那須川天心vsビクトル・サンティリャンもうすぐ。恒例の天心の公開練習動画がアップされたのでその感想を。何気にラジオを始めたのが懸念材料かな? と思ってる

那須川天心vsビクトル・サンティリャンもうすぐ。恒例の天心の公開練習動画がアップされたのでその感想を。何気にラジオを始めたのが懸念材料かな? と思ってる

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2025年6月8日に東京・有明コロシアムで開催される「Prime Video Boxing 13」。
セミファイナルでは那須川天心が“世界前哨戦”と称してビクトル・サンティリャンとのバンタム級10回戦に出場する。
 
那須川天心vsビクトル・サンティリャン。サンティリャンは要注意だと思うぞ。長身サウスポーで右が多彩。しかも顔面がジョン・ジョーンズにちょっと似てるw この選手を完封したらすごい
 
その天心の恒例の? 公開練習動画が先日アップされたのでチェックした次第である。

8分30秒すぎあたりから実戦形式のスパーリングが始まる。
今回もこれを眺めた感想を言っていく。
 

 

攻撃重視の天心。サンティリャンとの打ち合いを想定してる気がしたよ

まずひと通り観た印象としては、かなり攻撃重視だったなぁと。
 
対戦相手のビクトル・サンティリャンはスラっとした体型で腕が長いサウスポー。
ファイトスタイルはアウトボクシング一辺倒というわけではなくむしろ自分から手を出して試合を動かしていく。
 
腰を落とした構えでスタンスはやや広め。
前手の右を鞭のように使っていろいろな角度からパンチを出す。
近場ではボディ、顔面への打ち分けがスムーズで、長い腕をうまく使って巻き付くような軌道で打ち込むパンチが持ち味。
さらに肘や肩で相手を押し込んだりスペースをこじ開けてボディを打ち込む狡猾さも兼ね備える。
 
キャリアで唯一の敗戦は2023年6月の石田匠戦だが、内容的にはほぼ互角。中間距離〜近い位置でうまさを発揮するタイプである。
 
その一方で強引に攻められるとタジタジになる傾向も。
ガードの真ん中から顔を跳ね上げられ、そのままロープまで押し込まれる。
で、ロープを背負った状態で亀になる。
 
 
それらを加味すると、天心も近場の打ち合い、身体ごと押し込む流れを意識していたと想像する。
 
前回のジェイソン・モロニー戦、前々回のジェルウィン・アシロ戦ではスピード重視の軽いパンチが目立ったが、今回はちょっと違う展開になるかもしれない。
 
那須川天心vsジェルウィン・アシロ。アシロが強かった&遠間からすっ飛んでくる剛腕との相性もよくない? 天心の調子も悪かったかもね
 

右の打ち終わり、ジャブの差し合いでスピード差を活かせればいける?

具体的には「右の打ち終わりを狙って距離を詰める→近距離での打ち合いに持ち込む→ロープまで押し込む」感じかな? と思っている。
 
上述の通りサンティリャンはウニウニ動く右が持ち味だが、スピードはそこまでではない。
特に外旋回の軌道で飛んでくる右はカウンターを合わせやすいのではないか。
 
上体反らしで右を回避→パンチの戻り際に中に入ってジャブ、ワンツー。
さらにカウンターだけでなくジャブの差し合いも重要になる。
数戦前から天心は「相手を動かす」「右でコントロールする」旨の発言をしているが、今回はそこがめちゃくちゃ重要になりそう。
 
サンティリャンは中間距離〜近場の差し合いで石田匠と互角に渡り合うほどの試合巧者。
そのうまさを乗り越えるにはスピードと多少の強引さが必要になる。瞬間的なスピードでは間違いなく天心が上なので、そこで勝負できれば優位に立てると思う。
 
しかも天心は前回のモロニー戦での終盤の打ち合いが楽しかったと言っていた。
「今回は過去2戦とは違う展開になるかも?」と申し上げたのはそれも理由だったりする。
 
那須川天心vsジェイソン・モロニー現地観戦おもしろかった。適応は進んだけどいい意味での“ボクサーらしくなさ”が薄れた気も…。基本的にメンタルが“こっち側”なんだろうね
 

ちょっと危ないタイミングでの被弾が目に付く。目のよさに依存しすぎると危ない? かも?

懸念はやはりディフェンス面だろうか。
 
ジェルウィン・アシロ戦ではいきなりの右で再三顔を跳ね上げられ、モロニー戦ではダウン寸前の1発を被弾している。
オーソドックスのノーモーションの右を食いやすいのはもはや天心の弱点なのだと思う。
 
今回のサンティリャンはサウスポーなのでその部分は大丈夫だと思うが、上記の動画内では近場の打ち合いでちょくちょく被弾が見られる。
 
中でもまともにもらっているのは変なタイミングで飛んでくる外旋回のヤツ。
アレはサンティリャンがもっとも得意とするパンチで、ガードの外側からフック気味に側頭部や顎を捉える光景にはヒヤヒヤさせられる。
 
もともと天心は目のよさや距離で外すのが得意だが、近場の打ち合いですべてのパンチを回避するなどまず不可能。どこかで必ず被弾は起きるわけだが、その中で回避能力の高さ、目のよさに依存しすぎかな? と思った次第である。
 
もちろん膨大な練習の中の一部を切り取っただけなので何とも言えない。
そして、サンティリャンを選んだのも極力KO負けの危険を減らすためなのは明白である(14勝のうちKOは5)。
 
那須川天心vsジョナサン・ロドリゲス感想。天心は攻守の最適バランスを見つけたか? 試合後のインタビューがクッソ嬉しそうだったw
 

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実はラジオのパーソナリティを始めたのがどう影響するか。案外雑念になりそうな…

あと何気にどうかな? と思っているのがラジオのパーソナリティを始めたこと。

恐らく拘束時間はそれほどでもない。練習としっかり分けているのは間違いないと思うが、これが競技にプラスになるかは何とも言えない。
 
というより、数%でもラジオのことが頭にある状態で練習をすればそれは確実に雑念になる。
たとえば本人は集中しているつもりでも、ふとした瞬間に「あ、これラジオで喋ろう」みたいな考えが浮かぶこともあるかもしれない。
ほんのわずかでも思考がそっちにいった時点で100%集中しているとは言えなくなる。
 
もちろん常時100%の集中力を保つなど不可能なのだが、ラジオのパーソナリティをやっていることで集中が途切れる割合が増えませんか? という話。
 
実際、キック時代はYouTubeの登録者数増加と反比例してパフォーマンスはよくなかった印象である。
 
 
僕の杞憂に終わればいいが、対戦相手のレベルも一筋縄ではいかないところにきているのでね。
 
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