ラグビー人気アカンな…。ダン・カーター来日が完全に空気って……。サッカーで言えばC・ロナウドが来たようなもんだぞ?

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ニュージーランド日の出イメージ
ラグビー7人制オリンピック代表代表選考の発表が物議を呼んでいる。

2016年7月17日、リオデジャネイロ五輪に出場する7人制ラグビー男子日本代表の最終登録メンバー12人が発表され、15人制日本代表ウィングの山田章仁や唯一大学生で候補になっていた松井千士、また藤田慶和の落選が決まった。

だが、6月29日に行われた日本協会の会見では3人とも日本代表メンバーとして出席しており、家族を呼んでの結団式も行われていたとのことで、このタイミングでの落選は掟破りだとの指摘が出ている。

2015年W杯での快進撃から注目度が高まり、リオ五輪に向けても盛り上がりを見せていたラグビーだが、今回の発表のタイミングによって若干水を差された形になってしまった。

2019年日本開催が決まっているW杯に向け、五輪戦士の活躍でファンの心を再びラグビーに向けることができるか。7人制日本代表の真価が問われる。

「帝京vsサントリー感想。サントリーは舐めプし過ぎだ。8連覇の学生王者を見下してる暇ちゃうぞ」

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7人制のメンバー発表に物議? いやいや、それよりダン・カーター来日が空気なことの方が問題ですよ

ラグビー7人制五輪最終登録メンバーの発表が物議を醸しているらしい。
結団式の後に落選メンバーを発表するのはいかがなものか、選手に対する配慮がなさ過ぎるんじゃないか。そう憤っている関係者がいるという。

「DAZN(ダ・ゾーン)でHBOボクシング配信?! 契約だぁぁああ!!←コンテンツ一覧から消えててワロタ」

まあ、最終選考メンバーが発表される日はあらかじめわかっていたはずだし、本当にそんな人間がいるのかは定かではないのだが。
とにかくこのゴタゴタ(と呼んでいいのかもわからないが)が原因で、せっかく注目されたラグビーからファンの心が離れないことを祈るばかりである。

ただ!!
個人的なことを言わせていただくと、五輪7人制のメンバー選考についてはあまりこだわりはない。山田や松井が落選したのは残念だが、これに関してはなるようになるだろうという思いが強い。そして事実なるようになるのだろう。

それより、2016年7月16〜18日の3日間で行われたダン・カーター来日イベント。これが完全に空気だったことが残念でならない。

「ラグビー界の至宝ダン・カーター氏が来日!!」

ピンとこないだろうか。
「誰? この人」といった感じだろうか。

ダン・カーター。
W杯連覇のオール・ブラックスで長年スタンドオフをつとめ、絶対的な司令塔に君臨した男である。

「ニュージーランドがオーストラリアを下し、ワールドカップ史上初の連覇を達成」

いや、マジですごい選手なのだが。

今回のダン・カーターの来日をサッカーで例えるならC・ロナウドやネイマールレベルの来日。もっと言うと、2006年サッカーW杯でMVPを獲得したジダンがその足で来日して「日本は特別な国だ」と言うようなものである。
陸上界でいうならウサイン・ボルト。野球界でいうならクレイトン・カーショウやデレク・ジーター。バスケでいうならレブロン・ジェームズ。
そのレベルのスターがニッコニコで来日し、被災地でチャリティーイベントを行ってくれたのである。

「やっぱりレブロン・ジェームズがオールタイムベスト? キャバリアーズが歴史的逆転劇」

このダン・カーターのすごさが世間にまったく伝わっていないこと、そして、これだけの選手による来日イベントが完全に空気であること。これこそ日本ラグビー界の発進力のなさの証明である。

ホントに何をやっているのだろう。
愚かにもほどがある。

「オールブラックス司令塔カーター来日、震災復興に力」
「ラグビーW杯釜石開催にエール NZカーター選手来県」

ラグビー観戦が趣味の僕でさえ、注意して記事を探さなければ見落としてしまうような小さな扱いである。

本来なら金を払ってでも宣伝するべき大ニュースなのに。
 
「ダン・カーターが神戸製鋼入りするってよ!! 世界的なプレイヤーが観たければラグビートップリーグがおススメだよん」
 

ここ数カ月でラグビーイベント目白押し。日テレの天覧試合中継もよかった。それなのに……

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・2015年W杯での快進撃
・代表選手たちの露出大幅増
・トップリーグ観客動員大幅アップ
・日本代表チーム「サンウルブズ」がスーパーラグビー初参戦
・日本代表テストマッチが史上初の天覧試合に
・リオデジャネイロ五輪7人制ラグビー採用
・世界一のプレイヤー、ダン・カーター来日

見ての通り、この数カ月間の日本ラグビー界はこれまででは考えられないほどの激動を迎えている。

え? それでこんなもんですか?

「マジでショック…。日本がフィジーに敗戦。絶対負けちゃいけない試合だった。身体能力にやられたというより自滅」

これだけイベントが目白押しで、この程度ですか?
世界一のプレイヤーであるダン・カーター来日という大ニュースがこの程度の扱いですか?

