北海道好きな街、もう一度行きたい街ベスト5(2~1位)。超自己満足ランキング完結編。結局ドライブが楽しいかどうかになってくるわけですよ
先日からスタートした「北海道好きな街、もう一度行きたい街ベスト5」。
毎年夏になると北海道旅行する僕が、北海道の好きな街、もう一度行きたいと思った街をランキング形式で発表していく企画でございます。
前回第5位~3位までの発表が終わり、その結果が下記になります。
「北海道好きな街、もう一度行きたい街ベスト5(5~3位)。観光の参考にはならないよ。僕が好きなだけだから」
自分でも「これ、誰か得すんのか?」「どっかに需要あんのか?」と思いながら書いているのですが、まあ僕が楽しいからそれでいいや。
そんな感じで第2位、1位を発表していきます。
北海道好きな街、もう一度行きたい街ベスト5:第2位
「紋別」
はい、きました。
僕の好きな街、もう一度行きたい街第2位は紋別でございます。
ひょっとしたら、なぜ紋別? と思う方もいるかもしれません。
そこまで行ったら網走まで行けよとか、北見の方が栄えてるぞとか。当然そういったご指摘もあるかと思います。
でも違います。
紋別なんです。
札幌でも函館でも小樽でも富良野でも夕張でもない。
紋別なんです。
今まさに時代が紋別を求めているのです。
かつてないほど紋別の時代が到来しているのです。
令和元年、ついに時代は紋別に追いついたのです。
まあ冗談はともかく。
今回紋別を2位にした理由は、この街のNo.1の二番手感にあります。
我ながら何を言っているのかまったくわかりませんが、要するに「全部門で助演男優賞にノミネートされている状態」と言えば伝わるでしょうか。
いわゆる「主役にはなれないけど、作品を語る上で絶対に外せない」立ち位置の人。
映画「メン・イン・ブラック」で言うところのトミー・リー・ジョーンズ的な。ウィル・スミスの暴走をたしなめながら、自らは一歩引いた場所から戦況を客観的に分析するタイプ。それが僕の中での紋別のイメージです。
オホーツク海近辺を観光するなら網走の方がいい。
「氷海展望塔オホーツクタワー」や「北海道オホーツク流氷科学センター」などもあるにはあるけど、どこか破壊力不足。観光名所として前面に押し出すほどのインパクトはない。
でも、決してつまらないわけじゃない。ちょっと立ち寄って30分~1時間程度ぶらつくには最適な場所。
市街地のすぐそばにある「紋別市立博物館」は入館料無料で展示品も豊富。だけど、いまいち雑然としていてコンセプトが伝わってこない。
温泉付きのホテル「紋別プリンスホテル(通称「紋プリ」←誰が呼んでんの?)」もお値段は安くていいんだけど、館内の無線wifiがクッソ弱い。
ホテルから徒歩数分の場所にある道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」は年中無休と表記されているのに、僕が行ったときにはまさかの休館。
こういう
「あと一歩突き抜けられない」
「どうにも垢抜けない」
感じが最高にいい。
お店で会った地元の方もおっしゃっておりましたが、立地や施設、観光名所など、あらゆる面で中途半端なのが紋別とのことです。
そして、僕自身はこういう微妙な立ち位置の街が大好きなのでありますww
「好きな会場ベスト3(スポーツ観戦)。アクセス、居心地、雰囲気その他。僕の好きな屋内会場を発表するぞ」
ちなみに下記が紋別のメインストリートである「はまなす通り」。
渋谷で言うところのセンター街ですね(え?
一応言っておくと、これは金曜日の19:00に撮った写真です。
人っ子一人いやしねえww
紋別舐めんなよ? お?
いや、このあとちゃんと人が通っておりましたので、念のため。
でもアレですね。
たまたまお会いした方と別の店にもハシゴしたんですが、どこの店に行っても顔なじみでしたね。
普段は転勤で紋別に来た同僚を接待することが多いとかで。どうにか紋別を気に入ってもらって、過疎化が進む街を少しでも活性化しようという意気込みが感じられました。
その方はただの観光客に過ぎない僕にも似たようなテンションで接してくれたのですが、いや大丈夫だから。放っておいてもまた来るからww
だって。
地元の人間以外でここまで紋別を熱く語るヤツなんて、日本中にどれだけおんねん? って話ですよ。
適度にこじんまりしつつ、ベテラン脇役の雰囲気も忘れない。
この“ちょうどいい”立ち位置の街・紋別。割とガチでおススメでございます。
そういえば昔、ゲーム「龍が如く」で網走刑務所から脱獄した冴島パイセンが網走→札幌までを瞬間移動しやがったのには笑ったよねww
防寒着なしでモーグル乗ったり、素手で熊を倒したりしながらやっとのことで人里までたどり着いたのに。一通り用事を済ませたあとはいきなりカカロットさんになれるんかいww
「多摩ニュータウン=ゴーストタウンとかいう風評被害。クソ賑わっててワロタw ここがゴーストタウンなら日本の9割ゴーストタウンだわ」
北海道好きな街、もう一度行きたい街ベスト5:第1位
「稚内」
いよいよ第1位です。
今回の「北海道好きな街、もう一度行きたい街ベスト5」企画。栄えある第1位に輝いたのは、日本最北端の街である稚内でございます(ひゃっほーう、やったぜーい)。
まあ、ここに関しては最初から決まっていたというか、このランキング遊びをやろうと思ったときにまず頭に浮かんだのが「第1位は稚内しかないよね」でした。
昼はレンタカーで観光地を巡り、夜は宿泊先の街で目についた店に入って山ほど飲み食いする。これを数日間にわたってループするのが僕の北海道旅行のパティーンというのは前回申し上げました。
