堤聖也vs比嘉大吾現地観戦。比嘉惜しかった、堤すごかった。年に何試合も生まれる「年間最高試合候補」の中でも筆頭だねw【結果・感想】

堤聖也vs比嘉大吾現地観戦。比嘉惜しかった、堤すごかった。年に何試合も生まれる「年間最高試合候補」の中でも筆頭だねw【結果・感想】

「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
2025年2月24日に東京・有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing 11」。
セミファイナルの那須川天心vsジェイソン・モロニー戦を目当てに現地観戦したのは下記の通り。
 
那須川天心vsジェイソン・モロニー現地観戦おもしろかった。適応は進んだけどいい意味での“ボクサーらしくなさ”が薄れた気も…。基本的にメンタルが“こっち側”なんだろうね
 
今回はセミセミで行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチ、堤聖也vs比嘉大吾戦についてである。
 
全編視聴は下記↓

 
 

 
結果は9Rに両者がダウンを奪い合う大激戦の末にジャッジ3者が114-114をつけるドロー。2020年10月の初戦に続いて決着つかずとなっている。


 

僕が応援するのは比嘉大吾。前回の武居戦で一気に持っていかれた笑

まず僕はこの試合、比嘉大吾を応援していた
もともとバンタム級の比嘉には興味がなかったのだが、ここ数試合で“バンタム級仕様”のファイトを見つけた感があるのと何より前回の武居由樹戦が大きい。
 
武居由樹vs比嘉大吾感想。前半武居、後半比嘉の判定には納得かな。いい試合すぎて「どっちも負けんな」になった笑
 
僕の中であの試合は武居の勝ちで問題ない。
ただ、心を動かされたのは比嘉大吾の方。
最初は武居応援だったがいつの間にか「どっちも負けんな」「どっちもがんばれ」になっていたことをお伝えする。
 
その比嘉大吾が引退を撤回→堤聖也の保持するWBA王座に挑む。
これは比嘉を応援せなアカンでしょと。
謎の使命感()を胸に足を運んだ次第である。
 
 
前座試合が終わり、会場のボルテージも上がる中で両者が入場する。


 

僕の予想は比嘉の判定勝利。堤有利の声が大きかったけど、そこまで差はない(はず)

そして僕の適当予想は比嘉大吾の判定勝利。
 
比嘉大吾vs堤聖也は比嘉を応援するぞ。前回は比嘉がわずかに勝ってた気が…。激闘を勝ち抜いた堤とバンタム級に適応した比嘉
 
多くの方が堤有利(堤がKOするとおっしゃる方も)をぶち上げる中、「そんなことはないんじゃねえか?」と密かに思っていた(自信はない)。
 
下記の通り僕の中では前回も比嘉の勝ち(勝ち寄りのドロー)である。


あの試合を観る限り両者に力の差はない。
むしろ比嘉の方が有利まである。
 
理由は展望記事で申し上げた通り角度的に比嘉のフックが当たりそうだから。
 
若干背中を丸めて重心を落として構える堤に対し、比嘉のフックはオーバーハンド気味に斜めに飛んでくる。
前戦でも堤の顔の位置と比嘉のフックの軌道がピッタリと合っていた。
 
 
ただ比嘉はややスロースターター気味で、中に入るタイミングを掴むまでに数ラウンドを要する。
また中盤から後半にかけてちょこちょこ休憩のラウンドを挟むせいでそのつど流れを手放してしまう。
 
もともと比嘉はバンタム級では小柄な選手。対戦相手は基本的に自分よりも大きい。
体格差を埋めるためにぶん回しと踏み込みに力を使うわけだが、その分消耗は激しくなる。
 
だが堤は比嘉と得意な距離が似ているので武居のときほど中に入る苦労はなさそう。
前半の様子見タイムを極力短く、途中休憩を少なくできれば最後に比嘉がまくる可能性は十分ある。
 

9Rまではわずかに比嘉のペース。4Rのバッティングでさらに比嘉寄りに…

実際の試合についてだが、いや~、すごかったですね。ホントにすごかった
 
9Rまでは5.4:4.5くらいで比嘉のペース。
 
1R後半から2Rにかけて距離を掴んだ比嘉が前手の差し合いで堤を上回る。
「序盤の様子見タイムを極力短く」と申し上げたが、流れとしては理想に近かったのではないか。
 
角度的に比嘉のオーバーハンド気味のフックが当たるのもその通り。
早い段階でああいう流れを作れたのはめちゃくちゃ大きかった。
 
そして4Rのバッティングで堤が右目から出血する。
あのバッティングの影響でより比嘉に流れが向いた印象である。
 


 
中谷潤人vsダビド・クエジャル現地観戦。いつも通り中谷の無慈悲なKO勝利。でも出来はよくなかった? 若干もっさりして身体が重そうだった。そろそろ減量苦がきてるのかも?
 

