盛り上がりが遅れてやってくる? ラグビーW杯のにわか論にめちゃくちゃ納得できた話。亀田京之介の売り込みに飲み込まれそうww

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snsイメージ
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2019年11月3日に幕を閉じたラグビーW杯の翌日、下記の記事を読んだ。


2018年の平昌冬季五輪、サッカーW杯、2019年のラグビーW杯など。
 
どの大会も開催前の盛り上がりはあまり感じられず、テレビや新聞などのメディアがどれだけ煽ってもまったく響かない。
これまでメディア側としての勝負時は大会の数か月前からというのが定番だったのだが、近年、その熱量が明らかに落ちている。平昌冬季五輪に関しては「ピョンチャン」を「ピョンヤン」と聞き間違えられるほど認知が進まないなど、とにかく世間の無関心ぶりは顕著だという。
 
だが、現地取材から日本に帰ると状況は一変。
世間は五輪の話題で持ちきりで、誰もかれもがスケートやカーリングについて聞きたがる。
これは同年のサッカーW杯、2019年ラグビーW杯でも同様で、大会開幕後に人気に火がつく現象には目を見張るものがあるとのこと。
 
特に先日のラグビーW杯では日本代表が初のベスト8を決めたこともあり、決勝トーナメント直前に「にわかファン」という言葉が大流行するほど。
具体的なデータはないが、筆者は「スポーツのメガイベントは大会前よりも開幕後に盛り上がりがくる」ことを肌で感じているという。
 
「日本vs南アフリカ感想。先にバテたのが日本だったな。自陣にくぎ付けにされたのが…。田村負傷、姫野通用せず」
 
要因としては、やはりSNS等のインターネットメディアの台頭が大きい。
多くの人がスマホやPCから情報を得て、それをSNSで発信する時代。個人がそれぞれ自分の知りたい情報を検索し、より理解を深めていく。
 
現場の生の声は時間やスペースに制限のあるテレビ/新聞などと違い、空気感がダイレクトに伝わりやすい。
多くの人がSNS上で「おもしろい」「楽しい」と発信し、それを見た人が興味を持つ。そこをテレビや新聞が後追いで取り上げることで一気に拡散が加速する。
 
あくまで「現場が楽しい」「コンテンツが良質である」ことが大前提だが、スポーツビジネスの人気爆発は従来の「テレビ、新聞を介して火がつく」流れから、「SNS→テレビ、新聞→拡散」の順番に変わりつつあるのではないか。
 
といった内容の記事である。
 
「村田vsバトラー予想。ロブ・ブラントVol.2のラッシュでKOを目指せ。「圧力をかけられたら何もできない」のはマジだと思うぞ」
 

スポーツイベントの盛り上がり時期が“後ろ倒し”に? すげえわかる。確かにその通りかもしれない

「日本でのスポーツメガイベントの盛り上がり時期が“後ろ倒し”になっているんじゃないか」。
 
SNSを始めとしたインターネットメディアの台頭により、サッカーやラグビーW杯などのメガイベントは大会前ではなく開幕後に盛り上がることが多くなったのではないかという仮説である。
 
これ、個人的にめちゃくちゃしっくりくる記事で、大いに頷いた。
 
ラグビーW杯にしても、まったく期待されていなかった2015年は開幕前にはちっとも話題にならず。見送りの際にもほとんど人が集まらない状況だったそうだが、帰国時には大観衆に万雷の拍手で迎えられたとのこと。
 
「ファン「おかえり」「歴史変えた」 ラグビーW杯日本代表帰国」
 
インターネットメディアの台頭が人気に火をつけ、テレビや新聞などの既存のメディアが後追いで止めを刺す。この流れは確かに色濃く感じる。具体的な統計があるわけではないが、事実としてあるのだと思う。
 
また盛り上がり時期が“後ろ倒し”になることによって、今後は「余韻ビジネス」の重要性が増すとのこと。
 
ラグビーW杯の直後は代表選手が連日テレビに出演していたが、ネットメディアの台頭によってそこのビジネスチャンスがより重視されていくのかもしれない。


いろいろと興味深い考察であり、納得できる部分が多い。
 

亀田京之介がおもしろい。SNSと試合結果で徐々に注目度が上がり、ファンのSNSによってさらに拡散される

そして、僕がそれをもっとも感じているのがボクシングの亀田京之介
 
2019年4月にスタートした東日本新人王トーナメント フェザー級を順調に勝ち上がり、11月3日の決勝戦、今成太希戦で3R1分10秒TKOで勝利。見事優勝を飾るとともに、MVPも獲得している選手である。


また、試合前にSNS等で相手を徹底的に威嚇しヒートアップさせる手法も定番となっており、これは従兄弟の亀田興毅、亀田大毅にも通じるものがある。
 
実を言うと、僕はこれまで亀田京之介にはあまり興味がなく、現地観戦した溝越斗夢戦以来まったく観ていない。新人王トーナメントも1回戦、2回戦を勝ち上がったことは知っていたが、特に気に留まることもなく。
 
「TFC vol.3 in後楽園ホール現地観戦の感想。亀田京之介vs溝越斗夢戦でのパフォーマンスとか盛り上げ方とか」
 
ところが3回戦の相手が計量失敗で棄権したことに対して本人がSNSで激怒していたのを見て、「おや? 何かおかしなことになってんぞ?」と。
 
「体重落とせませんでしたとかふざけんな」
「それでもプロか」
「情けない」
と、とにかく言いたい放題。
 
これまで計量に失敗した相手にこれほど直接的な物言いをする選手を見たことがなかった分、急に興味が出てきてしまった。
 
しかも、怒り狂う京之介に対して「相手選手の体調を考えて物を言え」云々の罵声も聞こえてくる。試合に向けてきっちりと仕上げた側が責められる謎の状況にまたしても興味をひかれた次第である。
 
