守護神・佐々木朗希!! ポストシーズン4試合の中ではダントツの出来。最初の2球で「今日はやべえぞ」ってなったよね。改めて佐々木朗希はこのタイミングでMLBに行ってよかったな【2025.10.10感想】

日本時間2025年10月10日(現地時間9日)にMLB地区シリーズナ・リーグ第4戦がロサンゼルスで行われ、本拠地ドジャースがフィリーズに2-1で勝利。対戦成績3勝1敗で2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めている。
佐々木朗希3回無失点の快投 ドジャース延長サヨナラ勝ちでリーグ優勝決定シリーズ進出https://t.co/lUvPfIP3lr#佐々木朗希 #大谷翔平 #ドジャース #MLB #地区シリーズ
— 岩手日報 (@iwatenippo) October 10, 2025
同点の8回に佐々木朗希が登板、延長10回までの3回をノーヒットに抑える好投でチームのサヨナラ勝ちに貢献した試合。
今回はこの佐々木朗希のピッチングについての感想である。
なお大谷翔平の打席をチラッと観たが、かなり調子が悪そうな印象を受けた。
左ピッチャーの外の変化球にバットが当たる感じがしなかったことをお伝えする。
視聴は下記↓
「MLB配信」
佐々木朗希がすごかった。ポストシーズン4試合の中ではダントツの出来
まずこの日の佐々木朗希はすごかった。
とんでもなくすごかった。
【 #ドジャース 】短期決戦に舞い降りたブルペンの救世主 #佐々木朗希 🔥
1対1の8回表から登板し、延長10回までを投げて3回9者凡退のパーフェクトピッチング!!最速100.7マイル、2奪三振をマークしました👏#ポストシーズン2025#日本人選手情報 pic.twitter.com/SHxJSAQcvu— MLB Japan (@MLBJapan) October 10, 2025
ポストシーズンに入ってからの4試合の中ではダントツの出来。
日にちが空いて疲れが取れたのか、この舞台に慣れたのかはわからないが、まったく打たれる気配がない。
メジャー復帰後の佐々木朗希に対する手のひら返しにうんざりしていたところだが、今回ばかりは仕方ない笑
それくらい凄まじいピッチングだった。
ポストシーズン仕様の山本由伸、リリーフでリミッターを解除した佐々木朗希。ドジャースが2連勝で地区シリーズ進出決定。まっすぐで押しまくる山本由伸すげえ。佐々木朗希はあのくらいはやって当然だよね
160kmのまっすぐと2種類のフォーク。3イニングは引っ張り過ぎかな? と思ったけど…
前回、前々回はそこまでいいと思わなかったのだが、この日は最初の2球で「うおお、やべえぞこれは」となった次第である。
今日の佐々木朗希はすごかった。
ホントにすごかった。
8回先頭打者のシュワーバーへの2球だけで今日はやべえってわかるレベルでしたよね。前回、前々回とあんまり球が走ってなかったけど、今日はちゃんと地球最強のクローザーだった。
やっぱり休養挟むと全然違うな。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) October 10, 2025
しっかり指にかかったまっすぐ+アホみたいな軌道で落ちるフォーク。
佐々木朗希はそれ以外にドロンとしたフォークをスライダー的に使うが、その球が抜けるケースも少ない。
高めのまっすぐと同じ位置から落とすフォーク、カウント球に使うフォークの3球種。
リリーバーとしては理想に近い構成で、それをパーフェクトに操る佐々木朗希に感動してしまった笑
なお3イニング目も行かせたことの是非は何とも言えない。
急造リリーバーに3イニング目はどうなの? とは思うし実際球の勢いも落ちていた。
過去、ソフトバンクのデニス・サファテが日本シリーズで3イニング登板→実質現役生活にとどめを刺す怪我を負ったケースもある。
ポストシーズンがこの先も続くことを考えるとちょっと引っ張り過ぎかな? とも思わないでもない。
