ロマチェンコvsキャンベル予想。がんばれキャンベル。ちょこ~っとだけ期待してる。根拠はない。クローラよりはいいと思うけど【予想・展望】

ロマチェンコvsキャンベル予想。がんばれキャンベル。ちょこ~っとだけ期待してる。根拠はない。クローラよりはいいと思うけど【予想・展望】

ロンドンイメージ
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2019年8月31日(日本時間9月1日)、英・ロンドンで行われる世界ライト級3団体統一戦。WBA同級スーパー/WBO王者ワシル・ロマチェンコがWBCランキング1位のルーク・キャンベルと対戦する。
 
「キャンベルがロマチェンコに肉薄。長身サウスポーと多彩な右リードが機能。お互いがリスクを負った好試合に感動」
 
今年4月にアンソニー・クローラを4RKOで下し、防衛を果たしたロマチェンコ。今回の相手はクローラと同じ英国人のルーク・キャンベルとなる。
 
キャンベルは現在20勝2敗16KOのサウスポーで、身長175cm、リーチ180cmとサイズもあるテクニシャン。2017年9月には当時のWBA王者ホルヘ・リナレスに挑戦するなど経験値も高い。
 
不動のPFP No.1のロマチェンコがキャリアで始めて英国のリングに上がる今回。元ロンドン五輪金メダリスト同士の対戦に注目が集まる。
 
 
なお、この試合はWOWOWエキサイトマッチで生中継される予定となっている。
 
「ジョシュ・テイラーvsレジス・プログレイス訴訟で消滅? 実現すると思ってるんですけどね」
 

ルーク・キャンベルのがんばりに少しだけ期待している。前回のクローラよりは全然いいんじゃない?

気づけばロマチェンコvsルーク・キャンベル戦まで残り10日あまり。そのうち展望を考えてみようと思いつつ、いつの間にか時間が過ぎてしまった。
 
 
2019年4月のアンソニー・クローラ戦では元王者のクローラをまったく寄せつけなかったロマチェンコ。今回も同じ英国人のルーク・キャンベルが相手とのことで、再びロマチェンコの無双に期待している方も多いのではないか。
 
そして、僕自身はほんの少しだけルーク・キャンベルのがんばりに期待している
前回は相手がクローラだと知った瞬間、勝敗への興味を失ったが、今回のキャンベルはそこそこがんばるのではないか。もちろんロマチェンコ有利には違いないが、少なくともあの試合のような残虐ゲームにはならない気がする。
 
ちなみに根拠はない。
 
まあ、ロマチェンコvsクローラ戦なんて、2017年のジェイソン・ソーサ、ミゲル・マリアガ並みに希望が見えませんでしたからね。予想も何も、ああいう「歯が立つわけねえだろ」的な組み合わせに比べれば、vsルーク・キャンベルは全然いいと思う。
 
「ロマチェンコがクローラに圧勝! って、さすがにそうなるでしょとしか…」
 

勝敗予想はロマチェンコの判定勝利。キャンベルが勝つのは難しいけど、少なくとも残虐ゲームは回避できる?

まず勝敗予想だが、今回はロマチェンコの判定勝利でいきたい。
 
ん、どうなんでしょうかコレは。
だいぶ強気の予想というか、個人的にロマチェンコがキャンベルをKOできない流れを期待しているのだが。
 
 
というより、正直なところキャンベルがどの程度やれるのかがよくわかっていない。
 
これまでのキャリアでサウスポーとの対戦が見当たらず、左構えが得意なのか苦手なのかすらも不明。もしかしたらクソほどがんばるかもしれないし、鬼のようにダメかもしれない。マジで何とも言えないところである。
 
 
とりあえず、キャンベルが得意とするのはカウンターの「待ち」スタイル。
過去の試合を漁ってみると、右リードの連打で相手を突き離し、強引に踏み込んできたところに左を合わせる流れが中心となる。
 
2017年のホルヘ・リナレス戦では絶え間ない右で突進を止め、スペースができたところにボディを突き刺しリナレスの肋骨を折ってみせた。
恐らくだが、あの右リードがサウスポー相手にもスムーズに出せれば、今回のロマチェンコにもそこそこ通用するのではないかと思う。
 
