ムザラネvs坂本予想。ムザラネってめちゃくちゃいい選手だからな。坂本真宏は湯船も洗濯機もないホテルで節制・鍛錬【予想・展望】
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2018年12月31日、中国マカオで行われるIBF世界フライ級タイトルマッチ。同級王者モルティ・ムザラネに同級14位坂本真宏が挑戦する一戦である。
「ムザラネすごかったな。坂本真宏もがんばったけど、ちょっと差があったか。激闘で片方の顔面が崩壊していく超現象」
マカオでのトリプル世界戦が近づいている。
王者モルティ・ムザラネは38戦36勝2敗24KOの戦績を誇る王者。現WBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテに勝利し、全盛期のノニト・ドネアに肉薄した強打のベテランである。
対する挑戦者坂本真宏は、現在13勝1敗9KOの27歳。
2016年には元WBO王者木村翔に0-2の判定で敗れたものの、最終ラウンドまで一進一退の激戦を繰り広げている。
下馬評では王者有利と言われる中、アップセットを起こせるかに注目が集まる。
「ウォーリントン圧勝! フランプトンを終始コントロールして初防衛成功。うん、思った以上にウォーリントンがすごかった」
なお、坂本陣営は海外での世界戦のために資金集めが難航し、現地では節約を強いられているとのこと。
宿泊するホテルはシャワーのみで洗濯機もなく、日々の生活にも苦労する厳しい環境。
だが、本人は「試合ができる幸せを感じている」とコメントするなど、節制生活を王座獲得のための苦労だと前向きにとらえている。
坂本 王者獲得で節約生活脱出だ、資金集め苦労も前向き― スポニチ Sponichi Annex 格闘技 https://t.co/Xw3OxGpumW
— スポニチアネックス (@sponichiannex) 2018年12月27日
苦労の先に成功がある。明確な目標を設定し、そこに近づく努力をしてこそ人生は輝く
「艱難汝を玉にす」
苦しいこと、辛いことを乗り越える過程で人格が磨かれ、いずれは立派な人間になれるという意味のことわざである。
近年、辛いことを避けて楽な道を選ぶ若者が増加し、その傾向に警笛を鳴らす意味合いで用いられる。同様の意味で、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という言葉もある。
「エキサイトマッチ総集編2108の感想&自分的に度肝を抜かれた試合ベスト3を発表していく。第1位は思い入れの強かったあの試合」
人生は楽しい方がいい。
楽に生きられればそれに越したことはない。
飽食の時代と呼ばれる昨今、確かにそういう考えの方が主流なのかもしれない。
だが、本当にそれでいいのか。
目標も持たず、日々を漫然と過ごす。
二度と戻らない時間、たった一度の人生を無駄に消費する人生に悔いはないと自信を持って言えるだろうか。
どんな人間にも必ず寿命は訪れる。
この先何年生きられるかはわからないが、最期の時を迎える際に「いい人生だった」と笑って言える人がどれだけいるのか。
後悔はしたくないと思っていても、実際に後悔せずに人生の幕を閉じることができる人はどれだけいるのだろうか。
「鈴木悟サイコーだぜww ベストボディ・ジャパンプロレス第3戦 in 新宿FACE」
ひょっとしたら、理想の人生なんて存在しないのかもしれない。
後悔を重ねることこそが人生なのかもしれない。
それでも、理想に近づく努力はできる。
自分の追い求める場所を見据え、そこにたどり着くために日々を過ごす。
大きな成功ではないのかもしれない。
だが、苦しみを乗り越え、その先にあるものは決して無駄じゃない。
つまり「艱難汝を玉にす」。
これこそが真に自分の生きる道。
今回の勝負とはまったく関係ないけどな。
というより、普段と違う場所で試合をするのだから、個人的には宿泊環境くらいはストレスのないものにした方がいいと思うのだが。
まあ、本人と陣営が納得しているのであれば、部外者がガタガタ言うことでもないけどね。
あ、ホテルの話ね。
申し訳ないが、坂本真宏という選手をまったく知らない。むしろモルティ・ムザラネの試合が楽しみなんですよ僕は
前置きが長くなったが、ようやく本題に。
まず、僕は挑戦者の坂本真宏という選手をまったく知らない。
試合を観たことがないどころか、申し訳ないことにこれまで名前すらも聞いたことがなかった。
2016年に元王者の木村翔と大激戦を繰り広げたとのことだが、実際の試合がどんな感じだったのかもまったくわからず。
過去の記事を読み漁ると、近場で勝負するファイターなのかな? という印象だが、情報らしい情報がまるで見当たらない。
「そして伝説()へ…。 田中恒成が木村翔に判定勝利で最速3階級制覇。至近距離での打撃戦と駆け引きがすごかった」
だったらなぜ「予想するぜ」とか言ってんの? 坂本を知らないんでしょ? という話なのだが、答えはめちゃくちゃ単純。
