日本vsロシア予想。格下扱い? 初戦は勝てる? いや、意外と強いぞおそろしあ。予選突破のための最低ラインは3勝【2019年ラグビーW杯】
2019年9月20日から日本で開幕するラグビーW杯。
プールAに所属する日本は開幕戦でロシアとの対戦が決まっており、予選突破を目指して幸先のいいスタートが期待される。
この先自分が生きているうちに開催されることもないであろう、日本でのラグビーW杯。僕自身もラグビーファンとして楽しみにしているのだが、今回はその開幕戦の展望を。
「日本がロシアを粉砕。球際とパスワークで差をつけ30-10で勝利。今の日本は強いから安心しれ」
現在世界ランキング10位の日本に対し、ロシアは20位。
ランキング的には格下ということになるわけだが、果たしてどうなるか。
またA組の他チームについては2戦目(9月28日)のアイルランドが世界1位、3戦目(10月5日)のサモアが16位、4戦目(10月13日)のスコットランドが7位となっており、予選突破の目安である3勝を挙げるには格上のチームに最低でも1勝しなくてはならない。
そんな感じで、間近に迫った日本vsロシア戦をニワカw なりに適当に考えてみようと思う。
「サンウルブズvsワラターズ1点差あああぁぁ!!! 快晴の秩父宮で熱狂してきたぞ。大満足のラグビー観戦」
予選突破には3勝が最低ライン。初戦のロシア戦は当然勝利する計算
申し上げたように日本がA組を突破するには最低3勝が必要で、格下? のロシア戦での1勝は当然計算に入っているはず。
恐らくだが、日本チームはロシア戦で1勝、ランキング1位のアイルランド戦は当たって砕けろで勝てれば御の字。サモア戦、スコットランド戦での確実な勝利を目指していると予想する。
特に勝負はスコットランド戦。2勝1敗でこの試合を迎え、ランキング7位の格上を撃破して予選を突破するというのが理想なのではないか。
もちろんアイルランドに勝てるに越したことはないが、残念ながら1985年から10戦10敗の相手に勝つのは困難を極める。
そうそう。
日本はアイルランド戦が鬼門なんだよな。
1985 13-48
1985 15-33
1987 12-24
1991 16-32
1995 28-50
2000 9-78
2005 12-44
2005 18-47
2017 22-50
2017 13-35
完全に日本の上位互換で、ずーっとダブルスコアで負けてるんだよな。
よくわかってるわ五郎丸(何様?)
あ、ラグビーの話ね— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) August 4, 2019
それより、通算成績は悪くても(1勝10敗)2016年にそこそこ拮抗したスコットランドに勝つ方が可能性は高いと言える。
ロシア普通に強いんじゃない? 監督もかなり駆け引きしてるし、本気で勝ちにくるはず
そんな感じでロシアチームの過去の試合を観てみたのだが、率直に申し上げてこのチームは普通に強いと思う。2018年の対戦でも32-27と接戦を演じているし、安パイなどと考えていたらマズい気がする。
ロシアの監督は「日本戦の勝機は20%」などと言っているが、こんなことを真に受けるほどめでたい人間がいるとは思えない。あらゆる方法を使って勝ちにくると考える方が自然である。
ロシア・ジョーンズ監督 日本との実力差認める「勝機は20%」#RWC2019 #JPNvRUShttps://t.co/a6EBRd02mL
— スポニチラグビー2019 (@sponichi_r) September 15, 2019
ロシアチームを観た感想だが、一番目につくのはフォワード陣の身体の強さ。
もともとゴリゴリ前に出るスタイルのチームで、選手個々のコンタクト能力が高い。
また、身体が強い分セットプレーでの確実性があり、安定したスクラム、ラインアウトから縦突進でゲインを切るプレーを得意とする。
攻撃のバリエーションとしては、一次目は主に縦突進。裏からランナーを走らせることもあるが、すばやくボールを出してフォワードにゲインを切らせ、最後にギャップをついて外勝負を仕掛ける流れが中心。内側への突進が目立つものの、どちらかと言えばオーソドックスなスタイルだと思う。
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ディフェンス面に関しては、基本的には詰め。
