ポストシーズン仕様の山本由伸、リリーフでリミッターを解除した佐々木朗希。ドジャースが2連勝で地区シリーズ進出決定。まっすぐで押しまくる山本由伸すげえ。佐々木朗希はあのくらいはやって当然だよね【2025.10.1感想】

2025年10月1日(日本時間2日)に米・カリフォルニア州で開催されたLAドジャースとシンシナティ・レッズによるワイルドカード第2戦。
先発山本由伸が7回2/3を投げて2失点、最終回を佐々木朗希が三者凡退で締めドジャースが8-4で勝利。2連勝で地区シリーズ進出を決めている。
ド軍、2連勝で地区シリーズ進出 大谷は1安打1打点、由伸PS3勝目…朗希は守護神0封 #ShoheiOhtani #Shotime #Dodgers #LetsGoDodgershttps://t.co/tVsaT7x5ZI
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) October 2, 2025
先日も申し上げた通り今年僕が注目していた選手は4人。
その中の2人(山本由伸、佐々木朗希)が登板したこの試合を(見逃し配信で)視聴した次第である。
視聴は下記↓
「MLB配信」
大谷翔平への興味をずいぶん前に失っている。報道がしつこすぎるのとSNSでの無断転載の多さにげんなりした
まず最初に。
僕は大谷翔平への興味をずいぶん前に失っている。
もともとはめちゃくちゃ注目していたし応援もしていた。
2023年WBCでの投打にわたる活躍には問答無用で感動したことを覚えている。
あまり乗れなかったMLB東京シリーズ。大谷翔平は大スターだけど。極端すぎるドジャース野球と偏った報道にうんざりした。平均視聴数2500万人でも野球に興味があるのは…
だが、あまりに報道がしつこすぎるのとSNSでの無断転載にげんなりした。
これまで野球に無縁だったアカウントが「自分、ずーっと大谷応援してました!!」的なノリで大谷のHR動画を盗用したり。
いくら何でもあれだけ「大谷、大谷」と連呼されれば萎える。
嫌いになったわけではないが、いちいち触れる気にもならない。
そんな感じで今回も大谷翔平の話題はなしである。
ん?
僕がどれくらい大谷から興味を失っているかって?
“デコピン”をミュートワードに登録していると言えば伝わりますかね?笑
ポストシーズン仕様の山本由伸マジですげえ。普段はフォーク中心だけどこの日は…
この日の山本由伸だが、すごかった。
マジですごかった。
いわゆるポストシーズン仕様のピッチングというか。
普段はフォークを中心にカーブで緩急をつけるスタイルで、まっすぐはどちらかと言うと見せ球に使うことが多い。MLBでの山本由伸は“フォークの人”という印象が強かった。
だがこの日はまっすぐをゾーンにどんどん投げ込んでいく。
ぱっと見で球威があるとわかる軌道、球速もコンスタントに95マイルを超える。
いつもはボールゾーンにフォークを落とすカウントでもお構いなしにまっすぐを選択する。
なるほど。
これがMLBの上澄みがリミッターを外した姿か。
シーズン中は7、8割の力でどう抑えるか、いかに球数少なくイニングを稼ぐかに注力する。
特にドジャースのように“勝つことが最低条件”のチームはポストシーズンまで見据えて配分する必要がある。
そして、そのときがくればアクセル全開でぶん回す。
年数十億稼ぐ大男たちが後先考えずに腕を振る、ボールに飛びつく姿はめちゃくちゃ刺激的。
シーズン中とは別人のように飛ばしまくる山本由伸も正真正銘のメッジャリッガ()だった笑
山本由伸、菅野智之、田中将大2025年シーズン振り返り。期待には及ばなかった山本由伸、だいぶ攻略された菅野智之、200勝達成の登板で最適解にたどり着いた? 田中将大
立ち上がりはよくなかったがすぐに立ち直った山本由伸。5、6回の圧巻のピッチングで流れを引き寄せる
正直、立ち上がりはあまりよくなかったと思う。
やや腕が縮こまって肘も下がり気味。
全体的にボールがシュート回転して球威も足りない。
テオスカーの凡ミスもあったが、投げている球も悪かった。
いわゆる慎重さが裏目に出る山本由伸の悪癖である。
もちろん結果を分かった上での後出しじゃんけんなので何とでも言えるのだが。
だが、2回以降は上述の通りメジャーの上澄みが本気を出した姿。
中でも5、6回のピッチングはとんでもなかった。
5回はまっすぐとカーブのみで2三振を含む三者凡退。味方が逆転してくれた次の回で集中力も高かったと想像する。
6回はノーアウト満塁のピンチを迎えるも、そこから連続三振で無失点に切り抜ける。
5番サル・スチュワートには初球の2シームを内側に、ワンボールから外低めにカッター、スライダー、カーブと段階的に変化量を変えて三連続空振りを奪う。
続くエリー・デラクルスにはカーブとまっすぐを交互に投じ、最後も膝もとのカーブで空振り三振。
ランナーを出すとバタバタする悪癖が出そうな場面で踏みとどまったことを含めて本当にすごかった。
で、裏の攻撃でドジャースが試合を決定づける4点を挙げる。
5、6回の山本由伸のピッチングが試合の流れを変えたのは間違いないと思う。
映画である。
完全に映画である。
ON REPEAT. pic.twitter.com/L6VkdIXgOm
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) October 2, 2025
山本由伸、菅野智之登板試合感想。俺たちのヤマモロゥが戻ってきた。日本一の投手はこうでなきゃいかんw 菅野は正念場ですね。明暗が分かれた両者
佐々木朗希がショートイニングでリミッターを外せばあのくらいはやるよ。僕はもっと高水準を期待してる(何様?)
そして9回に登板した佐々木朗希について。
2三振を含む三者凡退、11球という圧巻の内容で試合を絞めたわけだが。
これに関しては、まあこのくらいはやるよなと。
160kmを超えるまっすぐと凄まじい落差のフォーク。
HP満タンの佐々木朗希がショートイニングでリミッターを外せばまず打たれることはない。
現地ファンの手のひら返しがとんでもないことになっているらしいが、いや、普通だから。もともとあのくらいはやるヤツだから。
先発であれに近いクオリティを出せる、100球近く投げても球威が落ちないのが佐々木朗希の魅力。
1回をパーフェクトに抑えた程度で騒いでもらっては困るのである(何様だよw)。
フォークを見極められた山本由伸、相変わらず達人級の菅野智之、徐々に向上している佐々木朗希。佐々木朗希はもう一つ球種が必要? やっぱり早めにMLBに行ってよかったよな
実際、フォークの抜け球もあったし完成度自体はそこまで高くない。
もっと言うと、リリーフだからこそまっすぐとフォークの2ピッチでいけるわけで。長いイニングを投げるにはやはりスライダー等の中間球が必須になる。
佐々木朗希がポストシーズンに間に合ったのはよかったが、僕が期待する水準はもっと高い位置にある(だから何様だよw)。
でもアレっすね。
どなたかもおっしゃってましたけど、本来藤浪晋太郎が通るはずだった道を佐々木朗希が片っ端からなぞっていく感じは何とも言えないっすね笑
メジャー移籍→先発で壁にぶつかる→一時的なリリーフ転向で出力を上げるコツを掴む→先発に戻って成長した姿を見せる(予定)。
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
侍ジャパン 番號18 山本 由伸 野球応援 フェイスタオル
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