このラグビー界の発進力のなさ、マジで意味がわからない。
どう見てもラグビー全盛期、人気絶頂期に突入するタイミングなのに。

6月25日に行われたスコットランドとのテストマッチ。史上初の天覧試合となった試合だが、実際あの試合の中継は本当によかったのだ。

「スコットランド戦の感想と展望。日本ラグビーの分岐点? W杯で培った貯金が尽きかけてるぞ」

大畑大介と吉田義人という日本最高峰の解説者(と僕が思っている)2人を揃え、前HCであるエディ・ジョーンズをゲストに招く。そして五郎丸とリーチ・マイケルを同時に映す。

さらに副音声ではラグビー好き芸能人くりいむしちゅー上田と、元体操五輪代表の田中理恵を絡ませる。そこに元日本代表廣瀬俊朗を加え、観戦初心者である田中理恵にラフな雰囲気でラグビーの魅力を伝える手法。

「ウェールズvs日本戦予想!! ラグビーテストマッチ2016。日本勝てるんじゃないのかこれ?」

地上波ゴールデンという放送枠の中で、この上ないほどの力の入れ具合である。

ラグビー好きな人間にも、興味を持ったばかりのライトなファンにも、まったくラグビーを観たことがない人間にも配慮したすばらしい放送だったのだ(ちなみに廣瀬は解説者としてはギリギリ許容範囲)。

僕はこの放送を観ながら「日テレ、やればできるじゃねえか」と本当に関心したし、楽しめたことを覚えている。

「ラグビー7人制(セブンス)の魅力。メダル獲得できるか?」

田中理恵を全面的にプッシュする日テレの戦略にも脱帽っす

また、あそこで田中理恵を起用した日テレの戦略はかなりうまかったのではないかと思う。
リオ五輪でキャスターをつとめる田中理恵のお披露目という意味でも、あのスタートダッシュは本当にお見事だった。

少し見渡してみるとわかるのだが、現状各局のスポーツ出身女性キャスターの伸び悩みは相当深刻である。

「日本vsジョージアテストマッチ感想。タックルの精度と両翼の決定力が光った試合」

TBSは頼みの潮田玲子がやらかしたおかげで、いまだに高橋Qちゃんに頼らざるを得ない状況。
視聴率も含めて「マジでどうすんの?」状態のフジテレビはこれまたいまだに小谷実可子と益子直美である。
テレ東は期待の古閑美保が想像を絶する大根ぶりでお茶の間を席巻したため、後任が見当たらず。やむを得ず織田信成にすがるという焼け野原っぷりだ。
テレ朝は寺川綾を何とか定着させようとしてはいるが、正直インパクトがまったく足りていない。

「【ラグビー】帝京vs東海感想。帝京は小型版オールブラックス? 驚異の8連覇の秘訣を考察」

そんな中、タイミング的にも年齢的にも田中理恵はジャストである。
日本ラグビー界初の天覧試合において、田中理恵を副音声の目玉に据えた戦略は「やるな」としか言いようがない。
観戦素人の女性が徐々にラグビーの魅力を知っていく様子をリアルタイムで放送する。さすが日テレ。これこそラグビー放送の基本である。

「吉田沙保里が現役続行しなくてはいけな3つの理由。引退? 進退? コーチ業で後進指導? いやいや、吉田沙保里はこれからでしょ」

時間と金さえかければいくらでもラグビーは浸透する。そして今回のダン・カーター来日はまさしくそれをすべきだった

今回の日テレの中継を観ればわかるように、ラグビーを世間に広める方法は山ほどあるのだ。
時間と金さえかければいくらでも世間に浸透させることができるのである。

そして今回のダン・カーター来日こそ、日本ラグビー界が全力で世間に発信するべきタイミングだったはずなのだ。
それこそ地上波のスポーツニュースで特集を組んだり、バラエティ番組に呼んだりするべきだったのである(TBSの「炎の体育会TV」に出るとか出ないとか)。

これだけのスーパースターが来日したという大ニュースをあっさりと空気にしてしまう日本ラグビー界。マジで意味がわからない。

マジでなんなのだろう。
やはり昔気質のアマチュアイズムというか、硬派ぶった気質が根強く残っているのだろうか。

たまに「ラグビーに芸能人を絡ませるな」「ラグビーの中継をチャラチャラしたものにして欲しくない」という声を聞くが、そういう主張はマジで無意味だ。

何度も言うようにスポーツ人気のバロメーターはミーハーの数だ。それが不人気コンテンツであればなおさらである。
「本物」や「本質」だの「真のファン」だのといった綺麗ごとは絶対的な数の前ではまったくの無力。
というか、それを言うならまずミーハーを集める努力をしてから言えという話である。

「武尊vs小澤感想。やっとわかってきたじゃねえかK-1。大事なのはああいうわけのわからん熱量だよな」

せっかくのテレビ中継で、横文字専門用語を連発しまくる自己陶酔型の無能解説がアホ面で実況席に座る。
そして「本物」「本質」などと抜かしてライト層の参入を妨げる自称本物のファン。
存在自体が害悪以外の何物でもない。

「ラグビーシックス・ネーションズの注目国はフランスだ!! 日本の解説者はクソ無能だ!!」
「サンウルブズが五郎丸レッズに惜敗!! 出たよ無能解説。おもしろい試合だったのに」

極めつけは今回のダン・カーター来日のシカトっぷり。
しょーもないことこの上ない。

日本ラグビー界前途多難。
エディ・ジョーンズの「次のW杯への準備が1年遅れた」という言葉がいろいろな意味で現実味を帯びてきている気がする。

「サンウルブズがなぜ勝てないかだって? 弱いからでしょ。戦力と準備、全部が不足してる」

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