シャクール・スティーブンソンvsテフィモ・ロペス。テオフィモにとってシャクールは相性が悪すぎた。そしてサウジ絡みの興行と知って若干興醒めしたよ笑【結果・感想】

シャクール・スティーブンソンvsテフィモ・ロペス。テオフィモにとってシャクールは相性が悪すぎた。そしてサウジ絡みの興行と知って若干興醒めしたよ笑【結果・感想】

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2026年1月31日(日本時間2月1日)に米・ニューヨーク州で開催された「The Ring VI」。メインイベントのWBO世界S・ライト級タイトルマッチ、王者テオフィモ・ロペスにWBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソンが挑戦し3-0(119-109、119-109、119-109)の判定でシャクール・スティーブンソンが勝利。4階級制覇を達成している。


 

凋落中の北米ボクシングで久しぶりの“ちゃんとした”対戦。と思ったらやっぱりサウジ絡みかい!!笑

たびたび申し上げているが、僕はここ最近北米ボクシングの著しい凋落を感じている。
 
ライアン・ガルシアvsマリオ・バリオスが意外と楽しみな件。ラッセルvs平岡アンディもアンダーに入る見込み。WBC「すまんなスレイマン・シソコ。君では金にならないんだよ」
 
大きいイベントを開催するには知名度優先の階級差マッチや迷惑系YouTuberと重犯罪者のエキシビジョン等で耳目を集める必要がある。
井上尚弥人気におんぶに抱っこの日本も大概だが、少なくとも北米の歪さに比べればはるかにいい。
 
正直、ジャーボンティ・デービスのアレは「人気があれば何でもOK」「社会的な犯罪よりも体重超過の方が罪が重い」と言わんばかりのゴミムーブを続けてきたボクシング界の成れの果てだと思っている。
 
そんな中で今回のテオフィモvsシャクールは久しぶりに実力と話題性を兼ね備えた同士の対戦。飛び道具に頼らなくても成立する数少ない“ちゃんとした”試合と言える(ツッコミどころは多いけど)。
 
と思ったら、思いっきりサウジ絡みじゃねえか笑
「トップランクとマッチルームの共同開催」とあったのでてっきりサウジは関係ないのかと思ってたわ。
 
な〜んだ。
結局グラサンターバンの手を借りないとダメなわけね。
 
両者の対戦が正式発表されてからしばらくしてサウジが一枚噛んでいることを知り、若干興醒めしたことをお伝えする。
 

テオフィモにとってシャクールは相性が悪い。腕を下げた構え&見切り中心のディフェンスでは回避が間に合わないと思う

試合の感想だが、テオフィモにとってシャクールは相性が悪すぎたなと。
 
 
テオフィモ・ロペスは基本的にはカウンター使い。
腕を下げた構えでジリジリ距離を詰め、先に相手に手を出させてそこに右をかぶせる。
一瞬のダッシュ力、前に出るパワーは凄まじいが、自分から攻めるのはあまり得意ではない。
 
なので、同じくカウンター使いで“待ち”が基本のシャクールを攻略するのは難しい。
また腕を下げた構え+見切り中心のディフェンスではシャクールの鋭い右に回避が間に合うとは思えない。
 
シャクールが階級アップ初戦、テオフィモが試合ごとに好不調の波が激しいことを加味しても両者の相性の悪さが上回るのではないか。
 
テオフィモが勝機を見出すには、たとえば2023年11月のエドウィン・デ・ロス・サントスのように「遠間で対峙したまま手を出さない→いきなり踏み込んでの1発勝負」みたいな極端な作戦が必要になりそう。
 
テオフィモ・ロペスvsシャクール・スティーブンソンは久々に「おっ!!」と思うマッチメイク。アンソニー・ジョシュアにKOされたジェイク・ポールの報酬が188億と聞いて乾いた笑いが出たところだった
 
試合前の展望はだいたいこんな感じである。
 

テオフィモの対策に注目してたけど…。最初のシャクールのジャブで「こりゃアカン」と思ったよ

そして、結果は残念ながらシャクールの3-0の判定勝利。
内容はほぼワンサイドゲームで、テオフィモにとってシャクールは相性が悪すぎた&これといった対策も見られなかった(気がする)。
 
