テオフィモ・ロペスvsシャクール・スティーブンソンは久々に「おっ!!」と思うマッチメイク。アンソニー・ジョシュアにKOされたジェイク・ポールの報酬が188億と聞いて乾いた笑いが出たところだった【展望・予想】

テオフィモ・ロペスvsシャクール・スティーブンソンは久々に「おっ!!」と思うマッチメイク。アンソニー・ジョシュアにKOされたジェイク・ポールの報酬が188億と聞いて乾いた笑いが出たところだった【展望・予想】

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2026年1月31日(日本時間2月1日)に米・ニューヨーク州で行われるWBO世界S・ライト級タイトルマッチ。同級王者テオフィモ・ロペスにWBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソンが挑戦する。


井上尚弥vsアラン・ピカソ、中谷潤人vsセバスチャン・エルナンデス、寺地拳四朗vsウィリバルド・ガルシア。全然刺さらないナイト・オブ・ザ・サムライの出場選手を眺めてみたぞ
 

ジェイク・ポールの報酬が188億と聞いて。RIZINがメイウェザーに払った10憶がはした金に見える笑

最近、ボクシングのテキトーっぷりが加速しすぎて胃もたれが尋常ではない笑
 
先日のアンソニー・ジョシュアvsジェイク・ポール戦におけるジェイク・ポールの報酬が約188億円だったとか。
何年か前にRIZINが10億円(推定)でフロイド・メイウェザーを呼んだことが嘲笑されまくっていたが、それがはした金に見えるレベル。
ここまでくると賛否どうこうを論ずる気すら失せる。
 
それ以外にもカネロvsテレンス・クロフォードの階級差マッチ、延期になっていた平岡アンディ選手vsゲーリー・アントゥアン・ラッセル戦がマリオ・バリオスvsライアン・ガルシア戦のアンダーに入る、などなど。
ボクシング市場が縮小し続けている(らしい)メリケンでは一定以上の規模で興行を開催するにはこういう飛び道具が必須なのかもしれない。
 
クロフォードよ、お前がNo.1だ(約2年ぶり3回目)。カネロを全局面で上回っての完勝。接近戦で歯が立たないカネロに驚いた。ここまでやられたのはメイウェザー以来じゃない? クロフォードのフィジカルどうなってんの笑
 
僕は耳目を集めるための異種格闘技戦、お祭りファイト自体は嫌いではない。
ただ何ごともバランスが重要で、ここまでエスカレートすると「もうええわ」となる。
 
もともと2017年8月のフロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガー戦のように“上り詰めた選手だけに許されたボーナスステージ”だったはずが……。
 
 
そんな中で今回のテオフィモ・ロペスvsシャクール・スティーブンソン戦は話題と実力が伴った組み合わせ。
もちろんシャクールがライト級の王座を持ったままランキングをすっ飛ばすのはどうなのよ? とも思うが。
 
少なくとも「迷惑系YouTuberと重犯罪者による30kg差マッチが重犯罪者側のやらかしで中止」とかいうクソムーブに比べればはるかにいい。
 

勝敗予想はシャクールの判定勝利。テオフィモがあのディフェンスを突破するのは難しい?

まず僕の勝敗予想はシャクール・スティーブンソンの判定勝利
個人的にテオフィモ・ロペスにはがんばってほしいが、カウンター狙いのシャクールを崩せるかは何とも言えない。
 
ここ数戦のシャクールは被弾覚悟で圧力をかけたり近場で打ち合うシーンが増えたものの、今回はアウトボクシングに振り切るのではないか。
正直、ディフェンシブに立ち回るシャクールをテオフィモが攻略するのは難しい気がする。
 
シャクール・スティーブンソンvsウィリアム・セペダ。セペダががんばった。前手の右が器用な連打型でシャクールとの相性も悪くない。全盛期のアイツならシャクールにも勝てたんじゃ?
 