「田中恒成がゴンサレスを7RTKO。だから田中は近場の差し合いで勝負する選手だと8億5248万5年3ヶ月前から言ってる」
 
ただ、申し上げたように基本はカウンター中心の「待ち」のタイプなので、どちらかといえば左右への動きは少ない。
そのため上述のリナレスや2015年のイバン・メンディ戦では、スピーディな突進をさばききれずにまっすぐ下がらされるシーンが目立っていた。
 
そう考えると、やはりロマチェンコのジグザグの動きについていくのはかなり難しいか。前半は何とか持ちこたえても、後半以降は徐々に懐に入られハチの巣にされる展開が濃厚かな? とも思ったり。
 

ロマチェンコに対抗できる選手の条件? キャンベルはちっとも当てはまらないね…

そして、これまでロマチェンコに肉薄した選手と言えば、やはり2014年のゲイリー・ラッセル、2018年のホルヘ・リナレスとホセ・ペドラサあたりの名前が挙がる。
 
彼らとの試合を振り返ると、ロマチェンコに対抗する条件としては
・ハンドスピードがある
・突進力がある
・サイドの動きについていける
・サウスポーならなお可
・ロマチェンコよりもサイズがあればさらにいい
といった感じか。
 
自ら前に出てスペースを潰し、ハンドスピードを活かして近場でロマチェンコの連打を相殺する。
ロマチェンコとまともに勝負するにはとにかく下がったらアウト。なので、それをさせないためにも身体の大きさ、フィジカルの強さを兼ね備えていることが重要になる。
 
また、右構えの場合は背中側に回られるケースが多くなるため、どちらかと言えばサウスポーの方が好ましい(と思われる)。もしくはホセ・ペドラサのように絶え間ない連打で左右へ動く余裕を奪うのもアリだろうと。
 
なお、前回のアンソニー・クローラはこれらの条件にまったく当てはまらず、最初から期待感もゼロ。案の定、何もできずに撲殺されてしまった。
 
「これが僕のコバレフ! ヤードに苦戦しつつも11RKO勝利で初防衛に成功。もうカッチョいい。最高にカッチョいいww」
 
で、今回のルーク・キャンベルがどうかというと、
・ハンドスピード→まあまあ
・突進力→ない
・サイドの動き→厳しい
・サウスポー→○
・身体の大きさ→○
 
一応、5個中3個に合致していることがわかる。
 
ただ、もっとも重要だと思われる最初の3つ、「ハンドスピード」と「突進力」「サイドの動きへの対応」に関してはかなり物足りない。特にこの選手の基本的なスタイルは「待ち」なので、自ら間合いを詰めてロマチェンコの自由を奪いにいくとは考えにくい。もしかしたら、2017年12月のロマチェンコvsリゴンドーの焼き増しになる可能性すらも?
 
「やっぱりエストラーダとビーモンじゃ実力差があり過ぎたよな。相手を挑発したりおちょくったりはエストラーダには似合わんけどな」
 

キャンベルは最終ラウンドまでダウンなしで粘れ。そして地元判定の奇跡に賭けるんだ


なので、僕が今回ルーク・キャンベルに期待するのはとにかく最終ラウンドまで粘ること
 
正直この選手がロマチェンコに勝つのはかなり難しいと思うが、判定に持ち込むだけならそこそこ可能なのではないか。何とかダウンせずに12Rを乗り切り、地元判定の「まさか」に賭けるというのもアリなんじゃないの? みたいな。
 
「エストラーダvsビーモン予想。ってか、試合になるかなぁコレ。エストラーダ圧勝の予感が」
 
そして、そのためには近場のハンドスピードで負けないことと、まっすぐ下がらないことを徹底したい。
 
絶え間ない右リードでロマチェンコの連打の発動を抑え、リナレスの肋骨を折ったボディで流れを寸断。サイドへの動きには最小限の方向転換で対応する。
位置取り合戦では恐らく歯が立たないと思うので、とにかくロマチェンコの正面を外さないことが重要になる?
 
この体格差があれば何とかなりそうな気もするんですけどね。

まあ、ホセ・ペドラサが持てるものを総動員してようやく実行したことをキャンベルは右手1本でやらなきゃいけないわけですが。
 
長身サウスポーの負け方として最悪だったのは2016年のジャメル・ヘリングvsデニス・シャフィコフ戦のヘリングが思いつくが、キャンベルがアレにならないことを切に祈っている。
 
 
相手を追いかける練習しておる。

 
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