堀口恭司が凄すぎてw コールドウェルに判定勝ちでベラトール王者に。RENAは残念だったけど、絶対諦めんなよ【2019.6.15感想】

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自由の女神
2019年6月14日(日本時間15日)に米・ニューヨーク州で行われたベラトール222。第13試合バンタム級タイトルマッチに出場したRIZINバンタム級王者堀口恭司が、同級王者ダリオン・コールドウェルと対戦。3-0の判定で勝利し、王座戴冠を果たすとともに日本人初の北米総合格闘技団体王者に輝いた一戦である。
 
 
2018年大みそかのRIZIN14以来の再戦となった両者。
序盤から軽快なフットワークで拳を振るう堀口に対し、コールドウェルは鋭いタックルを仕掛けて応戦。
再三コールドウェルに優位なポジショニングを許す堀口だが、ケージをうまく利用してこう着状態を作り出す。絶えず上からパウンドを落とし、コールドウェルに決定的な流れを渡さない。
 
3Rに入ると、徐々にコールドウェルが失速。
逆にペースアップした堀口にうまくグランドに引き込まれるなど、堀口ペースで試合が進んでいく。
 
最終5Rも膠着が多い展開が続くが、要所で堀口が効果的な肘をヒットし確実にポイントを奪取。最終的には3-0の判定で勝利し、見事ベラトールのバンタム級王座戴冠を果たした。
 
 
なお、第6試合に出場したRENAはリンジー・ヴァンザントに1R4分4秒、裸締めによる一本負けを喫している。
 
「朝倉海w 堀口恭司もそこまで簡単ではないと思ってたけど、ホントに勝ってどうするw 試合観たことなかったけど」
 

堀口恭司がベラトール王者に。興奮が収まらんくらいすごいものを見せてくれたッス

堀口恭司がダリオン・コールドウェルとの再戦を制し、ベラトールのバンタム級王者になった。
 
この試合は僕も発表当初からかなり楽しみにしていて、当日はDAZNの中継を食い入るように観たのだが……。

 
いやアカン。
マジでアカン。
 
感動したというか、興奮が収まらないというか。
多くの方が「コールドウェル有利」「堀口は厳しい」と口々に言っていたので、僕としても「そうなのかな?」と思っていた。なので、その分堀口勝利の衝撃度が尋常じゃない。
 
最近の判定基準が「ダメージ>>ポジショニング」の流れに移行していること、ベラトールはその辺のジャッジがめちゃくちゃシビアで公平なこと。などなど。
クソニワカw なので試合後に初めて知ったことも多かったのだが、それを含めて本当にすごいものを見せてくれた気がする。
 
「那須川天心が亀田興毅を圧倒。だからRIZINはパッキャオを口説いて那須川天心のボクシングデビュー戦の相手を調達しろと何度も…」
 

コールドウェルの消耗を冷静に待った堀口。ケージをうまく使って体力を温存した

勝因は何よりも堀口の冷静さかなと思う。
 
試合後のインタビューで「コールドウェルの体力消耗を待っていた」「なるべく自分から攻めず、最終ラウンドで勝負するプランだった」とコメントしていたが、序盤の劣勢な展開でも焦らずそれを遂行するメンタルはさすがだった。
 
恐らくコールドウェル陣営は倒せば有利になると考えていたのだと思うが、それも含めて堀口の作戦通り。
うまくケージに背中を押し付け、それ以上の展開は絶対に許さない。首に腕を回したままもう一方の腕でパウンドを落とし続け、ダメージの部分で優位に立つ。
 
そして、コールドウェルが疲れてくる3R以降にペースを上げ、印象的な打撃をヒットし各ラウンドを切り抜ける。
前回の勝利を踏まえつつ、最近の判定基準の流れを汲んだすばらしい判断、勝利というヤツ。
 
「メイウェザーvs那須川天心…。すまん、素直に謝る。この結果は予想してなかった。でもこの2ヶ月ホントに楽しかったわ」
 
てか、首に腕を回された状態で腰より頭を低くした姿勢でいるのって、結構疲れるんだよな。
頭に血がのぼるし、地味に苦しいし。
 
解説者が「コールドウェルはああやって休んでいる」と言っていたが、むしろあそこで楽をしていたのは堀口の方だったと思う。
膝をずっと曲げたままの姿勢でいるのもキツいし、ポイント以上にコールドウェルは消耗させられていたように見えた。
 
