ライアン・ガルシアとかいう右構えの清水聡がジェイソン・べレスに苦労しつつも3-0で勝利。打倒デービス? マジで?【結果・感想】

NO IMAGE

ボクサーイメージ
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
2018年5月4日(日本時間5日)、米・カリフォルニア州で行われたNABF北米&NABO北米S・フェザー級王座決定戦。WBO同級8位、WBA11位のライアン・ガルシアがIBF15位のジェイソン・べレスと10回戦で対戦。3-0(99-91、99-91、99-91)の判定で勝利し、タイトルを獲得した。
 
 
GBP期待のライアン・ガルシアが迎えたテストマッチ。
相手は世界王座に挑戦経験もあるベテラン、ジェイソン・べレスということで、ガルシアにとっては最初の試練とも言える一戦である。
 
試合は頭を低くして突進を繰り返すベレスをガルシアが持て余し、たびたびロープ際に押し込まれる苦しい展開。
だが、得意の左リードやカウンターを要所でヒットし、確実にポイントを奪取していく。
 
「ライアン・ガルシアがモラレスに大苦戦? Facebook界の切り札アイドルがゼエゼエ言いながらも16連勝を飾る」
 
終盤は逃げ切り体勢のガルシアにブーイングが飛ぶなど、やや消化不良ながらも結果は文句なしの判定勝利。
 
今後はIBF王座決定戦となる予定のビリー・デイブvsテビン・ファーマー戦の勝者への挑戦に向けて動くのか。
また、期待されるジャーボンティ・デービスとの一戦は実現するかにも注目が集まる。
 
「ブローナーvsバルガスが熱かった。まさかブローナーの試合でこんなにテンションが上がるとはw 会場が殺伐としたんだって」
 

ライアン・ガルシア対策されてたな。ジェイソン・べレスの突進を持て余して苦戦

GBP期待のライアン・ガルシアの試合を観たので、その感想を。
事前に「この試合のガルシアはあまりよくなかった」という話を聞いていたので、どんなもんかな? と思いつつ。
 
 
まあ、今回はガルシアがよくなかったというより、むしろジェイソン・べレスがよかったなと。
 
とりあえず、ジェイソン・べレスのガルシア対策は思いっきりハマっていた気がする。
 
ガードを高く上げ、顎を引く。
両腕の間からのぞき見のようなスタンスで構え、低い姿勢で身体を振りながら踏み込みのタイミングを測る。
正面からのジャブはガードと額で受け、外旋回のパンチは根性で耐える。
 
そして、パンチの引きに合わせて一気に距離を詰め、全力で腕を振る。
そのまま体重を預けてロープ際まで押し込み、もみ合いの中でボディを連打。
以上!!
 
「ベストバウトその2:ウォーリントンvsセルビー。お互いがクソ意地張りまくった名試合。目まぐるしくて脳みその処理が追いつかん」
 
この試合でジェイソン・べレスがやっていたのはほぼこれだけ。
ガルシアのジャブの芯を外し、間髪入れずに身体を寄せてカウンターのスペースを潰す。
泥仕合に持ち込んでの体力勝負というか、フィジカル面が心もとないガルシアの弱点をついたというか。
 
「小原佳太2RKO負けでWBO-AP王座陥落。ラガンベイとダブルノックダウンで立ち上がれず。でも「まさか」ではないかな」
 
以前、ライアン・ガルシアは「左リードとカウンターが得意な待ちのタイプじゃないの?」と申し上げた記憶があるが、あれだけ強引にこられるとこの選手はキツい。
 
「期待のライアン・ガルシアを観たのでその印象を。キラキラ七三プロスペクトはデラホーヤさんの大のお気に入り?」
 
先日のエマヌエル・ロドリゲスはアッパーのフルスイングでポール・バトラーの出足を止めたが、現状ライアン・ガルシアのリードに相手を威嚇するほどのものはない。
 
今回はクリンチとバックステップで乗り切ったが、至近距離で連打を出せる相手ならどうなっていたか。たとえばミゲール・ベルチェルトのようなタイプは、ガルシアにとっての天敵の部類ではないか。
 
「エマヌエル・ロドリゲスなかなかいいっすね!! ポール・バトラーを寄せつけず。井上尚弥vsペッチバンボーンだったな」
 
なお、6R後半あたりから左がガクッと減ったが、怪我でもしたか?
ジェイソン・べレスが額の固い部分で受けていたのを見ると、被弾覚悟のガルシア対策もバッチリだった。
 

ライアン・ガルシアって清水聡の右構えバージョンですよね。長身のカウンター使いでフィジカル微妙。強引な突貫ファイターは苦手

また前回から薄々感じていたのだが、このライアン・ガルシアって右構えの清水聡ですよね?
 