ただ、先日のブレイク・トライネンの出来を考えると……。
ドジャースはこの試合を落とせば2勝2敗のタイに持ち込まれる。
タイラー・グラスノー以降の先発陣が頼りにならない現状、絶対にこの日で決めたかったわけで。
佐々木朗希を温存して失敗した2戦目を踏まえての続投だったと想像する。
まあ、それでも故障明けの守護神(と呼んでいいでしょ)に3イニングは引っ張り過ぎだが。
ソフトバンクがパ・リーグ優勝。2年連続21回目。シーズン終盤の勝負強さはまさに王者だった。新庄剛志「ソフトバンクが3連敗すれば」→翌日から怒涛の4連勝でマジックゼロ。あの発言が影響してないわけがないよね
佐々木朗希はあのタイミングでMLBに行ってよかった。ピッチャーとして一段上に行くには日本ではダメなんだよな
以前から申し上げているように佐々木朗希はあのタイミングでMLBに行って本当によかった。
移籍の経緯はアレな部分もあるが、早めに渡米するに越したことはない。
とりあえず今回のポストシーズンのピッチングによって「佐々木朗希は大舞台での経験が不足している」という指摘が間違っていたことは証明された。
そして何より、ピッチャーとしてもう一段上に行くためには日本では難しい。
こう言ってはアレだが、シーズン中のダメダメローキでも日本でならぼちぼち抑えてしまう。
150km半ばのまっすぐとフォークのゴリ押しで毎試合QSくらいはいける、ちょこちょこ離脱を挟みながらも防御率2点台前半、WHIP1.00前後は普通に出せる。
ところがMLBではそうはいかない。
打者は150km半ばのまっすぐに余裕でついてくる上に頼みのフォークがあれだけ抜ければ先発の役割を果たせないのも仕方ない。
「佐々木朗希はもう一つ中間球的な変化球がほしい」「スライダーかカッターがあればピッチングが楽になる」と連呼してきたのもそれが理由。
タフネスさを含めて足りない部分がよく見えた1年目だったのではないか。
フォークを見極められた山本由伸、相変わらず達人級の菅野智之、徐々に向上している佐々木朗希。佐々木朗希はもう一つ球種が必要? やっぱり早めにMLBに行ってよかったよな
佐々木朗希は先発ですよ。現状はあくまでつなぎ
もっと言うと、リリーバーでどれだけ活躍してもまったく物足りない。
もともと投げている球を見ればリリーフの適性があるのは一目瞭然。前回と同じことを申し上げるが、このくらいで驚いてもらっては困るのである(何様?)。
佐々木朗希に求められる(本人が目指す)のはあくまで先発。
それもサイ・ヤング賞レベルの活躍を何年も継続すること。
それだけの才能があるのは間違いないし、二刀流の大谷翔平ではたどり着けない場所にいく義務がある(だから何様?)。
セットポジションでこれまでよりも腰を落とす。
そこから(従来よりも)膝を高く上げて反動をつける。
リリーフならそれでOKだが、長いイニングを投げる先発でこれをやっていたらすぐにガス欠を起こす。
その反面、ここぞの局面で出力を上げる、強い球を投げるコツを掴むという意味ではいい経験になる。
そんな感じで守護神・佐々木朗希はあくまで来年に向けたつなぎ。
佐々木朗希はこんなもんじゃないから黙って見てろという話である(誰だお前w)。
でも、やっぱりすげえわw
【 #ドジャース 】#佐々木朗希 がポストシーズンで大活躍中🤩
守護神としてまさしくブルペン陣の救世主となっている朗希は、現在4試合に投げて無失点・2セーブを挙げており、許した安打はわずか1本となっています🔥#ポストシーズン2025#日本人選手情報#インフォグラフィック pic.twitter.com/qGaD6fPBRE— MLB Japan (@MLBJapan) October 10, 2025
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
侍ジャパン 番號18 山本 由伸 野球応援 フェイスタオル
今永昇太のピッチングバイブル
