山本由伸、今永昇太がどちらも負け投手に。単純に球が遅すぎたよな。山本由伸は初回から飛ばしまくってへばった。この日の今永はポストシーズンで先発するレベルではなかった【2025.10.9感想】

MLBの2025年ポストシーズンが続いているわけだが。
今回はシカゴ・カブスの今永昇太とLAドジャースの山本由伸について。
直近の試合では両者とも先発の役割を果たせず負け投手となっている。
今永昇太は10月7日のブリュワーズ戦に先発、2.2回46球を投げてHR2本を含む5安打4失点、山本由伸は10月9日のフィリーズ戦に先発し、4.0回を投げて6安打3失点KO。
2試合ともリアルタイム視聴したのでその感想を言っていく。
視聴は下記↓
「MLB配信」
今永昇太(シカゴ・カブス)
まずはカブスの今永昇太について。
上述の通り3回途中3失点で交代、負け投手となったわけだが。
📰MLB🌎
カブス、敵地2連敗で早くも崖っぷち
今永昇太が2被弾4失点で渡米後最短KO、鈴木誠也の先制3ランは空砲に
👉 https://t.co/k2tGGaRzon✅ 地区王者ブリュワーズに王手をかけられました…#Postseason#BeHereForIt
— ベースボールキング⚾🥎 (@BaseballkingJP) October 7, 2025
とりあえず触れなくてはならないのが、シーズン後半から被本塁打が増えていること。
初回にスタンドインを許したことで11試合連続の被本塁打だとか。
もともと高めのまっすぐで勝負するタイプ、日本時代からホームランを打たれるピッチャーではあったが……。
さすがにちょっと打たれすぎだし、ここまでくるとポストシーズンで先発を任せられるレベルかも疑問。
さらにシーズン終盤も9月の月間防御率6.51とそれまでに比べてガタ落ちしている。
本人も試合後に「ストライクゾーンに投げるのが怖くなっている」とコメントするなど、厳しい状態なのがうかがえる。
今永昇太3回持たず降板「ストライクゾーンに投げることがちょっと怖くなってる」課題を語る #今永昇太 #Cubs https://t.co/s6u5TmDMrV pic.twitter.com/WcNBCXFa7H
— 日刊スポーツ西部本社(九州・山口) (@SNikkansports) October 7, 2025
僕は今シーズンの今永は速報等で確認していた程度。
試合を観ずに「何となく調子が上がらないなぁ」と思っていたが、ここまで落ち込んでいたとは。
単純に球が遅かったよね。打者の集中力がMAXになるポストシーズンで通用する出来ではなかった
この日今永が打たれた要因だが、要するに球が遅かった。
ここ最近の被本塁打増や勝てない理由は(試合を観ていないので)わからないが、今回のブリュワーズ戦に限ればめちゃくちゃ簡単。ただただ球がしょぼ過ぎた。
微妙に肘の位置が下がって頼みのまっすぐが伸びない。
フォームが横降りになった分、スライダー(スイーパー)は大きく曲がるが、軸となるまっすぐに威力がないので怖さがない。
2回は唯一三者凡退に抑えたものの、立ち直った感じはまったくなく。
3回にこの日2本目のスタンドインを許したところで降板を告げられてしまう。
SNSや掲示板では配球等の駆け引きの部分が指摘されていたが、いや、そうか?