長身で奥足重心のカウンター使い。
固い拳と長いリーチで相手を遠ざける反面、頭がぶつかるような強引な突進には手こずる。
 
「ベストバウトその3:ラッセルvsディアス。ラッセルたんの猛打に耐えたディアスたんすげえ。フェザー級頂上決戦でしたね」
 
清水聡の試合で言うと、OPBF王座を獲得したノ・サミュング戦か。
この試合は清水の出来がよくなかったと言われていたようだが、実際には今回のライアン・ガルシアと同じ。頭を下げて強引に出てくる相手を持て余したというのが答えだと思う。
 
「もはや芸風w レイ・バルガスがフラフラでアザト・ホバニシャンを退ける。お前はそれでいいよw 実写版間柴了の試合はおもろいw」
 
むしろインファイトで連打が出る分、清水の方がガルシアよりも幅があると言えるのかもしれない。
まあ、ジェイソン・べレスとノ・サミュングのどちらが上かという問題もあるが。
 
「村田がブランダムラを圧倒して防衛。お見事だった。てか村田の「目標はゴロフキン」発言にワロてまうんだがw 悪意はないけど」
 

今のフェザー級って、意外と清水聡ならやれそうな気がするんだよね。ラッセルさんさえ避ければ

ただ、現状のフェザー級トップ戦線を見ると、普通に清水にも可能性がありそうに思える。
 
レオ・サンタクルスvsアブネル・マレスの勝者。
リー・セルビーvsジョシュ・ウォーリントンの勝者。
オスカル・バルデスvsカール・フランプトンの勝者。
ゲイリー・ラッセルJr.vsジョセフ・ディアスJr.の勝者。
 
マジな話、ラッセル以外なら誰が相手でも十分いけるのではないか。
 
「田中恒成ええじゃないですか! バルドナドを9RTKOで下し、フライ級初戦を飾る。木村翔戦は…全然わからん」
 
英国に出向いてリー・セルビーorウォーリントン?
バルデスがフランプトンに勝つことを祈って、大金詰んで日本に呼ぶ?
2018年末~2019年初旬の東京ドーム興行で村田諒太vsゴロフキンのアンダーカードに突っ込む?
 
「カネロvsゴロフキン再戦決定。デービスvsクエジャル、ベルチェルトvsバロス、ダラキアンvsヨドモンコン圧勝づくめ振り返り」
 
いろいろなタイミングが合わないと難しい雰囲気だが、清水がほかの王者たちと比べて大きく劣っている感はまったくない。
やっぱり長身+サウスポーというのはめちゃくちゃデカいアドバンテージだよねという話でもあるのだが。
 
「ラッセルとかいう年1の風物詩。今回はジョセフ・ディアスとのお戯れですかww フェザー級最強の試合枯れマン」
 

ライアン・ガルシアがジャーボンティ・デービスだ? かな~り厳しい試合になりそう。でも、デラホーヤとメイウェザーのご対面はおもしろいww

ちなみにライアン・ガルシアがジャーボンティ・デービスとのマッチメークを希望しているとのことだが、うっそマジか!!
 
いや、対戦要求すること自体は別にいいのだが、さすがにちょっとキツくないか?
サウスポー相手でもあの左が機能することが大前提だが、中盤以降、カウンターのタイミングを覚えられるとかなり厳しくなるのではないか。
 
「ベルデホ堕ちる…。ロサダに10RTKO負け。復帰戦で番狂わせ、キャリア初黒星を喫する。観てるだけで息切れが止まらん」
 
というか、仮に実現したらどちらのスタイルでいきますかね?
 
「田口良一陥落。ブドラーに判定負けで統一王座防衛ならず。てか、地上波ボクシング中継なくなるんすかね」
 
ホセ・ペドラサのように、前に出まくってカウンターを合わせる暇がないくらいのラッシュを浴びせるか。それとも、待ち×待ちでのカウンター勝負に持ち込むか。
 
「京太郎vsアーロン・ラッセル感想。なるほど、前に出てストップTKOはいいね。標的はマヌエル・チャーか…。どうなるかね」
 
有利な条件としては10cm以上の上背の差とリーチの差だが、デービスの踏み込みはそれをあっさりチャラにしそうな気もする。
 
どちらにしても、相当準備をしないと難しいような……。
 
「ジャックvsスティーブンソン? これは予想しにくいよね。ハード路線のジャックか、引退間近のスティーブンソンか」
 
でもまあ、オスカー・デラホーヤとフロイド・メイウェザーのご対面は普通におもしろい。試合前の会見も含め、犬猿の仲の両者がどんな感じになるのかww
 
インテリなおっさん同士の醜い舌戦にも期待であるww
 
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 
 

 
 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!