アイスホッケーの現地観戦は太る。アイスホッケー第86回全日本選手権大会準決勝の感想。速い!激しい!目まぐるしい!【2018.12.15】

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アイスホッケーイメージ
表題の通りなのですが、2018年12月15日に西東京市にあるダイドードリンコアイスアリーナでアイスホッケーの第86回全日本選手権大会準決勝を現地観戦してきました。
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出場チームは、
・DYNAX
・H.C.栃木日光アイスバックス
・日本製紙クレインズ
・早稲田大学
・明治大学
・東北フリーブレイズ
・王子イーグルス
・関西大学アイスホッケー部
の全8チーム。
 
この日の準決勝には、1回戦を勝ち上がった「H.C.栃木日光アイスバックス」「日本製紙クレインズ」「東北フリーブレイズ」「王子イーグルス」の4チームが出場しています。
 
準決勝第一試合ではH.C.栃木日光アイスバックスが東北フリーブレイズを3-1で、第二試合では王子イーグルスが日本製紙クレインズを4-1で下し、12月16日の決勝戦へ駒を進めました。
 
なお、この全日本選手権への出場資格があるのは、
・アジアリーグに参加する4チーム
・関東大学リーグ上位2チーム
・関西学生リーグ上位1チーム
・日本アイスホッケー連盟会長杯優勝チーム
の計8チームとなっています。
 
「アジアリーグ」というのは、日本、韓国、ロシアの3カ国のクラブチームによって争われる国際リーグの名称で、日本からはH.C.栃木日光アイスバックス、日本製紙クレインズ、東北フリーブレイズ、王子イーグルスの4チームが参戦しています。
 
「アイスホッケーの現地観戦は1回でいいやと思ったけど、アジアリーグでのH.C.栃木日光アイスバックスは観てみたい。遠いけど」
 
今回の日本選手権準決勝に出場するチームがいずれもアジアリーグに参戦中であることから、いわゆる日本のトップレベルが参加するリーグという認識でよろしいのではないかと。
 
つまり、この全日本選手権大会はサッカーでいうところの天皇杯(天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会)
実業団や学生チームが、トップレベルのチームに挑戦できるオープンな大会という位置付けだと思います。
 
 
今回は、この第86回全日本選手権大会準決勝を現地観戦した感想をダラダラと述べていこうと思います(長文です)。
 
「アイスホッケー全日本選手権2019準決勝クレインズvsアイスバックス戦を観てきた。楽しかったけど、イマイチなところは変わってなかったな」
 

ダイドードリンコアリーナのアクセスよすぎワロタww そして寒い!! こんなにしばれるとは思わなかったっス

まず会場のダイドードリンコアリーナですが、西武新宿線東伏見駅から徒歩3分の場所にあります。
正直、僕はこれまで石神井や鷺ノ宮など西武新宿戦沿線にあまり縁がなく、当然東伏見駅を利用したこともありません。
 
そんな感じで一抹の不安を抱えながら降り立ったところ、
 
近っ!!!
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改札を出て右に数メートル歩くと、目の前に!!
というか、すでに電車から見えてたしね。
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いや、このアクセスはヤバいですね。
東京ドームの便利さをあっさり凌駕していきやがった。
 
「巨人vsMLBオールスターズエキシビジョンを東京ドームのプレミアムラウンジで観戦してみた。ビュッフェで食べ放題」
 
むしろ、あまりに何もなさすぎて不便を感じるレベル。
 
 
チケットを見せて場内に入り、座席案内で自分の席を確認します。
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ふんふん、なるほど。
やっぱり大学生チームやアジアリーグ以外の実業団とはそれなりに力の差があるんですね。
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リンク上では、すでに両チームが練習中です。
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ゲーム開始まではあと12:18秒。
電光掲示板ちょっと小せえなww
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座席はこんな感じ。
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うん、これはいいですね!!
背もたれもあるし、足も伸ばせる。
狭くて固い大田区総合体育館のクソ座席とは大違いですわ。
 
一番リンクに近い座席はコレ↓
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ああ、背もたれがないのね。
でも、ただの板切れではなく、一応フカフカはしてるし許容範囲かな?
知らんけど。
 
 
後ろの方から
「DyDoなんてそこらじゅうに書いてあるからわかんないよ!!」
とキレ気味で電話している方の声が聞こえてきましたが、いや確かにww
場内のいたるところに「DyDo」ロゴがあって、そりゃ待ち合わせの目印になんかならんww
 
って、そんなことより、
寒い!!!
 
