ニック・ボールがTJ・ドヘニーを10RTKO。感情むき出しの両者。ずっとギスギスしてて新鮮だった。ドヘニーは相変わらずうまかったけど最後はボールの馬力を抑えきれず【結果・感想】

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2025年3月15日(日本時間16日)に英・リバプールで行われたWBA世界フェザー級タイトルマッチ。同級王者ニック・ボールに元S・バンタム級王者TJ・ドヘニーが挑戦し、10R終了TKOでニック・ボールが勝利。2度目の防衛に成功している。
井上尚弥のフェザー級での標的ニック・ボールが10回終了TKO勝利…井上にTKO負けのドヘニーを圧倒https://t.co/ZAK8MXk66m
— スポーツ報知 (@SportsHochi) March 15, 2025
井上尚弥のターゲットとして名前が挙がるニック・ボールと、日本で井上に挑戦したTJ・ドヘニーの一戦。
ドヘニーを当て馬のように使うやり方は好きではないが、試合自体はぼちぼち楽しみにしていた。
寺地拳四朗vsユーリ阿久井政悟現地観戦。ユーリの作戦遂行能力と足が動かない拳四朗。拳四朗は過去一出来が悪かった気が。12Rの逆転劇は被弾の仕方の違いが出たのかも? とオモタ
Leminoのボクシング中継が有料になるらしい。それはいいけどLeminoを使う理由がないんですよね…
まず余談だが、井上尚弥の試合を中継するLeminoが次回から有料配信に切り替えるとのこと。
【ボクシング】ダブル世界戦で「Lemino BOXING」初の有料生配信 井上尚弥の今後の試合も有料化方針https://t.co/HWjKxm7bGP#ボクシング…
— サンスポ (@SANSPOCOM) March 17, 2025
いや~、これはどうなんでしょうか。
いずれこうなるだろうとは思っていたが、正直ボクシング以外にLeminoを使う理由がないんですよね……。
一時期入会していたときもあまりに使わなすぎて解約したし。
ボクシングの世界戦があるたびに入会→解約のループがダルい。マジでダルい。
で、上記の報道を受けて久しぶりにコンテンツを眺めてみたところ、
・映画、ドラマ、アニメ等→U-NEXTでいい
・ボクシング以外のスポーツ→DAZNでいい
・バラエティ→AbemaTVでいい
・韓流→興味ない
・浦安D-Rocks全試合中継→は!?
「やっぱりLeminoいらねえなぁ」と思いながら漁っているうちに出てきた激シブなコンテンツ。
まさかの浦安D-Rocks全試合中継とは笑
一時期AbemaTVが横浜DeNAベイスターズのホームゲームを中継していたが、それにしても浦安D-Rocksオンリーはシブい。
せめてリーグワン全試合中継があれば継続的な入会も考えるのだが。
力石政法vsエドアルド・ヌニェス。明らかにサウスポーが得意そうなヌニェスとど根性でマグネッシにKO勝ちした力石。また消耗戦になりそうだけど
めちゃくちゃギスギスしてて新鮮だった。アイルランドとイギリス(イングランド?)のややこしい関係が影響してるんだろうね
余談が長くなったが試合の感想を。
まず、ここまでギスギスした試合は久しぶり。
計量での小競り合いからドヘニーの露骨なヘッドロック、ゴング後のニック・ボールのタイキック、それを必要以上に痛がるドヘニー、などなど。
両者が憎しみの感情を隠そうともしない大荒れな試合だった。
ドヘニーはこれまでにも好戦的な態度を見せることがあったが、今回は輪をかけて激しい。
対するニック・ボールもそれを真正面から受けて立つ。
要するにアレはアイルランドとイギリス(イングランド?)の仲の悪さが影響しているのだろうと。
僕は歴史に詳しい方ではないが、背景には両国? のややこしい歴史があるのかな? と想像している。
TJ・ドヘニーがジャフェスリー・ラミドを1RKO。最高かよドヘニー。驚きすぎてテンションがおかしいw 大橋プロモーションの思惑をぶっ壊したのも爽快だった
小柄な連打型のニック・ボール。でも距離を詰めるバリエーションが若干乏しい?
