田中恒成ええじゃないですか! バルドナドを9RTKOで下し、フライ級初戦を飾る。木村翔戦は…全然わからん【結果・感想】

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フィリピンイメージ
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2018年3月31日、名古屋国際会議場で行われたフライ級10回戦。
元WBO世界L・フライ級王者田中恒成がフィリピンのロニー・バルドナドと対戦し、9R2分26秒TKOで勝利。フライ級初戦を勝利で飾った試合である。
 
「木村翔がサルダールをボディでKOして2度目の防衛に成功。中国の英雄がまたやったぜ!! 次は田中恒成戦か?」
 
昨年9月の両目眼窩底骨折以来のリングとなった田中。
無敗のロニー・バルドナドを相手に、序盤からスピード差を活かして優位に立つ。
対するバルドナドも大振りのフックで応戦。凄まじい圧力で田中の出足を止める。
 
「拳四朗忘れんなよ。ロペスとの再戦をボディ一撃で終わらせる。北斗一烈拳炸裂()でパーヘクツ勝利」
 
だが3R以降、接近戦に切り替えた田中が試合の流れを変える。近場での連打でバルドナドに反撃の余裕を与えない。
ペースを掴んだ田中はそこから終始バルドナドを圧倒し続け、最後はレフェリーストップを呼び込む。
 
「カネロvsゴロフキン再戦決定。デービスvsクエジャル、ベルチェルトvsバロス、ダラキアンvsヨドモンコン圧勝づくめ振り返り」
 
試合後、田中は今年中の3階級制覇を目標に掲げ、次戦以降にWBO王者木村翔へ挑戦したい意向を示した。
 
「さっすがポベトキン。プライスをフック一閃KO勝利。こういう試合が観たいよね。そして、ワイルダーとかいうアフォww」
 

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田中vsバルドナド戦の予想を振り返る。てか、予想してたことを忘れてましたww

先日行われた田中恒成の試合をようやく観たので、その感想を。
 
と言っても、実ははりきって展開予想していたことをすっかり忘れていた。
 
「田中恒成フライ級初戦。ロニー・バルドナドは結構おっかない? 無敗対決の世界前哨戦を制してタイトルマッチに進めるか」
 
とりあえず、それを振り返ってみると、
 
・ロニー・バルドナドは両腕をぶん回すタイプで、明らかに木村翔を想定している
・躊躇のないカウンターはかなりやっかい。間違いなく強敵の部類
・だがスピードはなく足の運びも頼りない。フィジカルの強さも感じない
・フライ級初戦の田中のパワー面は未知数
・これまでのようなロマチェンコもどきのオーバーなステップをやっていると危ない?
・このままだとロマチェンコではなく、ユリオルキス・ガンボアコースをたどるかも?
・まあ、でも今回は勝つだろ。ボディ中心に攻めれば負けることはないんじゃない?
 
↑しかし、ずいぶん失礼なことを言ってやがんなコイツww
ロマチェンコもどきのオーバーなステップでイキり倒していると、そのうちユリオルキス・ガンボア化するぞってか。
 
いや、実際そう思っていることは確かなのだが、活字にするとインパクトが凄まじいww
 

また始まったよロマチェンコもどき。それをやって、前回パランポンに酷い目にあわされたじゃねえか

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まず全体的な感想だが、すげえよかった
 
マジな話、この試合の田中恒成はすばらしかったと思う。
個人的に田中のベストバウトは2017年5月のアンヘル・アコスタ戦なのだが、今回はそれに匹敵する出来だったのではないか。
 
とはいえ、最初の2Rまではめちゃくちゃイラついていた。
 
「ワンヘンすご過ぎワロタw タドゥランに判定勝利でV10達成、メイウェザー超え。ボクシングはゲージュツでありカガクであるw」
 
大きく距離をとって左右に動き、1発ボディを打ってパッと離れる。
遠い位置から一足飛びで踏み込み、ワンツー。
バルドナドのぶん回しをギリギリでかわし、頭を下げてリングを迂回。
 
ところが、あっさりバルドナドのフルスイングに巻き込まれ、ロープ際でガードを固めて耐える。
 
まーたやってるよオイ。
いらんのよ、そのロマチェンコもどきのイキりステップ。
そもそも前回それやって、パランポンに顔面破壊されたでしょ。
 
というか、追い足のないバルドナドにさらっと追いつかれてるじゃないっすか。
そこまでフィジカルが強くないから助かってるけど、相手が木村翔だったら危ないんじゃないの?
 
