久々の全日本プロレスは楽しかった。巨漢同士がゴツゴツぶつかる無骨さとコミカルの融合。ドラゲーのアジアタッグ挑戦要求は最高だった【世界最強タッグ決定リーグ戦2025「優勝決定戦」現地観戦感想】
2025年12月10日に東京・後楽園ホールで開催された全日本プロレス「世界最強タッグ決定リーグ戦2025」東京・後楽園ホール【優勝決定戦】を現地観戦してきました。
お目当ては第3試合のタッグマッチ 30分1本勝負、芦野祥太郎、潮﨑豪vs田村男児、関本大介戦です。
潮﨑豪の充実っぷり、ころころ変わる表情がいいよね。NOAH退団→全日本プロレス参戦はいい決断だった(と思う)
そして今回は興行全体の感想を。
全日本プロレスの現地観戦は約1年8か月ぶりだったこともあってかなり新鮮でした。
僕がたまに足を運んでいるNOAHと比較しつつあれこれ言っていきます。
巨漢同士のぶつかり合い、ツッコミどころ満載の試合運び、客席との一体感
結論から申し上げると久々の全日本プロレスはめちゃくちゃ楽しかったです。
先日も申し上げたように全日は全体的に巨漢レスラー揃いでファイトスタイルもゴツゴツしている。
現在NOAHはOZAWAや清宮海斗を中心にアクロバティックな方向に傾倒していますが、それと比べて無骨なファイトが目立ちました。
反面、試合内容はコミカル寄りなものが多く選手の表情も豊か。
ちっともリングインしない黒潮TOKYOジャパンを筆頭にツッコミどころ満載の試合運び。それを客席と一体になって楽しむ雰囲気は文句なしに素晴らしい。


ひと言で表すなら「観ている側も幸せになれるプロレス」。
バッチバチのハードヒット&アクロバティックなNOAHはもちろん楽しい。
ですが、そればかりだとどうしても胃もたれを起こす。
選手が頭を打ってタンカで運ばれるなどドキッとする場面に遭遇したこともあります。
どちらがいいか悪いかではなく、どちらもいい。
いわゆる「全部違って全部いい」。
今年もNOAHのGW興行を現地観戦してきたぞ。とんでもないOZAWAの求心力。2年前とは客入りが段違い。2025年はOZAWAだけを観ていればいい
ドラゲーからの刺客がアジアタッグ挑戦を要求するシーンは最高だった笑
中でもDRAGONGATEからの刺客、加藤良輝&ISHINコンビがMUSASHI&吉岡世起コンビにアジアタッグ挑戦を要求したシーンは最高でした。
全日本の入門テストに落とされた過去を暴露して恨み節を並べ、デリケートな話題に大股で踏み込む。
【全日本】我蛇髑髏・加藤の悪態に会場悲鳴「長野県松本市はとてもいいところだ。ただ出身者がそうとは限らない!」|東スポWEB#ajpwhttps://t.co/jAT8kid7XM
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) December 10, 2025
一方の王者側も「は? 何ふざけたこと抜かしてんだ」のノリから一転、「やろうよ、やろうよ。熱いね! 早く言ってよ!」の切り替えし。
【全日本】ドラゲー・加藤が全日本に“復讐”宣言、ISHINとアジアタッグ挑戦要求 MUSASHI&吉岡も受諾https://t.co/BHfWfwoaX3#ajpw#最強タッグ2025#DRAGONGATE pic.twitter.com/dVlf3XN9Tu
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) December 10, 2025
ドラゲー側が役者の違いを見せて終わるのか? と思ったら全日側もまったく負けてないという。
ノリと勢いで大晦日のタイトルマッチが決定しています。
僕はDRAGONGATEを観たことがないのですが、聞くところによるとハードコアとコミカルをミックスした団体であると。
なるほど。
確かに全日とは相性がよさそうですね。

少々喋り過ぎました。
8連戦目で声が掠れてるのはご容赦ください。マイクの通り全日本プロレスへの復讐の足掛かりとして、まずは"アジアタッグ"。
相棒のISHINと #DRAGONGATE の加藤良輝がいただきます。
#ajpw #prowrestling #我蛇髑髏 https://t.co/ksUK91lbFR— 加藤良輝 Yoshiki Kato (@kato__yoshiki) December 10, 2025
見ごたえしかなかった綾部蓮&タロースvsザイオン&オデッセイ戦。“デカいは正義”を地で行く試合
そしてコミカルだけではなく硬派な試合もあります。
メインイベントの世界最強タッグ決定リーグ戦2025優勝決定戦、綾部蓮&タロースvsザイオン&オデッセイ戦は最高に見ごたえがありました。
巨漢4人が立つと後楽園ホールのリングが狭く感じるほど。
そいつらががっぷり四つでぶつかり合う“ザ・全日本”とも言える一戦です。
平面での戦いを基本に、要所でトップロープからの雪崩式を入れたり180kgオーバーのオデッセイがボディスラムを落としたり。
技としてはそこまで複雑ではありませんが、コイツらがやるだけであっという間に“画”になってしまう。


ただのダブルラリアット。

ただの顔面蹴り。

なのに客席からは「お~!!」と歓声が沸く。
改めて“デカいは正義”というか。
身体が大きいことはそれだけで才能なのだと思わせてくれます。
試合後のマイクで綾部蓮が言っていた「海外選手3人に生え抜きではない自分、この4人でもこれだけの試合が見せられるのはすげえだろ?」の言葉通り。
同業者やファンが大絶賛していたのも納得の一戦でした。


コミカル路線の試合で会場を盛り上げ、他団体からの刺客にも見せ場を作る。
で、最後は巨漢4人によるゴリッゴリの肉弾戦で興行を絞める。
これは確かに盛り上がりますね。
一時期選手の大量離脱やコロナ禍の影響で客足が落ち込んだ全日本ですが、そこからよく盛り返したと思います。
今後どうなるかはわかりませんが、また機会を見て足を運びたい、満足度の高い1日となりました。
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