全国各地で出没する熊さん、被害も多数。僕が北海道で聞いた生々しい話をしてもいい? 人間が食物連鎖の中に組み込まれちゃってるんだって
僕は毎年お盆の時期に北海道に行くのですが(本州が暑すぎるから)、例によって今年も行ってきました。
ちなみに去年は台風の接近により帰りの飛行機が欠航、稚内に3泊という予定外の事態に見舞われております笑
北海道旅行2024。台風の影響で稚内にまさかの4泊。金もねえ、やることもねえ。時間だけはある。人の親切心に感謝が止まらない
今年は飛行機も予定通り飛びましたが、それはともかく熊にビビり倒した数日間でした。
行きの飛行機に乗る数日前(だったかな?)に「新聞配達中の人が熊と遭遇した」「登山中の人が熊に襲われて行方不明になった」というニュースを聞いてめちゃくちゃブルった次第です。
僕は滝を見るのが好きなのですが、今回は入り口に「熊出没注意」の看板を見つけて2度ほど断念したことをお伝えします。
で、その後も全国各地で熊出没のニュースが絶えません。
先日はついに埼玉県で目撃されたとのこと。
【速報】埼玉でクマ出没 公園の入り口付近で目撃 体長約1メートル 秩父https://t.co/BGWc27rWXB#埼玉県 #秩父市 #クマ出没 #クマ目撃情報
— 埼玉新聞社 (@saitamanp) October 23, 2025
まあ、秩父は山深い地域なのでおかしくないとは思いますが。
というわけで表題の件。
北海道に行った際にフラッと入った飲み屋で教えてもらった熊のネタを。
今年も北海道行ってきました。
いろいろ回りましたが、とにかく熊にビビりながらの旅行でした。
新聞配達の人が襲われたり、登山中に行方不明になったりと事故が多発する中、フラッと立ち寄った飲み屋でマスターに「この辺はしょっちゅう熊出るよ」「この前もそこで見たし」とたっぷり脅されましたw pic.twitter.com/upVYpi1mDr
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) August 15, 2025
「熊は怖い」「熊を殺すなとかバカじゃねえの?」と安全圏から言っているだけの人間(僕を含めて)とは違う、実際に熊がいる場所で生活する人のリアルな声というヤツ。
あくまで飲み屋のマスターから聞いたネタ。お酒も飲んでたし記憶もあいまい
最初にお断りしておくと、今から申し上げるネタは
・飲み屋のマスター個人の話
・他の地域に当てはまるかは不明
・僕はお酒を飲んでいた
・2か月半前のこと
です。
マスターによる多少の誇張があるかもしれないし、その地域だけの特殊な事情かもしれない。
そもそも僕はお酒を飲みながら聞いていた&時間も経っているので記憶自体があいまいです。
実情と異なる可能性があることをお伝えしておきます。
ちなみに具体的な地名を出すと店まで特定できてしまうくらい小さな町なのでそこはやめておきますw(じゃらんで予約できるホテルが町内に一軒とか、そんな感じ)。
人の生活圏に降りてくる熊は弱い個体。数が増えすぎてあぶれたヤツなんだって
まずマスターが言うには人の生活圏まで降りてくるのは弱い個体であると。
現在、熊が生息する山は個体数の増加によって渋滞が起きている(温暖化や過疎化等、さまざまな要因で)。
エサが豊富で寝心地のいい場所は強者が陣取る。
その次にいい場所はいわゆる中間層の住処。
で、もっとも序列の低い(弱い)個体が生活の場所を追われ、仕方なく人里に降りてくる。
つまり、我々が目撃しているのは最下層に位置する雑魚個体らしいです。
もちろん雑魚と言っても人間よりはるかに強いので脅威には違いないですが。
隣人の騒音問題ってホントにバカにできないのよ。SNSで見かけた隣人ガチャの話題で思い出したこと。疲弊し切った人間がどうなるか知ってる? 「相手にいかに嫌がらせをするか」に思考が向かうんだよ
進む熊の世代交代。慣れすぎて生活音に動じなくなっている
そして最近は熊の世代交代が進んでいて、人の生活音? にビビらなくなっているとのこと。
車道付近で生まれたせいで車の音を聞いてもケロッとしている、平然と道を渡ってくる。
Z世代、α世代ではないですが、熊の鈴なども効果が薄れていくのかもしれません。
さらにその地域では熊を見かけるのが日常茶飯事らしい。
植え込みを漁ったり道を横切ったり。
地域住民の間では「さっき〇〇にいたよ」「俺も昨日見た」といった会話が当たり前に交わされているとか。
熊の方も人里に慣れきっていて、刺激しなければ基本的に何もしてこない。仮に遭遇しても目を合わせずスルーするのが最適解とのことです。
現状、町に降りてくる個体は2頭。
どちらの個体も何だかんだで人間と共存できているみたいです。
なお熊を見かけた場合は通報するのが基本なので当然駆除に乗り出すケースもある。
駆除の方法にもさまざまあって(銃殺だけでなく檻を仕掛けたり)、中には禁止されていて今はできないやり方もあるとか。
ところが近年は個体が増えすぎたせいで解禁になったり、解禁に向けて話し合いが進められたりしている(らしい)。
人の営みを理解する熊。もはや人間は食物連鎖の頂点にはいない
僕がもっとも驚いたのが、熊が人間の営みを理解していること。
熊を駆除する人たち(猟友会)が使用するライフル銃は第一種許可を得てから10年の経験が必要になります。
10年という期間が長いか短いかは僕にはわかりませんが、免許を取ったパンピーが最初に所持できるのは(ライフル銃より殺傷力が低い)散弾銃です。
そして鹿の被害に悩まされる農家の方が免許を取得、散弾銃を手に入れたとのこと。
その銃で鹿を追い払うわけですが、猟友会の人に「それはやめてくれ」と言われてしまったと。
理由は熊をおびき寄せるから。
散弾銃はライフル銃に比べて殺傷力が低く、なおかつ使用者の腕もよくない。
そのため1発で仕留められないケースが多発する。
鹿が畑を荒らす→農家の人が散弾銃を撃つ→弾がかすって鹿が逃走。
この光景を熊が物陰から見ているのだとか。
で、弱った鹿をパクっと。
「サンキュー、めっちゃ余裕っす」と。
要は「あそこで待っていれば獲物が簡単に手に入る」ことをクマ公が覚えてしまうので、素人が鹿を撃つのはやめてくれというわけです。
ここまでくるともはや人間との共存どころではない。
完全に食物連鎖の中に組み込まれているというか。間違いなく人間はピラミッドの頂点ではない。
テレビやネットの報道ではわからない、実際に熊がいる場所で生活する人の生の声でございます。
チョコプラ松尾が絶賛炎上中。「素人はSNSで発信するな」「SNSを免許制にしろ」←“素人”って表現がマズかったよな。気に入らないヤツにダメージを与えて「一本取った!!」がやりたかったんだろうけど
繰り返しになりますが、これらはあくまで飲み屋のマスターから(酒を飲みながら)聞いた話です。
多少盛っているのかもしれないし、この地域限定のものかもしれない。
真に受けずに話半分程度で聞いていただけると幸いです。
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