カネロvsウィリアム・スカル。クソつまらねえじゃねえかw 途中ちょいちょい記憶がないぞ。でも格上を食うための作戦としては悪くなかったよね【結果・感想】

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2025年5月3日(日本時間4日)にサウジアラビア・リヤドで行われた世界S・ミドル級4団体統一戦。WBA/WBC/WBO同級統一王者サウル・“カネロ”・アルバレスとIBF王者ウィリアム・スカルが対戦、3-0(115-113、116-112、119-109)の判定でカネロが勝利した試合である。
今年4月にリヤドシーズンとの4試合契約を締結したカネロ。
第一弾の今回は昨年8月にはく奪されたIBF王座を保持するウィリアム・スカルとの統一戦である。
と言いつつ、今年のG.Wはバタバタしていてリアルタイム視聴はしていない。
それどころか試合の存在を失念していた。
また前日に米・ニューヨーク州で開催されたゴールデン・ボーイ・プロモーション&マッチルーム・ボクシング興行、デビン・ヘイニーvsホセ・カルロス・ラミレス戦、ライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ戦は楽しみにしていたのだが、例によってリアルタイム視聴はできず。
ヘイニーとライアンがやらかしたと聞いて視聴意欲がダダ下がりしている笑
ライアン・ガルシアvsローランド・ロメロ、ヘイニーvsホセ・ラミレス、スレイマン・シソコvsカバラウスカス、ウェルター級の楽しみな試合目白押しw 佐々木尽vsノーマンJr.は今しかないってタイミングだったな
そんな感じでまずはカネロvsスカル戦を観ることに……。
何だこれ、クソつまらねえぞおい。途中何度か記憶が途切れとるw
試合の感想だが、おいおい、クソつまらねえじゃねえか笑
僕は予備知識なしでこの試合を観た(勝敗は聞いた)のだが、アカン。途中何度か記憶がないw
ダメだわ。
この試合はダメだw
つまらなすぎて逆に笑えてくるくらいにダメだ(意味不明)。
試合後にテレンス・クロフォードがリングインして両者の試合が正式決定したわけだが、はっきり言ってそっちの方がはるかにマシ。
PPVを購入しなくてよかったというか、RIZINに金を使った僕はある意味勝ち組と言える笑
朝倉未来が鈴木千裕に勝っただと?! 現地観戦を見送ったけど大急ぎでPPVを購入したぞ(6900円)。テイクダウンからのグランドは本当に驚いた
ウィリアム・スカルはもともとこういうスタイル。去年カネロが対戦を回避したのは正解だった?
試合開始からサークリングを続けるスカルに「お? 何だコイツ?」となり、いったん止めて過去の試合を漁ったところ……。
ああ、なるほど。
もともとこういうヤツなんだと。
基本は打ち終わりを狙うアウトボクサー。
23戦全勝9KOと判定上等のスタイルで、今回が特別というわけでもない。
カネロのIBF王座はく奪はこの選手との指名戦を蹴る→エドガー・ベルランガ戦を優先したせいだが、その判断はめちゃくちゃ正しい笑
カネロvsエドガー・ベルランガ。カネロは至近距離での差し合い、左の多彩さは健在だけど、全力で動ける時間が短くなったか? ベルランガはガチガチだったね
知名度の低さ以上にスカル相手ではおもしろい試合には100%ならん。
しかも批判の半分以上はカネロに向く。
カネロ側がウィリアム・スカルのことを認識していたかは不明だが、正直キャリア終盤にチョイスする相手ではない。IBF王座と引き換えに回避したのは間違いではなかった。
まあ、結局やらざるを得なくなったのだが笑
格下が勝機を見出す作戦としては悪くない。プロ興行として正しいかは別の話
一応言っておくと、ウィリアム・スカルのやり方は間違いではなかったと思う。
絶えず左右に動いて正面を外し、致命打をとことん避けまくる。
極力コンタクトを少なく自分が出すパンチは単発、もしくは2発まで。
もともとカネロは動く相手を追いかけるのが得意ではない。
機動力を活かしてポイントをピックアップする作戦はアミール・カーンやカレブ・プラントもやっていた。
カネロvsプラント、モグラ叩きみたいな試合。あっちを隠せばこっちを打たれ、こっちを隠せばあっちを打たれ。プラントもがんばったけど最後に決壊してアディオス
スカルの場合はカーンやプラントよりもさらに振り切っていて、極論ラウンド中に1発当てればいい。あとはひたすら走り回って「はい、優勢です」と。
馬力が目減りした今のカネロならこのやり方で十分チャンスが生まれる。
実際、ジャッジ1人が115-113をつけているわけで。
弱者の兵法と言ったらアレだが、格下が勝機を見出す作戦としては悪くなかった。
もちろんプロ興行として正解かはまったく別の話。
記憶が途切れ途切れになるほどの退屈な試合をエンターテインメントと呼ぶことは僕が許さん笑
数年前なら圧力で押し潰してたんだろうね。あの頃の無双カネロが失われたのは切ない
今回のウィリアム・スカルがアミール・カーンやカレブ・プラントよりも上かはよくわからない。
ただ、少なくとも数年前のカネロであれば多少モタついてもどこかで押し潰していたはず。
たとえば12Rの動きを速い段階から出せばスカルは耐えきれなかったのではないか。
カレブ・プラントも序盤は調子よく動き回っていたが、徐々に疲弊して11Rに決壊した。あの頃の無双カネロが失われてしまったのは改めて切ない。
それでもいまだトップクラスには違いないし、対抗王者やランキング1位の選手を問題なく退けるくらいには強いのだが。
ついでに言うと、スカルがちょいちょい見せる憎たらしい表情もよかった。
ああやって相手をイラつかせて雑さを引き出せればそれだけチャンスも増える。
興行として正しいかはともかく格上に勝つための兵法を貫いたことは好意的に捉えている。
カネロvsハイメ・ムンギアおもしろかった!! 試合巧者のベテランを勢いでねじ伏せるやり方はカネロvsゴロフキンVol.2を思い出した
井上尚弥にもこの作戦が通用するんじゃ…。今こそポール・バトラーが評価されるべき笑
そして、何気にこの戦術は井上尚弥相手にも通用するのではないか。
井上相手にここまで振り切ったのは2022年12月のポール・バトラー。
あの試合のバトラーは井上の圧力に耐え切れずに11Rに力尽きたが、足が動かなくなった&階級アップでフィジカルが目減りしている今の井上なら……。
井上を倒すには「懐に入って相打ち覚悟のカウンター狙い」というのが最近の定説だが、むしろ真逆の立ち回りでもいけるのでは? と。
ウィリアム・スカル並みのジャブとカウンター、サイズと機動力を兼ね備えた選手がポール・バトラー以上にアウトボクシングに徹すれば。
井上尚弥がダウンを喫しながら8RTKO勝ち。危ねえ! カルデナスと同じ時代に生まれたことを感謝しそうになったよw 「井上はパンチをわざと受けてる」とかいう識者(笑)の謎理論
たとえば対戦が噂されるWBA王者ニック・ボールはまったくタイプが違う。
1位ミクロ・クエジョは中間距離が得意な選手。
2位ブルース・キャリントンはどちらかと言えばスティーブン・フルトンに近い?
何気にWBC休養王者のレイ・バルガスならコンディションさえよければ……。
いや、やっぱり難しいか。
ボディで削られて後半KOかな。
そもそもニック・ボールと引き分けてからちっとも出てこなくなったし笑
などなど。
あれこれ考えるのは結構楽しい笑
さすがに現実的ではないので単なる妄想でしかないのだが。
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