三浦隆司vsベルチェルト予想。やることは一つ。ボンバーレフトを叩き込む。以上。ベルチェルトは相当厳しいけどガンガレ三浦【展望】
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2017年7月15日(日本時間16日)、米・カリフォルニア州で行われるWBC世界S・フェザー級タイトルマッチ。王者ミゲール・ベルチェルトに同級1位の三浦隆司が挑む一戦である。
両者は2017年1月にも同一興行に出場しており、ベルチェルトはフランシスコ・バルガス、三浦はミゲル・ローマンにそれぞれKO勝利を収めている。
「三浦隆司が花山薫パンチでミゲール・ローマンを撃墜!! デラホーヤが早くも「年間最高試合」に認定するほどの打撃戦を制する」
どんな屈強な相手でもなぎ倒す三浦の“ボンバーレフト”か、無敗のバルガスを圧倒したベルチェルトの高速の連打か。
大注目の一戦である。
「ベルチェルトに三浦隆司完敗……。対策されてたなぁ。何もさせてもらえなかったなぁ。そして、ベルチェルトはよく走りきったなぁ」
なおこの試合は通称“番狂わせの館”と呼ばれるザ・フォーラムで行われ、アンダーカードには内山高志を2度敗ったジェスレル・コラレスの防衛戦も組み込まれている。
「ガンボアvsカステリャノス感想。ガンボアの身体がデカ過ぎてアレだった」
- 1. ボンバー三浦のタイトルマッチが迫る。亀海喜寛vsミゲール・コット戦に次ぐ一大イベントだぞ
- 2. 三浦がやることはただ一つ。前に出て左を叩き込む。どこに行っても誰が相手でもこれだけ
- 3. ベルチェルトが実行する作戦は2通り? 1つ目は前戦のバルガス戦同様、手数で圧倒するスタイル
- 4. 2つ目は距離をとってのアウトボクシング。この選手本来のスタイルかな。でも三浦にもチャンスがありそう。2012年vsオリバー・フローレス戦が参考になるかな
- 5. 三浦の右ガードの低さは致命傷になる? ガードの外側から左を被弾しまくって、最後はカウンターというパターンは厳しいね
- 6. 勝敗予想は三浦の9RKO。厳しい試合になると思うし、マジで予想がつかないが
ボンバー三浦のタイトルマッチが迫る。亀海喜寛vsミゲール・コット戦に次ぐ一大イベントだぞ
“ボンバーレフト”三浦隆司の一戦が近づいている。
相手は今年1月にフランシスコ・バルガスを11RTKOで敗ったミゲール・ベルチェルト。
バルガスは三浦が2015年に敗北を喫した選手でもあり、再戦を強く望んでいたが叶わず。
とはいえ、そのバルガスに黒星をつけたベルチェルトも十分な強豪であり、タイトルマッチの相手としてまったく不足はない。
「ベルチェルト勝っちゃったw バルガスを流血ストップで王座奪還!! 三浦vsベルチェルト最高じゃねえか」
むしろバルガスを圧倒したあのスピードは、三浦にとってやっかい極まりない。
あれだけのハンドスピードと足の速さを持ち合わせた選手にも三浦の左は通用するのか。
そして、今やアメリカでも知られつつある激闘型の三浦は、さらなる知名度とファイトマネーを手にすることができるのか。
2017年8月に行われる亀海喜寛vsミゲール・コット戦に次ぐ、日本ボクシングにとっての一大イベントである。
「亀海がコットをダウンさせる未来が見えた。亀海の大の字KO勝利以外あり得ない。やる前からわかる」
三浦がやることはただ一つ。前に出て左を叩き込む。どこに行っても誰が相手でもこれだけ
三浦隆司vsミゲール・ベルチェルト。
オスカー・デラホーヤお気に入りの三浦が挑む大注目のタイトルマッチだが、正直、僕にはどうなるかがよくわからない。
普通にベルチェルトがスピード差を活かして翻弄しそうな気もするし、三浦が左で吹っ飛ばしそうな感じもする。
もちろん三浦に勝ってもらいたいが、マジで予想がつかない。
とりあえずわかっているのは、三浦がやることはいつもと変わらないこと。
身体を振って前に出て、左を叩き込む。
以上。
「ウォードが再戦に完勝!! コバレフがキャリア初のKO負けでリベンジ失敗。仕方ないね。ちょっと差があり過ぎた」
足を使って〜とか、ガードを上げて〜などとイキる必要はいっさいない。
観客やプロモーターに期待されているのも前戦のような豪快なKOだし、実際にベルチェルトに通用しそうなのもアレだけである。
