伊藤雅雪やるっきゃねえなオイ。クリストファー・ディアスとフロリダで王座決定戦。勝つね。うん、これは勝つよ【展望・予想】

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2018年7月28日(日本時間29日)、米・フロリダ州で行われるWBO世界S・フェザー級王座決定戦。同級2位の伊藤雅雪が、1位のクリストファー・ディアスと対戦する。
 
「伊藤雅雪がディアスを下して王座戴冠。だから男は顔だとあれほど…w 日本人のレベルが低いとか絶対嘘だからな」
 
同王座は先日、ホルヘ・リナレスに勝利し3階級制覇を達成したワシル・ロマチェンコが返上したもの。
 
伊藤は2018年3月に世界前哨戦と位置づけた試合をクリアし、満を持してタイトルマッチに挑む。


相手のクリストファー・ディアスは23勝無敗15KOの戦績を誇るプエルトリコの強豪。キレのあるパンチとスピーディな出入りが持ち味のプロスペクトである。
 
もともとWBOフェザー級王者オスカル・バルデスとの対戦を画策していたとのことだが、結果的にはランキング1位と2位の対戦が組まれている。
 
なお、この試合はESPN+で全米に中継される予定とのこと。
 
「最強クロフォードがホーンに圧勝で3階級制覇。ん? 最強? いやいや、クロフォードに勝てそうなヤツが1人いるんだが」
 

伊藤雅雪vsクリストファー・ディアスinフロリダだって!! どアウェーで厳しい試合だけど、やるっきゃないよね

締結間近と言われていた伊藤雅雪の世界戦がついに決定した。
相手はクリストファー・ディアス。現在23戦全勝で無敗を継続中の強豪である。
 
「山中竜也、サルダールに判定負け。足がちっとも動いてねえなオイ。アレしかなかったんだろうな」
 
といっても、僕はこのクリストファー・ディアスという選手をよく知らない。
 
「どこかで聞いたことあるような、ないような……」と思って考えていたら、やっと思い出した。2017年12月のワシル・ロマチェンコvsギジェルモ・リゴンドー戦のアンダーカードに出てたヤツ。
 
「リナレスがロマチェンコにKO陥落。あ〜惜しい。もう少しだったけどな。これがスピード&パワーの偉大さですよ」
 
ああ、アイツか。
確か体重超過をやらかした相手にスカ勝ちした試合が、WOWOWエキサイトマッチでO.A.されていた覚えがある。
 
というか、結構いい選手じゃなかったっけ?
伊藤雅雪にとってもかなりの強敵でしょ。
 
「ダニエル・ローマン危なげなく勝ったなオイ。フローレスが残したものは体重超過とデカい掛け声だけ…」
 
そんな感じでクリストファー・ディアスの過去の試合をいくつか漁ってみたのだが、確かにこれは……。
 
当時は「早くメインが始まらんかな~」などと鼻くそをほじりながらボーっと観ていたが、日本人選手が絡むとなると……。なかなかエラいこっちゃなと。
 
「エロール・スペンス1RKO勝利。おいおい強杉かww でもオカンポのスペンス対策も間違いじゃなかったよね」
 
しかも開催地のフロリダ州キスミーはプエルトリコのコミュニティがある地域とのことで、伊藤にとっては完全アウェーだとか。
 
「カバロウスカスがアブレウに大苦戦の末に判定勝利。今回は苦手なタイプだったな。ジャブの強さでスレスレ生き残った」
 
なるほど。
確かに厳しい試合になりそうな気配がががが。
 
「ジャーメル・チャーロがトラウトに完勝。野性味満載の1発狙いで2度のダウンを奪うも倒しきれず。ハード戦はよ」
 
まあでも、やるっきゃないですね。
本人も「必ずベルトを持って帰る」と言ってるし。何とかしてくれるでしょ。


 

文句なしの強豪クリストファー・ディアスと、センス抜群の長身カウンター使い伊藤雅雪

対戦相手のクリストファー・ディアスの試合を観た印象だが、申し上げたように結構強そうだなと。
 
「前田絃希vs吉野修一郎、帝里木下vs勅使河原弘晶のダイヤモンドグローブを観戦してきた感想を言うぞ」
 
左右のパンチともに力強く、踏み込みも鋭い。
恐らく足腰が強いのだと思うが、遠い位置から一気に距離を詰めても軸がほとんどぶれない。
出入りのスピードもあり、下がりながらでも威力のあるカウンターを打てる。
やや上半身の硬さが見られるものの、パワフルな連打とバランスのよさで相殺している感じか。
 
