ヒルベルト・ラミレスvsカーペンシー感想。ラミレスはこの階級でも活躍できる? 僕がジョー小泉が古いと思う理由(しんどいw)【結果・感想】
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2019年4月12日(日本時間13日)、米・カリフォルニア州ロサンゼルスで行われたL・ヘビー級10回戦。WBO世界S・ミドル級王者ヒルベルト・ラミレスがトミー・カーペンシーと対戦し、4R終了TKOで勝利。L・ヘビー級初戦のテストマッチをクリアした一戦である。
39戦無敗王者ヒルベルト・ラミレスのL・ヘビー級第一弾となった今回。
相手のカーペンシーはアドニス・スティーブンソンへの王座挑戦経験を持ち、オレクサンドル・グヴォジクからダウンも奪った強豪。サウスポーからの鋭い連打、強烈なフックで勝利を重ねる中堅選手である。
ところが、試合は初回からラミレスペースで進む。
長いリーチと長身を活かしてプレッシャーをかけるラミレスが得意のコンビネーションで序盤からカーペンシーを圧倒する。カーペンシーも懸命に打ち返すものの、ラミレスの堅いガードをこじ開けることができない。
流れを掴んだラミレスはガードの間から的確な左をヒットし、徐々にカーペンシーの顔面を紅潮させていく。
そして、試合はラミレスの一方的な展開のまま4Rが終了。5R開始前にカーペンシー陣営が棄権を申し出たため、ラミレスのTKO勝利が決定した。
これで戦績を40戦全勝26KOとしたヒルベルト・ラミレス。今後は王者クラスとのビッグマッチを希望しているとのこと。
「「山中慎介バンタム級トーナメント(仮)」開催決定。結構大変そうな大会だけど、優勝賞金100万円か…」
ヒルベルト・ラミレスがテストマッチクリア!! お気に入りのラミレスが階級アップ初戦を危なげなく勝利したぞ
ヒルベルト・ラミレスがL・ヘビー級初戦のテストマッチを危なげなくクリアした。
相手のトミー・カーペンシーはオレクサンドル・グヴォジク戦でも健闘した強豪だが、まったく問題にせず。得意のコンビネーションで終始圧倒したままギブアップを呼び込む。
今後は王者クラスとの対戦を求めているとのことで、ロシア勢が席巻するこの階級に割って入れるかにも注目である。
以前にも申し上げた記憶があるが、僕はこのヒルベルト・ラミレスという選手を結構気に入っている。
長いリーチを活かしたガードと見切りで攻撃の芯を外し、得意のコンビネーションを浴びせる。
遠い位置では右リードで距離を測り、インファイトでは自分の腕が邪魔にならずにスムーズな連打が出せる。
馬力やフィジカルで圧倒するスケールはないが、ポイント奪取能力が高く負けにくい。
勝手に「重量級の亀田興毅」などと名づけたりしている選手である。
「消耗戦ゴルァw ヒルベルト・ラミレスvsジェシー・ハート。フラッフラで打ち合う疲労感満載の壮絶なシーソーゲーム」
そして今回はL・ヘビー級初戦ということで、この階級でも同じようにコンビネーションが機能するかな? と思っていたのだが、とりあえずは問題なさそう。
遠い位置からフック気味に打つ左右パンチも届いていたし、インファイトで押し負けることもない。階級を上げてもこの選手のリーチは通用することが証明された(気がする)。
王者クラスのロシア勢とはどうかな…。でも、vsグヴォジク戦は興味がある。あの足についていければもしかしたら
ただ、王者クラスとぶつかった場合にどうなるか? と聞かれると、この試合だけでは何とも言えない。
今回はサウスポー同士の対戦で、リードの差し合いでは明らかにラミレスに分があった。
しかもラミレスは長い腕を前に出して構えるので、カーペンシーの得意とする近場での連打がなかなか出せない。グヴォジクからダウンを奪った右もラミレスの左腕と深い懐が邪魔でほとんど機能せずに終わった。
フィジカル面で対応したというより、S・ミドル級のスタイルがそのまま通用した印象。ロシア勢の怪物王者たちに同じことができるかは微妙なところかなと。
「亀田和毅vsレイ・バルガス予想。テンション爆上げだけどキツそう…。ポシャった場合は「逃げた」祭り?」
でもアレか。
オレクサンドル・グヴォジクとのタイトルマッチは観てみたい気はする。
あの選手の動きにラミレスがついていけるか、ガードが間に合うかが一番の見どころだとは思うが、そこさえクリアできれば。個人的にグヴォジク攻略はサウスポーだと思っているので、そこそこ可能性はあるかもしれない。アドニス・スティーブンソンと違ってラミレスは若いしね。
あとは、バドゥ・ジャックとの神経戦みたいな試合もいいかな。
とにかく馬力で圧倒されず、前で差し合いができる相手を慎重に選びつつ……。
相変わらず人気が出るようには思えませんが。
「グヴォジクがスティーブンソンをKO! うわぁ…、とんでもないもん観たわ。世代交代の大激戦だったな」
ジョー小泉が古いと言ったらSNSで怒られたんですが、何を訂正していいかがわからない。SNSキョワイww
