ワイルダーvsフューリー再戦予想。ちっともわからんから両者のスペックを比較してみる。超人同士のスペクタコーな一戦【予想・展望】

ワイルダーvsフューリー再戦予想。ちっともわからんから両者のスペックを比較してみる。超人同士のスペクタコーな一戦【予想・展望】

ラスベガスウェルカム
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2020年2月22日(日本時間23日)米・ネバダ州ラスベガスで行われるWBC世界ヘビー級タイトルマッチ。同級王者デオンティ・ワイルダーが元3団体統一王者タイソン・フューリーと対戦する。
 
この両者は2018年12月に米・ロサンゼルスで対戦し、結果は1-1(113-113、115-111、112-114)の判定でドロー。その後どちらも2戦を挟み今回の再戦が決定した。
 
「ワイルダー陥落! フューリーがヘビー級史上最強でいいよな。オラが町のごんたくれは“パーフェクトな2秒”を与えられず」
 
王者ワイルダーは前回ルイス・オルティスとの再戦に7RKOで勝利し、10度目の防衛に成功。今回のフューリーとの決着戦を制して無敗記録を伸ばせるかに注目が集まる。
対するフューリーは2019年9月のオット・ワリン戦で顔に2箇所の傷を作るなど大苦戦。3-0の大差判定ながらもワリンの積極的な前進に手を焼くシーンが目立った。
 
 
また現在、WBC以外の3団体王座を保持するアンソニー・ジョシュアがワイルダーとの対戦に名乗りを挙げており、ヘビー級のトップ戦線がますます盛り上がりをみせている。
 
「ジョシュアがルイスJr.を再戦で塩漬け。ジョシュアの安全策とルイスの動きの悪さが…。そっくりさん同士の試合か?」
 

ワイルダーvsフューリーVol.2全然わからない。前回の試合を観直したけど、なおさらわからなくなったww

ヘビー級の頂上決戦、デオンティ・ワイルダーvsタイソン・フューリーVol.2が約1か月後に迫っている。
 
2018年12月の初戦ではフューリーが終始ペースを支配したが、8Rと12Rに豪快なダウンを奪ったワイルダーが追い上げを見せて三者三様の引き分け。両者ともにまったく譲らない「これがヘビー級」という12Rを見せてくれた。
 
僕自身は「若干フューリーがリードかなぁ」と思ったが、ジャッジの1人が115-111でワイルダー支持だったことを考えるといろいろと見方があるんだろうなと。
 
「ワイルダーvsフューリードローww ワイルダーのパンチって何で当たんの? フューリーは2度のダウンから立ち上がる」
 
そして迎える今回の再戦。
いくら考えても僕にはまったくわからない
 
どこかでワイルダーの右がさく裂しそうな気もするし、フューリーがクネクネ捌きそうな気もする。
 
初戦でワイルダーが2度のダウンを奪ったことを考えるとワイルダー有利?
でも、あれだけ壮絶なダウンを食ったあとにピンピンしているフューリーもおかしいよな……。
 
特に最終12Rのダウン後、カウンターでワイルダーをグラつかせたのには本当に驚かされた。
一気呵成に攻めるワイルダーに臆さず左をカウンターでねじ込み動きを止める。あの起き上がりこぼしのような回復力と見切りのよさはやはりとんでもない。
 
この試合を観るのは久しぶりだったが、結局「ネジのぶっ飛んだ超人同士のスペクタコーな試合でした」という感想しか残らなかった。
 
ワイルダーの確信歩きカッチョよすぎワロタww
wilderfury12r
(出典『WOWOW』)
 
なお、このあとフューリーさんは何ごともなかったかのように立ち上がってくるわけですが()
 

ワイルダーの右がもう少し早く当たる? かも? 中盤くらいに山場がありそう?

ワイルダーの右は基本的に水平に打ち出す軌道なので、前回はダッキングを多用するフューリーに序盤はかなり空転させられた。だが7、8Rとワイルダーがやや打ち下ろし気味に変化をつけたことでテンプルを捉え、見事にフューリーからダウンを奪ってみせた。
 
そう考えると、再戦ではもう少し早いラウンドであの右が当たりそうな感じもする。
 
 
ただワイルダーはラッシュのあとにあからさまにペースダウンする傾向が目立つ。オルティスとの初戦でもそうだったが、野獣のような連打で仕留めきれなかった場合、以降2Rほどグダグダな時間が続く。
 
フューリーがどんな作戦を選択するかにもよるが、何となく今回は中盤前後に試合が動きそうな気が……。
 
「世の中には二種類のボクサーがいる。ワイルダーとそれ以外である。天才ワイルダーがオルティスとの再戦を右1発で制する」
 
というか、申し上げた通りいくら考えてもちっともわからないので、ここからは両者のスペックを比較しつつ、10項目50点満点の総計で勝敗を予想しようと思う。
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その1