テオフィモはああいうタイプが得意じゃなさそう。動きが直線的なカウンター使い

恐らくだが、テオフィモはシャクールのようなタイプが得意ではない。
 
もともとこの選手は先に相手に打ってこさせるカウンタータイプ。
腕を下げた構え&遠い位置で対峙し、相手の初弾を距離で避ける→カウンターを被せるのがいつものパターンである。
 
なので自分から出てこない、“待ち”に徹する相手にはぼちぼち苦労する。
2022年12月のサンドール・マーティン戦がまさにそんな感じだった。

テオフィモはダッシュ力はあるが動きがやや直線的。
さらに中間距離でのジャブの差し合いも微妙。
 
右手を前に掲げる&横に動いて正面を外すマーティンを攻めあぐね、2Rにはロープ際でダウンを喫している。
 

メイウェザーをさらにディフェンシブにしたようなシャクールさん。今回は極力危険を冒さず勝利のみを目指す?

対する挑戦者シャクール・スティーブンソンはフロイド・メイウェザーをさらにディフェンシブにしたような選手。
 
相手が出てきた分だけ下がる、前手の右でジャブで遠ざける等、自分の得意な間合いを強制的に作り出す。
また長い足&広いスタンスで踏み込み位置を邪魔したり、微妙に背中を向けて急所を隠したりとサウスポーの特性も目いっぱい活用する。
どれだけブーイングを受けようが意に介さず勝ちに徹するメンタルもメイウェザーと被る部分である。
 
そして今回は階級アップ即タイトルマッチ、知名度抜群のテオフィモ・ロペスが相手。
極力危険を冒さず勝利のみを目指すいつものシャクールが降臨するのではないか笑
 
デビン・ヘイニーvsブライアン・ノーマンJr.。ヘイニーのジャブとクリンチ地獄でノーマン陥落。ウェルター級のレベチっぷりに絶望した。佐々木尽ではめくれなかったノーマンの素の表情
 

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テオフィモが勝つならエドウィン・デ・ロス・サントスの立ち回りが参考になりそうな…

今回テオフィモが勝つなら2023年11月のシャクールvsエドウィン・デ・ロス・サントス戦の再現かなと思っている。

この試合のサントスはとにかく単発勝負に徹した。
遠い位置で対峙、自分からは手を出さずにシャクールのパンチがギリギリ届かない位置で踏み込みのタイミングを測る。
で、一足飛びで懐に入って単発勝負、打っても2発まで。
 
シャクールは自分の間合いを作るのが得意だと申し上げたが、サントスは手を出さないことでそれをさせなかった。
3-0の判定で敗れはしたものの、一瞬でゼロ距離に到達する踏み込み、身体を目いっぱい伸ばしたストレートを駆使して攻略の手がかりらしきものは見せたのではないか。
 
サントス同様、踏み込みスピードと伸びる右を兼ね備えるテオフィモなら同じことをやれるかもしれない。
 

オーソドックスだと懐に入るのは難しいかも? ジョシュ・テイラー戦のコンディションならもしかしたら…

ただ、問題はテオフィモ・ロペスがオーソドックスなこと。
 
エドウィン・デ・ロス・サントスはサウスポーなのでシャクールの長い足を踏み越えて中に入ることができた。
その点、オーソドックスのテオフィモはまっすぐ前に出ると必然的にシャクールの右足とかち合ってしまう。
足を踏まないように斜めに入れば今度はスピードが失われる。
 
ここをテオフィモがどう解消するか、別の方法を用意できるかが見どころになるのではないか。
 
シャクール・スティーブンソンvsロス・サントス前代未聞の手数の少なさ。でも僕はおもしろかったw 突進力のある連打型のサウスポーに可能性を感じたよ
 
さらに言うとシャクールのディフェンスをかいくぐるにはMAXのコンディションでなくてはいけない(と思う)。
この選手は試合ごとのムラが大きく、相手のレベルや興行規模によって出来が変わる。
 
格下扱いしていた中谷正義やジョージ・カンボソスJr.に大苦戦することもあれば、ワシル・ロマチェンコやリチャード・コミー相手にキレッキレのファイトを見せることもある。
 
中でも2023年6月のジョシュ・テイラー戦はテオフィモのベストバウトの一つ。

テイラーのバックステップに追いつく踏み込み、近場の打ち合いで負けない馬力、その他。
ひと回り大きいテイラーをスピード&パワーでねじ伏せたファイトはめちゃくちゃ印象に残っている。
 
この試合のコンディションでリングに上がればシャクール相手でももしかしたら……。
しかもテイラーと違ってシャクールは自分よりも小さい。
 
と言いつつ、自分から攻めるジョシュ・テイラーと“待ち”に徹するシャクールでは比較にならない気も……。
 
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