「RIZINいいとこ一度はおいで。RIZIN17の現地観戦で初さいたまスーパーアリーナに僕上陸。神試合連発で最高だったぞ」
 

参ったw MMAがめちゃくちゃおもしろいw 以前から「退屈で好きじゃない」と言っていたのに

なお、試合後の堀口が「つまらない試合をしてすみません」とコメントしていたのだが、個人的にはかなりおもしろかった。
 
僕は以前から
「MMAはグランドでの膠着が長くて退屈」
「立ち技での激しい打ち合いやアクションが欲しい」
「ケージ際での高度な駆け引きもよくわからない」
せいで、あまりMMAは好きではないと申し上げている。
 
膠着が多く退屈なMMAを観るより、必然的に打ち合いが発生するボクシングやキックボクシングの方がおもしろい。MMAファンの方を否定する気はいっさいないが、残念ながら僕には合わない。
 
と思っていたのだが、すみませんww
めちゃくちゃおもしろかったッスw
 
うん。
参ったことにMMAがクソほどおもしろいww
 
先日RIZINを現地観戦したのもあるし、それ以前にも那須川天心vs堀口恭司戦や那須川天心vsフロイド・メイウェザー戦の流れで他の試合を観たのもある。
 
「RIZINの現地観戦が楽し過ぎてマイッタ。堀口恭司も那須川天心もパッキャオもよかったけど、一番はヤスティナ・ハバかな」
 
何よりここ最近、DAZNで中継されているベラトールを食い入るように観ている事実ww
 
その流れで今回の快挙を見せられたら、そりゃね。
どハマりしますわww
 

堀口恭司の今後? これまで通りでいいんじゃない? RIZINをベースに年1、2回ベラトールに出場するスタンスで

ちなみにだが、堀口恭司は今後どうするのだろうか。
「この勝利で選手としての価値も上がったので、再びUFCに行くべき」という声もあるようだが。
 
僕個人の意見を言うなら、UFCに行く必要はあまりないと思っている。
これまで通りRIZINをベースに年1、2回のペースでベラトールの舞台にも立つ。その中で他団体の王者クラスからオファーがあれば、RIZINに呼ぶなり相手のホームに行くなりすればいい。
 
UFCやONEの独占契約で身動きが取れなくなるより、よっぽどやりやすいのではないか。
 
 
恐らくだが、堀口恭司や那須川天心のようなタイプにはある程度自由が効く場所の方があっているのだと思う。
特にRIZINは格闘技団体というより「格闘技の発表の場」というコンセプトなので、独占契約でガチガチに縛られることはない。那須川天心に対しても「どんどん海外でやればいい」と言っていたし、そういうことなんだろうと。キックボクシングにおける海外というのがどこを指しているのかは不明ですが。
 
「“判定のカリスマ”山本美憂を見ろ。RIZIN発のスターは朝倉未来じゃなく山本美優だから。DQN一歩手前のスレスレ感が一番カッコいい」
 
UFCやK-1、ONEのようにベストなコンディションを保つために独占契約でガッチガチに縛る方法もアリだが、それだとどうしても人気や階級によって偏りが出る。
その点、RIZINなら常にメイン3試合でやれるし、別の試合に出ることにも支障はない。20代半ば〜30代前半までの一番いい時期に試合枯れしないためにも、これまでのスタンスを続けるのがいい気がする。
 
それこそ1試合契約でUFCのヘンリー・セフードに挑戦させろくらいのわがままを言っても許されるんじゃないの?
 

RENAは残念だった。後出しジャンケンだけど、実は「厳しいかな」と思っておりました

また、第6試合で一本負けを喫したRENAは残念だったとしか言いようがない。

 
この選手については実は堀口恭司以上に応援していて、試合が発表されたときから「世界のKUBOTAがんばれ」などと喚き散らしてきた次第である。
 
ただ、実を言うと「勝つのはちょっと厳しいかな?」とも思っていた。
 
相手のリンジー・ヴァンザントは積極的に前に出て腕を振るタイプで、世界のKUBOTA自身も「私とは噛み合う」とコメントするなど激しい打ち合いが期待されていた(気がする)。また、もともと下の階級の選手なので、十分勝機もあると思われていたのではないか。
 
だが過去の試合を観ると、リンジー・ヴァンザントはかなり鋭いタックルの持ち主。
低空のタックルで相手を倒し、グランドに持ち込んで優位な展開を作るのが得意な印象が強い。
 