なお、前回のワシル・ロマチェンコvsアンソニー・クローラ戦の感想記事内で「WOWOWエキサイトマッチにジョー小泉が復帰したんだ~」「今さら古いな~」と申し上げたところ、SNSで「ジョー小泉は必要だぞ!!」と謎のお叱りを受けてしまった。
普段、僕もあーだこーだと好き勝手言うこともあるのだが、申し訳ないことに今回のコレはちょっと謎過ぎた。
単純に「WOWOWエキサイトマッチにジョー小泉は必要ない」と感想を言っただけなのだが、いったい何がダメだったのか……。
「ロマチェンコがクローラに圧勝! って、さすがにそうなるでしょとしか…。今さらジョー小泉復活とか古すぎる」
その他の解説陣、飯田覚士や浜田剛史を酷評する声はよく耳にするが、ジョー小泉がアカンと言うのは許されないのだろうか。逆に世の中には飯田覚士の解説がいいという方もいるはずで、彼らはそういった方からクレームを受けることはOKなのか。
たとえばある映画を100点と評価する人もいれば、50点の人もいる。大多数にとって評価が高いコンテンツを「つまらない」と感じた少数派は“空気を読んで”発言を控えなければならないのだろうか。
何とも不思議な話である。
別にジョー小泉復帰を喜んでいる方を否定しているわけでもないのだが。
しかも、今回は僕が
・自分の金で契約した有料チャンネルを
・自分の時間を使って視聴し、
・自分の感想を述べた
だけ。
議論()や評論()なんてものがしたいわけでもなく、文字通りただの感想に過ぎない。
一つの番組を観て「いい」と感じる人もいれば「よくない」と感じる人もいる。そこに強制力など存在しないと思っていたのだが。
今回、ラミレスvsカーペンシー戦のためにオンデマンドで観直してみたが、特に感想は変わらず。
わざわざ不要な軋轢を生む気はないが、何をどう訂正していいのかがまったくわからないww
「やっばw プログレイスがレリクを顔面粉砕TKO。こんな一方的になるとは…。勝てるとしたらバランチェクの方が可能性高い?」
え? アレックス・ファーガソンって復帰するんすか? それって相当ヤバくない?(という僕の感想)
また、「ファギーにも同じことが言えるのか?」というdisが飛んできたのだが、恐らく「ファギー」とはアレックス・ファーガソンのことを指しているのだと想像する。
なぜ突然マンチェスター・ユナイテッドの元監督? という謎は置いておくとして、え? アレックス・ファーガソンって現場復帰するんすか!?
僕にはチャリティーマッチでの一夜限りのサプライズ復帰以外に情報が見つけられなかったのだが……。
「ファーガソン氏が6年ぶりマンU指揮へ…CL優勝20周年の記念試合開催」
しかも、ちょっと前に病気で入院した旨の記事を読んだ気がするけど、大丈夫なんすかね。
いや、実際マンチェスター・ユナイテッドがマジでアレックス・ファーガソンの復帰を望んでいるとしたら(望んでいるとは言ってない)、相当ヤバいと思う。
ファーガソンが監督退任&指導者を引退したのが2013年。
6年前に隠居した80歳近い元監督を、今さら引っ張り出して(引っ張り出すとは言ってない)どうしようというのか。
アレックス・ファーガソンはサッカーに詳しくない僕でも知っているほど偉大な指導者だが、さすがに今から最前線に戻すのは違う。彼の指導方針や戦術を踏襲するとしても、それを受け継ぐ後進に任せるべき。
仮にチームが低迷していたとしても(しているとは言ってない)、立て直しにアレックス・ファーガソンを引っ張り出すのはシャレにならん。それこそ「この6年間、何しとったん?」という話になる。
過去の実績に対するリスペクトは当然あるべきだが、それは上述のチャリティーマッチなどで示せばいい。再び第一線に!! というのはまったく話が別。
「ちげえよ。そういう意味じゃねえよ」と怒られるかもしれないが、申し訳ないっす。頭が悪いんでTwitterの140文字では汲み取れねえっす。
「“カネロ”・アルバレスvsジェイコブス…!! ミドル級で唯一カネロに勝てる可能性があるのがコイツ」
そして、WOWOWエキサイトマッチにおけるジョー小泉も同じ。
番組が前に進むためには新陳代謝は必須。ボクシング界におけるこの人の実績を否定する気はまったくないが、今さら呼び戻すのはちょっと違う。老害であるとか有能or無能ではなく、単純に時期じゃない。
もちろん長寿番組の「何十年たっても変わらぬよさ」「いつでもそこにある安心感」は大いに理解できるが、スポーツ番組はその範疇ではない。時間が経てば選手も指導者も入れ替わるし、当然解説者も新陳代謝した方がいい。
つまり、ジョー小泉は古い(という僕の感想)。
繰り返しになるが、これはあくまで僕個人の感想であって、ジョー小泉復帰を喜んでいる方やアレックス・ファーガソンを待望している方を否定するつもりはまったくないっす。あえて言うなら「WOWOWエキサイトマッチ」という番組についての感想を述べているだけ(いや、しんどいww)。
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