岩佐亮佑がタパレスにスカ勝ち!! セサール・フアレスとの打ち合いで吹っ切れたっぽいなコイツ。オラ感動したぞw【結果・感想】

岩佐亮佑がタパレスにスカ勝ち!! セサール・フアレスとの打ち合いで吹っ切れたっぽいなコイツ。オラ感動したぞw【結果・感想】

星条旗イメージ
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2019年12月7日(日本時間8日)、米・ニューヨーク州で行われたIBF世界S・バンタム級暫定王座決定戦。同級1位岩佐亮佑と同級3位マーロン・タパレスの一戦は、11R1分9秒TKOで岩佐が勝利。2018年8月以来、約1年4か月ぶりの王座返り咲きを果たした試合である。
 
 
今年2月にセサール・フアレスとの壮絶な打ち合いを制し、次期挑戦権を獲得した岩佐。
相手のマーロン・タパレスは2017年4月に日本の大森将平にKO勝利するなど、左のオーバーハンドを持ち味とする強打者である。
 
 
試合は序盤からタパレスが左を大きく振るい、それを岩佐が真正面から受けて立つ展開。時おりガードの外側から被弾を許すものの、まったく怯むことなく岩佐は前に出続ける。
 
試合は3Rにタパレスが不運なバッティングでダウンを喫するなど、やや岩佐寄りのペースで進む。
また中盤から徐々にタパレスに疲れが見え始め、それを受けて岩佐がペースアップ。さらにタパレスを押し込んでいく。
 
そして迎えた11R。
岩佐が右フックでタパレスを下がらせると、そこからさらに強く踏み込み強烈な左ストレートをヒット。タパレスからこの試合2度目のダウンを奪う。
 
カウント9で立ち上がったタパレスだが、コーナーでわずかに足がもつれる。これを見たレフェリーが即座に試合をストップし、その瞬間に岩佐の勝利が決定した。
 
 
なお、今回は正規王者ダニエル・ローマンの拳負傷による長期離脱のために設けられたもので、今後は正規王者vs暫定王者の統一戦にも注目が集まる。
 
「べスプーチンvsブタエフとんでもなっ!! かる~く観始めたら超いい試合でビックリした」
 

岩佐亮佑勝利!! いや、嬉しいねコレは。こういうKO勝利は今後にもつながりそうだし

岩佐亮佑が勝った。
 
同日に行われたヘビー級タイトルマッチ、アンソニー・ジョシュアvsアンディ・ルイスJr.の地獄のような時間を経て、フラフラになりながら視聴したこの試合。正直、どちらが勝つかがまったくわからない一戦だったのだが、結果的にはすばらしい幕切れだった。
 
「ジョシュアがルイスJr.を再戦で塩漬け。ジョシュアの安全策とルイスの動きの悪さが…。そっくりさん同士の試合か?」
 
また個人的に岩佐亮佑にはちょっとした思い入れがあるのでこの勝利はめちゃくちゃ嬉しい。
2017年9月の小國戦の際も感動したが、今回の勝利はそのときよりもさらにテンションが上がっている。
 
うん、よかったな岩佐亮佑。
チャーロ兄の防衛戦のアンダーカードという舞台で、あの鮮烈なKOは間違いなく今後につながる。
ダニエル・ローマンとの統一戦も楽しみだし、TJ・ドヘニーとの再戦でもいい。日本でも海外でもいいので、エキサイティングなキャリアを歩んでいただきたい。
 

ひ弱なイメージの強かった岩佐。センスはあるが、強引にこられるとすぐにタジタジになる

試合の具体的な感想だが、岩佐亮佑がちょっと吹っ切れたかなと。
 
ここ最近の岩佐はどちらかと言えば消極的で、若干煮え切らない試合が目立っていた。
 
戴冠を果たした小國戦こそKOで勝利したが、そこからの2戦はいずれも微妙な試合内容。
初防衛戦では組みし易しと思われたエルネスト・サウロンを終始圧倒しながらも倒しきれず。敗戦を喫した2度目の防衛戦では、距離をとってサイドに動くTJ・ドヘニーを最後まで追いきれなかった。
 
常に奥足重心で放つ右リードには威力がなく、得意の左ストレートはもう1歩踏み込みが足りない。
ど真ん中を打ち抜くセンスは抜群なのだが、思い切りのよさが足りずになかなか相手が倒れない。
 
