聞いて「こいつは違うぞ」と笑
短いセンテンスにセンスが溢れまくっていて一気に興味をひかれました。
 
あと「清宮はキャバクラでタバコを吸った」「彼女と同棲してる」あたりの暴露は言いがかりすぎて笑いましたw
 

団体の顔であるはずの清宮がブーイングを浴びる逆転現象。ウインドミルで会場を虜に

OZAWAワールドに引き込まれたのは僕だけではなかったようで、割と早い段階から会場の空気もOZAWA寄りに。
 
王者+団体の顔になりつつある清宮が何かアクションを起こすたびにブーイングを浴びるという。
しかもそれが異様な感じではなくごく自然にそうなっていたのが。
 
2024年1月2日のマイクをジェイク・リーにダメ出しされ、拳王にいじられまくって1年かけてキャラを確立した清宮がポッと出のOZAWAに役者の違いを見せつけられる状況。
まさにプロレスでございます笑
 


 
 
このウインドミルで会場を虜にしましたよね。


 
松葉杖を使ったりとOZAWAが反則をしても会場は寛容ですが、

 
清宮がグーで殴った際は容赦ないブーイングが飛びます笑

 
金的からの

 
シャイニングウィザード。

この時間帯の清宮は完全にヒール堕ちしておりましたw
 

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NOAHのダークヒーロー誕生の瞬間。武藤ポーズには痺れたよ笑

そして「こいつは本物や」と確信したのがコレ。
リング中央で苦しむ清宮に対し、OZAWAはコーナーで謎の動きを繰り返します。
 
清宮がシャイニングウィザードに行く直前の動作を誇張して表現しつつ、

 
武藤敬司のウルフパックポーズも取り入れる。

 
たまらないっすよね。
武藤ポーズを織り交ぜることでシャイニングウィザードを継承した清宮をこき下ろし、グレートムタに触発されてプロレス参戦を決めたものの、大一番でやらかした佐々木憂流迦への皮肉にもなっている。

 
ナチュラルにあれが出てくるメンタルに僕は鈴木みのると似たものを感じました。
 
鈴木みのる「やっぱりノアはクソ弱えな!」。拳王「この空間をノアの日常にしてやる」。プロレスはすごい。プロレスラーは最高にカッコいい
 
で、とどめのReal Rebel。


これは間違いなく丸藤正道に匹敵する身体能力。
 
とんでもない逸材が登場するとともに去年の悪夢をすべて払拭できたのではないでしょうか。



 

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さっそく新たな動きが。大和田侑の造反には驚いた

なお元旦の(僕の)余韻が冷めないうちに翌日の新宿FACEでさっそく動きがあったとのこと。
 
拳王と対戦したKENTAが今度は拳王のピンチを救いに登場する。


さらに大和田侑がOZAWAのTEAM 2000Xに加入、清宮に反旗を翻したと。


おおう、マジか。
KENTAのNOAH継続参戦は「まあそうだろうな」でしたが、大和田侑のムーブはまったくの予想外。
しかも清宮に反旗を翻すということは拳王とも敵対することになるわけで。
 
年末に拳王のYouTubeでわちゃわちゃやっていたのを観たばかりだったのでかなり驚きました笑
 
 
まあでも、大和田侑も拳王のバーターのままでいるわけにはいかないですよね。間違いなく才能はある選手だし、どこかで独り立ちするタイミングは来る。それがKENTAと拳王が再開した今だったのかもしれません。
 
若干急ぎすぎな気もしますが、団体としてはOZAWAの旬を逃したくないのもある? のかな?
 
拳王と清宮のいざこざが終わって大岩陵平も新日に帰還した。
 
清宮海斗vs大岩陵平凄まじいもん観た。佐々木憂流迦vsワグナーJr.の空中戦もよかったし、最高の1日でした
 
次のドラマを作るためには早急にALL REBELLIONの対抗馬を見つける必要がある。
そのためにも大和田侑の造反は必須だったと。
 
恐らく一番の原因は潮崎豪のTEAM NOAHがびっくりするくらい跳ねなかったことだと思いますが笑
あいつらさえしっかりしていればここまで急がなくてもストーリーは作れたはずなのに。
 
いつかの丸藤正道のコメント「ああ、あのNOAHのTシャツ着てる人たちね」には笑わせてもらいました。
 

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