堤は自分より小柄な相手が苦手。比嘉とは相性が悪いんだろうな

恐らくだが、堤は自分より小柄な相手が苦手
重心を落として中に潜るスタイルなのもあってか、相手に同じことをやられるとモタつく。
 
またスイッチを繰り返しながらの連打もある程度スペースが必要で、比嘉のように遠間から踏み込んでくる&近場で暴れる相手には機能しにくい。
 
井上拓真戦や穴口一輝戦のように自分が向かっていく展開は大好物。
逆に低い体勢で潜り込んでくる、出入りと連打でかき回すタイプを迎えうつのはあまり得意ではない。
 
堤聖也が井上拓真に勝利!! 「足を入れ替えるだけがスイッチじゃない」みたいなファイト。あの位置、タイミングで飛んでくるの? ってパンチが山ほどあった
 
要するに比嘉とは相性が悪いのだと思う。
 

Advertisement

 

致命的なダウンを喫した堤が直後にダウンを奪い返す。比嘉もあそこから持ち直すってどういうこと?笑

で、例の9R。
先にダウンを奪われた堤が今度はカウンターの右をぶち当ててダウンを奪い返す。
 
堤をダウンさせた比嘉の左はめちゃくちゃコンパクトで、それまでのぶん回しとはタイミング、軌道がまったく逆。おかげで堤の反応も遅れた。
 
一方、比嘉がもらったのはラッシュの間隙を縫っての右カウンター。
ダメージは比嘉の方がはるかに深く、あそこで止められなかったのが不思議なほど。
うつ伏せにどっさり倒れる姿に「あ、終わった」と思ったが、マジであそこからよく立ち上がったと思う。
 
この状態から立ち上がって


 
滅多打ちで腰砕けになりながらも


 
11、12Rには再び戻してくるという。


 
序盤から劣勢を強いられ9Rに致命的なダウンを喫するも、直後にダウンを奪い返してドローに持ち込んだ堤聖也。
「どう見ても終わりだろ」というダウンから立ち上がり、ラスト2Rで持ち直した比嘉大吾。
 
両者とんでもない。
マジでとんでもない。
 
激しい試合が生まれるたびにファンの間から「これは年間最高試合だろ」という声が聞こえるが、この試合は文句なしに年間最高試合候補筆頭である。
 

Advertisement

 

試合後の会見で引退を示唆した比嘉。コメントを聞くかぎり今回は仕方ないかな…

なお試合後の会見で比嘉が(前回に引き続き)引退を示唆したとのこと。


なるほど。
あのダウンの直後はごっそり記憶が飛んでいたと。
「これ以上頭を打たれたくない」思いもあるとのことで、今回ばかりは本当に引退かもしれない。
個人的には戻ってほしい&打倒那須川天心の有力候補だと思っているが、コメントを聞くかぎり仕方ない気もする。

武居由樹戦では後半追い上げるも一歩届かず。
今回の堤聖也戦は勝利をほぼ確実にしながら最後の最後で追いつかれた。
 
2試合連続紙一重で戴冠を逃したことを考えると……。
ここが限界と捉えるか、3度目の正直を狙うか。
 
終わった直後なのでわからないが、何となく引退が濃厚? かな?
 
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 

Advertisement

 
[THE MONEY TEAM] (ザ・マネーチーム) TMT 正規輸入品 MS104-2WK Tシャツ 白ベース×黒 フロイド・メイウェザー・ジュニアコレクション Tシャツ メンズ 半袖 ボクシング アメリカ
 
パーカー メンズ 長袖 スウェット Gennady Golovkin ゲンナジー・ゴロフキン プルオーバー ゆったり カジュアルおおきいサイズ 人気 服 四季 男女兼用 フード付き ベーシック グラフィックプリント
 
マニー パッキャオ (2)おしゃれ 多機能 弁当バック手提げ袋 軽量