また、相手に強引に出られるとすぐにタジタジになり、頭を下げて後退するのも悪い癖。
結果的にコーナーに詰まり、試合の主導権を手放してしまう流れ。
 
全体的に馬力が足りず、とにかく“ひ弱な選手”という印象である。
 
「テテ負けたの!? カシメロ勝ったの!? フィリピンの腕力大王がバンタム級の長い人をワンパンで沈める」
 

タパレスの左をもらっても怯まず腕を振り続け、身体が流れるくらい左をマン振り

ただ、今回の試合はまるで別人というか、いろいろな意味で吹っ切れた気がする。
 
マーロン・タパレスはオーバーハンドの左を得意としていて、2017年の大森将平もそのパンチをもらって沈んだ。身体を斜めに倒して野球のピッチャーのようなフォームで左を振るので、パンチが反対側から飛んでくるイメージ。特にサウスポーの選手にとっては背中側から突然ぶん殴られる感じなのではないかと。
 
そして、この試合の岩佐もタパレスの左を何度か被弾していたが、いっさい怯むことはなく。
これまでの岩佐は1発もらった途端に「クゥ〜ン」と縮こまって後退するのが毎回のパターンだった記憶があるが、この試合ではいくら顔面を揺らされても気にするそぶりも見せず。
むしろ自分から前に出ることでスペースを潰し、ド真ん中からコンパクトな右でタパレスの顔面を跳ね上げ続けた。
 
また4Rあたりでタパレスの動きが鈍ったのを境にペースを上げ、どんどんリング中央での押し合いを挑んでいく。そして7、8R以降は左のオーバーハンドに右をカウンターで合わせる余裕まで見せるという。
 
体重の乗った右リードや前に出る馬力、左を振り抜く思い切りのよさなど。全局面において、これまでにはない力強さを岩佐から感じた。
 
 
そもそも左の打ち終わりに身体が大きく流れる岩佐なんて、僕は初めて観ましたからねw
そういう部分のケアが万全なのがこの人のいいところであり、悪いところだったはずなのだが(気のせい?)。
 
「京太郎、デュボアの右に沈む。覚悟を決めてカウンターを狙いにいった京太郎に感動しました。日本ヘビー級の歴史が動いた」
 

前回のセサール・フアレス戦がきっかけになったかな。中盤から肚を決めて打ち合ったことで勝利を引き寄せた

恐らくだが、これは2019年2月のセサール・フアレス戦がきっかけになっているのだと思う。
ランキング5位のフアレスとの挑戦者決定戦を2-0の負傷判定で乗り切ったわけだが、この試合の岩佐は個人的にかなりよかったと思っている。
 
身体が強く近場での打ち合いが得意なフアレスに対し、真正面から打ち合いを挑む岩佐。
序盤はやや押し込まれるシーンが目立っていたが、中盤から反撃に転ずる。パンチの芯をボディワークでうまく外しながら的確な左をカウンターでヒットし続け、フアレスの手数を相殺。そして、最終的にはフアレスの目尻の傷が広がり、見事負傷判定勝利を果たした。
 
特にコーナーに押し込まれても腕を振り続け、パンチの精度で上回ったことは素晴らしい。怯まない心が試合の流れを引き寄せ、負傷判定を呼び込んだと言えるのではないか。
 
下記の記事で本人もコメントしている通り、中盤から肚を決めて打ち合ったことがいろいろな意味で大きかった。

・一度陥落してからの再起
・自分のことを誰も知らないアウェイのリング
・この試合に勝てば再び挑戦権を得られる
 
諸々の状況が岩佐を奮い立たせる後押しとなったことは間違いない。
 
そして、その勢いのまま王座決定戦のリングに上がり、強敵マーロン・タパレスとの打ち合いを制した。

もちろんフィジカルトレーニングの成果等々はあると思うが、今回に関してはやはり精神面の充実が大きな助けとなった気がする。
 
開き直って前に出てみたら「あれ? 俺、結構パワーアップしてんじゃん」みたいな。
 
山中慎介はトマス・ロハス戦までが好き。岩佐亮佑戦はいまだに忘れられない。「神の左」を連呼され出してから「ん?」となった
 
てか、2018年3月のエルネスト・サウロン戦とこの試合を比べれば一目瞭然ですからね。
右リードの威力や至近距離での踏ん張り、前に出る勢いなど。
肚を決めた男の雄姿ってヤツが山ほど感じられる。
 
あとはまあ、ひょっとしたらvsサウスポーに慣れてきたのもある? のかも?
 
山中慎介
リー・ハスキンス
TJ・ドヘニー
マーロン・タパレス
 
「クロフォードさすが。カバロウスカスを9RTKO。もっと無双してほしかったけど。マジでミドル級に上げるの?」
 
勝負どころでの岩佐の相手は小國以外全員サウスポー。
右リードを力強く振れるスペースがあるのが大きいのかもしれませんね。
 
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