拳四朗がメリンドに圧勝!! これを待ってた。WBSS観戦はテレビでよかったなという話。シーサケットのONEについても少々【結果・感想】

拳四朗がメリンドに圧勝!! これを待ってた。WBSS観戦はテレビでよかったなという話。シーサケットのONEについても少々【結果・感想】

タイバンコクイメージ
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日本、海外ともに格闘技イベントが盛りだくさんだった先週末。
 
2018年10月7日には、WBC世界L・フライ級王者拳四朗が同級5位ミラン・メリンドを7RTKOで下して4度目の防衛に成功。
 
前日の10月6日にタイ・バンコクで行われた「ONE:KINGDOM OF HEROES」では、WBC世界S・フライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイがメインに登場。イラン・ディアスに3-0(119-109、120-108、119-109)の判定で勝利するとともに、ボクシング王者として初めてONE Championshipの舞台に立つ快挙を果たした。
 
その他、米・ネバダ州で開催されたUFC229では、ライト級タイトルマッチでコナー・マクレガーとハビブ・ヌルマゴメドフが対戦。ヌルマゴメドフが4R3分3秒一本勝ちを収め、初防衛に成功している。
 
ところが試合後、勝者のハビブ・ヌルマゴメドフが観客席でマクレガーのチームメイトと乱闘を起こし、両陣営が入り乱れる大乱闘へと発展。何とも後味の悪い結末を迎えている。
 
 
そんな感じで、今回は拳四朗vsミラン・メリンド、シーサケット・ソー・ルンビサイvsイラン・ディアスの試合を中心に、先週末の感想を適当に述べていきたい。
 
「中谷潤人vsミラン・メリンド、赤穂亮vsグオン・ギョンミン感想。ダイナミックグローブ589in後楽園ホール」
 
といっても大した話でもないので、適当に聞き流していただければ幸いでございます。
 

○拳四朗vsミラン・メリンド×

WBC世界L・フライ級タイトルマッチ(7R2分47秒TKO、拳四朗勝利)
 
まずはこの試合。
WBC王者拳四朗がミラン・メリンドを相手に4度目の防衛を飾った一戦。
 
メインの井上尚弥vsファン・カルロス・パヤノ戦に食われ気味だが、こちらもお見事な試合だった。
 
「井上尚弥がワンパンKO。パヤノを瞬殺ってマジっすかw ロドリゲスだ? いくらでもかかってこいよだね」
 
というか、前回のガニガン・ロペス戦との再戦もすばらしい出来だったのに、井上の瞬殺劇によって霞んだ感が強い。
冗談でも何でもなく、数ある世界戦の中でも上位に位置するナイスファイトだったと思うのだが……。
 
あまりに残念というか、個人的には拳四朗の実力にはもう少し注目が集まってほしかったりする。
見た目を含め、この選手はやや舐められやすい傾向があるのかもしれない。
 
具体的な感想としては、いよいよ拳四朗が覚醒してきたなと。
 
以前から「こいつは和製ロマチェンコになれる」「ロマチェンコを踏襲すべきは田中恒成ではなく拳四朗」と連呼し続け、誰にも相手にされない状況が続いてきたが、今回の試合ではさらにそこに近づいた感じ。
 
特に動きながらの連打が機能したのが大きい。
 
王座初期の拳四朗はどちらかというと単発気味で、相手に攻めさせてからのカウンターが中心だった。
そのせいか、強引に距離を詰められるとタジタジになり、ムキになって打ち合うシーンも目立っていた。
 
だが、今回の試合では常に先手をとる流れ。
正面を外してサイドに回り込むフットワークとジャブの連打を両立し、メリンドに反撃の暇を与えない。
 
そうそう。
これこそが僕が拳四朗に求めていた姿というか、オレクサンドル・ウシクやオレクサンドル・グヴォジクと同系統のスタイル。
 
まあ、正確にはロマチェンコとは少し違うのだが、わかりやすさという意味で「拳四朗は和製ロマチェンコになれる」と言い続けている。
 
そういえば、本人が試合後のインタビューで「L・フライ級でWBSSが開催されれば出たい」と言っていたが、ぶっちゃけ必要あります?
普通に王座防衛を続けていれば、そのうち勝手に焼け野原になると思うのだが。
 
マジな話、今回の拳四朗はそれくらいの傑出度だった気がする。
 

WBSSのテレビ観戦最高だった。一瞬現地観戦の方が? と思ったが、例の一コマを観てすべて納得した

そして、各所で大好評だったWBSS。
 
演出の荘厳さは過去に例を見ないほどで、現地観戦した方々からは軒並み絶賛の声が聞こえてきた。
 
ちなみにだが、先日も申し上げたように僕はテレビ観戦。一度は現地に行こうと思ったものの、諸々の事情によりパスした経緯がある。
 
まあ、もともと昼間に外出する予定があったので難しいと言えば難しかったのだが。
 
で、自宅でテレビ観戦したところ、もうめちゃくちゃカッチョいい
 
足元からの無数のライトがモハメド・アリトロフィーの形を描き、らせん状に上昇してリングを照らす。
黒塗りのキャンバスに広告などはいっさいなく、いつもはリングサイドにズラーッと並ぶカメラマンの姿もなし(少ない)。
 
画面越しにも伝わる客席の興奮、臨場感。

 

 
 
 
 
