中野幹士vsライース・アリーム結構楽しみ。思い入れとしてはアリームさん応援。でも有利なのは中野かな。紆余曲折の末にチャンスが巡ってきたアリームさんがんばれ【展望・予想】

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2025年11月24日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催される「Prime Video Boxing 14」。メインイベントでは那須川天心と井上拓真によるWBC世界バンタム王座決定戦が行われるわけだが。
今回はアンダーカードの一つ、中野幹士vsライース・アリーム戦について。
この試合はIBF世界フェザー級挑戦者決定戦として行われる一戦で、中野幹士は現在IBF同級5位、アリームは同3位となっている。
一時期井上尚弥の対戦相手候補として名前が挙がっていたアリームだが、2023年6月にサム・グッドマンに判定負けを喫してからやや停滞気味。フェザー級に転向して今回が3戦目となる。
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天心vs拓真に続いて中野幹士vsライース・アリームも楽しみ。思い入れはアリームですよね
立て続けに起きたリング禍のせいで国内ボクシングに食指が動かなくなっていたが、最近ようやくマシになりつつある。
特に11月24日の那須川天心vs井上拓真戦は楽しみ。
倒し屋ではない同士、命の危険を感じるファイトにはならなそうなこともあって変な心配をせずに観戦できそうである。
那須川天心vs井上拓真(゚∀゚)キタコレ!! 天心の接近戦の対応次第かな。近場で右をもらいやすい、遠間から一足飛びで入ってくるタイプがやや苦手。天心陣営の作戦に注目しております
そしてこの中野幹士vsライース・アリーム戦もかなり楽しみにしている。
アリームは一時期井上尚弥の対戦候補として名前が挙がった(自分で名乗りを上げた)選手で、僕も“S・バンタム級での井上”を測るには最適な相手だと思っていた。
ところが同じく対戦候補に挙がっていたサム・グッドマンに敗れて脱落、その後はフェザー級に階級を上げている。
S・バンタム級暫定王者時代も正規王者スティーブン・フルトンを盛んに挑発していた覚えがあるが、要は後ろ盾の弱さ(弱小プロモーション)を補うために大きな声を出していたのだろうと。
結局フルトン戦も井上尚弥戦も実現することはなかったが、今回ようやくチャンスが巡ってきた感じである。
僕も思い入れという意味では中野<<アリームだったりする。
ライース・アリームの印象は強化版カシメロ。野性的で単調なファイト。でもフェザー級に上げてから…
(僕の中での) ライース・アリームの印象は強化版ジョン・リエル・カシメロ。
遠間から一気に距離を詰める踏み込み。
躊躇のないフルスイング、近場で大暴れする野性的なファイト。
その反面、攻撃のバリエーションはやや乏しい。
基本はワンツー、もしくは右のフルスイングで、遠い位置から飛び込んで数発→サッと離れて仕切り直すの繰り返し。
そのため中盤から後半にかけてグダりやすく、相手のレベルが上がるにつれてKOも少なくなっている。
サム・グッドマン戦などはその典型で、グッドマンにジャブの差し合い、接近戦ともに上回られて判定負けを喫した。
運動能力の高さに頼りすぎて脳筋が過ぎる選手なのだろうと。
アリームさんホントにコケたよ。サム・グッドマンに対策されて終始糞詰まり状態に。序盤は苦戦すると思ったけど1Rから自信たっぷりでしたね
そしてフェザー級に上げてからはサイドへの動きを増やしているのだが……。
全体的にカクついてスムーズさがなく動き出しの“溜め”も大きい。
打ち終わりの復元も遅れ気味で、バックステップが間に合わずにカウンターをもらうシーンが目に付く。
加齢や階級アップも影響しているのだと思うが、正直S・バンタム級時代よりもキレが落ちているかもしれない。
中野陣営もそこを踏まえて招聘に踏み切ったと想像する。
なお、vsサウスポーへの苦手意識は大丈夫だと思う。
中野幹士の愛称は“鉄の拳”だって。攻撃力はすごいけどディフェンスは…
対する中野幹士だが、こちらは攻撃的なサウスポーだなと。
自分からプレッシャーをかける、近場の打ち合いが基本のスタイル。
見るからに 1発1発が固く精度も高い。
槍のようなパンチがガードの間から急所に突き刺さるというか。
ボディをもらった相手がワンテンポ遅れて膝をつく光景は観ているだけのこちらも「オエッ」となる笑
現在14戦全勝13KO。
愛称は“鉄の拳”とのこと。
前に出る馬力、1発の威力、正確性はアリームを上回る(気がする)。
だが、ディフェンス面はちょっと心もとない。
頭の位置があまり動かずパンチを芯で受けることが多い。
今のところ圧倒的な攻撃力でねじ伏せているが、実は我慢比べ的な試合が目立つ。
黒木優子vsサラ・ボルマン感動した。相手のラフプレーにも集中を切らさず妙なアピールもせず、やるべきことを貫いた黒木優子。狭いリング、圧迫感のある会場。これだけ不利な条件下でも最後までプロフェッショナルだった
中野が有利に思えるよ。アリームさんを応援するけど
上述の通り僕はアリームさん応援の立場だが、正直相性的には中野が有利だと思っている。
両者の試合を観ると最初の距離はアリームの方が遠い。
自分から前に出る、中間距離から近場での打ち合いが基本の中野に対してアリームは遠間からすっ飛んで1発を当てるスタイル。
フェザー級では横の動きを交えつつ極力危険地帯に留まらないことを意識している。
ただ、申し上げた通りアリームは以前よりもキレが落ちていて復元も遅い。
あの感じだと懐に飛び込むタイミング、動き出しや打ち終わりを狙われるのではないか。
アリームの出入りに中野の対応が間に合わない場合は恐らく真逆の展開になる。
中野はどちらかと言うと自分から追いかけるタイプでカウンターのイメージは(あまり)ない。
近場でのディフェンスのヌルさを考えると、アリームさんが過去一レベルで絶好調だった場合は置いてきぼりを食う可能性も?
と言いつつ、フェザー級でのアリームさんを観る限り中野がKOされることはなさそうだが。
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勝敗予想は中野幹士の後半KO。ラウンドを重ねるごとにフィジカル差が表面化するのでは?
勝敗予想だが、中野幹士の後半(9、10Rくらい?)のKO勝利としておく。
上述の通り両者の体格や攻撃力、ファイトスタイルを比較すると相性的には中野が有利。後半にいくにつれてアリームさんは厳しくなると予想する。
序盤から中盤までは拮抗するも、徐々にフィジカル差が表面化してどこかで決壊するのではないか。
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アリームさんが勝つとすれば判定だと思うが、それには過去一レベルのコンディションが必要になる(と思う)。
出入りのスピード、サイドへの動きで中野を置いてきぼりにしてポイントを奪取、後半の失速を最小限に抑えて逃げ切る感じ。
と言いつつ、直近の試合でのカクつき具合を観ると……という感じ。
それでも応援するのはアリームさんです。
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