などなど。
謎の上から目線でカリカリしていた。
 

キター!! そうそう。田中恒成のこのスタイルが観たかったんですよボカァ

だが3R以降、ガラッと流れが変わる。
 
リング中央でガードを上げて構える田中が、左リードを出しながらジリジリ近づく。
バルドナドのフルスイングを最小限のバックステップでよけ、打ち終わりに1歩距離を詰める。
 
そして手が届く位置まで近づき、いきなりの連打。
面食らったバルドナドはガードが間に合わず、数発をまともに被弾する。
 
「田中恒成にデラホーヤ、パッキャオを感じた日。田口良一を大差判定で粉砕。僕がボクシングをテレビで観る理由」
 
身体を振り、細かいフェイントを入れながら前進する田中。ハンドスピードを活かしてバルドナドを圧倒していく。
至近距離でのステップでサイドに回り、ガードの外側からボディを叩き込む。
バルドナドの反撃はシフトウェイトとガードで芯を外し、小さな出入りでヒットを重ねる。
 
フルスイングするスペースを潰し、なおかつ近場の連打でバルドナドにカウンターを出させない。
そして、半身をずらした位置から得意のボディをねじ込み、すぐさま逆サイドに回り込んでのフック。
 
スピードと正確性で上をいかれるバルドナドは、反撃の糸口がまったくつかめない。正面衝突でも押し勝てず、なす術がない。
 
徐々に手札を失い、ラウンドごとにダメージだけが蓄積していく状況である。
 
そうだよww
それだよ田中ww
 
それを待ってたんだよ俺わww
 
 
以前からアホみたいに連呼していていい加減しつこいのだが、田中恒成の持ち味はコレ。
 
中間距離~至近距離での細かい出入り。
シフトウェイトとガード、近場のサイドステップで芯を外し、カウンターと連打の正確性で勝負する。
得意のボディを中心に、相手を袋小路に追い込んでいくスタイルである。
 
ロマチェンコもどきの大げさなステップは必要ない。
和製ロマチェンコを目指すのは拳四朗に任せておけばいい。
 

至近距離と中間距離の使い分け。完全にお手上げのバルドナド。省エネも実現できるし、サイコーですねww

そして、さらによかったのが終盤8、9R。
 
バルドナドのダメージが十分蓄積したことを確認し、ガードを上げて近づく。
 
だが、これまでと違い、強引に至近距離まで踏み込むことはしない。
射程の1歩外からスッと踏み込み、ワンツーを当ててスッと下がる。
中間距離をキープし、相手の出方を見ながら丁寧にカウンターを合わせていく。
 
序盤2Rまでのような大げさなステップではなく、しっかりと足腰を決めた状態での出入り。バルドナドにプレッシャーをかけつつ、攻撃の機会を与えず自分のターンだけを積み重ねる。
 
いや、すばらしい。
僕が観たかったのはこういうスタイルですよ。
至近距離での連打とカウンター、中間距離での出入りの使い分け。
 
後半のあの場面でペースを変えられるのも、オーバーアクションによるスタミナロスを抑えられたから(だと思う)。
 
もうアレだ。
田中恒成のドリーム感()が尋常じゃないww
テンション上がりまくりでヤヴぁいww
 
展開予想すら忘れていた分際で、やたらと偉そうだがww
 
「圧勝ダニエル・ローマン。松本亮手も足も出ず。誰だ松本が勝つとか言ってたヤツは? 僕だけどww」
 
自分のパンチは当たらず、相手の拳は射程の外から飛んでくる。
反撃姿勢に入ったときにはすでに目の前にいない。
気を抜くとプレッシャーでロープを背負わされるため、足を止めることもできない。
 
バルドナド、完全にお手上げ状態である。
ここまでよく粘ったが、今回はちょっと相手が悪過ぎた。
 

田中vs木村戦? 不確定要素が多過ぎて、どうなるかが全然わからん

なお、2018年中に実現が期待される田中恒成vs木村翔戦だが、正直どうなるかがまったくわからない。
 
木村の過去2戦を振り返ると、どちらもアウトボクサー相手の勝利である。
ゾウ・シミン、五十嵐俊幸ともに距離をとってカウンターを狙うタイプで、木村にとっては「射程にとらえるために追いかける」試合だった。
 
だが今回の田中vsバルドナド戦を観ると、どちらかと言えば至近距離での攻防が中心になる可能性が高い。
 
無尽蔵のスタミナと強靭なフィジカル、躊躇のないフルスイングで勝利してきた木村翔だが、じゃあ、インサイドでの対応力はどうなの? という話。
 
バルドナドは田中のハンドスピードと正確性に圧倒されたが、木村も同じパターンで沈むのか。
 
逆に、田中は木村のフィジカルをあの位置でまともに受け止められるのか。
至近距離で手数勝負をすれば、当然1発の威力は半減する。もしかしたら、フライ級2戦目の田中が木村の剛腕に吹き飛ばされる展開もあり得る?
 
などなど。
不確定要素が多過ぎて、マジでよくわからない。
同時に、ぜひとも実現していただきたいマッチメークである。
 
 
ちなみにですが、田中恒成は比嘉大吾にはかなわない気がしております。
タイミング的に遭遇するとも思えないのでアレですが。
 
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