恐らくベルチェルトはキャリアの中で一番スピードのある相手だが、その相手にもボンバーレフトは当たるのか。三浦のあのスタイルはどんな相手だろうとお構いなしなのか。
三浦隆司という選手の天才ぶりがどこまでなのかを計るには、まさしく絶好の相手といえる。
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ベルチェルトが実行する作戦は2通り? 1つ目は前戦のバルガス戦同様、手数で圧倒するスタイル
ベルチェルトに関してだが、考えられる作戦としては2通りあるかなと思っている。
まず1つ目は、前戦のバルガス戦のように連打を浴びせまくるスタイル。
相手よりも先に手を出し、相手よりも長く打ち続ける。
得意の左を中心に、ハンドスピードを活かして手数で圧倒する作戦である。
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自分の身体を投げ出すような長いストレートでバルガスの踏み込みをストップし、至近距離で多彩な左をボディと顔面に打ち込む。
手数とスピードで煽りまくり、バルガスを無理やり自分の土俵に引きずり込んだ上で勝利したスタイルはさすがのひと言である。
しかも、あれだけ打ち続けても終盤まで落ちない体力。あんな自分の命を削るようなスタイルをいつまで続けるつもりなのかは知らんが、あの試合のベルチェルトはとにかくすごかった。
そして、あのスタイルをそのまま持ち込まれた場合、三浦はちょっと厳しい。
スピードもガードもバルガスよりも劣る三浦にとって、あそこまでの手数で煽られたら手の打ちようがない。
だが、三浦がサウスポーであることを考えると、必ずしもそうはならないような気がする。
バルガス戦を観直してみると、ベルチェルトの連打はほとんどが左を起点にスタートしている。
何度か右のストレートでバルガスをグラつかせているが、その前に必ず左を見せてから右のパワーショットを打ち込んでいる。しかも、その後にすぐ左の連打を浴びせてペースを逃さない。
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果たしてサウスポーの三浦にもあれだけ左を連打できるのか。距離感もクソもなく、アドレナリン全開のスピード地獄に引き込むことが可能なのか。
しかも、バルガス戦を含めた過去の試合を観ると、この選手はガードの間から左フックを被弾するシーンが目立つ。
もしベルチェルトの連打が前回ほどではなく、三浦が被弾を気にせず前に出ることができれば十分チャンスはあるように思えるのだが、どうだろうか。
まあ、ベルチェルトがサウスポー対策をバッチリしてきたら……あきらめましょう。
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2つ目は距離をとってのアウトボクシング。この選手本来のスタイルかな。でも三浦にもチャンスがありそう。2012年vsオリバー・フローレス戦が参考になるかな
ベルチェルトの2つ目の作戦として考えられるのは、足を使って動き回るスタイル。
距離をとって左右に動き、遠い位置から長いリーチを活かした左を打ち込む。
1発左が入ればそこから高速のワンツーを浴びせ、すぐに離れる。
相手が出てくればその分だけ後退し、相手の射程内で対峙しないことを意識する。
そして、パンチのスピード差で手を出させなくさせ、最後は左のカウンターで倒す。
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この選手の本来のスタイルというか、過去の試合で実行していた作戦である。
だが、ステップ自体は非常に不安定で、突進力のある相手にはあっさりと正面に立たれることが多い。
またガードも甘さが目立ち、危ないタイミングでカウンターを被弾する場面も見られる。
イメージ的には、村田諒太に勝利したアッサン・エンダムやフェリックス・ベルデホのような感じだろうか。あれだけ左を連打できる点はちょっと違うが。
「村田vsエンダム感想。疑惑の判定負け? 素人がプロに口出すな。やったことがないヤツが語るな」
もしベルチェルトがこのスタイルを選択した場合、実は三浦にとってチャンスではないかと思う。