風貌を含め、パッと見のイメージではちょっとケル・ブルックっぽい。それもキャリア初期の荒々しさが目立った頃のケル・ブルック。
 
「嗚呼ゴロフキンww マーティロスヤンがんばったけどな。ゴロフキンの衰え? あると思います」
 
対する伊藤雅雪についてだが、この選手の個人的な感想はセンス抜群のカウンター使い
 
S・フェザー級では身長174cmと長身の部類で、なおかつリーチも長い。
防御勘もよく、バックステップからのリターンで打ち込むカウンターはかなりの鋭さがある。
 
僕の勝手なイメージとしては、右構えの岩佐亮佑
カウンターを狙い過ぎるあまり、相手が出てこないと試合がダレる面など、タイプ的にも近い気がしている。
上背、リーチともに岩佐を上回っており、いろいろな面で岩佐のスケールアップ版かなと思う。
 
「気づくのおっせえw 岩佐vsサウロン。大差判定で岩佐が初防衛成功。ジリ貧の両者が後半に「あっ」ってなる」
 

伊藤のカウンターがディアスに当たるか。ディアスの踏み込みに伊藤がついていけるかの勝負になりそう?

なので展開としては、伊藤のカウンターがディアスに通用するかの勝負になるのではないか。
 
ディアスの踏み込みに伊藤のバックステップが間に合うか。
伊藤の左がどこまでディアスの突進を抑制できるか。
どれだけ早いラウンドで相手との距離感を掴むか。
 
漠然とだが、2015年2月の内藤律樹戦と近い展開かなぁと思っている。
 
「ダニエル・ローマンvsフローレスがちょっと楽しみな件。フローレスのフルスイングがドンピシャで当たれば」
 
恐らくクリストファー・ディアスという選手は、ガードを上げてジャブを出しながら前進するタイプが苦手。対策としては、接近戦での打ち合いが有効だと想像する。
 
身体が強く、強いジャブが打てる。
なおかつ至近距離で力強いコンビネーションが出せる選手。
 
同じ階級で言えば、たとえばヘスス・クエジャルとか。あの選手ならディアスをかなり苦戦させられるのではないか。
 
「猛獣井上尚弥がマクドネルを1RTKO。あんぐりですね。解説山中慎介に喋る暇を与えない秒殺劇。マクドネルはお疲れ」
 
ただ、カウンター使いの伊藤雅雪がクエジャルのスタイルを踏襲できるとは思えず、やはり勝負はディアスのスピードと回転力にどれだけついていけるかになりそう?
 
内藤律樹よりも鋭く硬い拳の連打に耐えつつ、いかに得意のカウンターをヒットするか。
 
「岩佐亮佑、ドヘニーとのV2戦。なかなか厳しそうだけどがんがれ。前回のサウロン戦はノーカンでいいから」
 

展開予想はどうでもいい。日本人がアメリカのリングでタイトルマッチに臨む事実の方がよっぽどデカい。勝敗予想? 伊藤の判定勝ちでええんちゃう?

とまあ、適当に展開を予想してみたが、正直に申し上げるとこんな話はどうでもいい
 
いや、どうでもよくはないのだが、それよりも今回は日本人選手がアメリカのリングでタイトルマッチを行うという事実の方がよっぽど大きい。それも、Top Rank傘下の選手を相手に。


しかも先日の井上尚弥同様、この試合はESPN+で全米中継されるとのこと。
 
この大いなる挑戦に、僕はめちゃくちゃテンションが上がっているww
それこそ2015年の三浦隆司vsフランシスコ・バルガス戦や、2017年8月の亀海喜寛vsミゲール・コット戦と同じくらいに。
 
「コットvs亀海感想。あ~、亀海これでいっちゃったか。もう少しやりようがあったような気が…」
 
そして、伊藤雅雪にはこの試合で巨大な爪跡を残して、再び日本人選手が海外のリングに呼ばれる流れを作ってほしい。
 
だってすげえワクワクするじゃねえっすかww
これで伊藤が勝てば、米国で王座を獲得した日本人選手としては36年ぶりになるわけでしょ?
 
そこから有力な日本人選手がどんどん海外のリングに上がる流れができれば、マジでパンク・ロックじゃねえっすかww
 
「井上尚弥がイチローで、西岡利晃が野茂英雄? ああ、わかる。でもそれ以外にも偉大な先人がおるんやで」
 
てか、亀海のときも言ったけど、こういうお祭りはクソほど楽しんだ方が正解ですよね。ガタガタご託を並べるよりも。
 
ん? 勝敗予想?
何でもいいよそんなの。
じゃあ、伊藤雅雪の判定勝利ってことで。
 
「京太郎vsアーロン・ラッセル感想。なるほど、前に出てストップTKOはいいね。標的はマヌエル・チャーか…」
 
WOWOWエキサイトマッチで中継してくれないかなぁ。
絶対にみんなで喚き散らさなきゃいけない試合だと思うんだけどね。
 
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