2025年夏の甲子園準決勝2試合、全然予想がつかねえw 戦力的にも勢い的にも山梨学院かな? と思うけど、県立岐阜商業の例もあるし。高校野球はホントにわからん。そしてめちゃくちゃおもしろい

甲子園で開催されている第107回全国高校野球選手権大会。
2025年8月21日に準決勝2試合が行われる。
第1試合で日大三高vs県立岐阜商業、第2試合で沖縄尚学高校vs山梨学院が予定されており、各試合の勝者が23日の決勝戦に進む。
高校野球 ベスト4出そろう 準決勝の組み合わせ 試合は21日https://t.co/C5VLxfK13W #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) August 19, 2025
優勝候補に挙げた3校が全滅。やっぱり高校野球は予想がつかない。そしてクッソおもしろい
先日「今年は久しぶりに甲子園をガッツリ観ている」と申し上げ、下記で「甲子園の一発勝負を勝ち上がる条件」なるものを挙げたりしている。
2025年夏の甲子園。広陵高校きっかけで観てるけどおもしろいね。一発勝負のトーナメントで優勝するチームの条件を3つ挙げてみる。僕の中での優勝候補は…
で、僕が優勝候補としたのが京都国際、横浜、仙台育英だったわけだが、いずれも準々決勝までに姿を消してしまった。
沖縄尚学vs仙台育英はかなり拮抗していると思ったし、山梨学院の爆発力が京都国際を飲み込むパターンも十分あると思っていた。
ただ、さすがに横浜が県立岐阜商業に負けたのは驚いた。
1回戦を観る限り僕の中では横浜が優勝候補の筆頭だったのだが。
やはり一発勝負の高校野球は予想がつかない。
そして、めちゃくちゃおもしろい。
甲子園の一発勝負を勝ち上がる条件3つ。打撃力、守備力、投手力
先日「甲子園の一発勝負を勝ち上がる条件」として僕が挙げたのが、
・打撃力
・守備力
・投手力
の3点。
野球は相手よりも1点でも多く取らなくては勝てないスポーツ。
当たり前だがそのためにはどれだけ打てるかが大事になる。
また守備力に関しては低反発バットの導入で重要性が格段にアップした印象。
高校生はプロに比べて守備力が格段に劣るが、その中で“当たり前の打球を当たり前にアウトにする”能力はそれだけでアドバンテージになる。
実際、内野のミスが失点につながるケースはかなり多い。
ピンチの場面で「普通にアウトが取れる」「ゴロを無難にさばける」ことは勝てるチームの条件なのだと思う。
そしてもっとも重要なのが投手力。
試合を作れるピッチャーが2人、理想は左右それぞれタイプが違うこと。
エースはドラフトに指名される、もしくは大学で即戦力レベルのピッチャー。
もう1人もエースには及ばないまでも他校に行けば十分エースになれる実力の持ち主。
この2人をうまく運用して試合間隔が短くなる準々決勝、準決勝にどれだけ余力を残せるかが重要になる。
逆に主戦級が3人いるとそれはそれで持て余す感じ。
投手交代が増えれば増えるほどガチャ要素が高くなり、下手をすれば序盤で大量失点を喫して主導権を渡してしまう。
プレミア12がおもしろい。NPBでやれそうな選手が各国1、2人いる。獲得するかは別だけど。NPBの飛ばないボールは害悪でしかないよね
準決勝はどうなるかがまったくわからない。僕のダメダメ予想だと…
正直、勝ち残った4校がどうなるかはまったくわからない。
上記の条件に当てはめるなら打撃力と投手力を兼ね備える山梨学院が有利に思えるが。
懸念材料を挙げるとすれば、打線が爆発した京都国際戦では相手の西村投手が明らかに本調子ではなかったこと、主力ピッチャーが2人とも2年生であること、エース菰田投手が素材型なこと。
これは花巻東にも言えるのだが、山梨学院は全体的に荒削りな印象。
乗っているときはめちゃくちゃ強いが一度歯車が狂うと立て直せなくなる。
沖縄尚学の(タイプの違う)好投手2人に空転させられる可能性もなきにしもあらずではないか。
と言っても、沖縄尚学の主力ピッチャーも両方2年生だし打力では明らかに山梨学院が上。
やはり沖縄のエース末吉投手vs山梨学院打線という構図になるのだろうと。
田中将大3ヶ月ぶりの一軍登板で5.2回2失点(自責1)。5月に比べて出力も上がって変化球もキレてた。今年一番よかったけど、QSに届かない。根本的に球威が足りてない。これが田中の現在地なんだろうな
日大三高vs県立岐阜商業はさらにわからない(そればっかりじゃねえか笑)。
日大三高は基本的にはエース近藤投手が1人で投げ抜くチーム。だが甲子園では3試合とも失点しているので今回もそれなりに打たれると予想する。
一方、県立岐阜商業のエース柴田投手も近藤投手同様ぼちぼち打たれながら抑えるタイプ。こちらも完璧に抑えるわけにはいかないと思っている。
ただ、県立岐阜商業は京都国際戦で先発したサウスポー渡辺投手の存在が大きい。
まっすぐ主体の右オーバーハンドの柴田投手と、大きなカーブと“ピュッ”とくる系のまっすぐが持ち味のサウスポー渡辺投手。
「試合を作れるピッチャー2人、左右分かれているのが理想」と申し上げたそのままの布陣である。
投手力は県立岐阜商業に分がありそうだが、日大三高は甲子園でまだ3試合しか消化していない。すでに4試合を戦っている&横浜との死闘を経て勝ち上がった県立岐阜商業に比べて消耗は少ないはず。
僕のダメダメ予想では決勝は山梨学院vs日大三高なのだが、いや、ホントにわっかんないっすね笑
「右オーバースロー+MAX140km半ば」みたいなピッチャーは一番打ちごろなんだろうね
ここから先は余談だが、準々決勝に勝ち上がるレベルの高校にとって「右オーバースロー+MAX140km半ば」みたいなピッチャーは一番打ちごろなのだと思う。
オーソドックスな右のオーバースロー。
まっすぐ主体で球速は130km後半から140kmちょい。突出した変化球はない。
試合を観ているとこの辺の球速帯がもっともカモられやすい印象を受ける。
逆にサウスポーは“左投げ”というだけで大きなアドバンテージになる。それこそ140kmのまっすぐをゾーンに放れる、チェンジアップとスライダーを両サイドにコントロールできればほぼほぼトップクラス。
上記の県立岐阜商業vs横浜戦、ピッチャーが渡辺投手から柴田投手に代わった途端に横浜が3点を返した試合などはその典型である。
要するにこのレベルになると「右オーバースロー+MAX140km半ば」のピッチャーは何の変哲もない平均的な部類。
そこからどれだけ外れ値を出せるか、尖った特徴を持っているかが好投手の条件になるのだろうと。
WBCなどの国際大会で120km前後の沈む球をひたすら投げてくるピッチャーに日本の打者が手こずるのと意味は同じである。
WBCの余韻がすげえw 「日本野球が世界最強」ってドヤるための大会。課題が山積みなのはわかってるし収益構造の歪さなんて10年以上前から承知してんだよ笑
NPBでは「アベレージで140km半ばの右オーバースロー」のピッチャーがもっとも打たれやすいと言われているが、高校生(甲子園のベスト8レベル)の場合はそこからマイナス10km弱あたりに危険水域があると想像する。
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