王者ニック・ボールは小柄な連打型のファイター。
持ち味の連打を出すには接近戦に持ち込む必要があるが、距離を詰めるバリエーションがやや少ない。
ガードを上げてGo→左を出しながら近づき右のオーバーハンドを浴びせるのが基本の流れ。身体の強さ、馬力に依存している印象である。
そのため動き出しにカウンターを合わせられて出足を挫かれるシーンが目立つ。
特に2024年3月のレイモンド・フォード戦ではサウスポーのフォード相手にお見合いの時間が長くなり、自分の間合いを作るのに苦労していた。
そして今回のドヘニーも同じサウスポー&前手のジャブに関してはフォードよりも多彩である。
フィジカルやスタミナはニック・ボールが上。
ただ、ドヘニーには井上尚弥と差し合い勝負ができるくらいのうまさがある。
どこかの段階でボールがねじ伏せるとは思うが、それがいつになるか。もしくはドヘニーがヌルヌルと誤魔化しながら粘るのか。
漠然とした展望はこんな感じである。
TJ・ドヘニーがすごかった。警戒心MAXの井上尚弥から6R中2R奪取はとんでもない。差し合い、駆け引き勝負で食い下がる姿に感動したぞ
ドヘニーは相変わらず多彩。相手がフッと気を抜いた瞬間を狙うのがうまいよね
感想としては「まあ、こんなもんかなぁ」と。
井上戦でもそうだったが、ドヘニーは相手のわずかな隙をつくのがうまい。
ボールがひと休みした瞬間、遠間で対峙している最中にフッと気を抜いた一瞬を狙ってスパッと右を打ち込む。
呼吸を読むというか、単純なスペック数値には表れないうまさ。この辺は相変わらずのドヘニーだった。
またニック・ボールがサウスポー相手だとお見合いが長くなるのも相変わらず。
踏み込みのタイミングを探っている間にジャブを被弾、中に入る瞬間にカウンターを合わせられる。
さらに今回はドヘニーのアッパーがよく機能していた。
角度的にサウスポーの左アッパーがボールのガードの間を通りやすくボディ、顔面を何度も捉える。
で、ボールの意識が下に向いたところで今度は顔面に右フック。
動きが直線的なボールの正面を外しつつ上下に打ち分ける&時おり全力のラッシュを浴びせる作戦はかなりよかった(と思う)。
オラスクアガvs京口紘人。京口のうまさ、老獪さが荒削りなオラスクアガを翻弄。途中からアウトボクシングに切り替えたのは驚いた。判定については…
ボールの圧力を抑えきれず決壊。もう少し(レフェリーが)早く止めてもよかったような…
だがボールの圧力、突進を止めるためにドヘニーは相当無理をしていた。
序盤こそ憎しみの感情も相まってオラオラでいけたものの、あのペースで最後までもつわけがない。
案の定、5Rあたりから動きが落ちる→ボールの連打に捕まるシーンが増え始める。
それでも何とか粘りを見せていたがラウンドを重ねるごとにどんどん足が止まる。9Rに入るとサイドに動くことすら難しい状態に。
結局10Rでギブアップを申し出たわけだが、正直少し早くレフェリーが止めてもよかったのではないか。
体力、ダメージともに厳しくハラハラしたことをお伝えする。
ボールvs井上尚弥はボールの踏み込みが井上のバックステップに追いつくか? が見どころかなぁ
上述の通り10R終了TKOで勝利したニック・ボールだが、相手がサウスポーだったことを加味するとvs井上尚弥がどうなるか何とも言えない。
オーソドックス相手のボールは躊躇なく懐に飛び込む上に左の大振りも機能する。
井上が相手でも近場で連打を浴びせるパターンに持ち込む可能性は高いのではないか。
要はボールの踏み込みが井上のバックステップに追いつけるかかなぁと。
2024年10月のロニー・リオス戦ではカウンターを合わせにきたリオスの右腕をふっ飛ばして中に入ったが、井上相手にそれができれば。
井上尚弥の対戦予定の相手をひと通り眺めてみた。アラン・ピカソ、アフマダリエフ、ニック・ボール。全員いい選手だしおもしろそう。王座を保持したまま階級アップするなら3つは返上してほしいけどね
ちなみに「井上がアウトボクシングに徹すれば」という意見もあるが、いや、それをやったらダメでしょ笑
こんなこと↓を言い放ったヤツがポイントで逃げ切るなど許されるわけがない。
井上尚弥、挑戦者・グッドマンのドヘニー戦『さえない』表現に「ぜひ熱い試合をしてもらいたい」【ボクシング】#井上尚弥#グッドマン#ドヘニー戦#ボクシングhttps://t.co/rqZg4mzIi5
— 中日スポーツ (@chuspo) October 24, 2024
井上には階級上の相手だろうが真正面から打ち合って倒しにいく義務がある。
それ以前に「やられたらやり返さないと気が済まない」井上の性格を考えればアウトボクシングを選択するはずがない(と思う)。
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