阪神順位予想2016!! やれんのか阪神? 開幕オーダー予想も含め、2016年の金本阪神はどれだけできるのかを考えてみる【セリーグ】

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海岸夕日イメージ
2016年もすでに1月11日。
プロ野球のキャンプインまでは1ヶ月を切り、球春到来間近である。
そろそろ各球団共に2016年シーズンの構想も形になりつつあり、それぞれの戦力もある程度見えてきた時期である。

そして僕は、阪神ファンでも何でもないのに、相変わらず阪神タイガースの動向がめちゃめちゃ気になっているww

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ということで、今回は思いきって2016年の阪神の順位と開幕オーダーを予想してみたいと思う。
題して「阪神順位予想2016!! やれんのか阪神? 開幕オーダー予想も含め、2016年の金本阪神はどれだけできるのかを考えてみる【セリーグ】」である。

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2016年の阪神タイガース開幕オーダー予想はこれだ!!

まず最初に、2016年の阪神タイガースの開幕オーダーを予想してみよう。

6.鳥谷
4.西岡
9.福留
3.ゴメス
5.ヘイグ
8.上本
7.江越
2.梅野

大体こんな感じになると予想するが、どうだろうか。

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とりあえず、センター上本がものになったと仮定してのオーダーである。

阪神ファンはどう思っているのか知らないが、上本の外野転向は実は非常にいい判断ではないかと思う。
なぜなら上本の外野にめどが立てば、大和に終盤のユーティリティとしての役割を任せることができるからだ。

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僕は大和の守備はメジャーでも普通に通用すると思っているし、終盤の守備固めとして侍ジャパンに呼ぶべき選手だとも思っている。あれだけ内外野で飛び抜けた守備力を見せられる選手は現在のNPBには大和以外にいない。それくらい僕は大和という選手の守備力を評価しているのだ。

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ただ、ご存知のとおり大和の打撃にはまったく期待できない(2015年打率.225、打点12、本塁打0)。
秋季キャンプで金本監督に「思いきりバットを振れ」という指導を受けていたようだが、正直それで急に何かが変わることはないだろう。秋季キャンプのわずか数週間でいきなり打てるようになるくらいならすでに打てている。
やはり大和は守備の人間。間違っても先発オーダーに名を連ねる選手ではない。

そういう意味でも上本の外野手転向は非常に理にかなっている。
右打者有利の甲子園で一発がある上本を下位打線に配置できるオーダーというのは魅力的で、相手にかかるプレッシャーという意味では大和とは比べものにならないほど脅威である。

個人的に見てみたいオーダーはこれだ!!

次に、個人的にこれが見たいというオーダーが以下である。

7.江越
6.鳥谷
9.福留
3.ゴメス
5.ヘイグ
4.西岡
8.上本
2.梅野

話を聞いていると金本監督は江越を右の大砲候補として期待しているようなので、恐らく自由にノビノビと振り回せる下位打線で起用するのだろう。

だが、以前の記事でも申し上げたように、1番江越という打順は結構ハマる気がする。
2015年シーズンの終盤を見てもわかるように、江越のスピードとパワー、走塁や守備などのポテンシャルの高さは相当なものだ。低打率ながら長打力抜群の打撃の魅力もさることながら、次の塁を狙う嗅覚や肩の強さなど、全身がバネでできているような野性的な躍動感を持った選手である。

やはりこの選手には「細かい野球」だの「つなぎ」だの「球に逆らわないバッティング」だのを意識せずに思いきりバットを振り回してもらいたい。深く考えずに全力でバットを振ることがこの選手の力を最も力を発揮する方法だろう。
そう言う意味でもプレッシャーのかからない下位打線に置くことはまったく間違いだとは思わない。

だが、この選手を試合の最初に打席に立つ1番でブンブン振り回させて、相手に脅威を感じさせるという作戦も絶対にアリだ。
もし江越自身が出塁すれば左バッターの鳥谷が進塁打を打つ可能性が高くなり、1アウト2塁のシチュエーションを作りやすくなる。たとえ江越が豪快に三振を喫しても、鳥谷が改めてチャンスメークをしてくれる可能性もある。