一番参考になりそうなのが2012年のオリバー・フローレス戦。
2015年末に内山高志に悶絶ボディでKOされた選手だが、タイプ的には三浦とちょっと似ている。
「内山がフローレスを粉砕!! 誰がゴリラをリングに上げていいって言ったよww 悶絶ボディ一発で3R衝撃のTKO勝利」
この選手とベルチェルトの試合を観直すと、サウスポーのフローレスに四苦八苦している様子がうかがえる。
フローレスの右で得意の左と出足を止められ、いきなり打ち込む右も届かない。
無理やり前に出ても、右、左の連打をあっさりと防がれ、打ち終わりに左を返される。
そして大きく踏み込んでの左が危険なタイミングで顔面をかすめる。
あっさりと正面に立たれる不安定さに加え、慣れないサウスポーを持て余す様子がはっきりとわかる試合である。
「絶望の帝里木下。アンカハスに手も足も出ずにKO負け。完敗でしたね。ぐうの音も出ないほどの一方的な試合」
三浦はフローレスよりも上半身の柔軟性は劣るが、フローレスよりもはるかに突進力がある。このときのベルチェルトが相手なら、普通に倒せるのではないか。
三浦の前進を受け流そうと後退するベルチェルト。その顔面に、ガードの間からボンバーレフトをズドン。何となくだが、試合のどこかでそんなシーンが観られるような気がする。
「井上尚弥に勝てる選手? バンタム級で誰が井上尚弥を倒せるか、どうすれば勝てるかを妄想してみる」
三浦の右ガードの低さは致命傷になる? ガードの外側から左を被弾しまくって、最後はカウンターというパターンは厳しいね
懸念材料としては、やはり三浦のガードの甘さだろうか。
天才的な左の当て勘を持つ三浦だが、その反面ガードはグダグダである。今さら指摘する必要もないが。
特に右のガードの低さは目立つところであり、このレベルになるとそれが致命傷になりかねない。
2015年のバルガス戦でも、効かされたパンチは右ストレート。だが、その前に外側からの左で顔面ががら空きになり、そこを思いっきり右で打ち抜かれている。
「三浦vsバルガス壮絶決着!! 最強挑戦者フランシスコ・バルガスに三浦隆司がTKOで敗れて王座陥落!!」
しかもフローレス戦のベルチェルトは、2Rからは相手の右に回り込みながら左を出す作戦に切り替えている。
フローレスの右に回り込み、ガードの外側から左で側頭部を捉える。
死角からの連打でフローレスの前進を受け流し、最後は強引に前に出てきたところに得意のカウンターを浴びせてKO勝利。
正直、三浦対策としては完璧に思える。
不安定とは言いながらも、あれだけ動けるベルチェルト。
その選手が逃げに徹した場合、三浦はついていけるのか。右側に回り込まれた状況で、すばやく方向転換して必殺の左を打ち込むことが可能なのか。右のボディで相手の進行方向を塞ぐことができるのか。
何とも言えないところである。
勝敗予想は三浦の9RKO。厳しい試合になると思うし、マジで予想がつかないが
今回の勝敗予想だが、思いきって三浦の9RKO勝利でいきたい。
形勢は決していいとは思えないし、むしろ厳しい。だが、それでも可能性はあるということで。
とりあえず、どちらに転ぶにしても激闘を期待したい。
三浦が勝つならKOな気がするが、勝っても負けてもKOという結末を希望する。
「村田諒太再戦? 次戦? 何がしたいんだ問題。やっぱり計算高いよなこの人。自分が他人からどう見られるかのケアが半端じゃねえ」
前戦でベルチェルトが覚醒したのか、それともアレは対バルガス戦用の緊急措置なのか。
もしベルチェルトが完全に覚醒していたのなら、序盤でのKO負けもあり得るのか?
予想がつかない試合で、マジで楽しみである。
一番最悪なのはベルチェルトがアウトボクサー方面に覚醒していた場合だろうか。
持久走で12R走り回ってポイントアウトされるというのが、想定できる中でもっともつまらない展開である。
「ガルシアvsサーマン感想!! 才能の塊キース・サーマンがパワーでダニー・ガルシアを置き去りにする。まあそうなるよな」
とにかくガンガレ三浦。
もし勝利すれば、内山も現役続行を決意するかもしれないしね。
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