シャクール・スティーブンソンvsジョエト・ゴンサレス合意キター!! 10月開催でいいの? 正式決定でいいんだな?【予想・展望】
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WBOがフェザー級王座決定戦としてオーダーしていたシャクール・スティーブンソンとジョエト・ゴンサレスの一戦が10月26日イリノイ州開催で合意したとのこと。
シャクール・スティーブンソンは現在WBOランキング1位の選手で、12戦全勝7KOの戦績を持つ。2019年4月には日本の伊藤雅雪とも対戦したクリストファー・ディアスに勝利するなど、将来を期待されるプロスペクトである。
一方のジョエト・ゴンサレスはWBO2位にランクインするプロスペクト。現在23勝14KO無敗の25歳で、一気にキャリアを駆け上がってきたスティーブンソンとは対照的に着実にステップアップを重ねてこの試合にたどり着いた。
また、スティーブンソンのプラットホームがEPSNであるのに対し、GBP所属のゴンサレスはDAZN。このあたりの兼ね合いも含めて両陣営の動向に注目である。
「シャクール「決着(ケリ)つけさせてもらいます。ジョエトの兄貴…」→ラッシュスタイルで36分間。久々の放送事故案件」
シャクール・スティーブンソンvsジョエト・ゴンサレスは絶対に実現しなさい。僕のために
ちょいちょい話が出ていたシャクール・スティーブンソンとジョエト・ゴンサレスの一戦が合意したとのこと。
僕自身、以前からジョエト・ゴンサレスの試合はちょくちょく観ていて、この試合はぜひとも決まって欲しいと思っていた。
しかも、両者はプライベートでも軽く因縁があるとか。
Top Rankのシャクール・スティーブンソンとGBPのジョエット・ゴンサレスは調停回避し、10/26にリノで対戦と。Top Rank主催のESPN興行も、会場は西寄りという平等に近い条件。模範的なライバル提携カード。両選手はいがみ合っており(ゴンサの妹とシャクールが以前恋仲だったとか?)、舌戦激しそうです。 https://t.co/oBsjNMc9T0
— daisuke sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) September 7, 2019
個人的にスポーツに私情を挟むのは全然ありだと思っている人間なので、こういうのもまたおもしろいww
試合前の会見での挑発合戦などで無理やり因縁を作るのもいいが、元から嫌い合っているというのも悪くない。相手への私怨がそれだけパワーにもなるだろうし、ますますこの対戦が楽しみになっている。
「ホ、ホントにやるんかカネロvsコバレフ。さすがにこれはコバレフが勝たなきゃダメなヤツじゃない?」
なので、両陣営はさっさとこの試合を正式決定しなさい。僕のためにも。
プラットホームやプロモーターの問題で決裂するのだけはやめてね。
スティーブンソンはいいよね。スピードとカウンターのセンスが抜群。ゴンサレスにとっては厳しい試合になりそう
とりあえずこの試合が行われると仮定して、試合の展望を考えてみるわけだが。
まず、ジョエト・ゴンサレスにとって今回はかなり厳しい試合になりそうな気がする。
僕はこれまでシャクール・スティーブンソンの試合をあまり観たことがなかったのだが、この前初めて真剣に観て「なるほど、これはヤバいですね」と。正直、クリストファー・ディアス戦を観た際はあまりピンとこなかったのだが、スピード差のある相手と対峙した際の爆発力は文句なしで凄まじい。
「伊藤雅雪がディアスを下して王座戴冠。だから男は顔だとあれほど…w」
一瞬のスピードとカウンターのセンスが抜群で、相手の踏み込みに合わせてバックステップしながら打ち込む左右フックはとんでもない。1RTKOで勝利した2018年8月のビオレル・シミオン戦では、右をカウンターで被弾したシミオンがワンテンポ遅れてダウンするという衝撃の光景が。
ジョエト・ゴンサレスはブロック&リターンの選手で、タイプ的には同じフェザー級のレオ・サンタ・クルスの下位互換だと思っている。
ガードの上を打たせながら近場の連打で勝負するゴンサレスにとってスティーブンソンのスピードは相当の脅威。しかもサンタ・クルスに比べてスピーディな連打への対応力も低そう? なので、左ガードが下がった瞬間にスティーブンソンの右がテンプルに突き刺さるという結末もありそうな……。
「ヘイニーがアブドゥラエフにギブアップ勝利で初戴冠。強ジャブとバックギアのコンボがメイウェザー二世の条件」
実はスティーブンソン=フェリックス・ベルデホでした説? 前に出られるうちはいいけど、下がらされると…
ただ「実はシャクール・スティーブンソンが微妙でした」というパティーンもあるのではないかと思っている。
これを言う猛反対を受けそうだが、過去の試合をいくつか観たところ微妙にカウンターを狙い過ぎな気が……。
フィジカル差とカウンターの脅威で圧力をかけているうちはいいが、そうでない相手と遭遇した途端に危なっかしくなるというか。ひたすらサイドに動くだけで安定感が足りないというか。
僕がクリストファー・ディアス戦でピンとこなかったのもそれが目についたからだったりする。
テレンス・クロフォードだと思っていたら、実はフェリックス・ベルデホでしたとか。
エロール・スペンスJr.だと思っていたら、実は(ウェルター級)のエイドリアン・ブローナーでしたとか。
恐らく本人は自分のスピードとセンスに絶対の自信を持っているのだとは思うが、何とも言えないところである。特にベルデホのように、当初の期待と現在の姿がかけ離れたものにならないことを祈っている。
それも含めて今回のジョエト・ゴンサレス戦はかなり楽しみ。ガチのシャクール・スティーブンソンにお目にかかれるかもしれないという期待感を込めて。
「井上拓真vsウーバーリ。クッソ厳しそうな相手だけどがんばれ拓真」
勝敗予想はスティーブンソンの判定勝利。ゴンサレスの圧力をかわしながらヒット数で上回ると予想
今回の勝敗予想だが、シャクール・スティーブンソンの判定勝利でいきたいと思う。
展開としてはゴンサレスが高いガードとともに前に出続け、スティーブンソンが左右に動きながら鋭い右で迎撃する流れ。ゴンサレスがフルラウンドにわたって根気よく追い回すものの、スティーブンソンが遠い位置から放つ単発のリードを抑えきれずにスティーブンソンが判定勝利すると予想。
「テオフィモvsコミーはテオフィモにも勝機があると思う。ウダウダやってないでさっさと正式決定しれ」
がっちりガードを固めたゴンサレスが距離を詰め、スティーブンソンがガードの間からワンツーを打ち込む光景が延々と続き、わずかの差で各ラウンドをスティーブンソンがキープし続ける。
試合の流れを支配するのはゴンサレスだが、実際に勝つのはスティーブンソン。イメージ的には2016年7月のテレンス・クロフォードvsビクトル・ポストル戦と近い感じになるかなと。
もしかしたら、前半のどこかでスティーブンソンがダウンを奪う可能性もあるが、恐らくゴンサレスは持ち前の根性で踏ん張るはず。ただ、最終的にはスティーブンソンが中差判定で勝つのではないか。
逆にこの試合でゴンサレスが勝つようなら、先ほどの「スティーブンソン=フェリックス・ベルデホ説」が濃厚になる? かも?
などなど。
繰り返しになるが、僕は今回の試合で本気のシャクール・スティーブンソンと出会えることに大いに期待している。
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