 
そして迎えた準決勝の小出太一戦では、インファイターの小出をさばいた末に抜群のタイミングでカウンターをヒットしてのKO勝利。決勝戦ではサウスポーの今成を相手に右ボディと右フックを効果的に使い、最後はまたしても得意のカウンターをねじ込んで3RTKO。
 
試合前の荒々しい言動とは真逆のアウトボクシングを披露し、見事に東日本新人王戦の優勝を果たしてしまった。
 
その頃になると、亀田京之介を見る周りの目も徐々に変わり始める。
 
「態度や言葉遣いはあまり好きではないが、実力はある」
「デビュー戦から着実に成長している」
相変わらず賛否はあるものの、選手としての実力、出した結果に対しては認めざるを得ないという空気感。
 
 
なるほど、これはおもしろい。
 
SNSでの暴君キャラとリング上のファイトスタイルのギャップに加え、試合後の爽やかなコメント。
 
もはや予定調和とも言える王道パターンだが、それを躊躇なくやるのはなかなかのメンタルを要するはず。結果で周りを黙らせるではないが、本人が勝ち抜くことによって注目度が上がり、それをファンやアンチがSNS等で発信することでさらに拡散される。
 
まさに上述の「SNSの台頭によって盛り上がりの時期が“後ろ倒し”になる」現象である。
 

“後ろ倒しの盛り上がり”はトーナメントと相性抜群。試合間隔が適度に短く“線”になりやすい

また、この“後ろ倒し”現象はトーナメントとの相性が抜群にいい。
 
新人王戦は約1〜2ヶ月ごとに試合があるため、間延びしにくく熱も冷めにくい。この期間でじっくり周りを巻き込み、試合当日にインパクトのあるKOで一気に拡散させる。いろいろな意味で“線”になりやすいイベントと言える。
 
対して先日のWBSSバンタム級決勝戦、井上尚弥vsノニト・ドネア戦は逆。
試合自体は間違いなくすごかったが、どちらかと言えば単発気味。“線”というよりも“点”のイメージかなと。
 
「信じる心が拳に宿る。ドネアが井上尚弥に敗れるも、12Rの大激闘。敗者なきリングに感動しました」
 
まあ、相手を徹底的に罵倒するやり方が必ずしも正しいとは思わないが。
 
手っ取り早く注目を集めるにはいい方法だが、その分アンチも生みやすい。いまだに亀田興毅に対する嫌悪感を隠そうともしない人が多いことを考えると、中、長期的にはマイナスと言えるのかもしれない。
 

パフォーマンスor競技の二択ではなく、両方やればいいじゃない。相手を罵倒するやり方が正解とは思わないけど

てか、突然SNS上で亀田興毅がdisられてるなと思ったら、テレビ番組での井上尚弥の発言が引き金だったんですね。
 
個人的に井上尚弥の人間性には1ミクロンも興味がないので詳細を知らないのだが、漏れ聞こえてくる話によると
「競技力だけで観客を魅了したい」
「かつてはそうじゃないボクシングがテレビに映っていた」
「弱い相手を連れてきて勝っても意味がない」
「それを変えたいとずっと思っていた」
的な発言だったとのこと。
 
で、“そうじゃないボクシング”“弱い相手を連れてきて勝った”の部分が亀田家を揶揄していたとかで、京之介が井上に噛み付いたってことでいい? のかな?
 
なるほど。
要するに井上尚弥は地上波のインタビューでコレをやったのか。


そして怒った京之介に対し、周りの井上ファンがコレを言ってるってこと?


正直、これに関して僕自身はどちらでもいいと思っている。
 
競技力だけで注目を集められる選手はそこに集中すればいいし、そうでない選手はあの手この手を使って突き抜ける方法を考えればいい。
 
対戦相手を罵倒するやり方が正解だとは思わないが、一つの方法としてはアリ。逆にそれが自分のポリシーに合わないなら止めておいた方が無難だよね。
 
相手を罵倒するだけが注目を集める方法ではないし、そもそもパフォーマンスor競技といった単純な話でもない。
 
仮に試合前の計量でコスプレしたからといって「ボクシングを舐めてる」「そんなことをする暇があるなら練習しろ」などと罵声を浴びせる人間がいるはずがない(いるの?)。どちらか一方ではなく、普通に両方やればいいんじゃないの? という話。
 
上記の記事の通り、注目を集めた上で現地が楽しければそこから人気は一気に加速する可能性が高いわけだし。
 
そういう意味で、SNSの運用と結果を両立しつつ“後ろ倒しの盛り上がり”を実現している亀田京之介には大いに注目している。
本人がそこまで意識してやっているかは何とも言えませんが。
 
「ルイス・ネリの体重超過でエマヌエル・ロドリゲス戦中止w 試合中止が発生しないボクシング興行を見分ける3つの方法」
 
というわけで僕は12月22日の全日本新人王決定戦の現地観戦を絶賛検討中である。
今年は後楽園ホールはもういいやと思っていたのだが、僕は今、亀田京之介に猛烈に引き寄せられているww
 
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