なおかつ一発の期待できる意外性の上本を下位打線を置ければ、5番ヘイグ6番西岡から切れ目のない打線を組むことも可能になる。

金本監督の話を聞いていると恐らく1番江越の芽は少ないだろうが、ぜひとも見てみたいオーダーである。

まあ、どちらにしても3番福留4番ゴメス5番ヘイグの3人がコケないことが大前提なのだが。

ちなみにドラフト1位で獲得したルーキー高山俊を外野のスタメンに予想する方もいるようだが、率直に申し上げて現状では高山俊が開幕オーダーに名を連ねるのは厳しいのではないだろうか。
彼の映像をいくつか見たが、現状のスイングだとプロのスピードに着いていくのにかなり苦労しそうである。将来的にどうなるかはわからないが、さすがに1年目から1軍の選手を差し置いてバリバリ試合で活躍することはないだろう。

金本監督から「一発の打てる打者になれ」という言葉をかけられたとのことだが、大学時代はアベレージヒッターだった高山俊にこの方針がハマるのか、それとも外れるのか。1年目はそのあたりが見どころになりそうである。

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2016年阪神タイガース順位予想!! 2016年1月11日現在

次は2016年シーズンの阪神タイガースの順位予想である。
結論を先に申し上げておくと、阪神タイガースの2016年の順位はズバリ「4位」である。

2016年セリーグ予想順位
1.巨人
2.ヤクルト
3.広島
4.阪神
5.横浜
6.中日

正直、他球団の新外国人やドラフトの新人をくまなく把握しているわけではないのであまりはっきりしたことは言えないのだが、2016年1月11日現在、そこまで戦力を上積みしている球団は見当たらない。
というより、全体的には2015年シーズンよりも落ちている球団ばかりである。
バーネットの抜けたヤクルト、呉昇桓の抜けた阪神。そして何よりマエケンの抜けた広島。この3球団の戦力、特に広島のダウンは間違いない。

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中日に入団するビシエドがなかなか期待が持てそうだが、和田と谷繁と小笠原などチームを支えてきたベテラン勢が引退したことで、戦力的にはマイナス要因の方が大きい。

横浜DeNAは監督がラミレスに代わったことで多少チームが生まれ変わりそうな雰囲気だが、打線が新外国人頼みである部分が大きく非常にリスキーだ。
4番に座る筒香の後を打つだろうジェイミー・ロマック。この打者がコケたときのパターンをしっかり用意しているのだろうか。この選手が外れだったときにチームとしての構想が根本から崩れるような事態に陥りそうな気配がプンプンするのが何とも不安である。
まあ、もともと弱者が染みついたチームなので、5位予想にしてはみたものの最下位も十分にあり得るのではないだろうか。

ヤクルトと阪神は先ほども言ったように抑えのエースが抜けたことが大きすぎる。そして、大混戦の優勝争いを繰り広げた翌年は往々にして投手陣の落ち込みが見られるものである。

安藤、福原頼みだった阪神はもちろんのこと、ロマン、オンドルセク、バーネットの3人のうち2人が抜けたヤクルトも同様だ。負担が大きそうな投球フォームの久古や秋吉が2016年も同じような活躍ができるかも甚だ疑問である。先発陣は相変わらずの手薄さなのは言うまでもない。

ただ、打撃に関しては2016年以上である可能性が高い。
バレンティンさえ健康であれば3番山田4番バレンティンという恐怖のオーダーが組めるので、畠山と雄平の打順を1つずつ下げることで最強のオーダーをさらに盤石なものにできる。
とはいえ、肝心の投手陣が落ち込むことを考えれば、2015年のようなシーズンにはならないだろう。

広島は何度も言うがマエケン移籍。これに尽きる。
黒田がどれだけ男気を見せようが関係ない。マエケンの抜けた広島に優勝は無理だ。

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そう考えると、なんだかんだで戦力的なダウンが一番少ない巨人が相対的に最も有利だという結論に至ったわけであるが、果たしてどうなるか。監督も代わって采配面は未知数だが、それはそれで楽しみでもある。

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どう見ても広島の落ち込みよりも阪神の戦力ダウンの方が大きいよな……