僕にはもっと根本的な部分が原因に見えたのだが。
と思っていたら、下記の記事を見つけて「ですよね〜」と。
「初回以降、球速が目に見えて落ちていた。こうしたケースでは、原因は意外と単純なことが多い。今永は今季を通じて球速が安定せず、失投すれば真ん中高めに甘く入る傾向があった。ポストシーズンでは、そうしたミスは必ず代償を伴う」
「原因は意外と単純だ」今永昇太、なぜ被本塁打が減らない? 9月から低迷「ミスは必ず代償を伴う」
そうそう、そういうことですよ。
この日の今永は単純に出来が悪かった。
一線級の打者が集中力MAXで打席に立つポストシーズンで通用するピッチングではなかったという話。
5月にハムストリングの負傷で離脱して以降、なかなか球威が戻らないという指摘も見たが、確かにそれもあるのかもしれない。
わかっていても詰まるまっすぐが今永の持ち味だったはずが、そのまっすぐが走らないのは致命的である。
山本由伸(LAドジャース)
そしてドジャースの山本由伸について。
前回登板は7回途中2失点と好投したが、この日は5回を投げきれずにKO、負け投手となっている。
📰MLB🌎
ドジャース、今季PS初黒星でシリーズ2勝1敗
山本由伸が5回途中3失点で逆転負け、大谷翔平は無安打
👉 https://t.co/mTnnbW51lY✅ カーショーを救援投入するも、2回5失点とフィリーズ打線に打ち込まれました…#Postseason#LetsGoDodgers
— ベースボールキング⚾🥎 (@BaseballkingJP) October 9, 2025
山本由伸が打たれた要因も今永と同じ。
単純に球が遅かった。
この日の山本は初回から飛ばしまくり、普段は温存するスライダー(カッター表示だったけど)も織り交ぜつつフルスロットルで腕を振っていた。
まっすぐは96、97マイルを記録するなど3回まではノーヒットに抑える上々の立ち上がり。
ただ、球自体はそこまでよくない。
打ち取っていると言っても軽々外野まで飛ばされていたし、まっすぐも球速こそ出ていたがベース版の上での力を感じない。
本来の山本はもっと支配的なはず。
それこそ打者が腰砕けのスイングしかできないほどに。
なので、3回に特大のホームランを打たれてもあまり驚きはなく。
守備の乱れによる失点はあったが、それ以上に山本自身の出来がよくなかった。
ポストシーズン仕様の山本由伸、リリーフでリミッターを解除した佐々木朗希。ドジャースが2連勝で地区シリーズ進出決定。まっすぐで押しまくる山本由伸すげえ。佐々木朗希はあのくらいはやって当然だよね
初回から飛ばしまくった結果、4回に露骨に球威が落ちた。なるほど、キャッチャーとの相性もあるのね
何より顕著だったのが、4回に露骨に球威が落ちたこと。
初回から飛ばしまくるのを観て「これ、大丈夫か?」と思っていたところ、案の定4回に球威が落ちる。
で、フィリーズの2番カイル・シュワーバーに待ってましたのタイミングでドカン!! である。
本人としては「最初から全力で行けるところまで行く」つもりだったと思うが、想定以上にへばるのが早かった。
マジな話、この日の出来ならもう少しフォークに頼ってもいいと思ったが。
前回はまっすぐ押しでうまくいったが、この日の球威でそれはキツい。シーズン中のようにフォークを決め球に使う判断があってもよかった気がする。
山本由伸5回0/3、6安打3失点KO。
4回から露骨に球が遅くなったもんな。
初回からスライダーを解禁して、3回まで飛ばしまくったツケが一気にきたな。
その割には球の走りが悪かったし。もう少しフォークに頼ってもよかったんじゃないか?
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) October 9, 2025
ああ、なるほど。
キャッチャーの指標、リード面の悪さという意見もあるのね。
ウィル・スミスは2ストライク後の勝負球に高確率でまっすぐを要求することがバレていると。
「ウィル・スミスが捕手で、もしあなたがフィリーズの選手で2ストライクに追い込まれたら……速球が投じられることがほぼ確約されている」
「ミスのフレーミング指標は今季「-10」で捕手57人中ワースト2位の56位。直近2年間では「-18」でメジャーワーストに沈んでいる。」
「山本由伸の“炎上”は正捕手スミスのせい? 球界最低「-18」…LAメディア疑問「偶然ではない」」
前回うまくいったベン・ロートベットを先発マスクで起用すべきだったという指摘を見たが、そういう問題もあったのか。
普段MLBを観ていない、注目選手の試合をピンポイントでチェックするだけの僕にはわからない部分である笑
ちなみに戦犯レベルで当たりが止まっている大谷翔平は大丈夫なんでしょうか?
ドジャースの攻撃はつまらないので基本的に速報を追いかけるだけなんですが笑
まあでも、この人の場合は何かのきっかけですぐに取り返しますからね。
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
侍ジャパン 番號18 山本 由伸 野球応援 フェイスタオル
今永昇太のピッチングバイブル

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