尾川堅一がメルチョール・ロダに5R終了TKO勝ち。足を止めて重心を下げる意識だって。WBOのトップ戦線(ナバレッテ、スアレス、マグサヨ)に絡めるといいね【結果・感想】

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2025年4月5日に東京・後楽園ホールで行われたS・フェザー級10回戦、元王者尾川堅一vsメルチョール・ロダ戦を観た。
結果は5R終了TKOで尾川が勝利。
再三のボディによるダメージでロダ陣営がインターバル中に棄権、尾川の勝利が決定している。
【ボクシング】元世界王者の尾川堅一、ロダに5回終了TKO勝ち 「世界戦が決まって、一発そこで最高のパフォーマンスをすればいい」https://t.co/DNqCULIaoJ…
— サンスポ (@SANSPOCOM) April 5, 2025
例によって僕はリアルタイム視聴できず見逃し配信で観たのだが、久しぶりの尾川堅一はなかなか楽しめた。
そして本人は日本最年長世界王者を狙っているとのこと。これはぜひとも実現してもらいたい。
ランキングを見ると現在尾川はWBO3位、WBC13位。
現実的にはWBO狙いになりそう。
なので、こういうときこそ王手プロモーションのパワー()を発動していただければと思う笑
矢吹正道vsアンヘル・アヤラ。前戦に続いてジャブがキレッキレな矢吹。中間距離の差し合いで上回るのは至難の業。対策は接近戦だと思うけど…
順当な勝利の尾川堅一。メルチョール・ロダは調整試合要員でしたね
まず試合の感想だが、まあ順当かなと。
対戦相手のメルチョール・ロダは戦績9勝4敗、現在5連勝中ながらも10回戦は今回が初めて。
いい選手だとは思うが、正直元世界王者をどうこうできる感じはない。
尾川堅一の調整試合要員として呼ばれたことは明らかだった。
両者が並んだ写真、映像を観ると尾川の方が頭半分ほど背が高い。
陣営も尾川の得意な出入りが機能しやすい相手をチョイスしたと想像する。
元世界王者・尾川堅一、前日計量クリア 「納得のいくボクシングができれば勝手に倒れる」史上最年長の世界王座奪取を狙う#尾川堅一 #ボクシングhttps://t.co/AYBLt4yDem pic.twitter.com/VEXBfuTL5a
— 中日スポーツ (@chuspo) April 4, 2025
5R終了ギブアップという終わり方は確かにすっきりしなかったが、あのまま続けていても何かが起きた可能性は低い(と思う)。早めの撤退を選んだロダ陣営の判断は正しかったのではないか。
重心を下げる、足を止める意識。決定力の足りなさを改善するため?
そして、上記の記事によると尾川堅一は重心を下げる&足の動きを抑えることを意識したとのこと。
確かに今回はピョンピョン飛び跳ねてズバッとすっ飛んでいくこれまでのファイトとは少し違っていた。
どっしり構えてやや距離も近い。相手を下がらせる→連打で疲弊させる流れを作ろうとしていたのではないか。
もともと尾川はノーモーションでまっすぐ伸びる右が得意。日本拳法の突きをベースとした踏み込みやタイミング、当て勘は冗談抜きで階級トップだと思っている。
その反面、1発効かせたあとの詰めが甘いというか、ダウンを奪ってから決めきれないシーンが目立つ。
瞬間的な爆発力に長ける一方で試合の組み立て、決定力の部分が物足りない。
重心を下げる、足を止める意識はそこの改善? 向上を狙ったもの?