全員が面で出るというより、ボールキャリアに狙いを定めたタックラーが思いきって飛び出すスタイル。主にセカンドの位置にいる選手とアウトサイドのセンターが内側をケアしながらラインを上げ、スペースを潰してボールキャリアを囲む。
2018からスピード重視に切り替えたせいで若干経験不足の印象
身体が強く選手個々のコンタクト能力が高いロシアチームだが、全体的には若干ちぐはぐな印象を受ける。
フォワードの突進にはいまいち意思疎通が感じられず、行き当たりばったりでのプレーが目立つ。また、バックスも流れの中でのバリエーションが少なく経験不足感が強い。
ロシアチームの解説記事を読むと、もともとフォワード中心だったものを方向転換したとか。2018年からスピードのある選手を多く招集し、展開ラグビーに切り替えてW杯に臨んでいるという。
なるほど。
言われてみれば確かにそんな感じかもしれない。
準備不足気味というか、従来のやり方に変更を加えている最中に本番がきてしまったというか。
ハマれば強さを発揮するが、リズムに乗れない場合は一気にガタガタになるのかなと。
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有利なのは日本? 10~15点差くらいで日本が勝利すると予想
具体的な試合の展望については、今回はかなりボールが地面を転がる試合になると思っている。
繰り返しになるが、ロシアチームのディフェンスは自分から前に出る詰めのスタイル。
対する日本も同様で、すばやい詰めと低いタックルを持ち味とする。また近年セットプレーの確実性も増してきており、自分たちの形でしっかりとバックスにボールが供給される機会が多い。
つまり、両チームがお互いに強いプレッシャーをかけ合い、パスミスやハンドリングミスが誘発される流れ。結果としてボールが地面に接触するシーンが目立ち、セットプレーでの攻防が増えると予想する。
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そして、恐らく有利なのは日本。
僕のイメージでは、10~15点差くらいで日本が勝利すると考えている(30-15とか35-25とか)。
根拠としては、両チームの攻撃のバリエーションの違い。
縦突進が中心のロシアに対し、日本はスピードのあるバックスを活かした外展開を得意とする。フォワードのラッシュでディフェンスを崩してから大きく外に振るというオーソドックスな流れができており、ロシアのすばやい詰めにも十分対応が可能。
両チームとも思いきり前に出てディフェンスする分、どうしてもギャップをつかれて裏に出られる場面もあるが、それは仕方ない。だが、外勝負ができる日本の方がロシアよりも有利に試合を進められる(はず)。
また日本はここ数年、タックルを受けながらのつなぎが上達しており、そこもロシアチームにはない部分。裏に出た後の決定力に関してもロシアを上回ると予想している。
南アフリカ戦での完敗は気にしなくていい。あの日の南アはちょっと強過ぎた
なお、先日南アフリカ戦で7-41と完敗を喫したせいで「W杯に暗雲」などと言われていたが、正直あの負けは気にしなくていい。
あれだけ精度の高いキックとスピーディなディフェンスを食らえばどんなチームでもガタガタになるし、とにかくあの日の南アフリカは強過ぎた。
「これじゃ勝てない」「致命的なミスが多過ぎる」と悲観するファンの声も山ほど聞いたが、大丈夫。今の日本はちゃんと強いので。
「MLBが絶賛観客数減少中だって。理由? いろいろあると思うけど、試合がつまらないからじゃないかな」
というか、最初から負けることを考えていたらアカンでしょ。ホスト国が予選を勝ち抜くなんて最低限のノルマですよ。
と、僕なんかは前向きにとらえているんですけどね。
【日本代表】
9月20日(金)に行われる「ラグビーワールドカップ2019 日本大会」対ロシア代表戦に出場する、日本代表の試合登録メンバー23名が決定しました→https://t.co/N07PVzgeWL#rugbyjp #OneTeam #BRAVEを届けよう #RWC2019 #JPNvRUS #RWC東京 pic.twitter.com/DbYhcq7pum— 日本ラグビーフットボール協会 (@JRFUMedia) September 18, 2019
ちなみにだが、雨が降った場合は上記の展望がすべてゼロになりますww
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