山中vsルイス・ネリ予想!! 最大にして最強の挑戦者登場? 13度目防衛戦をクリアしてカンムリワシに肩を並べろ【展望】
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2017年8月15日、京都市にある島津アリーナ京都でWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われる。同級王者山中慎介が、ランキング1位の挑戦者ルイス・ネリを迎えうつ一戦である。
山中の防衛戦が発表された。相手は23勝17KO無敗のルイス・ネリ。
山中本人が「過去の防衛戦の中でも一番強い相手」とコメントするように、具志堅用高の持つ日本記録13連続防衛に挑む試合としては絶好の相手である。
「山中陥落…。ネリの猛打に4RTKO負け…。お前もか山中。こんな一気に世代交代するかね。そしてネリ恐るべし」
前戦で5度のダウンを奪い快勝した山中が、勢いのある22歳の挑戦者を止めることができるか。今回も“神の左”と呼ばれる必殺の左ストレートでの豪快な勝利に期待である。
「5度ダウンのカールソンが山中に敗れる!! 神の左()を活かすための神隠しの右()が冴え渡るww」
13度目の防衛戦のリングに上がる山中が、最強挑戦者ルイス・ネリを迎えうつ
神の左()の山中が、日本記録の13連続防衛に向けて出動する。
対戦相手は無敗の倒し屋ルイス・ネリ。
本人が「過去の防衛戦で一番強い」と言うほど危険な相手である。
前戦でも、23勝1敗の強豪ヘスス・マルティネスをまったく寄せつけずに4RKO勝利。22歳という若さもあり、まさしくイケイケの挑戦者といえる。
だが、劣勢からの逆転が多い山中にとっては、むしろこのくらいの相手の方が力を発揮できるとも言える。
長谷川穂積、内山高志ら名王者が挑み散っていった防衛記録に、ついに肩を並べる日がくるのか。山中慎介の必殺の左に注目である。
「海外挑戦にはインパクトのあるきっかけが必要なのかね? NHK BS1「あの負けで私は強くなった」」
山中慎介、今回は普通にピンチじゃないか? ルイス・ネリは相当いい選手っぽいんだが
山中慎介vsルイス・ネリ。
ついに具志堅に並ぶ山中の連続13度目の防衛戦が発表された。
今回の挑戦者ルイス・ネリだが、結構キツい相手だと思う。
本人の言う「過去の防衛戦の中でも最強」かどうかはわからないが、山中が倒される結末もあり得るのは間違いなさそうである。
実を言うと、僕はルイス・ネリの試合をこれまで真面目に観たことがなかった。対戦候補として名前を聞いてから過去の試合を適当に眺め、「ああ、いけそうじゃないの?」「普通に山中の左で大の字でしょ?」と軽く考えていた。
ただ改めて観ると、そうでもねえぞ? と。
世間的にこの選手がどういう評価なのかはよく知らないが、普通に山中ピンチなんじゃないの? と思った次第である。
「打倒井上尚弥筆頭アンカハスが帝里木下を迎えての防衛戦!! マックジョーに勝利した長身王者がサウスポー対決に挑む」
多彩なコンビネーションと強靭なフィジカルでゴリゴリ攻めるサウスポー。あの連打に巻き込まれたらマズい
この選手の試合をざっと観た僕の印象は「強くて多彩」。
どっしりとした構えでじりじりと近づき、強烈な右のジャブを打ち込む。そして、その右を起点にスタートするコンビネーションがとにかく多彩で止まらない。
「100億円男再び。メイウェザーvsマクレガー! 茶番ww って言われると思った。金以外に何の意味がある? いや、100億だぞ?」
L字気味の構えからスムーズな右、身体を低くしてボディを打ち込み、相手の身体を起こす。そこから打ち降ろしの左につなぐ一連の流れ。
相手がたじろいた瞬間を逃さず、空いた場所にどんどん拳をめりこませ、ロープを背負わせて滅多打ちにする。
スピード感はないが、多彩なパンチに加えて身体全体からみなぎるパワーがすごい。
「クロフォードvsインドンゴの統一戦予想。クロフォードのランニングスキルとインドンゴの踏み込みに注目」
ディフェンス面に関して言うと、L字気味のショルダーブロックで攻撃の芯をずらす防御を中心としている。膝を柔らかく使う柔軟なボディワークを駆使し、至近距離でも目で見切るクネクネスタイルである。
ただ、その分甘さも目立ち、相手のフックをカウンターで被弾するシーンも散見される。まともにもらえばダウンもするので、特別タフネスに秀でている感じもない。
「亀田和毅vsイバン・モラレスはわかるわ~ww はっきりと意思が見えるマッチメークはいいね」
全体的にはフィジカルの強さでグイグイ距離を詰め、右のジャブからスタートする連打で相手をねじ伏せるパワー型のサウスポー。ディフェンスの緩さを圧倒的な攻撃力でチャラにするタイプではないだろうか。
というか、かなりゴツくねえかコイツ?
肩周りとか背中の広さとか、山中と同じ階級の選手には見えんのだが。
「リゴンドーに勝てる選手見つけた。リゴンドーの倒し方、勝ち方考えた。無謀な挑戦を前向きな妄想に」
勝敗予想は山中の10RKO勝利。でも、負ける可能性も十分あるし、山中が負けるとしたら序盤にKOされる展開じゃない?
