イサック・クルスvsラモント・ローチとかいうドロッドロの大激戦。序盤から中盤まではクルス、後半ローチが盛り返す展開。クルス寄りの引き分けですかね【結果・感想】
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
2025年12月6日(日本時間7日)に米・テキサス州で開催されたPBC興行。メインイベントでWBC世界S・ライト級暫定王者イサック・クルスとWBA世界S・フェザー級王者ラモント・ローチが対戦し、1-0(113-113、113-113、115-111)の判定でドロー。クルスが防衛に成功した試合である。
スティーブン・フルトンvsオシャキー・フォスター戦と同日に行われたこの試合。
フルトンvsフォスター戦はフルトンが体重超過→S・フェザー級タイトルマッチが急遽ライト級暫定王座戦に変更になるという謎ムーブとなったが、このクルスvsローチ戦はS・ライト級暫定王座の防衛戦。よく見ればこちらもいまいちわからない。
さらに当初予定されていたミドル級3団体統一戦、ジャニベク・アリムハヌリvsエリスランディ・ララ戦はアリムハヌリの禁止薬物陽性によりララvsヨハン・ゴンサレス戦に変更になっている。
毎度のことながら「ボクシングがボクシングしてる」としか言いようがないわけだが、とりあえず試合の感想を言っていく笑
オシャキー・フォスターvsスティーブン・フルトンが謎裁定でWBCライト級暫定王座戦に。これぞホンモノのボクシング!!笑 でも試合はおもしろかった。フォスターのベストゲームじゃない?
どちらが優勢だったかは何とも言えない。再戦もアリじゃないの?
まずこの試合は判定に物議を醸しているとのこと。
僕は結果を知った上で視聴したのだが、確かにどちらが優勢とも言えない試合である。
中盤まではイサック・クルス、後半はラモント・ローチ。
微妙なラウンドをどちらにつけるかで結果が変わる感じだろうか。
とりあえず1-0のドローという結果に文句はない。
白黒はっきりさせるためにも再戦もアリなのではないか(暫定王座戦の再戦?)。
ドロドロの激戦。比嘉大吾と似ているイサック・クルス
内容についてだが、ドロッドロの激戦だったなと。
イサック・クルスはタイプ的には比嘉大吾と近い。
ずんぐり体型+左フックのぶん回しが得意なインファイターで、ガードを上げて前進→打ち合いに巻き込むスタイル。
首周りが太く全体的に分厚い。見るからに頑丈で12Rを通して相手を追い続ける根気もある。
また適性オーバー気味だった比嘉大吾に比べてクルスはこの階級にマッチしている印象。比嘉は毎回力を絞り出すように踏み込んでいたが、クルスの場合は普通に前進するだけでいい。
比嘉大吾の魂を震わせるファイト。記憶に残るという意味では坂本博之を超えた。3度目の正直が叶わなかったら引退も仕方ない。アントニオ・バルガスが12Rにダウンを奪い返してドロー防衛
ローチは基本はカウンター使い。でも、荒っぽい相手とはカチ合ってしまう
一方のラモント・ローチだが、こちらは基本はカウンター使いなのだと思う。
下記のヘクター・ガルシア戦のように離れた位置での差し合い、スピード&見切り勝負で上回れれば強さを発揮できる。
相手のパンチに一瞬遅らせて合わせるカウンターはなかなかの鋭さである。
ただ、差し合い勝負をすっ飛ばして中に入ってくる相手とはモロにカチ合ってしまう。
下記のオルランド・クルス戦がまさにそんな感じ。
アウトボクシングを12R貫くには見切り、機動力ともに足りない。
前手のジャブはインファイターの突進を寸断する鋭さもない。
そのせいでオルランド・クルスや今回のイサック・クルスのような荒っぽい相手とは足を止めての打ち合い、ドロッドロの時間が増える。
ついでに言うと、1-0の判定ドローとなったジャーボンティ・デービス戦もそう。
離れた位置で自分のパンチを当てる時間を多く作ったものの、近場の打ち合いではデービスに押されるシーンも散見された。
ジャーボンティ・デービスvsラモント・ローチ。序盤から集中力を欠いたデービス。覚悟を持ってリングに上がったローチ。まあ調査はするべきですよね
いい選手には違いないがどこか突き抜けられないというか。
すべてのパラメーターが6.5〜7.5みたいな感じ。
キャリア29戦でドローが3つというのもわかる気がする。
“クルス寄りのドロー”。後半の失速が残念だった
申し上げた通り今回はどちらの勝ちとも言えない試合。
序盤は3Rのダウンを含めてクルスが若干優勢だったが、中盤から後半にかけてローチが盛り返した感じである。
試合後に客席にいた現役選手や関係者が「クルスが勝ったように見えた」と口を揃えていたので、やはり“クルス寄りのドロー”なのだろうと。
そう考えると後半の失速は残念である。
今回は8〜10Rで出足が落ちて連打を浴びるシーンが目についた。
11Rに持ち直したものの、あそこでペースを手放してしまったのが本当に痛かった。
ちなみに2021年12月のジャーボンティ・デービス戦でも同じことが起きている。
中盤まで持ち前の頑丈さでガツガツ攻めたが、後半に動きが落ちた時間に逆襲を許して競り負けた。
イサック・クルスvsローランド・ロメロ。ここまで一方的になるとは。フックぶん回し同士の対戦。得意な距離とディフェンスに差があった
ファイトスタイル的にクルスの失速は仕方ない? ホセ・バレンズエラはよく勝ったよね
クルスの失速に関してはもう仕方ないのかもしれない。
遠間で打たれる&それに耐えるのが大前提のスタイルで消耗の大きさは一目瞭然。
比嘉大吾ほどラウンドごとのムラが激しいわけではないが、多少の上げ下げは受け入れるしかない気がする。
てか、ホセ・バレンズエラはよく勝ちましたよね。
正直、この選手はそこまで強く見えない上にイサック・クルスとは相性が悪と思っていたのだが。
サウスポーの特徴を活かしつつ打ったら動くを最後まで貫いた結果の中差判定勝利。
改めてこれ系の選手を攻略するには前手のジャブが重要と言えそうである。
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
[THE MONEY TEAM] (ザ・マネーチーム) TMT 正規輸入品 MS104-2WK Tシャツ 白ベース×黒 フロイド・メイウェザー・ジュニアコレクション Tシャツ メンズ 半袖 ボクシング アメリカ
パーカー メンズ 長袖 スウェット Gennady Golovkin ゲンナジー・ゴロフキン プルオーバー ゆったり カジュアルおおきいサイズ 人気 服 四季 男女兼用 フード付き ベーシック グラフィックプリント
マニー パッキャオ (2)おしゃれ 多機能 弁当バック手提げ袋 軽量
-
前の記事
オシャキー・フォスターvsスティーブン・フルトンが謎裁定でWBCライト級暫定王座戦に。これぞホンモノのボクシング!!笑 でも試合はおもしろかった。フォスターのベストゲームじゃない?【結果・感想】 2025.12.09
-
次の記事
記事がありません