で、最終日の前日に稚内でクソほど酒を飲み、翌日稚内空港から飛行機に乗る。ここまでが毎年お決まりの流れとなっております。
コンビニの圧倒的万能感。緊急事態/非常事態にありがたみを実感する。驚くべきコンビニ店員のオールマイティさ
僕が思う稚内の魅力ですが、ひと言で言うと「圧倒的なうさん臭さ」にあります(disってないっす。褒め言葉っす)。
「日本最北端にある街」のブランドにより、世間的には凄まじい知名度を誇る稚内。
ですが、実際に栄えているのは南稚内駅の方で、稚内の駅周りはクッソ寂しいという事実。2011年に駅舎が改築された際も、「稚内駅は寂れてなきゃいけねえんだ」「駅が新しくなるなんぞけしからん」といった声が地元住民から挙がったらしいですww
また、僕が毎年行くお店の店長が言うには「稚内の魚介は実はあんまりおいしくない」とのこと。新鮮なところは最初に築地(今は豊洲)に送られてしまうせいで、稚内には二軍選手しか残らない。何だかんだで寿司は東京で食うのが一番ウマいとか。
これねぇ……。
実はちょっとだけ納得できる話なんですよね。
僕も稚内で何軒か寿司屋に入りましたが、正直そこまで美味しいというほどではない。もちろん不味くはないけど、これ以上のものは東京で普通に食える。
「日本最北端」の高揚感でごまかされているのか、北海道=食のイメージによるものなのか。何とも言えませんが、稚内の魚介類は多少過大評価されている気はします。
しかも、僕が海鮮丼を食べている最中、店員が洗剤でガラス戸を拭き始めるというまさかの事態に。
いやいやいやいや。
それはアカンてww
生ものと洗剤はアカンてww
ただそれがいい。
さらに僕が毎年行く店の店長によると、ここ最近、宗谷岬が日本最北端ではない可能性が浮上したらしい。改めて経度、緯度を調べてみたところ、もう少し北寄りの地点が発見されたとかされなかったとか。
もう大爆笑ですよねww
宗谷岬なんて、最北端だからこそのブランドなのに。No.1の座を奪われたらその時点でアウト。観光名所としての価値はあっという間に暴落です。「おいおい、これまでのドヤ顔は何だったのよ」みたいな。
「2位じゃダメなんですか?」
ダメに決まってるだろww
これらのネタがどこまで本当かは不明ですが、観光地としてのハリボテ感はなかなかでございます。
「部落差別ねえ…。それより僕のブラック田舎あるあるを紹介してみようか」
そして、ご多分に漏れず過疎化の波は押し寄せてきており、地元の若年層は順調に減っているそうです。
改めて振り返ると、ここ1、2年で微妙に宿泊代がアップしているような……。
ただそれがいい。
繰り返しになりますが、僕はこういう稚内のうさん臭さ、ハリボテ感をたまらなく気に入っております(disってないっす。褒め言葉っす)。
これは余談ですが、駅前にある巨大な青空駐車場はいいですよね。
舗装こそされておりませんが、とにかく広いのでいくらでも空きスペースを見つけられる。しかも無料。仮に宿泊先の駐車場が満車だったとしても、ここに停めれば一泊くらいなら全然OKという。
地元の方に言わせれば「駐車料金を払うという発想が信じられない」らしい。
こういう謎の解放感も稚内の魅力だと思っております。
「さくらももこ訃報ってマジか。漫画家というよりエッセイストかな」
あとはまあ、やっぱり景色は最高だなと。
僕が毎年北海道に旅行をする理由として、ドライブが楽しいというのがあります。
道が広く信号も少ない。
場所によってははるかかなたまで一直線に伸びる道があったり。
「左が地平線、右が水平線」みたいな一本道をのんびり走るのがクソほど楽しいわけです。
たとえば紋別から稚内に行くには国道238号を海沿いにずーーーっと走るのですが、あの爽快感こそ北海道の醍醐味かなと。
ナチュラルにこういう景色と出会えたりしますからね。
稚内のホテルの窓から。
マジかよww すぐそばに普通に民家あるぞww
散々「北海道旅行は飲み食い三昧が楽しい」と連呼してきましたが、結局景色を見ながらのドライブあってのもの。そういう意味で、稚内までの長距離ドライブは最高です。
ランキング発表終了。改めて振り返ると第3、2位の異質感が……
以上でございます。
第2位、1位は思いがけずテンションが上がり、予想以上の長文になってしまいました。
何度も申し上げているように需要があるかは甚だ疑問ですが、とりあえずめちゃくちゃ楽しかったですww
第5位:釧路
第4位:旭川
第3位:岩見沢
第2位:紋別
第1位:稚内
改めて順位を振り返ると、3位の岩見沢と2位の紋別の異質感が凄まじいww
特に岩見沢なんて、北海道に住んでる方でもなかなか行かない場所なんじゃねえか? みたいな。
まあそうですよね。
「よし、岩見沢に行くか」と言って飛行機に乗るヤツなんてこれまでの人生で会ったこともないし、ひと夏に2度も東京から紋別に遊びに行くヤツが僕以外におるんかという話。
それも含めて笑えるからいいですけどねww
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!
-
前の記事
北海道好きな街、もう一度行きたい街ベスト5(5~3位)。観光の参考にはならないよ。僕が好きなだけだから 2019.06.05
-
次の記事
日本で中・重量級に人材が集まらない理由? 逆に何でメキシコでは人材が集まるの? アンディ・ルイスのヘビー級初戴冠を受けて【長文】 2019.06.08