2016年シーズンの阪神を4位と予想したのだが、自分で言うのもなんだが、かなり妥当なところではないだろうか。

戦力的にはどう見ても劣っていた広島を2015年シーズンに上回ったのは、過去の記事でも申し上げたように和田監督の采配がすばらしかったからである。

藤浪、メッセンジャー、安藤、福原、呉昇桓という主力投手の5人だけで接戦を拾いまくる割り切ったスタイルでCS進出をもぎ取った手腕は球史に残るほどの名監督ぶりといっても過言ではない。
そしてセリーグで唯一ソフトバンクに対抗しうる戦力を持ちながら、年間通したクソ采配によって4位に沈むという快挙を成し遂げた広島の功罪とも言いかえられる。

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金本監督就任で期待感が膨らむ2016年阪神だが、僕は呉昇桓を除いた主力4人が軒並み成績を落とすのではないかと見ている。

エースとして期待される藤浪は1年目の投球回が137.2回、2年目が163.0回、3年目が199.0回と、毎年投球回が増えている。特に2015年は150球以上投げる試合があったり、肩の痛みを抱えながらも最後までアクセルを踏みっぱなしのシーズンであった。
1年目の球数制限は何だったの? と思うような使われ方を見ていると、そろそろ一度落ち込むシーズンが来てもおかしくはないと思う。

もう1人のエースであるメッセンジャーも今年で35歳である。いつまでも投げたがりのスタミナお化けで居続けられる保証もないだろう。
安藤、福原のベテラン勢は言わずもがなである。

さらに期待のかかる新戦力に関しても、大きな期待をかけるほどではないと言わざるを得ない。
呉昇桓の代わりのクローザーであるマルコス・マテオも悪くはないが、呉昇桓ほどの活躍を求めるのは難しい。

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FA移籍の高橋聡文、先発転向の藤川球児にはそもそも期待するべきではない。高橋聡文は左のワンポイントとして機能すれば儲けものだし、藤川球児は以前にも言ったように先発ができるとはとても思えない。

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打線も福留とゴメスが2人合わせたトータルで2015年シーズンと同じくらいの数字を残すと仮定して、なおかつマット・ヘイグが2015年のマートンをやや上回る数字を出すと仮定して、それでもどう考えてもマイナス要因の方が大きい。

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加えて金本監督の「若手を育てたい」という発言である。

いくらひいき目に見ても、2016年の阪神が広島よりも上の順位に入るのは相当難しいだろう。
そして、負け犬根性が染みついている横浜DeNAと、弱いところにさらに戦力がダウンした中日より下にいくことはないだろうということで、4位の予想とさせていただいた。

鳥谷が3割15本? そんなの、本人の負担を軽くすればいいんじゃじゃないの?

「鳥谷には3割15本を期待する」
金本監督が常々口にしている言葉である。

ちなみに2015年の鳥谷の成績は打率.281、打点42、本塁打6。
これで年俸4億円である。

まあ、はっきり言って、これが助っ人外国人なら秒速で切られる数字だ。
確かに鳥谷には3割15本は打って欲しい。
というより、打ってもらわないと困る立場の選手である。

ただ、それにはやはり常々申し上げているように、鳥谷の負担軽減が最優先だろう。
毎度言っているように、とにかく無意味な連続フルイニング出場を即刻やめるべきである。どうせいくら出続けても金本監督の記録には追いつけっこないし、年々守備範囲も狭くなっているしで、チームにとっても本人にとってもメリットは少ない。

しかもレフトを守っていた金本監督とは違い、鳥谷は内野手である。守備の負担は金本監督のそれとは桁が違う。
マット・ヘイグと今成が争うであろうサードへのコンバートはないにしろ、せめて試合終盤には大和と交代するなどして適度な休養をとることは必須である。

チームの顔である鳥谷に対して非常に大きな期待をかけている金本監督ではあるが、時には鳥谷を先発から外して休養期間を設けるなどの措置ができるかには大いに注目したいところだ。

2016年のセリーグは恐らく2015年と同様の混戦になることが予想される。監督の陣容が一気に若返ってガラッと変わったセリーグに期待である。

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