フットサル現地観戦の「ここがビミョいぞ」な部分を挙げてみる。観客動員が厳しいらしいけど、どうすればいいんでしょうね【長文】

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フットサル試合イメージ
先日申し上げたように、2018年10月13日に「町田市総合体育館」で行われた「Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 第17節 町田ラウンド」を現地観戦してきました。
 
「フットサル「Fリーグ」を初観戦した結果、楽しかったのでその感想を。フットサル観戦がエキサイティングでオヌヌメだお」
 
個人的にはなかなか楽しかったのですが、どうやらFリーグは観客動員の伸び悩みが深刻な状況とのこと。


上記の記事では、
「改革を推し進めるリーダーの不在」
「巨大資本、大手スポンサーの不在」
「チケット販売などの共通プラットフォームのなさ」
「非日常空間の演出のなさ」
が低迷の原因として述べられています。
 
また、同じアリーナスポーツであるプロバスケットボールリーグのBリーグは、発足3年ながらも観客動員は右肩上がり。
じゃあ、フットサルとBリーグとの差は何? という視点でも考察がなされています。
 
 
というわけで、今回は僕が実際に「Fリーグ」を現地観戦して「ここは微妙だな」と感じたことを適当に並べていきたいと思います。
 
なお、あくまで初見の素人の意見なので、あまり重く受け止めずにお願いします。
 
「フットサル観戦w 何グレードアップしちゃってんだよビックリするだろ」
 

人生初のフットサル観戦はよかったです。この価格帯でこれだけ満足度が高ければ、初心者にも十分優しいイベントだと思います

まずは念のために。
 
先日の記事でも申し上げたように、人生初のフットサル観戦はなかなかよかったです。
試合のおもしろさはもちろん、イベント自体も工夫が見られて初見の僕でも楽しめました。
 
前売り2000円、当日券2500円のイベントと考えれば、コストパフォーマンスはかなりいいと思います。
 
チケット販売のプラットフォームがないという指摘もありますが、これに関しても特に不便は感じていません。
 
また、選手個人からチケットを買えるように工夫しているクラブもあり、こういう努力も「なるほど」と思いました。


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逆に言うと、これが8000円や10000円のイベントだった場合は問答無用にブチ切れます
「は? このクオリティでこの値段?」
「客を舐めとんのか? お?」
 
2000~2500円でこれだけ楽しめれば十分という話で、僕が終始穏やかな気分でいられたのもそれが大きな要因です。
 
なので、これから僕が言うのは「このお値段なら全然目をつぶるけど、ちょっと気になったかな」というもの。
間違いなく楽しかったけど、あえて粗さがしをするならこんな感じかな? と。
 

運営面の緩さ。あまりに隙だらけで「ん?」ってなったかな

最初はコレ。
表題の通りですが、全体的な運営の緩さは結構目につきました。
 
「手作り感があっていい」と言えなくもないですが、それでも「お?」と思う部分もなきにしもあらずだったので。
 
 
まずはチケットについて。
価格は前売り2000円、当日券2500円で全席自由席なのですが、僕は今回、前売り2000円を購入しました。
 
支払いはpaypal。
決済を済ませると、整理番号とQRコードがメールアドレスに送られてきます。
 
へえ、すげえな。
QRコードで発券すんのか。
 
プロ野球東京ヤクルトスワローズの「スワチケ」みたいじゃん。
「QRチケット受け取りの流れ」
 
ってことは「町田市総合体育館」に発券機を持ち込んだの?
 
