潮﨑豪の充実っぷり、ころころ変わる表情がいいよね。NOAH退団→全日本プロレス参戦はいい決断だった(と思う)【世界最強タッグ決定リーグ戦2025「優勝決定戦」現地観戦感想】

潮﨑豪の充実っぷり、ころころ変わる表情がいいよね。NOAH退団→全日本プロレス参戦はいい決断だった(と思う)【世界最強タッグ決定リーグ戦2025「優勝決定戦」現地観戦感想】

2025年12月10日に東京・後楽園ホールで開催された全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」東京・後楽園ホール【優勝決定戦】を現地観戦してきました。


全日の現地観戦は2024年3月以来約1年8か月ぶり。
下記の通り中嶋勝彦のラストマッチを観るために大田区総合体育館を訪れて以来となっています。
 
全日本プロレス現地観戦。中嶋勝彦が九分九厘優勢ながらも安齊勇馬に敗北。これで全日離脱かな? AEW移籍もありだと思う
 
そしてお目当ては第3試合のタッグマッチ 30分1本勝負、芦野祥太郎、潮﨑豪vs田村男児、関本大介戦でございます。


 

NOAHを退団した潮﨑豪が全日で楽しそうにやっていると聞いて…

潮﨑豪のNOAH退団が発表されたのが今年9月。
現在は全日本プロレスに参戦中で、SNS等の感想を読むとのびのびと楽しそうにやっているらしい。
 
ここ数年怪我が増えて体調も悪そうだった潮﨑豪ですが、その潮﨑が全日で輝きを取り戻した。
おまけに全日自体も中嶋勝彦参戦時に落ち込んだ集客も戻って盛り上がっているとか。
 
諸々の噂を聞いて興味がわき、今回タイミングが合ったので足を運んだ次第です。
 

4人ユニット”HAVOC”として活動中の潮﨑。今回は関本大介の復帰戦

まず今回は関本大介の復帰戦として行われています。
関本大介は去年7月のGLEATで飯伏幸太とのエキシビジョンを観て以来。
 
感動的なカズ・ハヤシの引退試合&順調に回復中の飯伏幸太。あの笑顔でリングを去れるのは幸せなことなんだろうな
 
今年10月に右足を骨折して欠場していたとのことです。
 
一方の潮﨑豪は芦野祥太郎とのコンビ。
ここにザイオン、オデッセイを加えた4人ユニット”HAVOC”として活動中です。
 
なお潮﨑はザイオンから声をかけられてHAVOC入り(全日本参戦)を決めたとのこと。
なるほど、SNSの投稿からも充実度が伝わってきますね笑


 

いい表情をしてましたね。NOAHの終盤はしんどそうだった

実際の試合ですが、確かに潮﨑豪はいい表情をしていました
 
NOAHで中嶋勝彦とAXIZを組んでいたときは正統派として売り出されていましたが、HAVOCではむしろヒール寄り(違ったらゴメン)。
黒と赤のペイント? を入れたりと思い切った路線変更が見られます。
 
潮崎豪vs中嶋勝彦、拳王vsジェイク・リー。とんでもないもんを観ました。プロレスリング・ノアN-1 VICTORY 2023現地観戦感想
 
またファイトスタイルも表現力の方向に舵を切った印象です。
NOAH時代の定番だった水平チョップの連打は使わず攻防の中での顔芸? や受け方、見せ方を重視している感じ。
 
そして、それがなかなかいい
 
近年の潮﨑豪は故障も増えて欠場と復帰を繰り返していました。
身体つきもボテッとして動きや表情からも体調の悪さが伝わってきたほど。
ベテランの域に入っていろいろな部分にガタがきているのだと思います。
 
正直、今の状態で(ハードヒット&アクロバティックに傾倒中の)NOAHでやっていくのは厳しい。コンディションを整える余裕すらなかったと想像します。
 

“明るく楽しく激しいプロレス”の全日はちょうどいいんでしょうね。賛否両論はあると思うけど

その点、“明るく楽しく激しいプロレス”を標榜する全日はちょうどいい。
巨漢レスラーの中でやっていく大変さはありますが、身体の負担という意味ではNOAHに比べれば小さくて済む。
全日では表現力、臨機応変さが重要になると思いますが、そこは経験でカバーしていくしかない。
 
要するにこのタイミングでの全日参戦は英断だったのだろうと。


当然賛否両論はあるだろうし、出戻りでいきなり三冠王座に挑戦!! ともなれば軋轢は生まれるはず。
まあ、そこは本人が実力で覆すしかないですよね。


少なくとも会場内では受け入れられている感じでした。
 


 

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こういう移籍はアリだよね。都落ちなどではない、自分が輝ける場所へのポジティブな移籍

率直に申し上げて全日本プロレスは今の潮﨑豪に合っていると思います。
身体の大きなレスラー同士がゴツゴツぶつかり合う、コメディ的なファイトを入れつつ興行全体の流れを重視する感じ。
 
今回は第3試合、関本大介復帰戦+休憩前の一番ということで確かに裏・「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」でした。


マジな話、こういう移籍(正確には移籍ではないけど)はアリですよね。
 
現在のNOAHはOZAWAや清宮海斗を中心にハードヒット&アクロバティックなプロレスがトレンドです。
そこに乗りきれないレスラーも当然出てくるわけで、潮﨑豪のように自分が輝ける場所に移籍する決断はめちゃくちゃポジティブ。
 
OZAWA目当てでプロレスリングノア現地観戦。25周年とともに登場した生え抜きスターに釘付けですよw 元日以来のノア観戦やっぱり最高だった
 
たとえばプロ野球でもFA権を取得したベテラン打者が球速重視のパリーグからコントロールと変化球重視のセリーグに移ることがあります。
もちろん変化球への対応等、セリーグにはパリーグとは違う難しさがありますが、身体能力が落ち始める段階での移籍はアスリートとしての延命につながります。
 
もちろんうまくいかないケースもあります。
たとえば中嶋勝彦のように全日本に寄せようとして(XXXスタイル)滑りまくるパティーン。
 
当然ですが、団体ごと、興行ごとにコンセプト、ファイトスタイルが違う。フリーでやっていくには興行主の求めるものにそのつど応えなくてはなりません。
 
以前、下記の記事を読んでむち打ちになるほど頷いたことを覚えています。
 
「フリーランスは、なぜプロレスラー「鈴木みのる」を目指すべきなのか」
 
潮﨑豪の全日参戦は都落ちなどでは決してない。
プロとして長く第一線で活躍するための決断。
 
楽しそうにリングで躍動する姿を観て今回の移籍は正しい判断だったと思いました(今のところ)。
 

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