ロドリゲスvsウォーレン予想。両者の復帰戦が挑戦者決定戦。挑戦者が渋滞してるけど、どういうこと? 何気にバンタム級が熱いな【予想・展望】
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2019年10月26日(日本時間27日)、米・ペンシルベニア州で行われるWBC世界バンタム級挑戦者決定戦。前IBF世界同級王者エマヌエル・ロドリゲスと元WBA世界同級スーパー王者ラウシー・ウォーレンの一戦である。
2019年5月のWBSS準決勝で日本の井上尚弥に2RTKO負けを喫したエマヌエル・ロドリゲスが再起戦に臨む。相手は元WBA同級王者ラウシー・ウォーレン。こちらも1月にノルディ・ウーバーリとの王座決定戦で敗れて以来の再起戦となる。
現在のバンタム級は有力選手がWBCに集結する状況。
暫定王者井上拓真と正規王者ノルディ・ウーバーリの統一戦も決定しており、また、ランキング1位のルイス・ネリも7月にファン・カルロス・パヤノを9RKOで下している。
今回決定戦に出場するロドリゲスは井上尚弥との技術戦に敗れはしたが、文句なしの実力者。対するウォーレンもウーバーリやパヤノ、マックジョー・アローヨなどとの対戦経験もあり、そのたびに実力の高さを示してきた。
激戦区のバンタム級を生き残るためにも、両選手にとって重要な一戦となる。
「ルイス・ネリvsロドリゲスはおもしろ過ぎるでしょ。ネリの連打かロドリゲスのカウンターか」
また挑戦者決定戦? こないだのネリvsパヤノ戦の勝者は誰に挑戦するんでしょうか
元IBF王者エマヌエル・ロドリゲスの再起戦が決定した。
相手のラウシー・ウォーレンも2019年1月にノルディ・ウーバーリに敗れはしたが、内容的にはかなり拮抗しており、実力の高さは間違いない。暫定王者井上拓真やランキング1位のルイス・ネリを含め、現状のWBCバンタム級の激戦区っぷりはなかなかおもしろい。
などと言っているが、え? また挑戦者決定戦なの?
こないだのルイス・ネリvsファン・カルロス・パヤノ戦も挑戦者決定戦じゃなかったっけ?
あの試合に勝ったネリはどうなるの?
てっきり次期挑戦者として拓真vsウーバーリ戦の勝者に挑戦すると思っていたのだが。
「ルイス・ネリの馬力。パヤノ善戦もボディ1発で沈む。リバウンドありきのバンタム級なんだろな」
じゃあ、この試合に勝った選手は誰に挑戦できるの?
拓真とウーバーリの統一戦が終わった瞬間に暫定王者が誕生するとか、そういうこと?
いや、よくわからん。
WBSSの進行が遅いせいで他3団体のベルトが停滞し、その影響でランキング上位選手がWBCにどっさり集結する状況。これが正解かは何とも言えないが、WBCのあからさまなダブルブッキングにはちょっと笑ってしまうw
この際だからアレだ。WBCは挑戦者決定戦用の王座を新設しちまえよ。
今回のロドリゲスvsウォーレン戦は「挑戦者決定王者決定戦」ってことにして。で、挑戦者決定王者同士でもう一回挑戦者決定戦を開催すれば、いろいろなことが丸く収まるでしょ。
自分でも何を言っているのかがわからないですが。
てか、何回「挑戦」って言うんだよww
勝敗予想はロドリゲスの判定勝利。カウンターとコンビネーションのロドリゲスvs見切りと足のウォーレン
まあ、クソしょーもない話はともかく、試合の展望を。
とりあえず今回の勝敗予想だが、エマヌエル・ロドリゲスの判定勝利でいきたい。
まずロドリゲスに関してだが、個人的な印象としては多彩なコンビネーションとカウンターが持ち味の選手。
相手の攻撃にナチュラルにカウンターを合わせるセンスがあり、なおかつ中間距離では長いリーチを活かしたコンビネーションを得意とする。そして、すべての起点となる左ジャブで相手の前進を阻み、間合いを支配するスタイル。
ただ、相手を追い詰めるフットワークは若干不足気味で、動き自体もやや直線的。
そのためWBSS1回戦のジェイソン・モロニー戦では、左右に動いて絶えずアングルを変えるモロニーに大苦戦を強いられている。
何となくのイメージだが、ミドル級のジャーマル・チャーロと少しイメージが被るなぁと。
「知ってた定期。ドネアがヤングを左フックで粉砕KO。やっぱりスピード&パワーが大正義。1発の威力がすべてをチャラにする」
対するラウシー・ウォーレンだが、こちらは典型的な身体能力系のサウスポー。
ディフェンスはL字気味の低いガードと見切りが中心で、全体的に手数は少ない。
相手に先に手を出させ、そこにカウンターを合わせる技巧派スタイル。カウンターの警戒心を植え付け、出足、手数を鈍らせた上で前に出る。
先日フライ級王者の田中恒成に挑戦したジョナサン・ゴンサレスや、WBSS準決勝でノニト・ドネアに敗れたステフォン・ヤングと同系統の選手と言える。
弱点を挙げるとすれば、あまりにも手数が少な過ぎることか。
スピードもあって見切りもいいのだが、この選手は右リードがほとんど出ない。そのせいでザナト・ザキヤノフの連打を抑えきれず、ファン・カルロス・パヤノやノルディ・ウーバーリの突進から逃げ切れずにいずれも敗戦を喫している。
恐らく華麗にカウンターを決めるのが本人のポリシーなのだと想像するが、それにしても右が少な過ぎると思う。
「京口vs久田感想。久田のスカウティングと粘りがすごかった。でも、経験値と勝負どころの見極めに少し差があったかな」
中盤から後半にかけてロドリゲスが捕まえそう? 後半KOもあり得る? かな?