と思って当日会場に行くと、そんなものはどこにもなく。
単なる受付での引き渡しでした。
 
しかも「自分の名前を口頭で伝えればOK」というまさかの緩さ。
 
受付の人が名簿を見ながら「え~っと……、どこだ?」。
それを見た僕が「あ、これですね」。
「はいはい、じゃあこれがチケットになります」。
 
整理番号もQRコードも関係ねえww
しかも名簿丸見えww
誰かと協力すれば、タダ乗りもできちゃうじゃねえかww
 
いや、しないけどさ。
 
「サンウルブズvsワラターズ1点差あああぁぁ!!! 快晴の秩父宮で熱狂してきたぞ。大満足のラグビー観戦」
 
そして、会場への経路がクソほどわかりにくい。
 
受付でチケットを貰って中に入ろうとすると、係の人がひと言「あ、入り口はあちらです」。
おおう、チケット受け取りと入口が違うんかいww
 
座席も1階席と2階席があるのですが、1階席に行くのにどこから入ればいいかがよくわからない。
 
結論を言うと、下記の入り口から入ることになるわけですが、
foot1013_IMG_0730
 
試合中はカーテンが閉じられており、外から見ただけではここが入り口なのかが判然としない。
土足のままでいいのか、靴を脱ぐのかもわからず、おかげで関係者ルームに迷い込む始末。
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たまたま通りかかったおっさんに聞いて事なきを得たのですが、恐らく都合3分ほど逡巡していた気がします。
 
 
ちなみにですが、以前観戦に行ったBリーグでは入場時に持ち物検査があり、会場の見取り図も目につく場所に貼ってあります。案内係も常駐しているので、わからないことはすぐに教えてくれます。
 

パフォーマンス、演出のチープさは感じたかな。Bリーグの迫力には及ばないよね

続いてはパフォーマンス、演出について。
こちらも目いっぱいの努力は感じられましたが、やはりBリーグと比べると迫力不足だったかなと。
 
もちろんソフトバンクのような巨大資本がスポンサーにいるBリーグと比較するのはナンセンスだし、こういうド派手な演出にお金をかける余裕がないというのも容易に想像がつきます。


また、バスケはフットサルよりもはるかに多くの点が入る競技で、なおかつ攻守もはっきりと分かれています。
ホームチームの得点で会場が沸くシーンは格段に多く、後半になればなるほど盛り上がりも増していきます。
 
その他、各チーム前半2回、後半3回ずつタイムアウトを取れるバスケと違い、フットサルは前後半それぞれ1回ずつ。
チアリーダーがパフォーマンスを披露する機会もバスケの方がはるかに多いです。
 
もはや比較するのも不公平なくらいなのですが、それを踏まえた上で、フットサルのパフォーマンス、演出には迫力不足かつチープさを感じてしまいました。
 
 
これ、僕なりに答えを探したのですが、どうやらフィールドの広さが原因かなと。
 
フットサルコートのサイズが縦38~42m、横18m~22mなのに対し、バスケのコートは縦28m、横15m。
縦10~14m、横3~7mほど、フットサルコートの方が広くなっています。
 
「フットサルコートのサイズ」
「バスケットボールコートのサイズ」
 
つまり、フットサルはバスケに比べて観客とパフォーマーの距離が遠い
目の前で迫力を感じられるバスケに対し、フットサルはそうではない。どちらかというと、向こうの方でちょこちょこ動き回っている印象です。
 
わずか数mの差ですが、アリーナ席の観客にとっては意外とバカにできないのかな? と思いました。
知らんけど。
 
「渡邊雄太がNBAデビュー! グリズリーズってナニそれ? 高校の指導者がすごい。190cmの渡邊にPGをやらせた」
 
何度も申し上げているように、チームスポーツは人数が少なければ少ないほど、フィールドが狭ければ狭いほど個人技への比重が高まります。
 
と同時に、会場を圧縮すればするほど一体感や臨場感は演出しやすくなるのかもしれません。
 
何をすればいいかは僕にはわかりませんが、この辺をどうにか解消できれば、フットサルはもっと観客を惹きつけられそうだなと感じました。
 
 
あとはまあ、「アリーナDJはもっとしゃべれよ」とは思ったかな。
 
特に相手チームの攻撃時のダンマリっぷり。あれはちょっとアカンぞww
ホームチーム応援なのは結構だけど、相手チームのゴールが決まったかすらもわからないのはさすがにダメですよww
 
「僕がサッカーを嫌いな理由。「悩みがある人間はスポーツをやれば解決する」とかいうスポーツ万能クソ理論が反吐が出るほど嫌いです」
 
ここはBリーグを思いっきりパクってもいいところじゃないの?
だって、鬼のようにしゃべるからねアイツら。
 
人によるのかもしれませんが。
 

応援わかりにっくうぅぅ~~。初見じゃ絶対乗れないわこれww


そしてラストはコレ。
応援のわかりにくさ
 
正直、ここは今回の観戦で一番強く感じたところで、なおかつ初見の疎外感、内輪感に打ちひしがれた部分でした。
 
表題の通りなのですが、とにかく応援がわかりにくい。
というか、多い。
 
いろいろ種類があって、よーわからんのです。
 
普通にリズムに合わせてハリセンを叩けばいいのもあるけど、どうやらそうじゃないのもあるっぽい。
 
前に座っていた方が応援歌の「歌詞カード」らしきものを持っていたのですが、チラッと見えただけでもめちゃくちゃ多い。ズラズラ~っと文字が並んでいて、完全に「誰が覚えんねんこんなの」状態でした。
 