案の定、腕を低く下げた見切り中心のディフェンスでは回避が間に合わない。シャクールの右ジャブをもらいまくり、試合終盤にはテオフィモの顔左半分が出血と腫れで酷いことになっていた。
 
また長い足を大きく広げたシャクールのスタンスはオーソドックスのファイターにとってはめちゃくちゃやっかい。
テオフィモは踏み込みスピードと1発の威力が持ち味だが、シャクールの右足が邪魔で最後までそれを発揮できずにいた。
 
 
中間距離ではジャブが届かず、得意の踏み込みも封じられる。
逆にシャクールのジャブはフリーパスでもらいまくる。
 
1R開始直後にシャクールが放った右のあまりの鋭さに「あ、こりゃアカンわ」と思ったことをお伝えする。
 
シャクール・スティーブンソンvsロス・サントス前代未聞の手数の少なさ。でも僕はおもしろかったw 突進力のある連打型のサウスポーに可能性を感じたよ
 

ボディは少しだけ機能したけど、どうしても追撃が間に合わない。あと半歩近づけていれば…

テオフィモに対策が見られなかったと申し上げたが、流れを変えようという意思は随所に感じられた。
 
流れの中でスイッチしたり(たぶん苦し紛れ)、身体を伸ばしてボディを打ったり。
特に身体を伸ばして打つボディは少しだけ(ほんの少しだけ)機能していた(と思う)。
 
序盤は左ボディ中心で攻めていたが、6、7Rあたりから左を上に見せてから右をボディに伸ばすやり方に。
 
そこから連打につなげれば何かが起きたのかもしれないが、残念ながらテオフィモは近場でガチャガチャするタイプではない。
「ドーンと行ってバーンと倒す」のが基本というか。
この最初の“ドーン”が機能しない時点で苦しくなるのは当然だった。
 
ノニト・ドネアvs増田陸の挑戦者決定戦を聞いた僕「当たり前だろドネアだぞドネアは全部正しいんだから黙って見とけドネアと同じ時代に生まれたことへの感謝が足りねえよドネ
 
とにかく痛かったのが、射程外から一足飛びで距離を詰める持ち味が封じられたこと。
 
普通にジャブを打っても届かない。
身体を伸ばして左ボディを打つまではいいのだが、そこから「身体を起こす→追撃の右を打つ」までにどうしてもタイムラグができる。
で、その前にシャクールの迎撃態勢が整ってしまう。
 
中盤から左を見せて右ボディのパターンに変えたと言ったが、それも機能したのはわずかな時間だけ。左のフェイント→右ボディ→身体を起こしてもう一回左を打つ前にシャクールは準備を終えている。
 
マジな話、あと半歩ほど近場で対峙できれば別の展開があったかもしれないのだが。
 

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ラスト2Rの連打勝負はよかった。アレを最初からやれればと思うけど、そういうことじゃないんでしょうね

ラスト2Rはテオフィモが開き直って連打勝負を仕掛けていたが、あそこはよかったのではないか。
 
シャクールを攻略するには極力手を出さずに単発勝負に振り切るか、強引に距離を詰めて近場の喧嘩ファイトに巻き込むかの二択。
 
アルテム・ハルチュニャンは打倒シャクール・スティーブンソンの可能性を見せたんちゃうか? 機動力のあるハイカロリーな連打型。フォスターvsコンセイサンは…
 
連打型ではないテオフィモは単発勝負の方がいいと思っていたが、あれだけのワンサイドゲームを終盤でひっくり返すには単発勝負では間に合わない。残りの体力を全部注ぎ込んでのラッシュは悪くない選択だったと思う。
 
最初からアレをやれよとも思うが、それをさせてもらえないのが一流というのも何となくわかる。
 
 
繰り返しになるが、テオフィモにとってシャクールは相性が悪すぎた。
そして、サウジの全面バックアップによる開催という事実に少しだけ若干興醒めした笑
 
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