 
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いや〜、すっげえわ。
マジでクール。
 
確かにこれは、雰囲気を味わうだけでも現地に行く価値はあったかもしれない。
 
「エマヌエル・ロドリゲスvsジェイソン・モロニ―予想。難関ロドリゲスと期待のモロニー。井上尚弥ネクストパッキャオへの道」
 
一瞬、無理してでも横浜アリーナに行くべきだったか? と後悔しかけたのだが……。
 
↓これを観た瞬間、すべての後悔は消し飛んだ。
 
出典:フジテレビ
boxgantz1
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やっべえ……。
言葉を失うくらいにかっこいい……。
 
さすがにこのアングルは、客席から観るのは不可能なヤツ。
 
「うん、やっぱりテレビでよかったわ」と。
 
現地の興奮はもちろんすばらしいが、僕にとってはあのワンカットがすべて。アレを観られたことが何よりの収穫だった。
 

○シーサケット・ソー・ルンビサイvsイラン・ディアス×

WBC世界S・フライ級タイトルマッチ(3-0の判定でシーサケット勝利)
 
続いてこの試合。
ロマゴンを下したシーサケットが2度目の防衛を果たすとともに、ONE Championshipイベントで初のボクシング世界戦を実現させた一戦である。


とりあえず開始早々に思ったのが、「あ、これ結構グダるぞ」
 
↓こちらを見るとわかるが、とにかくリングがデカい

 
MMAと立ち技を共存させる手前、ある程度は仕方ないのだろうが、軽量級同士の対戦ではその広さが余計に目立つ。
ダメだとは言わないが、これ、体育館か? と思うほどの広さである。
 
また相手のイラン・ディアスは、上背がありリーチも長い。
さらに、適度に足を使えてカウンターも打てる。
どことなくファン・フランシスコ・エストラーダっぽいというか、メキシカンによくいるタイプの選手である。
 
・だだっ広いリング
・身体が大きく動ける相手
・なおかつカウンターも使える
 
観客は当然シーサケットの豪快なKOに期待を寄せるが、恐らくそう簡単にはいかない。
案外攻めあぐねて、中盤からダレる可能性も十分あるんじゃねえか?
 
そして、結果的にはマジでその通りだったのではないか。
 
パワフルな連打で攻め込むシーサケットが的確なヒットを重ね、ロープ際までディアスを追い込む。
だが、広いリングとよく動く足のせいでフィニッシュ寸前で何度も粘られてしまう。
 
さらに、中盤からはシーサケットの左ストレートにたびたび右のカウンターを合わせ、シーサケットがまさかのダウン? というシーンも。
 
それに気づいたシーサケットが途中から起点を右に変え、そこにディアスがさらにカウンターを合わせるというシーソーゲーム。
 
「田口すごかった。メリンドに完勝するとはね。負けるとか言って申し訳ないw L・フライ級で規格外のフィジカルと戦術の幅」
 
圧力を強めてKOを狙うシーサケットと、広いリングを目一杯利用して耐え抜くディアス。
シーサケットの豪快KOを期待した観客にとっては微妙だったかもしれないが、個人的にはなかなかおもしろい試合だった。
 
さらに言うと、ONEのリングでのシーサケットはまったく盤石ではない。ある程度足が使えてカウンターが打てる選手であれば、十分勝機があることもわかった。
観客席にジェルウィン・アンカハスが来ていたが、実際この選手なら普通に勝てる気がする。
 

ONEおもしろかった!! バラエティに富んだラスト4試合に大満足。次の日早いのにww


なおこの日は夜まで外出しており、観戦できたのはラスト4試合のみだったのだが、めちゃくちゃおもしろかった
 
ムエタイのノンオーのエグいまでの強さを目の当たりにし、青木真也の瞬殺劇に熱狂。
セミファイナルのスタンプ・フェアテックスvsキル・ビー戦のハイレベルさに驚愕し、同時にキル・ビーをKOした日本のKANAのすごさに気づかされるという。
 
キック→MMA→女子キック→ボクシング。
いつも申し上げているように、僕はこういうゴチャ混ぜなバラエティ感満載のイベントが大好きである。
 
ついでに言うと、勝った後の青木のはしゃぎっぷりもなかなかよかった。
長州力のようなガラガラ声で「俺だって試合は怖いんだよ!!」と絶叫し、勢い余って客席にダイブ。
相変わらずプロレス好っきゃなぁ〜と思わせてくれる一幕だった。
 
 
そして、この日は全14試合? という長丁場のイベントで、メインのシーサケットvsディアス戦が終わったのが日本時間午前2時近く。
現地でも午前0時を回ろうとしていたとか。

あまりの長さに、シーサケットの登場を待つボクシングファンの焦れた叫びもちょくちょく聞こえてきていた。
 
「きたぜ亀田和毅。アビゲイル・メディナと暫定世界戦。予想は7:3くらいで有利? 一応「2階級制覇をかけて~」でいい?」
 
まあ、こういうイベントはどちらかと言えば流して観るのが正解なのだと思う。
 
新生K-1などと同じで、試合に集中するというより現地のオサレ感を楽しんだ方がいいというか。
「最先端な場所にいる俺、マジいけてる」みたいな。
 
適当に力を抜いて飲み食いしつつ、お目当の試合まで英気を養っておく。
 
「K-1は最強です。もう「新生」はいりません。武尊(たける)サイコーじゃ。S・フェザー級トーナメントで優勝」
 
もちろんテレビ観戦も同様で、ずーっと画面にかじりついている必要はない。
てか、そんなの土台不可能だしね。
 
途中で飯を食ったり風呂に入ったりしつつ、ボーッと垂れ流しておく。
観たい選手のときだけスイッチを入れ、それ以外はのんびりしていればいい。
 
そういう意味でも、普段のボクシング観戦とは一味違う楽しさがあった気がするのだが、どうだろうか。
 
てか、実は次の日朝早かったので、結構しんどかったんですけどねww
 
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