会場入りした瞬間に思いましたが、場内がとにかく寒い
500mlのペットボトルでミネラルウォーターを持ち込んだのですが、寒くて飲めたもんじゃねえww
 
「明るい話題が欲しいぞアイスホッケー界。迫る日本製紙クレインズ廃部とアジアリーグ存亡の危機?」
 
氷が全面に張ってあるんだから当たり前でしょ? という話なのですが、まさかここまでとは。
ちょっとウィンタースポーツをなめてましたね。
 
会場内の売店では、ホットドッグやフライドポテト、唐揚げ、ラーメンなどが売られています。
また、コーヒーやコーンスープ等のホットドリンクもあります。
 
うん、こりゃ太るわ
場内は寒いし、食い物はジャンクだし。そもそも動かない(寒くて動けない)し。
気をつけないと、あっという間に巨大化しそうな環境でございます。
 
と思ったら、連盟のHPにちゃんと書いてあったww
「アイスホッケー観戦ガイド」
 
「マフラー・手袋・コートは必需品です。」ってオイ、それを最初に言わんかい(違
 

開始直前。両チームの入場とフェイスオフ。1チームの人数がすげえ多い

開始時間が迫り、着々と準備が進みます。
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思ったよりもゴールが小さい。
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選手入場です。
まずはH.C.栃木日光アイスバックス。
やっぱり子どもとのタッチは基本なのねww
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続いて東北フリーブレイズの入場です。
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両チームのキャプテン? がセンターで写真を撮ります。
なぜ子どもと一緒なのかは知りませんww
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H.C.栃木日光アイスバックスの選手が気合を入れます。
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ちなみにですが、H.C.栃木日光アイスバックスは日本で唯一のプロチームらしいです。
要は、フットサルでいう名古屋オーシャンズみたいな感じでしょうか。
 
「フットサル「Fリーグ」を初観戦した結果、かなり楽しかったのでその感想を」
 
というか、1チームの人数多いな。
 
ちょろっと調べたところ、アイスホッケーのベンチ入りメンバーは1チーム22人。
そのうちGK2人を除く20人を5人ずつのグループに分け、それぞれローテーションするのがセオリーとのこと。
 
グループの組み方はチームによりけり。
バランス型のチームを4つ作るのもアリだし、攻め重視のグループでごり押ししたりもする。逃げ切りを図る時間帯には、ディフェンス面を強化したチームを投入したり。
局面ごとに監督、コーチの方針によって使い分けるみたいですね。
 
「アイスホッケーヒーローズ2019現地観戦感想。日本製紙クレインズ解散寸前。アイスホッケーの明日のために()」
 

速い! 激しい! うん、こりゃすげえ。目を奪われるどころか、目で追うのが困難なレベルのスピード感

ついに試合スタートです。
 
開始直後に僕が思ったのは2つ。
「速い」
「激しい」

 
とにかく試合展開が速いです。
目まぐるしく攻守が交代し、目の前を凄まじいスピードで選手が行き来する。
パックの行方を追うのが精一杯で、戦術面やメンバーの動きに目を配る余裕もない。
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どんどん選手が交代していく。
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そして、めちゃくちゃ激しい。
 
スティックがリンクを叩く音にストップ&ゴーを繰り返すスケートの音が重なり、選手同士の激突音が響き渡る。
 
壁沿いを走る選手にディフェンス側が無遠慮に体当たりをかまし、相手が目の前にいようがお構いなしでフルスイングのシュートを放つ。
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いや、こりゃすげえ。
以前に観たフットサルの目まぐるしさにも驚いたけど、アイスホッケーはちょっとレベルが違う。
これまで僕が観た球技(と呼んでいいの?)の中では、文句なしでNo.1のスピード感。
 
「日本vsイングランド感想。前半リードで折り返すも後半逆転されての惜敗。ラグビーあんまり需要ないけど一応ね」
 
このインパクトを味わうだけでもアイスホッケーを現地観戦する価値はあるんじゃないの? と思います。マジで。
 
反則による一時的な退場も頻繁に起こります。
「PENALTY」の下に表示された「22」が一時退場になった選手の背番号で、その横にある0:59が解消までの残り時間です。
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というか、首脳陣邪魔だなオイww
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何で3人揃って仁王立ちなんだよww
しかも微妙な間隔を保って。
 
