松坂大輔の熱い123球に感動ww やっぱりすげえわコイツ。あの空気感を出せるのは選ばれた選手だけ【2018.4.18感想】
2018年4月20日、中日ドラゴンズの松坂大輔投手が本拠地ナゴヤドームで阪神タイガース戦に先発。7回4安打2失点(自責点1)、123球2奪三振の力投を見せたが打線が沈黙。1-2で敗れ、4月5日の巨人戦に続いて開幕2連敗となった。
5回で96球を要した前回と違い、制球面での安定を見せた松坂。
同点の4回に自身のエラーも絡んで逆転を許すが、何とか最少失点で切り抜ける。
「松坂大輔a.k.a.名古屋のBIG若旦那w 平成ラストイヤーにKNOCK OUTの狂乱も週末の誘惑も超えていけ」
そして、7回のマウンドへ上がった時点ですでに101球。
2アウト満塁の大ピンチを迎えるが、打者上本をカッターで三振に仕留めてピンチを乗り切る。
スタンドのファンから大歓声を浴び、マウンドを降りる。
惜しくも勝利を逃したものの、十分戦力になれることも証明した123球だった。
なお、次回登板は4月30日のDeNA戦が予定されているとのこと。
「大谷翔平の課題はスライダーかな。早急に球速をアップしてスラッター化したいね」
松坂熱投!! 言いたいことはいろいろあるけど、今日はナイスピッチングでいいでしょ
中日ドラゴンズの松坂大輔が、今シーズン2度目の先発マウンドに上がった。
7回を投げて4安打2失点。
123球の力投を見せたものの、惜しくも初勝利はならず。
チームも泥沼の5連敗。主砲のビシエドが帰国するなど、厳しい状況が続いている。
などと冷静に言っているが、実際はめちゃくちゃヤバかったww
前回も申し上げたように、松坂の試合は冷静に観られないことが多いのだが、この日は特にアカンww
「大エース松坂大輔の復活。550日ぶりの一軍登板は5回3失点で初黒星。そんなことより中日がクッソ弱いんだがww」
本来は6回での交代が正解だったとは思うが、それはそれ。
中日の打線がしょっぱいとか、投手運用が救いようのないレベルで雑だとか、言いたいことは山ほどある。
ただ、今回に限ってはもういいや。
松坂大輔の熱さが、諸々のすべてを吹き飛ばしてくれた。
ええ。
やっぱり松坂は松坂ですよww
制球がまとまれば、今年の松坂はこのくらいはやるよね。でも、やっぱり球速はあと1kmくらい欲しいかな
全体的な感想としては、
「まともにストライクが入れば、松坂はこのくらいはやるかな」と。
キャンプのときから申し上げているように、今シーズンの松坂は「ぼちぼち」いい。
ある程度ストライクゾーンにボールが集まれば、そこそこ抑えられるのではないか。ランナーを出しつつ、だいたい6回3~4失点くらい。
オープン戦から制球が定まらずに苦労していたが、何だかんだで試合は壊していない。
前回登板もフラフラしつつも5回93球3失点。先発6番手としては必要十分な結果である。
「松坂大輔2018年成績予想。ついにこの季節がやってきました。ほら見ろ、松坂はすげえだろが。あ?」
そして、今回はある程度制球がまとまっていたので、四球も少なく長い回を投げられた。
でも、やっぱりもう少し球速が出るといいよね。
ストレートがあと1km速ければ、一気に楽になるよね。
そんな感じの感想である。
カッターとチェンジアップ使いの松坂大輔。ストレートとスライダーのイメージが強いけど
今回のピッチングを観て改めて思ったのが、やっぱり松坂のカッターはいい。
松坂と言えばスライダーとストレートのイメージが強いと思うが、実はカッターを得意としている。
今回も全投球の25%近くをカッターが占め、完全に投球の軸として使っていた。
右打者の外側にカッターを見せ、同じコースからスライダーをさらに外に曲げて引っかけさせる。
また、右打者の内側からフロントドア気味の見せ球でのけぞらせ、外側のカッターで空振りを奪う。
元広島カープの前田智徳が「カッターで打たせてとるのは松坂の新しいスタイル」などとドヤっていたが、彼はいったい何を言っているのか。