パンチ力
 
これに関しては間違いなくワイルダーだろうと。
フューリーも29勝20KOという倒し屋だが、ワイルダーの数々のKOシーンを見せられてしまうとぐうの音も出ない。
 
ワイルダー 5-0 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その2

ディフェンス
 
ワイルダーは身長201cm、リーチ211cmのサイズがそのままやりにくさにつながる選手。だが身長206cm、リーチ216cmのフューリーに対してアドバンテージはない。両者が向かい合うとさすがのワイルダーも顎が上がるし、2m超えのサイズであれだけクネクネ動けるフューリーとはやはり差を感じる。
 
ワイルダー 1-4 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その3

スピード
 
一気に距離を詰める瞬間的なスピード、野獣のようなラッシュを持ち味とするワイルダー。
2m超えの身長でやたらと足が長くハイウェスト、リングを自在に動き回るフューリー。
どちらも甲乙つけがたいが、個人的な好みでワイルダーに1票。
 
ワイルダー 3-2 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その4

フットワーク
 
これに関しては断然フューリー。
フューリーはサイドに動きながら左の連打が出るが、ワイルダーは前後のステップが中心。フットワークらしきものはほとんど見られない(僕には)。
 
ワイルダー 1-4 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その5

打たれ強さ
 
ここについてはめちゃくちゃ判断が難しい。
ワイルダーの1発でコテンと倒されたものの、すぐに起き上がってきたフューリー。
それに対し、ワイルダーはオルティスにもフューリーにも明確に効かされたが、グラつきながらも何とかダウンを拒否した。
 
フューリーがダウン後も何ごともなかったように動き続けたことを考えると、回復までに数ラウンドを要したワイルダーよりも打たれ強いと判断するべきか。
 
ワイルダー 2-3 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その6

トラッシュトーク
 
いい勝負だとは思うが、あえて選ぶとすればフューリーか。
「UFCのコナー・マクレガーは俺のマネをしている」などと喚いたり、この人は生粋のトラッシュトーカー、エンターテイナーなのだろうと。

これも仕掛けているのはフューリーの方で、どちらかと言えばワイルダーは「しゃーないから付き合ってやるよ」的なスタンス。

 
韻踏み大好きマンなワイルダーは対人というより、独占インタビューなどで本領を発揮するタイプなのだと思う。

相手との相乗効果で観客を楽しませるより「自分が周りからどう見えるか」の方に重点を置いている感じ。

ワイルダー 2-3 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その7

漢気
 
これはもう、断然ワイルダー。
オルティスとの再戦を受けた理由「オルティスに障害のある息子の治療費を稼いでもらう」により、全僕がワイルダーを支持している。すまんなフューリー。
 
ワイルダー 5-0 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その8

SNS
 
使い方自体の良し悪しは僕にはわからないので、単純なフォロワー数のみを比較してみる。
 
日本時間2020年1月23日23時時点での両者のフォロワー数は下記。
・Instagram
ワイルダー:2,557,777
フューリー:2,531,715
 
・Twitter
ワイルダー:623,084
フューリー:1,320,021
 
どちらもインスタの方がフォロワー数が多く、約250万人とほぼ互角。一方Twitterはワイルダーの約62万人に対してフューリーは132万人。フューリーの方が倍以上多い。
 
上記を合計すると、
ワイルダー:3180861
フューリー:3851736
となり、フューリーに軍配が上がる。
 
ワイルダー 2-3 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その9

ファイトマネー
 
第1戦の両者のファイトマネーは下記。
ワイルダー:400万ドル
フューリー:300万ドル
 
PPVの歩合を含まない純粋なファイトマネーはやはり自国開催のワイルダーの方が上。なおフューリーの米国での知名度が上がった今回がどうなるかはわからない。
 
ワイルダー 3-2 フューリー
 

ワイルダーvsフューリー、スペック比較その10

ファッションセンス
 
好みの問題が大きいので何とも言えないが、僕はワイルダーの方が好きかなと。

 
いやまあ……。決してどちらもいいとは思いませんがww

ワイルダー 3-2 フューリー
 

勝敗予想はワイルダーの判定勝利。ヘビー級だけはマンガでいいのである

両者のスペックをあれこれと比較してみた結果、27-23でワイルダーの勝利という結論に至った。
wilderfurychart
平均値の高いフューリーに対し、ガツンと局所的な爆発を起こすワイルダー。
で、最終的にワイルダーの爆発力が安定感のフューリーを上回る。何とも言えないところだが、両者のファイトスタイルがそのまま結果に表れた印象である。
 
 
というわけで僕は今回、ワイルダーの判定勝利を予想させていただく。
 
「タイソン・フューリー完全に戻してきやがったなw トム・シュワルツを2RボコしてKO勝利。ヘビー級だけはマンガでいいんだよ」
 
いや、たまにはこういうのもアリじゃないっすか。前にも言ったけどヘビー級だけはマンガでいいんですよ。
 
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