アースフレンズBMvsゴールデンウルヴス福岡。ミスが多く退場者続出の荒れ模様。全体的にプレーが軽かった。でもハンドボールは文句なしにおもしろい【2025.1.18現地観戦感想】
2025年1月18日に東京・大田区総合体育館で行われたハンドボール「リーグH」2024-25シーズン男子第12節、アースフレンズBM東京・神奈川vsゴールデンウルヴス福岡戦を現地観戦してきました。
結果は44-32でアースフレンズBM東京・神奈川が勝利、戦績を5勝5敗としています。
今シーズンからリーグ名を「日本ハンドボールリーグ」から「リーグH」に変更して再スタートを切った日本ハンドボール。
新リーグ発足の過程でゴタゴタしているのは僕も見聞きしていたのですが、どうやら無事スタートできたようです。
なお僕のハンドボール現地観戦は去年5月のプレーオフ以来でした。
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そのときの印象と比べつつ、感想を言っていくことにします。
自由席2000円のチケットを購入。ハンドボールって集客に苦戦してない?
まずこの日は2000円の自由席チケットを購入しています。
最初はコートサイドの指定席(5000円)にしようかと思ったのですが、ちょっと待てよと。
大田区総合体育館は2階席でも比較的観やすいのと、正直そこまで混むこともないだろう(申し訳ない笑)ということで安い方にしてみました。
結果、正解でしたね。
場内を見ても決して客入りがいいとは言えず(公式発表561人)。
眺望のいい? 席にゆったり座れたことをお伝えします。
去年のプレーオフでも思ったのですが、ハンドボールって集客苦戦してません?
僕が初めて現地観戦した2021年からじわじわ人気が上昇、2023年にはパリ・サンジェルマンを招聘して1万人規模の観衆を集めるまでに。
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ところがそれ以降はやや下降気味というか、全体的に熱量が下がっている印象です。
もちろん僕の勝手なイメージなので的外れかもしれませんが。
ハンドボールは競技としては間違いなくおもしろいので広く知れ渡ってほしいですけどね。
コート上では両チームがアップ中。宮崎大輔もいた(そりゃいるよ)
会場に到着してしばらくすると両チームのアップがスタートします。
地元? のチアスクールによるパフォーマンスです。
本家のチアリーダーさん登場。
確かバスケのアースフレンズ東京Zともコラボ? 兼業? なんでしたっけ。
冠スポンサーさんによる始球式。
両チームの選手紹介です。
お、宮崎大輔いた(そりゃ監督だからいるでしょ笑)。
セレモニーが終わるといよいよ試合開始でございます。
あれ? レベル低くね? ハンドリングミスからのカウンターが目立つけど
まずこの日僕が思ったのは、「あれ? レベル低くね?」でした。
今回はゴールデンウルヴス福岡から6人の一時退場が出るなどかなり荒れた試合となりました。
またハンドボールは1分間に1点、前後半合わせて30-30前後の勝負になると言われていますが、上述の通り44-32とめちゃくちゃ点が入っています。
しかも点の入り方もハンドリングミスからのカウンターが多く、極論“バシッ”と決まったシュートよりも目立っていたくらい。
あれ? あれ? というシーンばかりが目についていまいち乗れなかったことをお伝えします。
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すべてのプレーが“軽い”。確かに荒れ気味の難しい試合だったけど
それこそ前回現地観戦したプレーオフ(トヨタ車体ブレイヴキングスvsジークスター東京戦)はもっとキビキビしていた記憶が……。
もちろんこの試合とプレーオフを比べるのはナンセンスだし、僕の見る目が足りないのもあると思います。
ただ、何というかすべてのプレーが“軽い”印象です。
特にゴールデンウルヴス福岡の選手は「ちゃんとボールを掴んでいない状態で放る→パスミス」や「え? それを落とす?」というハンドリングエラーをしたり。
正直、これまでに記憶がないレベルの暴投もありました。
荒れ気味の試合で集中が切れていたのかもしれませんが、ちょっとお粗末なプレーが多かったですね。
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最初から最後までアースフレンズBMのペース。一番の要因はゴールキーパーのがんばり?
そして後半も流れが変わることはなく。
僕の周りにゴールデンウルヴス福岡応援の方が何人かいましたが、最後の方はほぼ無言状態に。
冗談抜きで福岡側に流れがきた時間帯ってありましたっけ?
僕には最初から最後までアースフレンズのペースだったように思えるのですが。
一番の要因としては、やはりゴールキーパーの差かなぁと。
この日のアースフレンズBMは総シュート数66でゴール数44。対するゴールデンウルヴズ福岡は総シュート数58でゴール数32。
キーパーの阻止率はアースフレンズBM.341、ゴールデンウルヴズ福岡.174と大きく開いています。
特にアースフレンズBMの71番野上遼真選手は27本中10本阻止(.370)と大当たり。ここの差がそのまま得点差になったのだと思います。
福岡側のプレーの軽さ、ミスの多さによって決定的なチャンスを作れなかったのを含めて守備力の差が出た試合でした。
それこそ素人目にはフィジカルやスピード以前だった気が……。
僕はハンドボールを観る際は真ん中のプレイヤー(ポスト)が密集でどれだけ動けるか、レフトバックがいかに機動力があるかに注目しています。
ですが、今回はその段階に達する前にすう勢が決した印象。
福岡も32得点と攻撃は機能していたので、やはり守備力ですよね……。
ハンドボールはスポーツイベントとしてはめちゃくちゃ楽しい。これで2000円はお得
ちなみに(試合が微妙だっただけで)スポーツイベントとしては楽しかったです。
というより、ハンドボールの現地観戦はやっぱりおもしろい。
ポンポン点が入る、プレーが止まらずダレることがない、全編合わせて2時間弱で終わるコンパクトさ、などなど。
これで2000円なら満足度はめちゃくちゃ高いのではないでしょうか。
チアのお姉さんによるハーフタイムショーもあり、終始ご機嫌だったことをお伝えします。
マジでオススメなので一度足を運んでみるといいかもしれません。
僕もまた機会を見つけて現地観戦したいと思っています。
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