松坂のカッターがいいのは昔からだし、MLB時代も普通に使っていた。
以前から申し上げているように、カッターをあれだけ自在に操るピッチャーは日本では珍しいくらい。
そして、カッターと同じくらいいいのがチェンジアップ。
左打者の内側からフロントドア気味にゾーンに侵入し、加速するように沈む。イメージ的にはスライダーの逆の軌道と言えばいいか。
使用頻度は低いが、実はめちゃくちゃ打ちにくい球である。
MLB時代も「あれだけチェンジアップがいいのに、なぜ使わないのか」と言われていたくらいで、割とガチでもっと使えばいいのにと思う。
「松坂大輔復活!! 去年よりも状態はよかったんちゃいます? 僕の2019年プロ野球がようやく開幕したぜw」
右打者にはこれまで通り内外のカッターとスライダーで攻める。
左打者には外側からのスライダー、カッターを見せつつ、外に落ちるチェンジアップで勝負。
チェンジアップの頻度を増やせば、まだまだピッチングが向上するんじゃないの? とすら思うのだが。
7回のピッチングは痺れたよね。あの空気感を出せるのが平成の怪物ですよ
とはいえ、今回は何と言っても7回。
ピンチを迎え、マウンドで足を気にするしぐさを見せる松坂。
だが、様子を見にベンチを出た朝倉コーチを静止する。
続投。
その姿に、ナゴヤドームのファンから歓声が起こる。
続く梅野に初球をセンター前に運ばれ、2アウト満塁。
ボールを受け取り、マウンドに戻る背番号99。
「史上まれに見る酷い日本シリーズ。ソフトバンクがクソ采配の広島を下して2年連続日本一。クソの最上級」
もうヤバいww
すべてがカッチョいいww
どんな場面でも絵になる男。
それが平成の怪物・松坂大輔ww
そして、ハイライトは2アウト満塁で代打上本から空振り三振を奪ったシーン。
アレはホントに痺れた。
カウント2-1からの3球目。
137kmの内側のカッターでファール。
再び沸き上がるナゴヤドーム。
鳴りやまない拍手の中、2-2からの勝負球。
外側に逃げる134kmのカッターで空振り三振!!
右手で小さくガッツポーズを作り、グラブをポンと叩いてマウンドを降りる松坂。
この日一番の大歓声を背に、悠然とベンチに戻る。
すげえww
マジですげえww
一瞬で球場の雰囲気を変える空気感。
これこそが、一握りの選手だけに許された領域である。
大西宏明がまさかの名言。意表をつかれ過ぎてビックラコイタww
そうなんすよ。
どれだけ情けない姿を見せても、これがあるから松坂に期待しちゃうんですよ。
ソフトバンクでの3年間で一軍登板1試合。
こんな有り様でも松坂に人が群がるのは、あの“空気感”があるからなんですよ。
ドラゴンズ入団が決まった松坂大輔投手。「感謝の気持ちです。まずは1年間しっかり投げて名古屋を盛り上げたい」と新天地への思いを語りました。#ドラゴンズ #ドラHOT #松坂大輔 pic.twitter.com/2qsAWQYQgS
— 東海テレビ ドラHOTプラス (@drahotplus) 2018年1月23日
何度も言うように理屈じゃない。
他の追随を許さない求心力こそが、松坂大輔ですよ。
と思ったら、意表をついてすげえおもしろい記事があった。
「松坂大輔は、負けてはいけない存在」 PL学園の“好敵手”が明かす復活への思い https://t.co/sRSbi0Wwgn pic.twitter.com/EombaaMFKx
— AERA dot. (アエラドット) (@dot_asahi_pub) 2018年4月19日
大西、お前ww
何をサラッと名言残してんだよww
「あいつは、負けてはいけない存在なんです。それは『松坂大輔』でいることなんです」
「彼で、人生を左右された人間、僕らの世代にはいっぱいいます。」
おいおい、サイコーかよww
大西宏明のクセにやるじゃねえか(暴言)。
「見たか貴様らww これが松坂大輔さんだよww そこにいるだけで人が群がるカリスマ性、佇まいが絵になる男が中日合格」
とりあえず「つった感じになった」という左足をケアして、次回登板もがんばってもらいたいですね。