ドジャース1-6ブルージェイズ。崖っぷちのドジャースは采配の稚拙さを選手の能力でカバーしきれなくなってる。延長18回までもつれた3戦目の消耗がデカすぎて…。でもここから逆転したら「野球って何なのよ?」ってなるよね【2025.10.30感想】
 
		  		        
      MLB2025年ワールドシリーズ(ドジャースvsブルージェイズ)はドジャースタジアムで第5戦が行われ、6-1でブルージェイズが勝利。対戦成績を3勝2敗としてシリーズ制覇に王手をかけた試合である。
 
なお1番DHで先発出場した大谷翔平は4打数無安打。2試合連続でノーヒットとなっている。
【速報中】ブルージェイズが快勝、ワールドシリーズ制覇へ王手…大谷翔平は無安打https://t.co/jlVArQqELS#WorldSeries #ドジャース #MLBニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) October 30, 2025
 
普段日本人選手を中心に感想を言っているが、今回はシリーズ全体について。
ドジャースの試合内容、負け方に「これはどうなの?」と思うことばかりなので。
 
クソニワカ(笑)の僕が「野球ファンはみんな監督目線」と言われるムーブを全力でかましていく笑
 
視聴は下記↓
「MLB配信」
 
トレイ・イェサベージに12三振を喫する。シェーン・ビーバーに翻弄されて打線全体が崩された気がするよ
まず最初に。
 
この日のドジャースはブルージェイズ先発のトレイ・イェサベージに7回3安打1HR、12奪三振を喫している。
イェサベージは今年メジャーデビューしたばかりの22歳で、レギュラーシーズンでは3試合に先発して1勝、防御率3.21とのこと。
 
スライダーとスプリットを軸に95マイル超えのまっすぐを高めに投げ込む。
左右関係なくスライダー、スプリットで両コーナーを突くピッチングが印象的な投手である。
 
ざっと見た感じ2種類のスプリットを駆使しているっぽい。
ヤンキース戦でも5回1/3で11奪三振を奪っているし、初見で打つのは難しそう。
 
 
さらにドジャース打線は前日のシェーン・ビーバーに翻弄されまくっている。
序盤フラフラだったビーバーをとらえきれずに3回以降はサクサクいかれた。
カッターとチェンジアップのコンビネーションの前に凡打を量産、6回途中までわずか1点という。
 
これで打線全体が崩されたのはあると思う。マジであると思う。
低めに沈む系の球に翻弄され、翌日のイェサベージのスライダー、スプリットにクルックル。
 
冗談抜きでゼロヒャクのドジャース打線がここから立て直すのは相当困難ではないか。
第6戦のブルージェイズの先発ケビン・ガウスマンもスライダーとスプリットが得意な投手。大谷翔平、フリーマン、マックス・マンシーの左打者陣はまたしても苦労しそうである。
 
 
一方のブルージェイズは主砲ウラジミール・ゲレーロJr.が無敵状態。
ここを覆すには大谷がもう一度人間離れしたパフォーマンス(1試合3HRや9連続出塁 )を見せるしかない(知らんけど)。
 
大谷翔平ホームラン3本、6回2安打無失点10奪三振でシリーズMVP。嘘だろお前、途中まで戦犯レベルで何もしてなかったのに全部かっさらいやがったw 横振りのフォームに変えて和製シャーザーみたいなピッチング
 
逆に言うとこれだけ流れを引き渡した状態からドジャースが逆転しようものなら……。
ますますMLBのデータ偏重、ホームランを狙うゲー、“野球に流れなど存在しない”論に拍車がかかると予想する。
 
要所での継投のまずさ。昨日も今日も交代がワンテンポ遅い。それなら大谷(スネル)と心中する方が…
守備面については、要所での継投のまずさが目につく。
 
第4戦の大谷翔平、第5戦のブレイク・スネルともに7回途中で降板→リリーフが打たれてとどめを刺されたわけだが、ここはもう少し何とかならんもんか。
 
大谷もスネルも7回先頭打者の時点で球威が落ちていた。
案の定相手打線につかまってピンチに陥るのだが、昨日今日とリリーフを出すのがワンテンポ遅い。
 
1点(今日は2点)ビハインドの7回に追加点を許せば勝利は一気に遠のく。
しかもマウンド上のピッチャーは明らかに疲れている。
 
つまり代えるのであればランナーが1人出た時点、ピンチが広がってからでは手遅れだと申し上げている。
昨日の大谷翔平も今日のブレイク・スネルもそうだけど、何でロバーツはランナーが溜まるまで引っ張るんだろうな。
7回先頭の時点で明らかにおかしい&次の1点が致命傷になる局面ならランナー1人出した時点で交代なんだよ。
あんな大ピンチで駆り出されるリリーフもしんどいし、そら試合壊れるよ。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) October 30, 2025
 