完全に後出しジャンケンなのだが、世界のKUBOTAにとっては相当難しい相手だった気がする。
 
「格闘技イベントの入場で使われたらテンション爆上がり曲Best5。使用してる選手がいたら一瞬でファンになりますがそれが何か?」
 

世界のKUBOTAの課題はタックルへの対応ですよ。ケージorリング、グランド技術以前にモロに倒され過ぎだよね

そもそも論として、この選手の一番の課題はタックルへの対応にある。
 
グランド技術どうこう言われるが、それ以前に毎回あれだけどストライクで仰向けにされていてはどうにもならない。
 
ケージとリングの違い云々の声も聞こえてきたが、正直そこは関係ない。
同じくチョークで失神負けを喫した浅倉カンナ戦や山本美優のデビュー戦を含めて。レスリングベースの選手にあそこまでなす術なく仰向けにされてしまう状況はちょっと厳し過ぎる。
 
「アメフトのおもしろさに気づいた日。東京ドームで第41回「パールボウル」オービックシーガルズvsIBMビッグブルー戦」
 
上体を揺らしながらジリジリと前進し、自分の距離まで近づいたところで打撃を浴びせる。
さらにもう一歩中に入り、近場でのコンビネーションに移行する。
 
シュートボクシング時代の試合を観るとわかるが、この選手はMMAの舞台でもほとんど間合いが変わらない。
パワフルなプレッシャーをかけて得意な間合いを作り、連打で打ち合う。基本的には至近距離での打撃戦を最大の持ち味とする。
また、シュートボクシング特有のスタンドでの極め技に対応するためにスタンスは腰高で、その分相手のタックルをモロに受けやすくもある。
 
リングかケージか、狭いか広いかではなく、要は単純にMMAに対応しきれていないのがファイナルアンサーかなと。
 
「いろいろあったけどアマンダ・ヌネスvsクリス・サイボーグが2018年末ベストバウトで異論ないよな?」
 
ただ、それを「RENAは打撃の選手だから」のひと言で済ませてしまうのもいまいち納得がいかない。むしろ今は発展途上の段階で、未熟な分ここからいくらでも伸びしろがあると考える方がよっぽど建設的かなと思うのだが。
 
中でも一番参考になりそうなのは、UFCのホーリー・ホルムだろうか。
あの選手のようにフットワークでケージの広さを目いっぱい使い、自分の打撃を活かせる距離とタイミングを見つけられれば。
今のところ、グランドへの対応がまったくできないアマンダ・ヌネスですからね。
 
まあ、もともとボクシングベースのホルムとキックがベースの世界のKUBOTAでは、フットワークにも相当な差があるとは思うのだが。
 
 
いや、向いてないとか言うんじゃねえよww
ここからだろが、お?


 

世界のKUBOTAを出すべきではなかった? もっと実力のある選手を? 違うから。世界のKUBOTAには華があるから

あとはアレだ。
 
「RENAはキックに戻った方がいい」
「MMAは合わないのは最初からわかっていた」
という声も聞こえてきたが、全然違いますからね。
この選手はキックでやることがなくなってMMAにきた選手ですからね。
 
2009年からスタートした女子シュートボクシング最大のイベント「SHOOT BOXING Girls S-cup」。現在、この大会は2018年までに第10回を数えるわけだが、そのうち世界のKUBOTAの優勝回数は驚きの7回。しかも、2014年から2017年まで4連覇を果たしており、2015年のジム移籍の際には「ここ最近はモチベーションが落ちていた」ともコメントしている。
 
「〜移籍〜」
 
次の目標を見つけるためにも、アメリカで試合をするという夢を叶えるためにもRIZIN立ち上げに乗じたMMA挑戦は必然だったと言える。
 
「「MMA?絶対に無理!!」未来へ飛んだRENA――大晦日出撃その舞台裏!」
 
また、
「RENAはベラトールに出るべきはではなかった」
「もっと実力のある選手を出すべき」
といった意見もあるようだが、それも違う。
 
確かに世界のKUBOTAよりも実力が上の選手はいる。
もしかしたら浜崎朱加や渡辺華奈の方が勝てる可能性は高かったかもしれない。
 
だが、世界のKUBOTAには圧倒的な華がある
勝利の可能性は低くても、ベラトールでスターになる確率ははるかに高い。いわゆる「持ってる側の人間」である。
RIZINや日本人女子選手の存在感をニューヨークで示すにはスター性のある選手を出すのが一番。
 
もしかしたら、堀口恭司以外のガチメンを出すと、負けた際のダメージも大き過ぎるという計算もあったのかもしれない。
 
つまり、今回は世界のKUBOTAを派遣する以外の選択肢はあり得なかったのであるww
 
 
だからがんばれ世界のKUBOTA。
これからも応援してっから、MMAを辞めるとか言うんじゃねえぞww
 
自分、この時代からずっと応援してっからなww
「沈みゆく格闘技界を救うふたりの女神、RENAと神村エリカが紡ぐ新たな物語。」
 

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