三浦仁選手はいいっすね。てか、エカテリンブルク日露対抗戦おもしろかったww 金子大樹ロシアで散る【結果・感想】
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2017年7月9日(日本時間10日)にロシア・エカテリンブルクで日露対抗格闘技興行が行われ、日本S・フェザー級1位の金子大樹ら4選手がボクシング代表として出場した。
その他、北京五輪金メダリストの石井慧ら総合格闘家も多数参戦。さまざまな競技で日露対抗戦を繰り広げ、深夜に及ぶ長丁場のイベントを盛り上げた。
「石井慧がイバン・シュトルコフにKO敗戦。石井の天敵だったなぁ。でも石井慧はもっと評価されていいと思うんだよな」
なお、期待の金子大樹は無敗の世界ランカー、パベル・マリコフと対戦。序盤にダウンを奪われるものの中盤以降盛り返す。だが、追い上げも及ばず1-2の判定で敗れている。
「金子大樹引退?! マジでか。内山引退→しゃーない。三浦引退→ワカル。山中陥落→完敗だね。てか会長老害過ぎワロタww 金子引退→は?」
また、三浦仁がWBOアジア太平洋ユースフェザー級王座を賭けてマーク・ウラワノフに挑んだが、こちらも接戦の末に1-2の判定で敗北を喫している。
「地の利とか日本人ボクサーがタイで勝てない理由とか。世界戦19敗1分を引き起こしたマモノ()についてのお話」
ボクシングあり、MMAありの日露対抗格闘技イベントおもしろかった!! Youtube配信も最高ですね
ロシアで開催された日露対抗格闘技イベント。
雰囲気としては、以前日本で大みそかに行われていたDynamite!の縮小版のイメージだろうか。
MMAとボクシングの試合が交互に行われ(キックボクシングもあったのかな?)、非常にバラエティに富んだイベントだった。
またYoutube生配信のおかげで、日本人選手の雄姿をリアルタイムで観戦できたのもよかった。
「グヴォジクすっげえわコイツ。クレイグ・ベイカーを6RTKO。何? この内山と井岡とリー・セルビーのいいとこ取りしたようなヤツ」
よく知らないのだが、こういう日露対抗の格闘技イベントはなかなか珍しいのではないだろうか。それともちょくちょく開催されているのか? ニワカww なのでよくわからん。
ただ、個人的にはめちゃくちゃ楽しめた。
途中に剣道の実演が入ったり、観客を飽きさせない工夫もあってよかった。
なるほど、剣道ね。
やっぱりロシアvs日本のイベントということで、サムライ、ハラキリ、フジヤマ、ゲイシャは鉄板ですか。
「ラフファイトとか体重超過とか、別にアリだよな? というお話【前編】」
といっても時間が遅かったせいで観たのは金子大樹の試合まで。
石井慧(負けたらしい)やメインのWBAクルーザー級スーパー王者のデニス・レベデフの試合は観られなかったのだが、概ねご機嫌で視聴を終えた次第である。
イベントの合間にアイドルのコンサートってすばらしいと思うけどね。リング系のスポーツとアイドルの相性もいいしね
たとえばだが、格闘技やボクシングの興行の合間にアイドルのコンサートを入れたりすると「俺たちはボクシングを観にきたんだ!!」とお怒りになる層が一定数いる。
だが、個人的にああいうのはすばらしいと思っている。
「ボクシングを観にきたのであって、ああいうチャラチャラしたアイドルには興味がない!!」という言い分もわかるのだが、そういうことじゃないだろと。
観客を飽きさせないための主催側の配慮で、目くじらを立てるようなこととは思えない。
もともと格闘技の興行は単調になりやすいし、テレビ放送があれば妙な時間調整も入る。人間の集中力は90分しか続かないと言われているのだから、イベントに変化を持たせる意味でも全然ありである。
「ヒット率、ヒット数以外のスタッツのお話。リングの広さとか温度とかの表記。見えなかった自分が見えるはず」
というか、リング系の競技とアイドルのコンサートってかなり相性いいですからね。
2、3人のグループならリングの上で歌って踊れるし、マイクと音さえあれば他に何もいらない。機材もないのでさっさと撤収できるし、興行にアクセントをつけるにはもってこいなんですよね。
「そんなものはボクシング興行に必要ない!!」と言うのであれば、そもそも論としてラウンドガールもいらんだろうという話である。ゴングが鳴るたびにパッツンパッツンの衣装を着たねーちゃんが練り歩く意味なんて、これっぽっちもない。
キレるならまずはそこだろ? という話。
まあ、硬派()っぽい言動の割にブレブレなのは、大した意思もなく感情で喚いているだけだからなのだろう。
「亀田和毅が余裕の勝利! イバン・モラレスとの3兄弟対決を制す。世界タイトルマッチはやっぱり久保隼選手?」
金子大樹vsパベル・マリコフ戦感想。不思議な試合だった。金子は何で接近戦だったんだろ?