そして、この両者の試合を脳内でシミュレーションしてみるわけだが。
申し上げたように、ウォーレンのディフェンスはL字気味の構えと見切りが中心。右リードをほとんど打たず、上半身の動きと足さばきだけで相手の攻撃を回避するスタイルである。
なので、ロドリゲスの左ジャブはウォーレンに当たると予想する。
ロドリゲスはリーチも長く左も伸びるので、恐らくウォーレンの上体反らしは間に合わない。中間距離で顔面を跳ね上げられ、そのまま後退してロープを背負わされるのではないか。
1発目の左を当て、そこからもう一歩近づいて左ボディ、顔面に右。ウォーレンも左のカウンターを狙ってくるとは思うが、ロドリゲスがそこにさらに右を被せる流れ。
序盤は多少モタモタするかもしれないが、中盤くらいにはロドリゲスがウォーレンを捕まえる(気がする)。
「中谷潤人vsミラン・メリンド、赤穂亮vsグオン・ギョンミン感想。ダイナミックグローブ589in後楽園ホール」
左ジャブでたじろがせ、カウンターにカウンターを合わせてロープを背負わせる。スタンスを広げて逃走経路を塞ぎ、ガードの間から右アッパーを突き上げる。
もしかしたら、終盤にロドリゲスがKOする可能性もあるかな? みたいな。
ウォーレンはあまりに右が少ないよな。勝機を見出すには右リードの数と精度が重要?
試合の流れとしては、2016年5月のジャーマル・チャーロvsオースティン・トラウト戦と2019年8月の田中恒成vsジョナサン・ゴンサレス戦を足して2で割ったようなイメージ(わかりにくいか?)。
ロドリゲスはチャーロ兄よりボクシングに幅があるが、田中恒成に比べてフットワークはなく動きも単調。対するウォーレンはトラウト以上に右リードが少ない上に足運びも微妙。ただ、ゴンサレスほど非力マンではない。
チャーロ兄は結局トラウトを捕まえきれず、ジャブの威力と精度で僅差判定で逃げ切った。
田中恒成は3、4Rにはゴンサレスを捉えたが、どちらかと言えばフィジカル面の差が大きく影響した。
「田中恒成がゴンサレスを7RTKO。だから田中は近場の差し合いで勝負する選手だと8億5248万5年3ヶ月前から言ってる」
そして、今回のロドリゲスvsウォーレン戦はその真ん中くらい。
中盤から後半にかけてロドリゲスがウォーレンを捉え、最終的に判定勝利を挙げる。ウォーレンもがんばるとは思うが、何だかんだで中~大差判定でロドリゲスが勝ち残るのではないか。
ロドリゲスのvsサウスポーの試合がほとんど見当たらないのだが、そこも含めて楽しみにしている。
逆にウォーレンが勝機を見出すには、やはり右リードかなと。
ロドリゲスの強ジャブを見切りと足のみで防ぎきるのは現実的ではなく、あまりに手数を増やせばカウンターの餌食になる。
ロドリゲスのジャブに負けない威力とカウンターを狙われないスピードの両立。そんな右が打てるのかは知らんが、どちらにしろウォーレンが勝つには右リードの数と精度が重要になる気がする。
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