そんな状況で駆り出されるピッチャーも気の毒だし、そこまで引っ張ったのなら大谷(スネル)と心中する方がはるかにいい。
 
で、当然のようにリリーフが崩れてジ・エンド。
勝負どころの7回に2日続けて同じパターンでやられるのはちょっと看破できない。
それも世界最高峰のリーグの頂点を決めるシリーズで、である。
 
あまり乗れなかったMLB東京シリーズ。大谷翔平は大スターだけど。極端すぎるドジャース野球と偏った報道にうんざりした。平均視聴数2500万人でも野球に興味があるのは…
 
采配の稚拙さをカバーしきれないほどの消耗。山本由伸の男気準備()を美談で済ませていいわけがない
シリーズを通しての試合運びに関しても先日申し上げた通り。
 
山本由伸、大谷翔平(ピッチャー)、デイブ・ロバーツ采配。連続完投勝利の山本由伸、初回から飛ばしまくりの大谷翔平、カーショーを1/3回で降ろした&トライネンを重用するデイブ・ロバーツ
 
延長18回までもつれた第3戦の代償は明らかにドジャースの方が大きい。
原因もはっきりしていて、もっとも目立つのが絶不調のブレーク・トライネンを出して逆転された7回とカーショーを1/3回で降ろした12回。
最後の最後にフリーマンのHRで勝利したものの、ウィル・クラインが4回を投げる+2日前に完投したばかりの山本由伸がブルペンに入るなど、采配のまずさによって必要以上にピッチャーを余計につぎ込む羽目になっている。
 
自ら志願して準備を始めた山本由伸が称賛されていたが、アレは美談で済ませていい案件ではない。
 
選手の能力、絶対的な物量で采配の稚拙さをカバーしてきたドジャースがそこを隠し切れないほど消耗している。
その原因を作っているのがまさに稚拙な采配という。
 
第2戦×、第3戦〇ですね。
眩暈がしすぎて冷静さを欠いていたっぽい笑
ドジャース1-6ブルージェイズ
・絶不調のトライネンで逆転を許す
・カーショーを1/3回で降ろす
第2戦の稚拙な継投ががっつり影響してるでしょコレ。
ただでさえ中継ぎ陣が弱点なのに。山本由伸の男気準備()がやたらと称賛されてたけど、あんなもん美談で終わらせていい案件じゃないからな。 https://t.co/zWXry4swWt
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) October 30, 2025
 
 
山本由伸の神ピッチに期待。手のひら返しの準備はできている。でも、このチームが優勝するのは違うんじゃない?
ちなみに第6戦に先発する山本由伸にはめちゃくちゃ期待している。
ここで再び神ピッチを見せればもう一度ドジャースに流れがくる。
僕も手の平を返す準備は万端である笑
 
ダメダメ佐々木朗希とMLB初完投勝利の山本由伸。佐々木朗希は最初の打者で調子が悪いとわかった。山本由伸の完投は本当に大きい。佐々木朗希の休養+トライネンを出さずに済んだ
 
と言いつつ、こんな野球をしているチームが優勝するのはどうなのよ? という思いもある。
上述の通りこれだけ無茶苦茶なベンチワークでも勝ててしまうのであれば、野球は完全に“ホームランを狙うゲー”でしかない。
 
9人のフィジカルモンスターが何も考えずに棒切れを振り回せば勝てるのが野球。
柏葉英二郎「9人のバカが1人ずつ、なにも考えずにバッターボックスに入ってたんじゃ、線にはならねぇんだよ」
結論:フィジカルお化けを9人集めれば線にならなくても勝てる。
こんな熱量のないたれ流し野球がおもしろいわけない。
エンターテイメントとしては絶対に日本の野球の方が上だから。 https://t.co/TJM1iiv2Qf— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) March 15, 2025
 
これがスポーツエンターテインメントの正しい姿だとはどうしても思えないのだが……。
 
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
侍ジャパン 番號18 山本 由伸 野球応援 フェイスタオル
今永昇太のピッチングバイブル
 
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