思いっきり話が逸れたが、そろそろ試合の感想を。
とりあえず、僕の中でのメイン扱いだった金子大樹vsパベル・マリコフ戦について。
何というか、不思議な試合だった。
「ひっでえ試合。チャーロ兄がKO勝利って、ヘイランドとかいうヤツ、試合できる状態じゃねえじゃんか」
身長174cmの金子大樹に対し、パベル・マリコフは身長168cm。
リーチの長い金子と対峙すると、マリコフの身体はさらに小さく見える。
前評判として「マリコフは強い」と聞いていたのだが、僕にはこの選手がそこまでぶっ飛んでいるようには思えなかった。
確かに馬力はありそうだが、身体の大きな金子をパワーで圧倒できていたわけではない。腕力もありそうに見えるが、リーチが短く踏み込みにも鋭さを感じない。
しかも中盤から完全にガス欠で、後半以降のグダグダっぷりはなかなかのものだった。
「ジェフ・ホーン圧勝!! パッキャオ議員に力技で勝利し人生の厳しさを教える!! 作戦勝ちかな。フィジカル面も差があったよな」
そして、そのマリコフになぜか至近距離で打ち合いに行く金子。
積極的に前に出て、マリコフの射程内でまともに打ち合い、盛大にカウンターをもらう……。
ん~~……。
よくわからなかったなぁ。
リーチ、上背ともにアドバンテージがあり、よく伸びるキレッキレの左もある。
あれなら普通にジャブの連打だけで勝てたような気がするのだが。
遠い間合いから左で削りまくって、強引に近づいてきたらボディと右の打ち下ろしとか、そんな感じでよかったと思うのだが。
しかもマリコフの狙いは明らかに右のカウンター。
1Rの立ち上がりは長い左がスパスパと入り、「お、いいっすね!! 勝てるんじゃないの?」と思っていたのだが、ラウンド中盤からなぜか足を踏ん張って前に出る。そして、案の定終了間際に右のカウンターを被弾して豪快にダウンである。
マジな話、あんなにスタンスを広げてグリグリ行くような相手だっただろうか。
金子自身、至近距離で自分のリーチを持て余していたし、わざわざ相手が待ち構える位置に踏み込む必要があったのだろうか。
「リゴンドーに勝てる選手見つけた。リゴンドーの倒し方、勝ち方考えた。無謀な挑戦を前向きな妄想に」
パベル・マリコフねえ……。
あんな流血戦の末に、1-2で負けるような相手には見えなかったけどなぁ……。
金子大樹の試合自体をあまり観たことがないので、何とも言えないのだが。
三浦仁vsマーク・ウラワノフ戦感想。三浦仁選手はよかった。この試合が個人的に一番おもしろかったね
そして、金子の2試合前に行われた三浦仁vsマーク・ウラワノフ戦。
個人的には、これが一番おもしろい試合だった。
特に三浦仁という選手はなかなかよかったのではないだろうか。
ウラワノフ選手のニョロニョロとしたアウトボクシングで逃げ切られてしまったが、出入りの距離感やジャブのスムーズさなどはバッチリ僕の好みの選手である。
「星勝優とトラメイン・ウィリアムズがお気に入りな件。ここ数日の僕の推しメン備忘録」
ただ、この選手も恐らく素材の段階で、現時点で「誰と比べて~」というのは野暮なのだと思う。
至近距離でもう少し連打が続けばいいとか、上下動が大きすぎて動き出しが読みやすいとか、いろいろ課題はあるのだろうが、それはそれ。僕には普通にいい選手に思えた。
「三浦仁 | 三迫ボクシングジム」
おお、憧れは同じジムの小原佳太選手か。
普通にやってれば、そのうち勝手に追い抜くんじゃないの?
知らんけど。
まあでも、ディフェンスの緩さはちょっと気になったかな。あまりにモロに食うので、観ていてドキドキする。この辺は小原佳太とも共通するところかと。
「井上尚弥に勝てる選手? バンタム級で誰が井上尚弥を倒せるか、どうすれば勝てるかを妄想してみる」
後はアレだ。
若干フィジカルが足りないのかもしれない。
国内では何とかなるかもしれないが、今回は身体の大きな選手にパワー負けするシーンが散見された。もう一歩踏み込めればという場面もあったが、そのたびにフィジカルで押し戻されてしまうのが惜しいところである。
全体的に排気量不足というか、今後ランキングが上がるにつれてその部分での苦労が増えそうな感じだろうか……。
この選手のフィジカルを考えると、思いきってバンタム級に落とすのも悪くないのかも。
何とも言えないところだが。
「山中vsルイス・ネリ予想!! 最大にして最強の挑戦者登場? 13度目防衛戦をクリアしてカンムリワシに肩を並べろ」
ちなみに相手のウラワノフ選手が「カネロ」と呼ばれていたが、何ぞコレ?
似ていないこと山の如しであるww
赤い髪の毛のヤツを何でもかんでも「カネロ」って呼びゃあいいってもんじゃねえぞ? お?
思わず期待しちゃったじゃねえかww
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