相手チームも同じような感じだし、そういう決まりでもあんのかいなww
 

タッチラインのない競技の激しさ。リンクの壁を利用したパスワーク。いろいろ新鮮です


また、この競技の大きな特徴(だと僕が思う)の一つとして、タッチラインがないというのがあると思います。
 
フィールドが壁に囲まれているので、基本的にデッドにならない。
反則以外でプレーが止まることがなく、タッチラインを割ってピンチを脱するという戦術自体が存在しない。
 
当然ゴール裏もフィールドの一部。
唯一セーフティゾーンと呼べるのは自陣ゴールの真裏くらいでしょうか。
 
ゲーム中、絶え間なくメンバーが交代する(2、3分ごと)のですが、なるほど確かに。ここまで激しいと、そうそう長くはプレーできない。
交代のタイミングはまちまちですが、フィールドのプレイヤーがごっそり入れ替わる瞬間というのもアイスホッケーの見所の一つかもしれません。
 
そして、個人的にリンクの四隅が曲線になっているのは結構おもしろいと思いました。
ゴールの裏もフィールドの一部だと申し上げましたが、どうやらここでの攻防がかなり重要になるっぽい。
 
この位置に走り込んだプレイヤーが壁の丸みを利用してパスを出し、壁沿いを滑らせて逆サイドのプレイヤーに渡す。
このプレーが攻撃の起点となり、カウンターのきっかけも生まれやすい。
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なので、このエリアでの攻防はより激しさを増し、必然的にエキサイトする機会も増えます。
 
 
と思ったら、ケンカが始まっちゃったよ。
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客席「何やってんだ!!」「ちゃんとホッケーやれ!!」
僕「そうだそうだ、ちゃんとやれ(いいぞ、もっとやれ)」
 
客席「ケンカを観にきたんじゃないぞ!!」「ホッケーを観にきたんだ!!」
僕「そうだぞ、ホッケーを観にきたんだぞ(乱闘も観たいぞ)」
 
まあ、そこはええやないですかww
 
 
インターバル中、放送席を覗いてみました。
モニターに選手のデータがビッシリ表示されています。
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まーたエキサイトしとるww
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悪質な反則の場合は、いったん試合が止められビデオ判定が入ります。
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まあ、僕のような素人には、反則とそうでないプレーのラインはよくわからなかったですが。
 
「プロレスやっぱりおもしれえなw HEAT-UPとどろきアリーナ大会を生観戦してきた」
 
申し上げたように、試合はH.C.栃木日光アイスバックスが3-1で勝利。翌日の決勝進出を決めました。
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第二試合も同様、激しい展開。やっぱり首脳陣の仁王立ちは一緒なのねww

続いて準決勝第二試合。
王子イーグルスvs日本製紙クレインズ戦が始まります。
 
例によって、両チーム入場からの写真撮影です。
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相変わらず激しい。
ホントに目が離せないっすわ……。
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あ、倒れた。
大丈夫か?
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やっぱり首脳陣は3人揃って仁王立ち。
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アカンww
だんだんオモロくなってきたww
 
 
やべえ!!
顔か!!
これはダメなヤツ。
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ここでもしっかり揉めてますww
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そんなこんなで、王子イーグルスが4-1で勝利。
決勝はH.C.栃木日光アイスバックスvs王子イーグルスの組み合わせに決定しました。
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アイスホッケーの現地観戦は「あり」でした。興味があるなら行って損はないと思います

はい。
だいたいこんな感じなのですが、多少は現地観戦の空気感が伝わりましたでしょうか。
 
個人的な感想としては「かなりよかった」です。
 
アイスホッケーの現地観戦経験は大昔に一度だけあるのですが、正直あまりよく覚えていません。
要するにほぼ初見に近い状態だったわけですが、結果は普通に「あり」でした。
 
もし「アイスホッケーを現地観戦したことはないけど興味がある」というのであれば、行って損はない場所だと思います。
 
入場料も3500円(A指定席)でリーズナブルだしね。
と言っても、アジアリーグの会場は北海道ばかりだけど。
 
でも、寒さ対策だけはしっかりせんとね。
ペロンペロンのフリースを羽織っただけの少年が近くにいたけど、マジで悲惨なことになっとったしww
 
まあ、実はちょいちょい言いたいこともあるのですが、それはまた次回ということで。
 
「日本製紙クレインズ 廃部ワロタw 経営悪化によりアイスホッケーから完全撤退を発表。来年釧路に行こうと思ってたのに「ファッ?!」ってなった」
 
 

 

 

 

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