結構古い記事ですが、場面によって応援を使い分けるっぽいですね。
「応援歌詞を紹介します。」
「応援歌詞を紹介します(その2)」
「応援歌詞を紹介します(その3)」
 
って、めちゃくちゃあるなオイww
 
さらにこの方のブログを見ると、例の歌詞カードは私設応援団が配布していたものらしいです。
「Fリーグ 第5節 ペスカドーラ町田 vs Fリーグ選抜 @ 町田市立総合体育館 前半」
 
そうそう、これこれ。
とにかく小さい文字でダーッと書いてあって、「ウソだろww」と思った次第です。
 
 
ちなみにですが、以前僕が行ったBリーグ「サンロッカーズ渋谷」の試合では、
 
攻撃時は「GO! サンロッカーズ!!」
ディフェンスの際は「ディーフェンス」
この2つだけ。
 
誰でも一瞬で覚えられるし、盛り上がりがすごくて初見の疎外感などを感じる暇もありません。
 

チーム名が覚えにくいってのは意外とデカいよね……。あまり凝った名前じゃなくてもいいんでね? と思ったり

なお、これは言っても仕方ないのですが、Fリーグはチーム名がクソほど覚えにくい
 
今さら感も半端ないのですが、 チーム名の覚えにくさによって一見さんを遠ざけている部分もあるのでは? と思いました。
 
 
今回の出場チームは、
 
・ヴォスクオーレ仙台
・バルドラール浦安
・Fリーグ選抜
・立川・府中アスレティックFC
・ペスカドーラ町田
・バサジィ大分
 
の6チームですが、ぶっちゃけFリーグ選抜以外は何のこっちゃわかれへんww
 
てか、何だ「ペスカドーラ」って?
さすがにホームのペスカドーラ町田は覚えましたが、いまだに相手チームのバサジィ大分が覚えられないww
 
ヴォスクオーレ、バルドラール、ペスカドーラ、バサジィ。
アスレティックFCはギリギリ許容範囲だけど、それ以外はちっとも頭に入ってこねえww
 
これに対し、Bリーグのわかりやすさね。
 
・千葉ジェッツ
・アルバルク東京
・サンロッカーズ渋谷
・琉球ゴールデンキングス
・川崎ブレイブサンダース
・秋田ノーザンハピネッツ
などなど。
 
毎度引き合いに出して申し訳ないのですが、どのチームもすんなり受け入れられる語呂や文字数、響きになっていると思います。
 
 
そして、プロ野球はもっとすごい。
 
・巨人ジャイアンツ
・中日ドラゴンズ
・西武ライオンズ
・阪神タイガース
・日本ハムファイターズ
 
どうよ? このわかりやすさww
 
巨人を見ろよ。
「巨人ジャイアンツ」って、巨人・巨人って繰り返してるだけだからね。
漫才コンビよりもわかりやすい。
 
一番イキってる楽天でさえ「ゴールデンイーグルス」。
この親しみやすさですよww
 
これ、個人的に意外とデカい問題だと思っていて、チーム名が1回で覚えられない、印象に残らないのはなかなか致命的ではないかと。
 
ファンになって応援しようにも、チーム名に親しみを感じるまでの壁があまりに高い。
目の前に立ちふさがる「チーム名がわかれへん」という障壁。これは結構キツいような気がします。
 
 
まあ、言っても仕方ないんですけどね。
 
「KNOCK OUT FIRST IMPACTで那須川天心を生観戦してきたぞ。すげえ楽しかったから、その感想を羅列していくぞ」
 
長くなりましたが、だいたいこんな感じです。
最後の方はスポンサーも入場料もまったく関係なくなっておりますが。
 
 
なお、もう一度申し上げますが、イベント自体は楽しかったです。
あくまで粗さがしレベルで「こう思ったよ」という話なので、よろしくです。
 
 



 

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