自費出版て効率悪いね
屋号を考えて、自社ロゴとか作っちゃって一通りワクワクし終わった自分。なのでそろそろホームページ作りを始めるかと思った矢先のことである。 「ん?」 その瞬間、僕の手は凍りついたようにピクリとも動かなくなっていた。 まあ何度も言うが、とにかくやること自体は決まっている。 ・本を執筆する ・それを自分の屋号名義で市場に流通させる 大まかに言えばこの2つだ。 つまり、「自分の本を販売できるサイト」を作ればいいわけだ。しかも自分のサイトなわけだから特に制約も受けることなく宣伝も自由である。誰に気兼ねすることもない。わかりやすいお話である。 さらに言えば、執筆のネタ自体もあるにはある。ホームページ作成と同時進行で進めていけばいい。 うん、わかりやすい。ホントにわかりやすい。やることはめちゃくちゃはっきりしている。 た〜だ! ここで「はた」と手が止まったわけである。 そして気づいたわけである。 「本を執筆して自分のサイトで売る」 これって実は結構大変なんじゃねえか? と。 文字にすればわずか15文字だけど。 だって、本てさ。ただ文章書けばいいってわけじゃないじゃない? 読み直して修正したり、間違い探ししたりいろいろあるわけじゃない? 文字組やらのエディトリアル的なことも必要だし装丁デザインとかも当然しなきゃいかんわけですよ。 誰も助けてくれないからね。当たり前だけど。 で、もっと言うと自費出版てことは在庫の管理とか発注も自分でやらなきゃいけないってことですよ。 つまりね。 取材:俺 執筆:俺 編集:俺 校正:俺 デザイン:俺 発注担当:俺 発行責任者:俺 ってことですよ要は。 そんなこんなを考えていくとですね。恐らく1冊の本出すまでに、ざっと見積もって3ヶ月? もしくはもっとか? とにかくそんなにたやすいもんではないことははっきりしているわけだ。 うん。なるほどね。 効率悪くね? いや、これめちゃめちゃ効率悪い。 実際問題、商売という名目で考えた時にこんなペースで発行しててもお話にならない。そもそもその間僕が執筆や編集者として働いているわけだから、その分の人件費を考えると大赤字もいいところである。 うん。さすがにこれはダメだ。趣味ではなく、商売ベースでやろうという人間の発想ではない。 もっと別の何か。 自分の執筆と同時並行でできる基本ベースの何かが必要だ。
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