今回の勝敗予想だが、山中の10RKO勝利でいきたいと思う。
正直、難しくて何とも言えないのだが。
「村田ズルいww このタイミングでエンダムと再戦決定って、こんなの村田が勝つに決まってるじゃんか」
そして、山中の勝利予想をしておいてアレだが、逆に山中が倒される結末も十分考えらえると思っている。
というより、もし山中が負けるのであれば序盤から中盤までのKO。山中が勝つなら後半のKOというパターンが一番ベターな展開ではないだろうか。
まず両者の間合いを比べると、若干遠めの中間距離を得意とする山中に対し、ルイス・ネリが得意なのは至近距離。
お互いの右足のつま先の間にわずかに隙間ができる位置で対峙する山中と、足が交差する位置まで近づきたいルイス・ネリという感じである。
「村田諒太再戦? 次戦? 何がしたいんだ問題。やっぱり計算高いよなこの人。自分が他人からどう見られるかのケアが半端じゃねえ」
そして、申し上げたようにこの間合いでのルイス・ネリはめちゃくちゃ強い。自身のパワーが最大限活きる距離というか、多彩でパワフルなコンビネーションを振り回してダウンを奪うのもまさしくこの位置である。
さらに言うと、動きが直線的な山中にとって、ルイス・ネリのコンビネーションに巻き込まれるパターンは危険極まりない。
2016年のアンセルモ・モレノVol.2では、モレノが強引に出てきたせいで両者が交互にワンツーを打ち合う大ざっぱな試合になったが、1Rでグラつかされたり6Rでダウンを奪われたりと、モレノのパンチをまともに被弾している。
「神の左()炸裂でモレノを撃破!! 山中慎介が宿敵とのリマッチを制して11度目の防衛に成功!!」
そして、ルイス・ネリの突進力はモレノよりもはるかに強く、あの圧力をまともに受ければあっという間にKO負けする可能性もある。
「井上尚弥に勝てる選手? バンタム級で誰が井上尚弥を倒せるか、どうすれば勝てるかを妄想してみる」
神隠しの右()でルイス・ネリの突進を受け止めろ。スペースを確保して神の左()を叩き込め
つまり山中が試合を優位に進めるには、いかに自分の間合いで対峙するか。
ルイス・ネリのプレスに耐え、どれだけ得意の間合いをキープできるか。
そして、それを実現するには山中の右がどれだけ機能するか。
神の左()を打ち込むための神隠しの右()が、どこまでルイス・ネリの強烈な右ジャブに対抗できるかがカギになるのではないだろうか。
「絶望の帝里木下。アンカハスに手も足も出ずにKO負け。完敗でしたね。ぐうの音も出ないほどの一方的な試合」
必殺の左にばかり注目が集まる山中だが、実はこの選手は右ジャブがかなりいい。
特に2015年のアンセルモ・モレノVol.1や2012年のビック・ダルチニャン戦など、対サウスポーにおいての右ジャブは、神の左()へのつなぎとしての精度が高い。まさしく神隠しの右()というヤツである(←言いたいだけ)。
「山中がモレノに判定勝ち!! 僅差判定で辛くもモレノに勝利した山中慎介は底が見えた?」
この右でルイス・ネリの右ジャブにどれだけ対抗できるか。
モレノとの右の差し合いでは若干後れをとったが、ルイス・ネリ相手ではどうなるか。この右で少しでもネリのプレスを鈍らせることができれば、神の左()を打ち込むスペースが確保できるはず。
「星勝優とトラメイン・ウィリアムズがお気に入りな件。ここ数日の僕の推しメン備忘録」
圧倒的なレンジと引き換えに復元力が弱く、打ち終わりを狙われることが多い神の左()だが、サウスポー相手であればその心配もない。
しかも、後退しながらでも威力を失わなずに出せるのだからすごいとしか言いようがない。
とにかく神の左()の脅威と神隠しの右()でルイス・ネリにプレスを躊躇させられれば、試合後半には高確率でKO勝ちできるのではないか。
何となく山中の左がルイス・ネリの肩越しに当たりそうに思えるんですよね。
「亀海がコットをダウンさせる未来が見えた。亀海の大の字KO勝利以外あり得ない。やる前からわかる」
逆に山中の右が通用せず、左を打ち込むスペースを確保できなかった場合は一方的な惨劇になりそうな気もするが。
「井上尚弥が米国デビュー。アローヨ兄弟よりマシじゃないの? アントニオ・ニエベス全然知らないけど」
今回は絶対に勝て山中。文句なしのスカ勝ちで日本記録に並べ。できれば怪しい判定勝利とかはやめてねww
とりあえず、今回は何としても山中に勝利してほしい。その上で、流れの中でKOできれば最高かなという感じである。具志堅の呪縛から逃れるためにも、期待される井上尚弥戦を実現させるためにも。
「三浦仁選手はいいっすね。てか、エカテリンブルク日露対抗戦おもしろかったww 金子大樹ロシアで散る」
ただ、アレだ。
微妙な判定で物議を醸すのだけは勘弁していただきたい。
2015年の山中vsモレノVol.1や先日の村田vsエンダム戦のように、ただでさえ分母の少ないボクシングファンがいがみ合うのは不毛過ぎてしんどいので。
「村田vsエンダム感想。疑惑の判定負け? 素人がプロに口出すな。やったことがないヤツが語るな」
まあ、それをお前が言うなと怒られそうですが。
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