健文トーレスvsデビッド・ヒメネス。やっぱり相性は悪かった。でも思った以上に健文はやれてたと思う。9R以降のパフォーマンスを常時出せれば可能性はありそう。あとは3150の政治力か…【結果・感想】

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2025年7月20日にキルギス、ビシケク・アリーナで行われたWBA世界S・フライ級挑戦者決定戦。同級暫定王者デビッド・ヒメネスと同10位健文トーレスが対戦、11R1分12秒KOでヒメネスが勝利した試合である。
健文トーレス、暫定王者ヒメネスに11回KO敗
WBA挑戦権獲得ならずhttps://t.co/q1Aj7y3rTI pic.twitter.com/wDa9FZPDdP— ボクシングビート (@beat_macc) July 20, 2025
デビッド・ヒメネスvs健文トーレス。
僕は健文トーレスに対して「人を殴る才能しかないクズならせめて殴り合いでは世界一になれ」とたびたび喚き散らしている。
健文トーレス世界戦(暫定)決まったのか。
やってやれ。
絶対勝て。人をぶん殴る才能しかない社会不適合者ならせめてそこでは一番になれ。
殴り合いしか取り柄のないクズが殴り合いで負けたらあとに残るのはクズだけだぞ。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) June 24, 2025
それもあって試合を楽しみにしていたのだが、当日は用事があってリアルタイム視聴ができていない笑
数日遅れで見逃し配信をチェックした次第である。
なお観たのはこの試合のみでそれ以外はスルー(今のところ)。
「キルギスの元トップアマ選手が多数出場するのも楽しみ」などとほざいておいてこの体たらくである笑
亀田京之介vsアラン・ピカソ。京之介がんばった。負けても価値が落ちるような試合じゃない。対策がうまくハマって「ひょっとしたら」を感じさせた
思った以上に健文ががんばっていた。この相手にあそこまでやれたのはすごいんじゃない?
僕は結果を知った状態で試合を観たのだが、思った以上に健文ががんばっていた。
11RKO負け、そこに至るまでにだいぶ圧倒されていたと聞いていたのでもっと一方的かと思っていたのだが。
いや、そこまででもねえぞ?
この相手にあそこまでやれたのならむしろすごいんじゃねえの? と
何だかんだ注目していた健文が負けたのは残念だが、手も足も出ずに終わったわけではない。むしろ相手を選べばこの先も可能性はあるのではないか。
まあ、健文に残された時間や3150の政治力を考えると現実的にはどうかな? とは思いますが。
シャクール・スティーブンソンvsウィリアム・セペダ。セペダががんばった。前手の右が器用な連打型でシャクールとの相性も悪くない。全盛期のアイツならシャクールにも勝てたんじゃ?
フットワークと左フック、連打のヒメネス。中間距離の差し合いとカウンターの健文
試合前に考えた展望は下記。
健文トーレスvsデビッド・ヒメネス。健文トーレス勝て、何としてでも勝て。殴り合いしか取り柄のないクズが殴り合いで負けるわけにいかんだろ。せめてそこでは一番になれ。でもヒメネス強そうなんだよな…
デビッド・ヒメネスは左右へのフットワークと左フック、近場での連打が得意なファイター。
リングを広くサークリングしつつ飛び込みのタイミングをうかがう。
で、遠間から一気に踏み込み左フックをブンッ!!
そのまま近場でボディ、顔面への連打につなぐ。
前に出る圧力と思い切りのよさ、出入りが持ち味の選手である。
対する健文トーレスは打ち終わりにカウンターを合わせる“待ち”のスタイル。
ジャブで牽制しながら相手に先に手を出させる→右カウンターを狙うのが基本パターン。
前回のKJ・カタラジャ戦ではこのカウンターを駆使して試合をうまくコントロールした。
タイミングや当て勘、中間距離での差し合いにめちゃくちゃセンスを感じる。
だが、近場で暴れられるとタジタジになる、遠間からの踏み込みや出入りについていけない等、中間距離以外で勝負されるとやや脆い。
横の動きと左フックのぶん回し、近場の連打を得意とするヒメネスとの相性はよくなさそうである。
健文が優位に立つに前手のジャブで突進を止めること、フィジカルで当たり負けしないことが重要になる(と思う)。
勝敗予想はヒメネスの後半KO、もしくは判定勝利だが、健文の立ち回りにも注目している。
だいたいこんな感じである。
やっぱり相性はよくないよな。ヒメネスの分厚いキャリアを考えれば差があって当然か
そして試合が始まると案の定健文はヒメネスの出入り、左右へのフットワークに反応が間に合わない。
ボディジャブから中に入られ近場でフックを被弾する。
やはり健文にとってヒメネスは相性がよくないタイプ。
ヒメネスも健文のカウンターを警戒してか、極力中間距離に留まらない意識が伝わってくる。
遠間からのボディ、踏み込み際の左フック→近場で数発当ててパッと離れるを繰り返す。
特に序盤3Rまでは正面に立たないこと、常にアングルを変えて的を絞らせないことを徹底していた。
ああ、だよな……。
健文は確かにセンスは抜群だが中間距離以外がちょっと苦手。
動く相手を追いかける足、当たり負けしないフィジカルどちらも物足りない。
さらに加齢とブランクのせいか中盤から後半にかけて明らかに動きが落ちる。
相性の問題もあるが、それ以上に分厚いキャリアを重ねてきたヒメネスとはプロとして積み重ねてきたものに差があるのだろうと。
亀田和毅vsドラミニ、健文トーレスvsKJ・カタラジャ。人をぶん殴る才能しかないガチクズの天才が一発逆転を狙えるのがボクシングの醍醐味だよね
ラスト3Rのパフォーマンスを観ると辞めるのはもったいない気が…。あとは3150の政治力
ただ、申し上げた通り思った以上に健文はがんばっていた。
反応は遅れ気味ながらもカウンターを合わせにいっていたし要所でいいボディも入っていた。
何より近場で打たれっぱなしにならずにしっかり反撃していたのが。
僕はあの距離ではもっと一方的になると思っていたので。
また9〜11Rはダメージと疲労のせいで逆に力が抜けていた。
それまではパワフルなヒメネスに対抗するために足を踏ん張って1発1発に力を込めて打っていたが、あのラウンドは適度に力が抜けて全体的にスムーズだった(と思う)。
マニー・パッキャオとんでもねえ。オラ感動したぞ。バリオスとドローで惜しくも王座戴冠ならず。何がすごいって、これだけベテランになってもカクカクしてないんですよ。動きは遅くなったけど滑らかさは変わってない
ジャブやワンツーもよく伸びていたし力みがない分動き出しもなめらか。
最後はカウンターのボディで撃沈させられたものの、ラスト3Rの動きを常時出せればまだ全然いける。
「相手次第では可能性もあるのでは?」と申し上げたのも9R以降のパフォーマンスがよかったから。
本人がどういう決断をするかはわからない(「負けたら終わり」と言っていた)が、ここで辞めるのはもったいない気もする。
と言いつつ、状況を考えるともう一度チャンスを引っ張ってくるのはかなり難しそうだが。
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