あとは年齢を加味して省エネボクシングに舵を切ったとかね。
マービン・エクスエルドって5Rトーナメントで優勝したマービンか! 尾川堅一とここまでやれるのはさすが。やっぱり短いラウンドの選手だよな
あまりうまくいった感じはしない。距離が近くなって逆に危険が増したような…
だが、今回に関してはあまりうまくいった感じはなく。
これまでよりも連打が出ていたし上下の動きも抑えられていたが、“追い詰める”“圧力をかける”シーンはほとんど見られない。これまでと同じことを近い距離でやっていただけというか。
逆に打ち終わりや離れ際に危ないタイミングが増えた気も……。
尾川はちょくちょく被弾する選手で、2022年6月のジョー・コーディナ戦ではコーディナの右1発でKO負けを喫している。
距離と見切り中心のディフェンスなだけにああいう1発KOの危険はどうしてもつきまとう。
尾川堅一がジョー・コーディナの狙いすました右で撃沈。距離の遠さとタイミングに慣れる前にもらったな。フラグになるから勝敗予想をしなかったのに笑
今回もジャブは普通にもらっていたし、何度かロダの大振りの右フックが顔面をかすめてもいた。
「相手があることなので、うまくいかないこともある」と本人がコメントしていたように現状はまだしっくりきていないのだろうと。
ついでに言うと、目元のしわが深くなってちょっと老けましたよね。
年齢を考えれば何もおかしなことはない、そりゃそうでしょという話ですが。
狙えそうなのはWBO一択? マーク・マグサヨと挑戦者決定戦!! になればおもしろい
ランキングを見ると尾川堅一は現在WBO3位、WBC13位。
またWBOの王者がエマヌエル・ナバレッテ、WBCの王者がオシャキー・フォスターとなっている。
そしてオシャキー・フォスターはフェザー級王者スティーブン・フルトンの挑戦を受けるという話があるとかないとか。
スティーブン・フルトンがブランドン・フィゲロアに勝利し2階級制覇。フィゲロアは作戦をミスったの? フルトンは出来がよかったし、井上尚弥はよくこの人を圧倒したな笑
諸々を加味すると、やはり現実的に狙いはWBO一択になりそうである。
で、そのWBO王者エマヌエル・ナバレッテは5月にランキング1位チャーリー・スアレスとの防衛戦が予定されている。
さらに尾川の一つ上、2位には元フェザー級王者マーク・マグサヨが控えている。
おお、なるほど。
じゃあ、ここで帝拳プロモーションのパワーを発動してだな……。
マグサヨをどかす、もしくはマグサヨと尾川で挑戦者決定戦→ナバレッテvsスアレス戦の勝者に挑戦するとかね。
マーク・マグサヨvs尾川堅一はなかなかおもしろそうだし、今回のメルチョール・ロダも少しだけマグサヨっぽい(?)選手だった。
将来的なマグサヨ戦を見越してロダを選んだとすれば帝拳陣営はやり手すぎる(絶対違う)。
ナバレッテvsチャーリー・スアレス戦が楽しみ。ナバレッテ、案外危ないんじゃないの?
なお5月のエマヌエル・ナバレッテvsチャーリー・スアレス戦は個人的に楽しみだったりする。
チャーリー・スアレスは元五輪代表選手で現在36歳。身長168cmに対してリーチが188cmと異様に腕が長い。18戦全勝10KOと戦績も申し分ない。
それらのスペックを踏まえて過去の映像を眺めたところ、あれ? これはいい勝負になるんじゃないの? となった次第である。
長い腕でガードを固めて前進、攻撃を弾きながら打ち終わりにカウンターを返す。
相手の懐に入るのがうまく、前戦では長身のホルヘ・カスタネダの顎を打ち抜き3RTKO勝利を挙げている。
ナバレッテは同じブロック&リターンのオスカル・バルデスに2度勝利しているが、恐らく攻撃のバリエーションはスアレスの方が豊富。
割とリアルにこの相手には苦戦するのでは? と思っている。
力石政法vsエドアルド・ヌニェス。明らかにサウスポーが得意そうなヌニェスとど根性でマグネッシにKO勝ちした力石。また消耗戦になりそうだけど
序盤に下を意識させておいて勝負どころで顔面への強打。
爆発力もバルデスよりありそう。
ここに尾川堅一が絡めれば最高っすね。
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