モルティ・ムザラネの試合が楽しみだから。
最初に申し上げた通り、モルティ・ムザラネは現バンタム級王者のゾラニ・テテをKOし、全盛期のノニト・ドネアともいい勝負をするほどの強豪である。
1982年生まれのベテランではあるが、前戦では無敗のムハマド・ワシームとの王座決定戦を制するなど、依然として衰えは見せていない。
日本ではほぼ無名だが、以前にもちょろっと触れたように個人的にはマジでいい選手だと思っている。
当日は井岡一翔vsドニー・ニエテスと京口紘人vsヘッキー・ブドラーの2試合がO.A.されるらしいが、正直、京口vsブドラー戦は何となく流れが思い浮かぶ。なので、僕はどちらかと言うと坂本vsムザラネの試合を中継してほしいと勝手なことを考えている。
いや、知名度的に難しいのは承知しているのだが。
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が大みそかに戻ってくる。日本人初の4階級制覇を刮目せよw ニエテスとマカオで決定戦」
だって、マジでいい選手なんだぜモルティ・ムザラネ。
後日でもいいので、何とかテレビ放送してくれねえかな。
強靭なフィジカルと折れないハート。得意の左フックでテテをKOし、ワシームの前進を寸断する
ガードを上げてジリジリ近づき、身体を振りながらプレッシャーをかける。
相手のパンチを最小限のパリングとガードで芯を外し、射程内まで距離を詰める。
そして、左を起点にして攻撃開始。
コンパクトな左右のパンチをボディ、顔面に連打で打ち分ける。
相手が出てくれば、すぐさまガードを固めて攻撃をいなし、自分のターンを待つ。
打ち終わりを狙って打ち込む左フックのカウンターを得意とし、2010年にはこのパンチでゾラニ・テテをマットに沈めている。また、前回のワシーム戦でもこのパンチが要所で機能し、ワシームの流れをそのつど寸断していた。
「テテがアロイヤンに快勝! テテがよかったよね。この対応力は予想してなかった。何をIQ高い感じ出してんだよお前ww」
持ち前の身体の強さと根気よさ。
強靭なフィジカルと折れないハートを持ち合わせたファイター。
これがモルティ・ムザラネという選手の個人的な印象である。
打たれ強さはもちろんだが、スタイル的に年齢やコンディションの影響を受けにくいのが長く第一線でやれている理由かなとも思う。
同じファイターでも村田諒太よりは手数が多く、ゲンナジー・ゴロフキンやロマゴンほどの万能感はない。
何となくのイメージとしては強化版リボリオ・ソリスというのがしっくりくるのだが、どうだろうか。
「嗚呼ゴロフキンww マーティロスヤンがんばったけどな。ゴロフキンの衰え? あると思います」
勝敗予想はムザラネの判定勝利。坂本真宏が勝機を見出すには正面衝突で下がらないことかな? 意外と可能性あるんじゃないの?
そして、今回の試合で坂本真宏が勝利するには、とにかく下がらないことだと思う。
申し上げたように、恐らく坂本という選手は近場での勝負が得意なファイタータイプ。
ムザラネとは間違いなく噛み合うし、試合は頭をつけての打ち合いがメインになるのではないか。
「井上拓真vs ペッチ・CPフレッシュマート予想。セミファイナル出陣で「井上の弟」から卒業だぜ。って、拳四朗じゃなかったんかw」
前回のムザラネvsワシーム戦を観直してみると、後半になればなるほどムザラネがワシームに押し込まれるシーンが目立っていた。
ワシームの回転力と突進を受け止めきれず、後退させられたところにさらに連打を浴びる。
衰えはないとは言ったが、スタミナ的な部分では若干下降線に入っているのかもしれない。
なので、坂本真宏が勝機を見出すには、どれだけ後半の体力勝負に持ち込めるか。正面衝突で下がらずじっくりムザラネの体力を削れるかかなと。
基本的にムザラネは前に出てなんぼのスタイルなので、攻略するにはそれをさせないことが一番だと思う。
「伊藤雅雪完勝。シュプラコフが想像以上に想定内だったな。工夫は見られたけど、全局面でスペックが物足りず」
しかも、坂本真宏はかつて木村翔とも真正面から渡り合った経験を持つ。
あのフルスイングに怯まないメンタルとフィジカルがあるなら、今回もそこそこ可能性があるんじゃないの? 割とガチで
いや、知らんけど。
「カネロのボディでロッキー・フィールディング堕ちる。って、久々の「◯◯とは何だったのか?」案件きたな」
一応勝敗予想はムザラネの判定勝利にしておくが、坂本真宏のKO勝ちにも少しだけ期待している。
リング中央のもみ合いでムザラネを押し込み、焦って強引に腕を振り回してきたところに下がりながらの左フック。これがカウンターでヒットし、豪快にダウンを喫するムザラネ。
仰向けで大の字になるムザラネを坂本真宏が悠然と見下ろし、レフェリーが試合を止める。
みたいな。
もう一度言うけど、何でもいいからこの試合をテレビ放送してもらいたい。
モルティ・ムザラネってマジでいい選手だから。
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